呪詛師殺しの僕(完)   作:藍沢カナリヤ

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じゅじゅさんぽ 紡とシャーロット

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一級呪術師・シャーロット。

本名ではなく、彼女自身がそう名乗っているそうです。

術式も不明ですが、呪力操作による肉弾戦は相当できると聞いたことがありました。

そんな彼女に私が修行をつけてもらっている時の話です。

 

 

ーーーー高専女子寮内ーーーー

 

 

外は雨。

いつも私たちは高専の運動場で修行をしていました。

だから、今日は、

 

 

「………………」

 

「………………」

 

 

「あー! 負けたァァ!!」

 

 

シャーロットさんと一緒にゲームをしていました。

 

 

「なんで勝てないカナァァ!!」

 

 

ゲームに負け、すっごく悔しがるシャーロットさん。

ちなみに、20戦20勝。

もちろん私のですが。

 

 

「……シャーロットさん」

 

「もう一回! もうイッカイ!!」

 

「シャーロットさん」

 

「分かった! ワタシが勝つまでやろう」

 

 

何が分かったんですか……。

 

 

「シャーロットさん、これが何の修行になるんですか?」

 

 

私たちは、コントローラーが2色のゲーム機で世界の遊びを集めたゲームを延々何時間かやり続けていました。

修行の一環だという話ですが……。

 

 

「え、あー、そうそう。集中力!」

 

「…………」

 

「ゲームをずっとやることで集中力がつきます」

 

「…………」

 

「…………ウソです」

 

 

やっぱりですか。

私が間借りしているこの部屋に、お菓子とゲーム機を持ち込んできた時に気づくべきでした。

 

 

「シャーロットさん」

 

「見捨てないでよ、ツムギぃぃ、ワタシもヒマなんだよぉ」

 

「…………はぁ」

 

 

そう言って泣きついてくるシャーロットさんを見ると、あの時のことが嘘のようです。

私が明ちゃんも失って落ち込んでいたあの出会いの時。

 

 

ーーーー回想ーーーー

 

 

「やぁ、キミがツムギ?」

 

 

突然高専女子寮の一室にいた私に声をかけたのは、ブロンドヘアの女性。

モデル顔負けの美人。

 

 

「貴女は誰ですか。どうやってこの部屋に……」

 

 

入口は鍵をかけてあるし、ここは五階。

普通なら入ってこれる訳がありません。

 

 

「ん? ワタシはシャーロット。一級術師だよ」

 

 

彼女はそう名乗りました。

シャーロット。

聞いたことがあります。

呪力操作と体術は超一級だという噂で、その技術は五条悟にも匹敵するとか。

 

 

「あ、それウソ、ブラフ。そう言っとけば、ケンカ売ってくるヤツもいなくなるでしょ」

 

 

メンドウクサイじゃん?

そう言う彼女。

 

 

「じゃあ、なんでそれを私に教えたんですか……」

 

「キミから例のスガヤナガツキについて聞こうと思ってさ」

 

 

長月ちゃんのこと。

そうか。

彼女が長月ちゃんの処刑執行人。

なら、私は……。

 

 

「…………」

 

「悩んでるフリ?」

 

「え……?」

 

「だって、キミ、そのナガツキのことまだ信じてるじゃない?」

 

「………………」

 

 

どう答えればいいか。

考える私に彼女は笑ってこう言いました。

 

 

「ダイジョブ。ワタシはカワイイ子の味方!」

 

「ねぇ、ナガツキってカワイイのかい?」

 

 

ーーーー回想終了ーーーー

 

 

あの笑顔に少し救われたような気になりました。

まだ味方になってくれそうな人がいるって。

なのに、

 

 

「ツムギぃぃ、ワタシのヒマつぶしを奪わないでぇぇ」

 

「…………はぁ」

 

 

これですからね。

かっこいいと思った私の気持ちを返してください。

 

 

「…………シャーロットさん」

 

「ウン……なに?」

 

「ケーキ買ってありますけど、食べますか」

 

「食べる!!」

 

 

 

長月ちゃんの無実は必ず私が証明してみせます。

そのために私は強くなるんです。

強くなって、長月ちゃんに罪を着せた人物を捕まえる。

それが私の今したいこと。

 

でも、まぁ。

たまにはこんな日もいいのかもしれません。

何も考えずにいるこんな時間も。

 

 

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次作でもアンケートとってますが、主要キャラ落書き(デフォルメ絵)してもいいですか? ※未経験者なので雰囲気だけ伝わればよいものとする

  • よい・やってみせよ
  • 完結したんだからNG
  • いや、むしろ私が書こう(有能絵師)
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