剣士×は×ハンター   作:WATAHUWA

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アリ×ト×セントウ その2

その後、8発ぶん殴ったナックルは途中で合流したドフと共にシュートの救出に向かった。一方キルアは他の新技でユピーに八つ当たりしていた。

 

「うわ…物凄く八つ当たり。気持ちはわかるけどさ」

 

そう見守るカオル。するとキルアの姿が消えた。

 

(メレオロン。そろそろ帰って来るってことだね)

 

少しして

 

ガシ

 

カオルもメレオロンに掴まってその場を離れた。

 

「オレたちは充電追えたらゴンとこ戻る。お前はナックルんとこ言ってくれ」

 

ゴンはああなってしまったらテコでも動かない。最悪心中するかもしれないのだ。それを聞いたメレオロンは心配してしまう。

 

「ウソだよ!」

「私たちには「カイトさん」っていう呪文があるから!」

 

カイトの名前を聞けばゴンは大人しくなるはずだ。

 

「こっちは任せろ」

「だからナックルさんのとこへ行って!」

 

キルアとカオルに言われ、メレオロンは「わかった」と言う。

 

「3人とも気をつけろよ」

「メレオロンもね」

 

しばらくして…

 

「よし充電完了」

「それじゃあ行こ!」

 

急いでゴンの下へ向かう。すると

 

「「「!」」」

 

気配を感じ取った。

 

(見られてる……しかもこの気配)

 

 

2人にとって覚えのある気配だ。2人は一回その場から離れ、曲がり角の陰に隠れる。キルアは自分の武器・ヨーヨーを手鏡のように使う。

 

(誰もいない?)

(どういうこと?気配があったはずなのに)

 

2人は疑問符を浮かべてしまう。気配は気のせいだったのか?そう思っていると現れた。両手足の肌はウロコ。額には大きな水晶玉。その顔を見て驚いた。

 

(パームさん!?やっぱり捕まっちゃったんだ!)

(そして変えられた)

 

ゴンはパームのことをすごく心配していた。今の彼女を見れば確実に壊れてしまう。2人はアイコンタクトした。パームに記憶があるかどうかを確認するために出てみると

 

「キル…ア。カ…オルね ゴンは……?」

 

彼女に記憶があった。パームは「こんな姿になったあたしをもうゴンは嫌いになるかしら……?」と不安げに言う。たった1日だけだったがゴンを好きになり、デートしたから心配してしまうのは無理もない。

 

「ゴンは見てくれで人を判断しないよ」

「見た目タコのアリとカメレオン人間と仲良くなったので大丈夫です!!」

 

パームの性格も変わっていない。どうやら変わったのは容姿だけのようだ。しかしある言葉でわかった。

 

「敵だろお前」

 

パームは能力でビスケを見つけたって言っていた。つまりパームは人探しが得意。なら「ゴンは?」と居場所を聞かずに探し出すはずだからだ。キルアが言った瞬間、彼女の髪はまるで貴婦人の姿になり、キルアに打撃を喰らわした。

 

 

「キルア!」

 

ちなみになぜキルアだけ攻撃を仕掛けるのかと言うとキルアが嫌いだからだ。

 

(一回気絶させる?でもパームさんは強化系だから確実に髪で弾かれる!)

 

パームの髪でできた服はまさに鉄壁の鎧だ。するとキルアはゴンの事を偽りなく話す。パームの事をずっと心配していたことを。そのおかげで落ち着いてきた。逆にキルアはというとゴンの様子を言いながら説得した瞬間

 

「あああああぁぁぁぁ!!!」

「キルア!!しっかりして!!」

 

カオルはキルアの下へ駆け寄る。「ゴンを正気にできるのはパームだけ」。そのことで泣いてしまったからだ。その時だ。

 

『スキだらけ予定変更』

「!」

 

蝿の羽を持った小さな人間型蟻がパームに指示をしていた。

 

(させない!!)

 

キルアを守るために、パームがキルアを殺させないためにカオルは蟻に斬りかかる。その時だ。

 

バチ!!

 

パームが蟻を攻撃したのだ。

 

「あんた達の蟻の手先になんか死んでもならない」

「パ、パームさん?」

 

彼女の言葉と表情に偽りなんてなかった。キルアの言葉が彼女を正気に戻したのだ。そしてパームは2人に言う。

 

「ゴンに一番必要なのはあなた達なのよ」

 

ゴン、キルア、カオル。3人を見てきたからこそゴンにはキルアとカオルが必要なのだとわかっているからだ。

 

「………パームさん!!」

「カオル!!」

 

カオルはガシっとパーム抱きつく

 

「ゴンは当然だし私もナックルさんも心配してたんですよ」

「そうね。元気な姿ちゃんと見せないとね。」

 

「あの人たちの事だから号泣しますよ」

「ふふ、あり得るわ」

 

「ノヴさんもきっと心配してます」

「そうかしら?」

 

「この戦いが終わったら沢山甘やかしそうですよ」

「ならデートに行きたいわ」

 

キルアとカオルはパームを連れて移動することにした。

 

ドオォン

 

「「「!!」」」

 

大きな破壊音が聞こえた。3人は急いで走る。破壊音が聞こえた場所に到着するとだ。

 

「イカルゴ!?」

「ホントだ!イカルゴこっち見てー!」

 

キルアとカオルはイカルゴを呼ぶ

 

「キルア!!カオル!!」

 

さらにパームに気づいてくれた。その後4人はナックルと合流することにする。

 

「パァァムゥゥゥゥゥ!!!生きてたかこの野郎!!!ノヴさんに会ったらちゃんと安心させてやれ!!」

 

ナックルは思っていた通り号泣して喜んだ。ナックルを落ち着かせた後、キルア達は話し合う。

 

「終えるか続けるか」

 

王と護衛軍を分断し、ネテロに王討伐を託す。役目を終えた。後はナックルの言う通りこのまま終えるか、それともまだ参加を続けるかだ。ナックルは納得いくまでやるだ。それはキルア達も同じ。なので全員このまま続けることにした。

 

***

 

ゴンとピトーの所に到着するとピトーは治療を終わらせ、女の子は意識を取り戻していた。そしてゴンから女の子を託された。

 

(ゴン……この子を人質に)

 

いつもならこんなことをしないゴンが無力な女の子を人質にした。そのせいでカオルは不安そうだ。そうしている内にゴンとピトーは猛スピードで去った。

 

 

 

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