次はお前らが喰われる番だ   作:サンバガラス

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第1話 復讐のアマゾン

此処は神の空間。その場所に1人の少年と神様が居た。神様は間違えて少年を殺してしまったと、少年に謝る。そして誠意の形として、彼を違う世界に転生させる事にした。神様は少年に転生特典を与えると言ったが、少年はそれを断った。困り果てる神様。そこで神様は、《転生特典は与えるけど君自身が危険に陥った時までは封印、とかで良いかな?》と聞いた。少年はそれを承諾し、転生したのだった。

 

 

 

少年の第二の生は、山の中にある家で始まった。そして少年は堂山狩谷(どうやま かりや)と名付けられた。狩谷の家は少し貧しかったが、幸せに暮らしていた。その後弟の紘也、妹の綾が生まれ、一家は幸せに満ち溢れて居た。だが、そんな幸せはいつも、突如として壊れてしまうものだ。それは狩谷が14歳の時だった。狩谷が川に仕掛けていた罠を回収するのを忘れていた。狩谷が身支度を整える最中、母が言う。

 

「夜は危ないから明日にしたら?」

 

「でも今夜は食べ物が無いだろ。俺は我慢出来るけど紘也達はまだ小さいから、我慢出来ないしさせたくない。それじゃあ行ってくる」

 

「待って!鬼が出たら逃げるのよ!」

 

「はぁ・・・分かった」

 

そう言って川の方に行き、罠を回手早く収した。

 

「4匹か・・・・・まぁ、俺が我慢すれば良いかな」

 

狩谷は魚と罠を持って家に帰って行った。

 

「ちょっと遅くなったな。ただいm!!!」

 

だが、そこには全身から血を流して死ぬ家族が家の姿があった。狩谷は魚と罠を捨て、死んだ家族の方に駆け寄り抱き起こす。

 

「母さん!!父さん!!紘也!!綾!!どうしたんだよ、おい!!」

 

狩谷は必死になりながら家族に声を掛けていた。家族はもう死んでしまっていることを認められずに。

 

「悪い冗談はやめてくれ、頼むから起きてくれ!!」

 

狩谷は涙を流した。すると家の中か声が聞こえた。

 

「まだ稀血がいたのか?」

 

「!?」

 

家の中から1人の男が現れた。狩谷はその男を睨む。

 

「お前が、お前が、俺の家族を殺しやがったのかぁぁぁ!!!」

 

狩谷はその男を殴り掛けたようとしたが、逆に首を掴まれしまった。

 

「グッハ!!!」

 

「五月蝿い奴だ」

 

男は狩谷の首に触手を突き刺して、家の中に放り投げた。狩谷は、身体を引き裂かれるような激痛に襲われのたうち回る。

 

「グウァァァァ!!!!く、苦しい!!い、痛いッ!!」

 

そして暫し呻いていたが、段々と動かなくなる。朦朧とする意識の中で、狩谷は男の声を聞いた。

 

「この程度の量の血で死ぬとは・・・・・稀血でやってみたが、太陽を克服する鬼などそうそう作れたものでは無いな」

 

男が指を弾き鳴らすと、何処からともなく別の男が現れた。

 

「どうかされましたか、無惨様?」

 

「撤収だ、何の収穫も無かった。柳。私に殴り掛かった、そこの稀血を喰っておけ」

 

「御意」

 

狩谷は柳に喰われた。そんな中狩谷は復讐に燃えていた。

 

(そんな事でか?・・・・・そんな事で俺達の家族を殺したのかッ!!殺すッ!!絶対に殺してやる!!必ず、殺してやる!!)

 

そして狩谷の転生特典が発動した。狩谷の転生特典は、アマゾン細胞だった。狩谷の中のアマゾン細胞は無惨の血喰らい、完全に適合した。狩谷はアマゾンと鬼の合成生物となったのだ。そして狩谷は自身を喰らっている柳と呼ばれた鬼を殴り飛ばす。狩谷はいつの間にか手にベルトを持っていた。アマゾンズドライバーだ。狩谷はドライバーを持って、フラフラと鬼に寄る。そこには少し驚いている無惨と怒り狂う柳がいた。

 

「ほう。鬼として蘇ったか。丁度良い。この鬼舞辻無惨の為に存分に働け」

 

「・・・・」

 

狩谷は無言でドライバーを腰に巻く。すると、心音とエンジン音を混ぜたような不気味な音が鳴り始めた。

 

「何だこの不愉快な音は?今すぐ止めろ。貴様聞いているのか!!」

 

無惨の言葉に耳を傾けず、ドライバーの左に付いたアクセラーグリップを握り、捻った。

 

《ALPHA》

 

「アマゾンッッッ!!!」

 

刹那、溢れ出す赤色の光と熱波。その熱波によって、木造の家は吹き飛び焼き付く。そして蒸気が晴れた時、狩谷は姿を変えていた。

 

《BLOOD・AND・WILD!!W・W・W・WILD‼︎》

 

狩谷の姿は、ピラニアを模した仮面ライダーアマゾンアルファのそれ。しかし、色が違っていた。体が白く、目が赤色。無惨の血によって変貌していたのだ。言うなれば、アルファオーガ。無惨は少しだけ、恐怖した。無惨が初めて見る生命体であったから。

 

「・・・柳、やれ」

 

柳は無惨の言葉を聞くや否やオーガに向かって攻撃したが、オーガは容易く避け、柳の腹を殴り付ける。

 

「ごぶぁッ!?」

 

『ハァ!!』

 

更に仰け反った柳の首根っこを掴み、続け様に肩や顔面などを打ち据えた。

 

「クソォ!殺してやるぞクソガキがァ!!」

 

激昂した柳は、不用心にオーガとの間合いを滅茶苦茶に詰める。オーガは冷静に、再びアクセラーグリップを捻った。

 

《VIOLENT SLASH》

 

オーガは微かに身を躱し、すれ違いざまに肥大化させたアームカッターで柳の胴体を横一文字に両断。上半身と下半身は泣き別れとなる。

 

「うぎゃァァァァァ!!!痛い!!痛い!!イタイィィ!?」

 

オーガは柳の顔を踏みつけながら、言った。

 

『さっきはよくも、俺を喰ってくれたな。今度は、お前が喰われる番だ」

 

そして、腕を掴み無理矢理に引きちぎった。千切れた皮膚や筋肉、血管から噴き出した夥しい量の血が、屋根が吹き飛び野晒しになった土間に大きな血の池を作る。

 

「グワァァァァァ!!!う、腕がァァァァ!!」

 

『んじゃあ。いただきます』

 

オーガは引きちぎった腕の上腕筋を喰い、鼻をならして投げ捨てた。

 

『そこそこの味だな。もう死ね』

 

「ま、待て!!」

 

『待たない』

 

オーガは柳の顔を踏み潰した。顔を潰された柳は身体が灰となって消える。本来鬼は日輪刀で首を斬るか、太陽の光を浴びない限り死なない。だがオーガはアマゾンでもあり鬼でもある為、血鬼術を無意識に使っていた。その名も再生滅殺。攻撃するたびに相手の再生能力を弱らせ殺す能力。故に鬼を殺せたのだ。オーガは無惨の方に向き直る。

 

『次はテメェだ。俺の家族の仇を取らせてもらうぜ!!』

 

「!?」

 

無惨はオーガに5本の触手を伸ばして攻撃したが、オーガは触手を掴み無理矢理引きちぎった。

 

『こんな程度か・・・・』

 

「貴様ぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

無惨は怒り、背中から大量の触手を伸ばす。喉を鳴らし息を吐きながら、オーガは三度アクセラーグリップを捻った。

 

《VIOLENT SLASH》

 

アームカッターを振るって斬撃として放ち、触手諸とも無惨の胸をバックリと斬り裂く。大きく開いた傷口、から大量の血が吹き出した。

 

「ぬあァァァァァッ!?ば、馬鹿な!?」

 

だが、流石は鬼のボス。再生能力を殺し切る事は出来なかった。しかし、それでも再生は明らかに鈍く、遅くなっている。オーガが再び無惨に攻撃しようとしたが、何処からか琵琶の音が鳴り、無惨は突然現れた襖の奥に消えた。オーガは変身を周囲を警戒し、生き物の気配は無いと分かったのか変身を解除。狩谷は墓を作り、死んだ家族を埋めた。

 

「俺行くよ。母さん達の仇を取りに。だから休んでいてくれ」

 

そう言って、狩谷は無惨を殺す為の旅に出た。これは1人のアマゾンが鬼どもを喰らう物語である。

 

 

 

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