アーチャー、アルセーヌ・ルパンはマスターであるとどめきと紅茶を嗜んでいた。
「マスター、聞きたいことがあるんだが。」
「どうしたんじゃ?」
「マスターは魔術師なのか?蔦を操るとなると私は魔術しか心当たりがない。」
「クフフ…話すと少々長くなるぞ?」ととどめきは楽しそうに話し始めた。
「蔦…植物を操れたのは妾が魔眼を所持しているからだ。」
「妾の始祖は鬼だったらしい、百々目鬼という名のな。だが、“雷公”源 頼光により魔は都より排された。以降、妖が生きにくい陽の時代となった。我一族の悲願は始祖 百々目鬼の復活、妖が跋扈する隠の時代の再来じゃ‼︎」
「・・・で、マスターは聖杯を使い、一族の悲願を果たすのか?」
『まさか…するわけがなかろうて』
とどめきはニンマリと満足そうに笑みを浮かべた。
「鬼とは、自由奔放で無くてはならぬ。酒呑童子や茨木童子もそのようにしただろう。妾は妾のしたいように生きるのだ!一族の悲願なんぞに縛られる筋はない!」ととどめきは宣言した。
「アーチャー、一族の誉れを義とする貴殿にはわからないかの?」
「ーー私は紳士である前に“怪盗”だ。マスター、とどめきよ…1つ伝えておかなければならないことを忘れていた。『怪盗とは究極的な
「クフッ…クフフフフフフフ!で、あるか!」ととどめきは腹の底から笑った。
「ふぅ…アーチャー、貴殿が英霊ではなく人であったならば妾は貴殿を伴侶とすることを望んだであろうな。」と彼女は口角を上げた。
「残念だったなマスター…これでも私は妻帯者なんだ。」と言うとアーチャーは帽子を目深に被りなおした。
「むぅ…つれないのぉ…甘い一夜を過ごそうと思ってたのじゃが…」
「マスター、令呪を向けるな。そして近付いて来るな。年頃のレディがそんなことをする物ではない。」
甲斐性がない、などととどめきはブツクサ言いながら自分の部屋に戻って行くのを見送りながら、内心肩を撫で下ろすアーチャーであった。
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アーチャーを赤神町 碧王山廃洋館にて確認。
ーー真名 アルセーヌ・ルパン
情報取得完了
筋力C+ 耐久D 敏捷A+ 魔力E 幸運A++
ーー幻霊■■■の■■■■により霊基数値上昇
計画通りである。
英霊達は我々の手の平で踊る人形と同義
盤上の駒である
須らく聖杯戦争を遂行させよ。
我らが使命を果たせ。
聖杯は我々の手に
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[赤神町 逢仁高校屋上]
月の光に照らされる人影があった。肌や髪は白く、生物の温かみを感じられない。何よりその少女の身体には歯車やチェーンなどと言ったものが服や髪の隙間から覗かせており、人ではないことがわかるだろう。
「残るサーヴァントは3騎…」
「それよりも冬木の聖杯戦争を踏襲するにしろ、聖杯大戦を踏襲するにしろ登場人物が足りません。」
「この
「疑念?否定。私、否、我々に感情はありません。唯、粛々と為すべきことを為すのみ。そうであれと望まれたのですから。」
「聖堂教会ですか…此度の聖杯戦争は私の管理下にあります。聖堂教会が立ち入る事は出来ません。ですが、それでは『聖杯戦争』と呼ばないでしょう。」
「・・・全ては主のシナリオに沿うよう。介入せざるおえないようです…」
と虚気味に少女は呟くと虚空へと消えた。
ーー残るサーヴァントは後■騎