けいおん 「おい!これってセクハラじゃねえよな?」そして俺はジェーンと恋をした 作:平沢喜市
それから俺は魚を捌いて刺身やフライの準備していた 目玉料理はマグロの兜焼きならぬ兜蒸しにした ピンポーン 「はーい、唯ちゃん達、いらっしゃい!」 「こんばんわ-!諒ちゃん、魚ってどんなの?」 「皆、コレを見ろ!」 ドーン 「はわわ、マグロの頭だよ」 「西田さん、凄いですね!」 「憂、全部、玄界灘の魚だから旨いぞ!」 「わあー」 「来れなかったのはムギだけか?」 「ムギはフィンランドだってさ」 「そうか、さすが、お嬢だな!」 「西田さん、あの頭って本当に食べるんですか?」 「おう、澪、目玉の辺りなんか特に旨いぞ!」 「め、目玉?」 「律、澪に目玉の周りの身を取ってやれ!」 「へーい」 「まあ、騙されたと思って食ってみろ!」 「ああっ、コレ美味しいっ!」 「諒ちゃん、おいひいよー」 「だろーが、ガハハ」 「何か、いつも食べてる魚と違うです!」 「おっ、さすが猫だけに気付いたか、あずにゃん!」 「あははは」 「まあ、九州の良いとこの1つたい!」 「わあー、私も九州に行ってみたいなー」 「私も」 「私もー」 「ああ、皆、自分の力で来れるようになったら、いつでも来てくれ、面倒見るからよ!」 「諒治さん、本当に先生みたいだね!」 「頼れる先生みたいだわ、うふふ」 「お袋さん、騒がしくてすいません!」 「いいえ、こんなに賑やかな年越しは初めてだから嬉しいの」 やっぱり帰省しなくて正解だったな 葵も、お袋さんも楽しそうにしているのを見て、つくづく思った それから皆でトランプやったりテレビを見てたら いつの間にか 憂と葵が年越しそばを作ってくれていた 「おっ、さすが憂料理長だな!」 「諒治さん、やっぱり憂ちゃんは凄いよ!」 「そ、そんな私なんか」 「いやいや、私は花嫁修業中だから色々と教えて!お願い!」 「俺からも頼むぜ、憂師匠!」 「えっ、そんな」 「憂、諒ちゃんと葵先輩の頼みだから断れないよ」 「うん、分かりました!」 「良かったな!葵」 「うん!」 今年も終わったな 去年からは考えられない状況だが 今は幸せだと思う 「よし、年も明けた事だし皆、送っていくぞ!」 「はーい」 そして穏やかな正月休みを過ごしていた 3日の朝 プルルルル 「もしもーし、諒ちゃん!初詣でに行かない?」 「おう、あそこの神社で良いんだな?」 「うん、待ってるねー」 「葵、あいつらの合格祈願に行こうぜ」 「うん、そうだね!」 そして神社 「あっ、西田さん!葵先輩!大晦日はご馳走様でした」 「よう、皆もう少しの辛抱だから頑張れよ!」 「はーい」 「葵、御守りを買って来てくれ」 「うん」 ガランガラン パンパン 「まあ、3年生は皆の合格祈願だよな?」 「はい!」 「そして、あずにゃんは先輩達の合格祈願と新入生の入部祈願だな?」 「ううっ当たりです」 「じゃあ、皆、ほれ、御守りたい!」 「わあー、西田さん、ありがとうございます!」 「諒ちゃん、大好き!」 ダキッ 「おいおい、唯!」 「唯ちゃん、駄目よ!」 「でへへ、葵先輩、失礼しやした!」 「葵、怒るな、唯は抱きつき魔だからよ」 「何それ、あはは」 「あははは」 「諒治さん、あそこ」 「ん?ありゃ、さわ子じゃねえか」 何だか木に沢山の、おみくじを結んでるな 「おい!」 「あっ、兄ちゃんに葵」 「お前、どんだけ、おみくじ引いたんかい!」 「だってー、出会いがないのよ!」 「お前は中身が問題やけんのう」 「うぐっ」 「あははは」 「りっちゃん!」 ギロッ 「ごめんなちゃい」 「だから生徒をビビらせるな!」 「ううっ」 「まあ、俺の同級生で良かったら紹介できん事もないったい」 「本当?」 「まあ、イケメンじゃねえから、そこは期待するな!」 「う、うん」 「でもな、大手ゼネコンの社員だから、お前に惚れたら、こっちに転勤して来てくれるかも知れんぞ」 「兄ちゃん、紹介して!」 「分かった、葵を紹介してくれたお返したい!」 「さわ子、チャンスだね!」 「うん!」 「うわー、さわちゃん頑張ってー!」 「もちろんよ!」 「諒治さん、紹介してあげるって誰なの?」 「ああ、浩たい」 「ええーっ、セクハラの人?」 「まあ、浩は普通に良い奴だし、さわ子も酔ったら変態になるし、丁度良いんじゃねえか?」 「あはは、そうだね!」 それから俺は浩に何も告げずに、さわ子の画像を送った プルルルル 「おう、浩か!」 「西やん、何ね、えらい美人の画像が来たけんビックリしたばい!」 「ありゃ俺の従姉妹で山中さわ子たい、お前、付き合ってみるか?」 「良いんね?」 「まあ、さわ子がOKならな!そんで聞きてえんだがよ、もし上手くいったら桜ヶ丘に転勤して来れるか?」 「俺あ、もう両親もおらんし妹だけやけん良いばい!」 「よし、じゃ連休の時にでも、こっちに来てくれ!さわ子に会わせるけんよ」 「分かった、西やん、ありがとう!」 そして、さわ子に浩の画像を送った プルルルル 「あ、兄ちゃん!画像が来たんだけど真面目そうな人ね」 「嫌じゃねえだろ?」 「うん」 「それでな、浩の奴は、えらく乗り気みたいでな、お前と上手くいったら、こっちに転勤してくれるみたいだぞ!」 「まあ、そうなの?」 「取り敢えず、連休の時に浩が、こっちに来てくれるらしいけんよ、どげん忙しくても時間空けろよ!」 「うん!大丈夫よ」 「そんで、お前のアパートに泊めてやってくれ!」 「ええーっ!」 「冗談たい!ガハハ」 「もー、兄ちゃんたら」 「じゃ、宜しく頼むぞ!」 「うん、じゃあね」