9月1日の早朝、3人はヨークシンドリームオークションという年に一度の世界最大の大競り市へ来ていた。
「うわ―――!早朝なのにすっごい人だよ!!」
「世界最大ってあったから当り前だよ!」
ゴンの言う通り、たくさんの人で賑わっている。しかしキルアは元気ない。
「あ~~あ、4コーナーでムームーダンスがこけなきゃ12倍で入ってたんだよな~」
「博打で1発当てようとするのがまず間違い」
「身を滅ぼしているね」
キルアは博打で稼ごうとしていたのだ。その結果は542万から2億86万…から0ジェニー
「っせーな!お前こそ2週間で1万5000!?路上で空き缶置いただけでもそれよりは稼げるぞ!!実際、カオルは12万は稼いだし!!」
「私は笛で稼いだしねー」
路上ライブでそれなりに稼いだカオルの勝利だった。
ちなみに会う約束しているレオリオとクラピカなのだがレオリオは午後に着き。クラピカは昨日から来てるが仕事中だから時間取れないかもしれないそうだ。
「もし空いたら連絡くれるって」
「オッケ、んじゃ電源オンにしといて…………って、お前らもケータイ買えよ!ハンターの必需品だろが!!」
「と言われてもね」
ジャポンには携帯電話はない。なのでカオルは持っていないのだ。とりあえず3人は携帯電話を買うことにした。
「いらっしゃい!これいいよ!今1番の売れ筋!カードサイズの超薄型!所在地モードがついて待ち合わせに便利だよ!」
店員はおススメの携帯電話を見せる。
「んー。薄すぎない?もう少し丈夫なのはある?」
カオルが確認すると「その通りそれはやめとけ」と待ったがかけられた。
「使えねェ国が結構あるし、防水でもねーし完全に電話だけかける人用だ」
「「「レオリオ!!」」」
「よ!」
現れたのはレオリオだった。するとレオリオは自分おススメの携帯電話をゴンとカオルに見せた。
「オレのオススメはビートル07型。少し重くて値も張るが、全世界対応、屋外での圏外なし、200種類の民族言語通訳機能付き。テレビも観れるし録画もできる。女子だったらそこのニャンフォン07型だな。同じく機能完璧。見た目も女子好み」
そう言って自分の携帯電話と店頭に売ってある携帯電話を見せる。
「え!?マジ!?」
「わー!可愛い!」
それはカブトムシ型とニッコリ笑顔の猫型の携帯電話だ。その機能とデザインにキルアも買いたがる。さっそくレオリオは3人に携帯電話を買ってあげようと店員に話しかける。
「よぉオッチャン、これくれ。いくら?3本で60万!?高――よ8万!3本で。……わかった、他で買うよ」
なんと3個買うと高いため、値切り交渉を始めたのだ。
「うわぁ値切り交渉」
「すげーなあいつ」
「なんかギャラリーが出来てるよ」
しかも根切の結果が1本11万580ジェニー(ちなみにレオリオが以前買った時は曰く「8万29ジェニーでゲットした!」)だった。
「売り子絶対に泣いたね」
「「うん」」
カオルの言う通り店員は泣いたとわかった。
その後、ジンの手掛かりになるグリードアイランドを手に入れるべくオークションに参加したい旨を言う3人。レオリオの「確実に儲かる競売方法」でお金を稼ぐことになった。