《えー、これより会長が面談を行います。番号を呼ばれた方は、2階の第1応接室までお越しください。》
まずはヒソカが呼ばれた。次の試験会場に着くのかと思いきやネテロと面談することになったのだ。
「面談なに話すんだろ」
「やっぱあれだろ試験会場に行く前のやつ」
レオリオの言葉にカオルは納得する。実は試験会場に辿り着く途中にも様々な罠が仕掛けられている。実際、ゴン・レオリオ・クラピカもその罠にかかりそうになったのだ。
「あー。あれか。私は大丈夫だったんだけど他の人達が落ちたんだよね。『素直に答えなかったからだ』って怒鳴られていた」
「まさかあれが試験会場に行くためのテストだとはなー。この面談もそれじゃなければいいが…」
やっぱり不安である。
しばらくして…
《402番・カオルさん。第1応接室までお越しください。》
「あ、私行くね」
「おう!頑張れよ」
カオルが呼ばれた。カオルはネテロがいる第1応接室へ向かう。
「失礼します」
「おお、いらっしゃい」
ジャポンをイメージした和室だった。懐かしい和室にカオルは安心する。
「参考までに幾つか質問をするだけじゃから気軽にな」
「はい」
「では君はなぜハンターになりたいのかね」
その問いにカオルは答えた。
「御存じのように師匠はとても強いお方です。幼いころの私は師匠が世界一強いと思っていました」
「ふむふむ」
確かに幼子からすればそう思ってしまうだろう。
「でも師匠は否定し『世界にはわしより強い者がたくさんいる。もし興味を持ったのならいつかジャポンを出てみなさい』と言いました。さらに時々ジャポンに来るハンターの皆さんの話を聞いてハンターになろうと決めたんです」
「なるほど」
ネテロはメモを書く。
「それでは次の問いに行こう。9人の中で注目しているのは?」
「良い意味で99番と405番。悪い意味では44番です」
「ほう。意味の理由は?」
ネテロの問いにカオルは答える。
「99番と405番は飛行船のゲームで見たように伸び代があって将来が楽しみです。44番は実力は上位に入るんですけど強者を倒したい気配が出ているので嫌ですね」
「ふむふむ」
ネテロも納得な理由だ。
「それじゃあ最後の質問。9人の中で戦いたくないのは?」
「99、403、404、405です。すっかり仲良くなったので。もし戦うことになったら一発で気絶させて軽傷で済ませたいです」
「ふむ。よし、面談は終了じゃ」
「わかりました」
こうしてカオルの面談が終わり、彼女は「失礼しました」と退室した。全員の面談が終わり、暫くした時だった。
《みなさま、長らくお待たせいたしました。間もなく最終試験会場に到着します》
到着を知らせる放送が流れる。最終試験、一体どんなものか