「ざまぁみやがれ」
せめてもの報いをレイザーにしたゴレイヌ。ゴンチームの外野に行ったボールを取りに行こうとした時だ。
ギュオ
「なっ」
巨体の13番が小さい体の2番をボールに投げた。空中でキャッチした2番は13番にパスをする。
「な…」
その連携に驚くゴレイヌ。その瞬間。
メキッ
13番が投げたボールが顔面に直撃。倒れてしまった。(ボールはリバウンドしてレイザーがキャッチした)
「ちょっとあんたなんてことすんのよ!!」
「ゴレイヌさんしっかりして!!」
ビスケは文句(レイザー曰く「敵にパスしちゃいけないなんてルールはないぜ?」)を言い、カオルは気絶したゴレイヌに駆け寄る。
「うわ…ゴレイヌさんが凄い顔に」
「いや嬢ちゃん。ミンチよりマシだぜ?」
ドン引きするカオルの言う通り凄い顔になってしまったゴレイヌ。しかしバリーの言う通りミンチよりはマシだった。こうしてゴレイヌもリタイヤした。
「次は誰かな!?」
勢いよく投げるレイザー。投げた先にいたのはキルアだ。ただしボールは曲がり、カオル、ビスケ、ヒソカに向かった。
(まずい!)
カオルは堅をしつつよける。ビスケは上手よけ、ヒソカもよけたが外野に居た5番が受け止め投げる。確実にヒソカに当たる。しかし
バチュ!!
ヒソカは伸縮自在の愛のおかげで顔に少し傷が出来ただけでなんとか受け止めた。
(袖が…)
堅をしたおかげで怪我はしていないが袖が破れた。ビスケもスカートの裾が破れている。
(念あり、合体・分裂あり、敵にパスありなら…)
「ビスケ選手、カオル選手アウト!!」
衣服も体の一部ということだ。
「残念」
「仕方がないだわさ」
すると
「バック!!」
ゴンが内野に戻れるバックを宣言した。真剣なのかカオルとビスケの問いには「うん」しか答えない
「まったく単純だわさ」
「ヒソカが言うには強化系は単純で一途らしいよ」
「なるほどね」
キルアは腰を落とし、ボールをしっかり持っている。ゴンはジャンケンの構えをしていた。
「やるつもりだね」
「ええ。様子からしてグーだわさ」
「最初はグー!!ジャン!!ケン!!!グー!!!」
ドコ
ボールをブン殴るゴン。勢いよく飛んだボールはレイザーより巨体の13番をぶっ飛ばした。
《No.13アウト――—――—!!!》
13番がアウトになった。バリー達は思わず喜ぶ。しかしゴンはというと
「くそっ!!だめだ!!あんなんじゃ!!」
納得のいく一発じゃなかったのか悔しがっていた。
「あ、やっぱり」
「ホントに単純だわさ」
そう話しているとゴンは”練”をした。
「さすがのレイザーさんも避けるしかないよね」
「ええ」
ビスケはカオルの言葉に頷き、レイザーに「避けた方がいいんじゃない?」と聞く。
「ジャン!!ケン!!!グー!!!!」
ドゴォ!!
ただしレイザーはボールに当たったがレシーブで威力を殺した。おかげでレイザーは怪我一つしていない。
(威力を殺し、受け流した。あれなら堅を使わなくても防御できる)
堅を使わずに防御したレイザー。さすがジンの知り合いだけある。
(ゴン…この人を倒せるぐらいの実力が無いと本当にお父さんに会えないよ)
一方、宙に飛んだボールはヒソカの伸縮自在の愛で回収された
《クッション制によりレイザー選手アウト!!外野へ!!》
「……バック!!」
笑っているがレイザーは初めて冷や汗を流した