剣士×は×ハンター   作:WATAHUWA

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ヨークシンシティ
オカネ×ヲ×カセゴウ


くじら島を出発した3人はネットカフェでハンター専用サイト「狩人の酒場」を見る。

「ゲームの項を。あ、あったぜ。グリードアイランド」

「両方ハンター専用だからあるんだね!」

 

グリードアイランドの情報をやっと見つけた3人。画面に出た「情報提供料として2000万必要」の表示に驚きつつも、振り込む。すると情報が音声で出た。なんでも念能力者が作ったゲームで100本のゲームソフトすべてに念を込めた。ゲームがスタートするとプレイヤーをゲームの中に引きずり込む。プレイヤーがゲームの中で生きている限り、ゲーム機はたとえコンセントを抜いても動き続ける。死ねば止まる。セーブポイントさえ見つかれば戻れるらしい。所有者の証言によると50名のハンターを雇い(そのうち3名はライセンスを持つプロだった)ゲームのクリアを試みたが、還って来た者は誰一人いないそうだ。

 

「……本当かな」

「信頼度は最高峰だから…」

「ハンターサイトの情報だぜ、まず間違いない」

 

他の関連項目をクリックするとキルアの兄の言う通り、「ヨークシンシティで開催されるオークションには8月14日現在までに7本のグリードアイランドが競売申請登録されている模様」と出た。

 

ただし…最低落札価格は、89億ジェニー

 

「はちじゅ…」

「きゅうおく……」

「やっぱ上がってんよ30億も―――!!」

 

思わずキルアは頭を抱えてしまう。無理もない。するとゴンがあることを提案する。

 

「うーん、ねェこれってオレ達も参加できるのかな」

「あ!?見ただろ最低でも89億!!オレらの入り込む余地ねーよ!!」

「流石にいくら何でも無理があるよ」

 

キルアとカオルが言うとゴンは「買う方でじゃなく売る方でだよ」と説明する。

 

「オレ達も何かお宝を探して競売に出すんだよ!」

「上手く行けば大儲けできるかもな!!」

「掘り出し物だったら意外といけるね」

 

まず手をつけたのが一般ネットのフリーマーケットとオークションサイト。

キルアとゴンは電話担当、カオルは買い出しなどを担当する。2人にお金を預け、カオルは2人に頼まれたお菓子やらご飯やらを買っては戻りの繰り返す。

 

「どれくらい稼いだの?」

 

カオルは買い出しなどしていたため金額を知らない。なので聞いたのだが…

 

「…………3人分合わせて残り1626万ジェニー……」

 

減っていた。

 

「……ええ!?え!?一体どういうこと!?少し増えてるならともかく何で減って!?(汗)」

 

8億あった軍資金が1626万。いったいどういうことなのか。カオルは慌てて聞くと

 

 

「くそ―――!!あのジジイまんまと騙されたぜ!!」

 

キルアは叫ぶ。小金を儲けさせて信用させてから大金をせしめるという詐欺の常套手段にやられたそうだ。するとゴンとキルアはなぜか微妙な喧嘩が始まった。

 

「オークションまでの残り2週間誰がいっぱいお金を稼げるか、勝負だ!」

 

勝敗は542万ずつ持って8月31日夜9時の時点で多い人の勝ち。負けたら勝った人の言うことをひとつ、何でもやるだ。そしてカオルも参加する。こうして3人はお金をできる限り稼ぐ勝負をすることにした。

 

 

「と言ってもこの年齢で雇ってくれる人はいない。いたとしても裏の人間で恐らく運び屋されるかもしれないし。んー。」

 

カオルは考える。すると家電量販店の店頭にあるテレビを見つけた。テレビでは一般人がプロ並みの路上ライブをしたことに盛り上がったニュースが報道されている。

 

「………これだ」

 

箱を用意して路上ライブをする。そうすれば多少お金は手に入るだろう。

 

「でも場所どうしようかな。やっぱり広い場所……あ」

 

カオルはある場所へ行く。そこなら教えてくれるだろう

 

 

「すみません!聞きたいことあるんですけどいいですか?」

「なんだいお嬢ちゃん」

 

交番だった。

 

「路上で楽器やりたいんですけどどうすればいいんですか?」

「………えーとお嬢ちゃん。お小遣いほしいならお父さんやお母さんにね(汗)」

 

警官はできる限り優しく説明する。

 

「これ見てください」

「ハ、ハンターライセンス!?え?君ハンター!?」

 

まだ10代前半の女の子がハンターだという事に警官は驚いた。

 

「実は獲物を狙っているんですけどかなりの代金が必要なんですよ」

「うーん。それじゃあ一旦確認して」

 

警官はパソコンでハンターライセンスを確認する。当然本物だ。しばらくしてやっと許可をもらえたカオルはやっていい場所へ向かう。

 

***

 

目の前に箱を置き、笛を構えて準備は完了。カオルは笛を吹き始めた。

 

 

ピヒョロロロ―ピヒョロ―――♪

 

 

フルートとは違う音色が響く。周りの人達も自然と足を止めた。

 

 

ピヒョロ―――♪

 

その音色に客になってくれた人たちは箱にお金を入れる。さていくらになるだろう

 

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