男性曰く「このゲームにそんな
「プレイヤー同士で殺し合いをしてるってこと?一体何で……!?」
「プレイヤー狩りさ」
「狩りってことは……もしかしてカードを?」
男性の言葉にカオルは聞く。カオルの問いに男性は「その通り」と言う。存在できるカードには数に限りがある。しかも貴重なカードほどその数は少なくなる。つまりプレイヤーが増えれば増えるほど、限りあるカードが自分に回ってくる確率が下がる。つまり逆に言えばプレイヤーが減れば減るほどカードの配分が増える。G・Iに死者が出る原因の1つがこのプレイヤー狩りだったのだ。
「それであんな残虐なマネをする過激な連中が出てくる。オレ達は逆……数で勝負し決して血は流さない」
「「「?」」」
男性は3人にある提案をする
「オレ達と組まないか…?確実にゲームクリアできる方法がある……!!」
確実にゲームクリアできる方法。それは一体何なのか。「ブック!」
出したのは例の本。3人が距離を置く。カオルは鉄刀を抜いた
「相手がバインダーを出したら自分もバインダーを出す!このゲームに慣れた者なら必ずそうするんだ。」
男は「君達オレがバインダーを出したら緊張したね?お嬢ちゃんに至っては武器を抜いた」と言う。それを聞いて3人はハッとした。
「1度バインダー内のスペルカードで攻撃を受けた経験上オレを警戒したんだろう、しかしバインダーは出さなかった。それは「どうしたらいいかわからない」初心者だから。」
スペルカードでの攻撃はスペルカードでしか防げない。慣れた者なら例えカードを1枚も持ってなかったとしてもバインダーは出す。それがこのゲームで重要なルールだ。
「話だけでも聞く気になったかい?そこの広場だ」
今のところの情報源はこの男とその仲間だけ。キルアがかかってしまった呪文カードの事もあるのでついて行くことになった。
***
広場に着くと3人と同じく選考会に参加した者たちもいた。仲間の男が説明を始める。
「まず君達が1番心配していることを解決しておこう。彼の死は呪文によるものではない。このゲームのスペルの中には人を殺傷する類のものはひとつもない。故に君たちがかけられたスペルで負傷したり、ましてや死ぬことなどありえない。」
スペルは全40種類。移動型、攻撃型、防御型など様々。キルアが喰らったスペルは調査型である。一言で言うと呪文をかけられたプレイヤーは情報を奪われる。自分が現在どこにいるのか、どんなカードを所有しているか。それが敵に筒抜けになる。それが調査型の特徴だそうだ。
先ほど殺された人物は
相手を殺してしまったらカードは奪えない。当初このルールはプレイヤー同士の殺し合い防止が目的だったはずなのだが状況が煮詰まってきて、相手を殺してカード化できるアイテムが1つでも増えればよしとするヤバい連中が台頭してきたという。男は宣言した。
「オレ達がその状況にピリオドを打つ!!同士を募りゲームを攻略する!!協力して欲しい」
しかしその方法は奪うだ。「腕ずくで奪うのか」と呆れるプーハットという人物に、ゴン達を誘った男は「違う!」と声を張る。男が使う方法はスペルを使ってカードを集めるという。スペルカードの中にはカードを奪う呪文、それを防ぐ呪文のスペルカードある。それを独占し使って奪うのだ。殺して奪うよりはマシだったがなんだかそれもどうだろうかと思ってしまう。
そしてゴン、キルア、カオルの答えは…
「オレはいい。自力でプレイするから」
「リーダーがそう言うんでね」
「私も同じく!」
ゴンの言う通り、自力で集めるにした。なぜ自力で集めるのかと言うと…
「あいつらジンの作ったゲーム、殺戮だとか奪い合いが前提だとか、悪い風にばっか言うんだもん」
父が作ったゲームを悪いように言うから嫌だ。協力したくないと思ったようだ。その気持ちを汲み取ったキルアとカオルは殺しは絶対にしない奪い方を提案した。
「例えばプレイヤーが互いにカードを1枚ずつ出し合って、ルールを決めた上での戦闘で勝った方が相手のカードをもらえる」
「絶対にやってはいけないのは殺し。もしやってしまったらカード全部没収!て言うのもどうかな?」
キルアとカオルの言葉にゴンは「アリだ」と言う。
「ま、あんな奴らほっといてオレ達はもっとゲームを楽しもうぜ」
「賛成!さっき言ったのだったら楽しくゲームができるよ!」
キルアとカオルの言葉にゴンは「……うん!」と応えた。
「キルア、カオル。ありがと!」
「「!」」
「2人と一緒にここに来れて……ううん!2人と会えて、オレ本当に良かったよ!」
「………うん!私もゴンとキルアに会えてよかった!」
ゴンとカオルの言葉にキルアは「やめろよバカ、恥ずいだろ」と言う。
「キルア照れてる?」
「なんで?オレ本当にそう思ってるんだよ!!」
こうして3人は次は何をしようかとまた話すのだ。