剣士×は×ハンター   作:WATAHUWA

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グリードアイランド
サイショ×ノ×トラブル


「ゴン!キルア!」

「カオル!」

「よ!」

 

カオルもゴンとキルアと合流出来た。次々にプレイヤーが降りてきてほぼ同じ方向へと歩いていく。

 

「私達はどっちへ行く?あっち?こっち?」

 

実は視線を感じる。カオルの指さした方角に町はあるだろう。

 

「俺は向こうに行ってみたいんだけど」

 

ゴンは指さすとキルアは「オレはこっちに行きたいんだ」と反対を示した。

 

「それじゃあ公平にじゃんけんだね」

 

カオルの提案に異議なし。ゴンとキルアは「最初はグ―――!!」とジャンケンを始める。その結果。

 

「くそォ」

「よーしこっちへGOー!」

「おー!」

 

ゴンが勝った。なのでゴンが選んだ方向へ進む。どうやってカードを集めるのかわからない。町に着いたら情報収集したり、G・I(グリードアイランド)の地図を入手したりしようと話し合う。しばらく草原を歩いていると、ゴンは急に立ち止まる。

 

「どした?」

 

聞くと「上から音が」と答える。カオルは疑問符を浮かべながら上を見る。

 

「何アレ!!」

 

空を見上げれば光る球?のようなものが勢いよく落ちてくるのだ。それは目の前にバシュ!と音を立てて落ちる。現れたのは何処からどう見ても悪っぽい男。本があるからプレイヤーだ。

 

 

「ここは……スタート近くの平原か。……ってことは君達ゲームは初めてかい?ん?」

「バインダーを持ってるってことはあんたもプレイヤーだね」

「なんで出発地点に来るの?」

 

その問いに男は「キシキシ……まぁね」と言う。この男怪しすぎる。

 

「ふーん、キルアくんとゴンくんにカオルちゃんか」

 

「「「!!」」」

 

自分達の名前を当てたことに3人は驚く。

 

「ねェ、なんで名前がわかったの?」

 

ゴンが聞いても「さぁて、何でかな~~??」としらばくれる。男は何を考えたのか「”追跡(トレース)使用(オン)!!キルアを攻撃!!」とキルアに攻撃を仕掛けたのだ。

 

「キルア!!大丈夫!?」

 

ゴンはキルアを心配し、カオルは駆け寄る。

 

「オレに…何した?」

 

キルアはメチャクチャ怒っていた。それを感じ取った男はまた飛んで逃げていった。

 

 

「ちょっとごめんね。自分の名前と私と彼の名前言える?」

「キルアとカオルとゴン」

 

キルアはスラスラ問いに答えた。

 

(意識はちゃんとあり。脈大丈夫。熱は平熱)

 

カオルはキルアに異常がないかを確認する。

 

「今のところは大丈夫みたい」

「あーよかった」

 

カオルの言葉にゴンは安心する。

 

3人は異常がないので町へ行くことにした。しばらくして…

 

「あっ!あった!!街だよ!!」

「懸賞の街アントキバ?」

 

確かに壁には懸賞金絡みの張り紙だらけ。名前の通りだった。

 

「あっ2人ともあれ見て!」

「アントキバ月例大会行事表か」

大きく張り出された月ごとの大会一覧が目に入る。

 

「9月はジャンケン大会だってさ」

 

今月は現実世界と同じく9月だった。

 

「この中も9月なの?」

 

カオルの疑問を確かめるためにゴンが近くの人に日付を尋ねると9月11日だよと答えが返ってきた。リアルタイムみたいだ。

 

「毎月15日開催か……9月の優勝賞品が「真実の剣」」

 

しかも重要アイテムなのか最初に審査に合格した男性や、他にも審査を通過した者達がいた。なので3人も参加することに決めた。とりあえず大会は4日後なので周りに貼ってある懸賞をやることにした。

 

 

ぐうぅ~~

 

あ、と3人揃って顔を見合わせる。3人はメチャクチャお腹を空かせていた。

 

「………////」

 

カオルは顔を赤くする。

 

「腹ごしらえと情報収集と懸賞品、一石三鳥で行くか」

 

キルアの提案の懸賞は大食い(貼紙には巨大パスタ、30分以内に完食で料金無料、懸賞品として「ガルガイダー」をプレゼント)。お腹いっぱい食べられて懸賞品を貰える。更に情報を手に入れられるからだ。

 

「30分以内に完食すればお代はタダ!さらに「ガルガイダー」プレゼント!」

 

 

それではスタート!と店主の合図でパスタを頬張る。カオルも頑張って食べている。キルアは食べつつ情報収集をするのだが……

 

「魔法?なんだそりゃ?」

 

 

ゲームのキャラクターは特定の内容は言えないようだ。

 

 

「アイヤーやられたアル!見事10分と13分29分で3人とも完食!!」

 

「う~食べ過ぎた」

 

カオルはお腹をさする。当分スパゲッティは食べたくない。ソーダを啜って待っていると店主が賞品を持って来た。

 

「お待たせ、賞品のガルガイダー3枚アル」

 

店主はグロイ顔の魚のカード(説明文には3大珍味でうまいとあった)を持ってきた。そのカードの左上には1217、右上にはF-185と表示してある。

 

「これなんのことだろ?」

「店主さん、この数字はなんですか?」

 

カオルが聞くとこれだけは答えてくれた。

 

「オウ君達カード初めてか、異国の人アルか。左の数字はアイテムのカードナンバーで、右の方は記号がアイテムの入手難度のことアル。」

 

難易度はSSからHまで。記号の横の数字はそのアイテムのカード化限度枚数のことらしい。つまりこれはクズカードだった。残念。とりあえず情報収集再開するために外に出ようとした3人。すると店主から待ったをかけられる。

 

「他に注文したアイスソーダ有料ね。3杯で1020ジェニーアル」

 

確かにその通りなのでお金を出したのだが……

 

「…………何ソレ?この島ではお金この状態でないと使えないアル」

 

この世界ではお金もカードだった。なので3人はお代分働くため、ゴンとキルアは皿洗い。カオルは給仕をすることにした。しかしG・Iをやるうえで色々問題が上がる。例えば

 

・カードはバインダーに入れておかないと1分で戻ってカード化出来なくなるから、バインダーに入れておかないと次に使えないことになる

 

・しかしフリーポケットの数は45しかない

 

・フリーポケットの方はすぐ満杯

 

・お金以外にも色々必要なもの出てくるだろうし、割とシビアに入手アイテム絞らなきゃいけない

 

・資金集めはどうするのか

 

 

その後、やっと代金を払う事が出来た3人は外に出た。

 

ザワザワ

 

左側からどよめきと悲鳴が上がる。1番最初に審査に合格した男が仰向きに倒れている。しかも腹部はぐちゃぐちゃで血だらけになっていたのだ。

 

「ねェ何があったの?」

「突然体が爆発したんだ、内側からボーンとよ!」

 

すると突然ブゥゥン、と死体の周りに光が出現し、死体ごと消えていった。ゲームオーバーになったから現実世界の戻ったのだ。この様子を見てゴンとカオルはキルアもこうなるんじゃないかと不安になってしまう。

 

「安心しな」

「「「!!」」」

 

男が話しかけてきた。

 

 

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