「よーし乗ってきた!」
「もう一杯行っとこ!!」
「「「・・・・・・・。」」」
なんとかアジトから脱出できたゴン、キルア、カオル。3人はレオリオとゼパイルのもとへ帰れたのだが、彼らは呑気に酒盛りしていたのだ。なのでゴンとカオルは目が点。キルアは呆れた目をしてしまう。とりあえず様子からしてなかなかの代金になった様だ。
「明日は朝イチから競売だぜ?オレはもちろん行くが、お前らどうすんだ?」
レオリオの問いにゴンとキルアは答える。
「本当は行きたいけど…」
「クラピカに会って、念を教わらなきゃな」
念を教わる。一体どういうことなのか。なんでもクラピカは旅団の1人を倒しているらしい。どうやら念にはまだまだ経験やパワー以外の独特の強さがあるようだ。
ブルルルル、と消音通知にしておいたゴンの携帯電話に着信が入った。その相手は
「クラピカ!?」
「え!クラピカから!?」
クラピカからの電話。驚きの内容だった。
《旅団は…死んだ》
危険度Aランク。熟練ハンターですら迂闊に手が出せない幻影旅団のメンバーが死んだのだ。一体どういことなのか聞いても答えない。それどころか電話を切った。
「………。」
何かを考えたゴンはピッピッとメールを操作する。
「どうしたのゴン」
「何かするのか」
ゴンの様子にカオルとキルアは聞く。ゴンは操作しながら答えた。
「うん。「お昼にデイロード公園で待ってる」ってメール送った」
「「「「???」」」」
強制的に約束をしたゴン。一体どういうつもりなのか。
***
お昼・デイロード公園
ゴン、キルア、カオルの前には沢山の食糧。ゴンとキルアはクラピカを待つ間、早食い対決をすることになったのだ。
「よ――し!!先に食べるのやめた方が負けな!」
「負けないぞ!」
「それじゃよーい…始め!」
カオルの合図にゴンとキルアはガツガツ食べ始める。しばらくしてカオルが気づく。
「あ!クラピカ来た!」
クラピカが来たのだ。来るかどうかわからなかったのでカオルは驚く。
「ぶぁはピカ!!」
「ふぎゃ!!Σ(・□・;)」
それを聞いたゴンは口いっぱいに頬張ったご飯を盛大にキルアと傍にいたカオルに吹っかけてしまったがそんなのお構い無し。ゴンはクラピカの元へ走り、ある事を伝える。
「旅団が死んでこれでやっと1番したかったことに集中できるね!早く見つけてあげなきゃ!仲間達の眼」
確かに幻影旅団はもういない。きっとクルタ族の眼はクラピカを待っているだろう。
そんな話をしている一方…
「もーゴンめ」
カオルはお手拭きで顔を拭いているとだ。
「……カオル」
「ん?」
「やるぞ(怒)」
キルアは怒ってガシッとパイを掴む。
「よし!やろう!」
カオルもハンバーガーを掴んだ。
「もしオレ達にてつだぶ」
べちゃっとキルアとカオルにやられたゴン。
「なにやんだよー!!」
「うるせ!先にやったのはお前だ!!」
「顔にぶっかけたゴンが悪い!!」
3人のケンカが開始された様子を見てクラピカはため息をつき、久々に笑った。幻影旅団がここに来ていなかったら本当はこうして再会を喜びたかったのだ。競売を終わらせたレオリオも合流する。
「久々!!!全員集合だね!!!」
「ホント!!クモのせいで遅くなっちゃったもんね!!」