けいおん 「おい!これってセクハラじゃねえよな?」そして俺はジェーンと恋をした 作:平沢喜市
「紀美ちゃんは陶芸に興味あるのかい?」 「うん、やってみる機会が無かったの」 「そうか、まあ洋介も最近になって、陶芸家で飯が食えるようになったって言うとったよ」 「そうなんだ」 「じゃあよ、俺は3月に一旦、九州に帰るからよ、そん時に一緒に来ねえか?葵も一緒だしよ」 「えっ、良いの?」 「ああ、俺の家に泊まれば良いけん交通費だけで良いからな!」 「紀美、一緒に行こうよ!」 「うん、決めた行く!」 「洋介に言っとくから、陶芸も体験させてもらえよ」 「わあー、楽しみ!」 「何ね、西やん、あんた美人の知り合いが多いね!」 「まあ、皆、さわ子絡みたい」 「あっ、河口紀美です、宜しくお願いします!」 「宇藤浩です、宜しくね」 「紀美ちゃんも葵と一緒で、さわ子の同級生たい」 「そうなんね」 「そんでな、紀美ちゃんに洋介を紹介するって話してたとこたい」 「あー洋介ね、あいつは変人やけんねー」 「お前も似たようなもんやろうが」 「そうかね、ハハハ」 「じゃ、浩とさわ子も少しは馴染んできただろうから言っとくぞ、浩は酔ったらセクハラ大王になるし、さわ子は変態になる、お互いに覚えとけよ!」 「兄ちゃん!」 プンスカ 「西やん、変態っち何ね?」 「まあ、女王様に変身する事あねえから心配せんで良いぞ!」 「あーっはっはっはっ!」 「紀美、笑いすぎだよー」 「だって葵、これ結構お似合いのカップルだよ!」 「あはは、そうかも」 「よし、今夜は帰るか、浩、ホテルまで送るぞ!それとも、さわ子のアパートに泊まるか?」 「兄ちゃん!」 「冗談たい、ガハハ」 「明日の場所と時間を浩と打ち合わせて帰れよ!」 「うん」 そして次の日 「諒治さん、さわ子達、上手くいってるかな?」 「大丈夫だと思うがな、昨夜もスムーズな感じで話してただろ」 プルルルル 「もしもーし、諒ちゃん、お父さんが早めに来て下さいって言ってたよ」 「ああ、分かった、唯、勉強せえよ!」 「ほーい」 平沢家 「こんばんわ」 「西田さん、葵さん、こんばんわ」 「西田さん、待ってたよ!」 「平沢さん、お邪魔します」 「あ、そちらは葵さんだったね?」 「はい、こんばんわ」 「西田さん達には唯と憂がお世話になってるみたいで本当にありがとう!」 「いや、大した事はしてあげてないですよ」 「いやー、玄界灘の魚って羨ましかったよ、唯が凄く美味しかったって言ってたからね」 「ああ、前もって知らせといてくれたら準備出来ますよ、まあマグロは時期がありますけどね!」 「んーとねー、あと鯛も美味しかったし、鯵もでっかくて美味しかったよー」 「そうか、唯、じゃあ、次回帰った時の楽しみにしておくよ」 「はい是非どうぞ」 「ところで西田さんは来年、工事が終わったら桜ヶ丘には、もう来ないの?」 「いえ、葵の家もありますし、それに5年以内に兄貴が九州に帰って来れそうなんで、そしたら、こっちに住もうと思ってるんですよ」 「えっ?諒治さん」 「葵、そうゆう事たい!」 「うわー、諒治さん、大好き!」 ダキッ 「おいおい、ココは平沢さん家だぞ!」 「まあまあ、西田さん、良いから!母さん、私達もな!」 「あなた!」 ダキッ 「憂ー!」 「お姉ちゃん!」 ダキッ おいおい平沢家は抱きつき一家かよ! そして俺は平沢さんが用意してくれた高級スコッチを飲みながらアフリカでの出来事を話した 「ウガンダに行った時に、あまりにも暑かったもんで川に入ろうとしたらカバに追いかけられてですね、あんだけ重たそうな体だから楽に逃げ切れると思ったんですよ」 「それで、どうなったの?」 「それが、無茶苦茶凄い速さで突進してきたんですよ、それで、すぐに追いつかれると思ったから木によじ登ったんですよ」 「うんうん、それで?」 「そしたら今度はライオンが現れて俺は死んだなと思いましたよ、でカバとライオンが戦って、カバがライオンを撃退して、そのまま去ってくれて、今、俺は生きてる訳です」 「そりゃ災難だったねー」 「はい、それで後で聞いた話によるとカバって縄張り意識が強くて時速50キロ位で走れるそうなんですよ、しかもワニよりも被害者が多いそうです、無知って怖いですよね!」 「なるほどねー、でも西田さんだったらライオンなんか、ぶっ飛ばしそうだけどねー!」 「勘弁して下さいよ!」 「ワハハ」 「あははは」 平沢さんはヨーロッパやアメリカみたいな先進国ばかり行ってるらしいから、後進国ばかりに行った俺の話を興味深く聞いていた 「じゃ、平沢さん、俺も葵も明日は仕事なんで、ボチボチ帰りますね!」 「西田さん、今度は早めに連絡するからね」 「待ってますよ」 「諒ちゃん、またねー」 「唯、もう少しだからな!」 「うん!」 「憂、葵のコーチ頼むな!」 「はい、任せて下さい!」 2月も中旬になろうとしていた 今日はバレンタインデーそして唯達の合格発表の日でもある 俺は仕事を終えて葵の家に寄っていた 「おう、お疲れさん」 「諒治さん、お帰りなさい」 「諒治さん、甘い物は苦手だったね、だから、はいコレ!」 「ん?おお、オールドパーか、すまねえな!」 「信代ちゃんに聞いたらコレが良いって」 「ああ、俺も今や中島酒店のお得意さんらしいぞ、ガハハ」 プルルルル 「おっ、唯どうだった?」 「えへへ、ブイッ!」
「そうか、合格か!」