「それじゃこれからマサドラへ向かうわよ」
ビスケの言う通り、一行はマサドラへ行くことになった。
「いよいよ呪文カードが買えるね!」
「どんなの買えるかな!」
楽しみにしているゴンとカオル。ただしキルアは「金をなんとかしなきゃな」と言う。
するとカオルは気づいた。
「数字の9!」
「「あ!」」
カオルに言われゴンとキルアも気づいた。
「ピンポーン。でもあまりに反応遅い!全員腕立て!!」
当てたが反応が遅かったため、3人全員腕立てをすることになった。腕立て200回を終えた後、一行は出発した。
岩石地帯を抜け、まるでキャンプ地のような1つ目の村を通り過ぎ、廃村になってしまった2つ目の村を通り過ぎる。海辺を走って暫く行くと……
「あっ、あれだ!」
「形面白いね!」
一行はやっとマサドラへ到着。たくさんのバルーンが浮かぶ、建物の形が面白い街だった。
「呪文カードどこで売ってるんだろ」
「やっぱりゲームの人達に聞く?」
カオルが言っているとビスケが「デパート探して」と言う。どうやらデパートで買うようだ。
「キルア、デパートって何?そういうのジャポンに無くって」
「んー。いろんな店が中にあるデッカイ建物って言えば分かるか?」
「ああ。なるほど」
キルアの説明にカオルは理解する。こうして一行はデパートへ入る。商品はやっぱりカードだ。
「店にしたら収納スペースが節約できていいよね」
「でもオレは実物みてから買いたい派だからなー」
「使い方よくわからないよね」
そう話しながら店員を探す3人。
「あ、あのお爺さんじゃないかな?」
プレイヤーがお爺さんにお金カードを渡していた。カオルの言う通り、あのお爺さんが店員だろう。
「お爺さん呪文カードどこに売ってるの?」
ゴンが話しかけると「ああ、あっちのほうじゃ」と答えてくれた。
「ビスケ!呪文カードの売り場が分かったよ!」
ビスケは「疲れてない?」と何故か確認する。ゴンが「全然」と答えると…
「んじゃさっきの岩石地帯まで戻るわよ!」
「「「え―――――――――!!?」」」
まさかの逆戻りだった。曰く修行に必要ない。
「別に貴重なカード持ってるわけでもないし」
とりあえず一行は岩石地帯に戻る。
「ゲイン!!」
デパートに来た理由は修行に使う道具を買いに来ただけだったのだ。修行に使うのはトロッコにロープ、そしてシャベルと懐中電灯3人分。更にさっきそこから戻って来たばかりなのにまた行くのだ。ただし方法が違う。
「今度は文字通り本当にまっすぐ進んでいく!!」
そう言って岩山を指さすビスケ。先ほど出したのは穴掘りに必要な物。つまりだ。
「掘るの♡」
突貫工事だった。
シャベルを岩に刺すと意外と柔らかかった。これなら進めるだろう。掘っていく3人。ただし掘り進めると岩山はだんだん堅くなってきた。そしてトロッコで運ぶのも大変である。そしてようやく…
ボコ
開通した。3人は倒れてしまう。
「多分……200mくらいしか進んでねェぞ」
「ホント?昨日の100倍疲れてんのに……」
「何年後に着くかなー」
3人が話しているとビスケが「休むなら座って」と言う。言われた通りにやると頭上にはロープがつけられた石。自分たちが持っているロープを離したら頭に落ちるしかけだ。
「それから、たまにあたしがこの投げナイフでそのロープを切るから休んでる時も頭の一部は緊張させとくように!」
(師匠とやった時あったなー。これ。失敗したら結構痛かった)
そう思いながらカオルは器用に寝た。
翌朝
「ゴン!?なんだその頭!!」
「なんでたんこぶだらけ!?とりあえず薬薬!」
キルアとカオルは思わず叫ぶ。起きたらゴンの頭はたんこぶだらけだったのだ。カオルは慌てて師匠特製傷薬を塗ってあげる。
「うーん。失敗ばかりしちゃって」
「あーなるほど」
その説明にキルアは納得する。こうして2日目の突貫工事が始まったがゴンの足がおぼつかない。不安だ(しかも2日目の就寝に使う石が大きくなった)。
翌日、3人は岩山を掘り進める。今回からは一味違う。ゴンがカオルの技を真似して念をシャベルに流し込めばいいと気づいたからだ。さらに危険な睡眠(今は岩)でもあっさり避けるようになった。そしてついに
「よっしゃ――――――!!」
「マサドラ(二度目の)到着――――――!!」
「年内についてよかった―――――――!!」
年内にマサドラに到着出来た。喜ぶ3人。ただしだ。
「じゃ、また元の場所戻るわよ!!」
「「「また!?!?」」」
一行はまた岩石地帯へ戻ることになった。