「一坪の海岸線」を手に入れた直後、爆弾魔ゲンスルーからの交信が来た。とにかくツェズゲラが考えたのは3週間ツェズゲラ達大人組が時間稼ぎ。その間ゴン達は「この条件ならゲンスルーを倒せる」状況を創り出すことだ。まず怪我をしたキルアは治療に専念、その間に作戦を考える。ビスケはゴンとカオルを鍛えることになった。
「放出系レベル2浮き手」
片手逆立ちの状態になるビスケ。彼女は地面についている片手から念を放出する。
ドウ!!
地面に念を放った瞬間、膝より上に浮かんだ。
「まぁ 最低 このくらい体が浮き上がって合格」
「「よーし」」
ゴンとカオルは片手逆立ちをする。
「「は!!!!」」
ただし
ポフ…
ちょっと浮いただけ。ビスケぐらい飛ぶのにまだ威力が足りなかった。
「その姿勢でいられる限りは続けていいわよ」
「オス」
こうしてゴンとカオルはポフ…と可愛い音を出すだけだ。カオルは考える。レベル1の放出系修行は小さい球状オーラを投げるだけだった。そして今回の修行は地面に放ち、宙に飛ぶ。
(難しい。最初の放出系は小さな念を作って投げるだけだった。確実にこの修行は5、6個は先の修行!)
恐らくレベル2、3をやっているヒマは無いのでいきなりレベル5からやることにしたようだ。
残り5日
レベル5の修行はビスケ曰くコツは水鉄砲だが勢いが足りない。
(ジャポンと海外の水鉄砲は威力が違うからなー)
竹で出来た水鉄砲とプラスチックで出来たハイテクな水鉄砲じゃ威力が違うからだ。
「(体内のオーラを手のひらから一気に出す。一気に……)あ」
どうすればいいのか考えていたカオルはあることを思いついた。カオルは急いで片手逆立ちをする。
(陽華突と頭舞い!頭舞いの龍が陽華突のような勢いで…)
ドォン!!
カオルは勢いよく膝より上。大人の頭辺りまで飛んだ。
「あ!やった!」
「えー!?いいな――!!」
喜ぶカオル。ゴンは羨ましそうに言う。カオルの場合、水鉄砲より陽華突と日暈の龍・頭舞いの方がイメージしやすかったのだ。
「ねえ!どうやったの!?」
威力のある放出をしたカオルにゴンは興味津々に聞く。
「私の技に突き技があってね…」
「へーカオルは水鉄砲じゃねーんだな」
「さっき説明したように「感覚」は1人1人違う。カオルの場合は師匠から教え込まれた技が感覚だったようね」
カオルとゴンの様子を見ていたキルアとビスケは2人の下へ行く。
「ゴン カオル。タイムアップだ。修行は終わり」
キルアの言葉にゴンとカオルは固まる
「え?」
「まだ5日あるよ!?」
ゴンが慌てて言うが「予定変更」という。
「変更ってツェズゲラさん達に何かあったの!?」
ツェズゲラ達大人組はゴン達のために時間稼ぎをしてくれている。カオルは彼らがやられたと思ってしまったが違った。
「ちがうちがう。奴らを倒す作戦が決まったんだ」
ゲンスルー達を倒すための作戦が決まったのだ。
「もう…少しで出来そう かも…」
「いやムリだまされないわさ」
そんなゴンを一蹴するビスケ。キルアに「あきらめろ」と言われ、カオルに「カワイイ音しか聞こえなかったよ(汗)」と言われ、渋々諦めた。こうしてキルアは考え出した作戦を3人に説明する。