剣士×は×ハンター   作:WATAHUWA

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クモ×ヲ×ビコウ

3人がレオリオと合流すべくやってきたのはとある広場。レオリオのいる飲食店に入り、勘づかれない程度に広場を見渡す。旅団は男女のカップルになりすましていた。

 

「もしもし、こちらお尋ねサイトの者だ」

 

レオリオが情報提供者に連絡する。

 

《遅いわよ!!今どこ!?》

 

旅団近くに座る男女が周りを見る。おそらくデートしている時にサイトで見た旅団らしき人物を発見、連絡したようだ。確認したレオリオは「約束の金を振り込むから確認してくれ」と伝える。カップルがご機嫌よく去った。

 

「どうやってあの二人を捕まえるかだが」

「……無理だね。俺たちの手に負える相手じゃないよ」

「なんだと!?」

 

レオリオが文句を言い始める。せっかく狙っている相手がいるのにやめようとするから無理もない。キルアはどれだけ危険か分かりやすく説明する。

 

「あそこにヒソカが2人座ってると考えたら、少しわかるか?」

「あーなるほど。かなり危険だね」

 

1人でも十分恐ろしいヒソカが2人もいる。分かりやすい例えにカオルは納得。ゴンとレオリオも理解してくれた。そして旅団がカップルのふりをしている理由。それはこれだ。

 

「連中がクモだってこと忘れてた。奴等見つかるのを待ってる。獲物が引っかかるのを待ってんのさ」

 

それがマフィアなのか、はたまた別の誰かなのかは不明である。キルアが説明していると例の2人の様子が変わった。

 

「まさかバレたか?」

「様子を見る限りまだバレてない」

「今ここでんなことしたら逆に不自然だっつーの。奴等が今探ってるのはそんなとこじゃない。広場にいる人間の表情や仕草、視線なんかから「違和感」を見つけようとしてんの!」

 

キルアがレオリオ達に笑顔の指導をしていると2人が動き始めた。なのでキルア、ゴン、カオルは尾行。レオリオはゼパイルと合流することになった。

 

「ゼパイルさんは目つき悪い。眉が太い。短い茶髪だから」

「目つき悪い、眉太い、短い茶髪な」

 

カオルはゼパイルの容姿をレオリオに教えた。こうして各自行動を開始する。

 

***

 

キルアとカオルは屋上から旅団の様子を見る。”絶”を使っているから今のところバレていない。しばらくすると2人はどんどん人気のないところまで進んでいく。

 

「………バレちゃった?」

 

2人の様子にカオルは心配そうにキルアに聞く。2人を観察していたキルアは答えた。

 

「……奴らの態度に不自然なトコはない」

「続行だね」

 

さらに進む2人。すると

 

ピタ

 

「「!!」」

 

2人が人気のない場所に止まった。隠れもしない。待ち合わせか3人を誘っているだろう。

 

「動かないね」

《どう?キルア》

「待ち合わせか…俺たちを誘ってるかどっちかだな」

 

なので今は動かず様子を見ることにした。

 

♪~

 

男の携帯電話が鳴った。3人は男の様子に違和感を感じたら脱出することにした。男は話している。その時だ。

 

 

 

「「「!」」」

 

男がキルアとカオルがいる方を見たのだ。寒気を感じ取った3人はすぐさま走る。

 

「「!!」」

 

キルアの前には体格の良い男2人。きっとゴンのところにもいるだろう。キルアとカオルは縦横無尽に動き回る。

 

(今!)

 

カオルは走る。男の1人がカオルを捕まえようとすると

 

『幻日虹』

 

すか

 

(残像!?)

 

カオルの姿がまさかの残像だったという事に驚く男。しかしすぐに捕まえようと行動を仕掛けた。

 

『火車』

 

ガガッ!

 

「くっ!」

 

怯んだすきにカオルは部屋を脱出した。

 

(私が逃げだしたと勘違いさせてキルアを)

 

すぐにキルアを救出しようとしたが

 

「嬢ちゃんやるな」

 

「む(流石にさせてくれない)」

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