Historia~彼女を救う彼女の物語~   作:瞬く陰と陽

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鋼の超感謝祭、楽しかった!

俺は伝説を目にしてしまったよ…


今月と来月はいろいろ絞って4thに備えねば。



頑張りましょう全国のプロデューサーの皆さま!


The party must go on

目を開ける。

 

背中に感じる感触から自分がベッドの上に横たえられていることが分かった。

 

 

なぜこうなったかを思い返し、

 

 

 

「…⁈グゥッ⁈」

 

 

(龍丸)は跳ね起きた。

 

 

 

「おはよう、龍丸さん。」

 

 

ありふれた朝の挨拶。

しかしかけられたその声に聞き覚えは無い。

 

だがその姿は知っていた。

 

 

 

 

「…九頭…紫苑…」

 

 

 

「どうやら自己紹介はいらないみたい。」

 

 

 

 

無邪気な笑顔を浮かべた紫苑は、

龍丸が体を起こしたベッドのすぐそばで椅子に腰かけていた。

見たところ武器も携帯しておらず、こちらを警戒するそぶりもない。

 

 

 

「それでも名乗るのが礼儀ってものでしょう?

 

 こちらの命まで狙ってきたんですから。」

 

 

 

紫苑の後ろの扉を開けて部屋に入ってきたのは妖艶な、しかし危険な笑みを湛えた女だった。

 

 

「アイリーン、神楽さんの様子は?」

 

「まだ眠っているけれど、ウルスラがついてるから大丈夫よ。」

 

 

二人の会話の中で神楽も自身と同様、

紫苑達に身柄を確保されているということが分かった。

 

素早く視線を部屋中に走らせる。

 

 

 

(…部屋にはこの二人だけか…

 

 だが待宵は奪われているうえに、

 

 ダメージで身体も満足に動かない。

 

 

 

 …逃げるのは難しい…か…)

 

 

 

瞬時に判断を下した龍丸。

だが彼には強力無比な武器が残されていた。

 

 

 

「龍丸さん、どうしてドロシーを誘拐したのか教えて下さい。」

 

 

 

こちらをまっすぐに見る紫苑の言葉にも固く口を閉ざす。

 

ただ紫苑の目だけを見つめる。

 

 

彼の武器、決して(くだ)ることはないという強固な意志だけがあった。

 

 

 

 

 

「…静かにしてもらえる?」

 

 

 

女の一言で世界が止まった。

 

鳥の囀りも時計の針も、

龍丸の呼吸も紫苑の瞬きも

 

 

全てが止まった。

 

 

 

椅子からゆっくりと立ち上がった女、

 

 

アイリーン以外の全てが静止した。

 

 

 

ここは彼女の世界、

 

 

 

超高速で展開される並列思考と、

 

「マインド・パレス(精神の宮殿)」を使用した記憶術で、

 

あらゆる事象を見通す現代の千里眼。

 

 

 

アイリーンの最大にして最強の武器だ。

 

 

 

 

アイリーンの視界に無数の情報がポップアップする。

 

それらを一つ一つ吟味し必要のない情報をスワイプして消していく。

 

これまでに得たすべての情報をタグ付けし、整理する。

 

 

 

だが

 

 

「足りない。」

 

 

 

アイリーンの後ろから一人の老人が歩いてくる。

 

ウェインライト博士だ。

彼の齎した今回の依頼と経歴を重ねて思考の(コア)とする。

 

 

まだ

 

 

「足りない。」

 

 

ベッドの上で固まる龍丸に目を移す。

彼の鍛え上げられた肉体からそのトレーニング方法を推察、

パーセフォニーとの戦いから格闘スタイルを分析、

紫苑が以前邂逅(エンカウント)した忍者が彼だと結論付ける。

 

 

これですべて?

 

 

「…足りない。」

 

 

関連度の高いものを近づけ、紐づけすると一枚の絵が浮かび上がる。

 

 

 

 

それはこの街を支配する真実(答え)

 

 

 

「初めまして、泣き虫(クライベイビー)。」

 

 

 

闇の帝王、サクラの姿。

 

 

 

一瞬サクラの姿にかつて愛した男の姿を見る。

 

 

 

 

『…何か変…見えそうで見えない何か…何かを見落としてる。』

 

 

 

動くことのない紫苑がアイリーンを見上げて口を動かす。

 

 

 

「その子鳩は地面に激突して死ぬ。

 

 スターリングは深いターンをする。」

 

 

 

紫苑の口からあの男の声がする。

 

 

 

もう一度先ほどと変わらず佇むサクラを見据える。

 

 

 

その姿が蜃気楼のようにユラユラと揺れ始める。

 

 

 

 

両手を真っすぐその姿へと伸ばし、

 

かき分けるように左右へ開く。

 

 

 

 

 

 

サクラの陰が消えるとその後ろにもう一人の男が現れる。

 

 

 

黒いチェスターコートに黒スーツ、

 

黒いテンガロンハット、

 

黒い手袋、黒いブーツ。

 

 

 

全身黒ずくめの男はその顔だけが窺えない。

 

 

 

だがこの男こそが、

 

 

 

 

元凶(VIRUS)。」

 

 

 

 

 

”私の命運は君の手中

 

 だから“成功を!”とは言えぬが

 

 大いに楽しめそうだ TATA(バイバイ)

 

 

 

 

世界に時の針が戻る。

 

 

 

 

 

 

「…貴様らに話すことなど「ご協力ありがとう。」…何…⁈」

 

 

龍丸の言葉を遮ったアイリーンは紫苑とアイコンタクトをとる。

 

アイリーンが龍丸を尋問したいと言ったが、

まさか部屋に入って数秒で終わるとは思っていなかった紫苑は驚いた。

 

 

「え?…あ、そうなの?

 

 …それじゃあ帰って貰っても?」

 

「えぇ。構わないわ。」

 

 

これにはさすがの龍丸も驚きの声をあげる。

 

 

「おい‼いったい何を言ってるんだ‼」

 

 

「貴方から必要な情報は頂いたわ。

 

 つまり-用済み-なの。

 

 うちのBOSSは優しいから命は取らない。

 

 

 …運がよかったわね、新人さん(ルーキー)。」

 

 

侮蔑の表情を隠しもしないアイリーンの後ろで扉が開くと険しい顔のトップが顔を出す。

紫苑とアイリーンの無事を確認すると部屋に女を連れてきた。

 

 

「…龍丸…」

 

 

「…無事なようだな、神楽。」

 

 

少し疲れたような顔をしているが、神楽は拘束されている様子もない。

ますます理解ができなかった。

 

 

 

(何故だ?何故俺たちは()()()いる?)

 

 

 

 

 

 

「龍丸さん。これを。」

 

 

「…待宵(まつよい)…」

 

 

紫苑の手には龍丸の半身ともいえる愛刀、

それを龍丸へと差し出していた。

 

 

「いい刀ね。大事にしてあげて。」

 

 

 

(何故敵である俺たちを前にして…)

 

 

 

「…俺達は、博士の娘を攫ったんだぞ?

 

 博士の命を狙ったし、今夜もお前たちを殺しに来た。

 

 何故俺達を殺さない?俺達は敵だ。

 

 

 

 

 

 

 今俺達を殺さなければ、

 

 

 

 

 またお前を…殺しに来るぞ…」

 

 

 

 

 

その言葉で殺気を迸らせるトップと澄ました顔のアイリーン。

隣の神楽は顔を強張らせている。

 

 

 

 

(お前は…)

 

 

 

 

「…それがあなたの忠なら…

 

 

 

 

 

 …何度でも挑みなさい…だけど私、

 

 

 

 

 

 かなり強いわよ?」

 

 

 

 

(お前は何故笑っているんだ?)

 

 

 

 

 

「あ、でも来週は無理よ。

 

 サクラさんと先約があるから。」

 

 

思い出したかのように言う紫苑に龍丸は目を剥く。

 

 

 

「貴様、まさか親父殿(サクラ)と立ち合う気か?!」

 

 

叫ぶ龍丸と固まる神楽。

 

 

苦々しく顔を歪めるトップと不敵に笑うアイリーン。

 

 

対照的な両陣営の間で、

 

 

 

「う~ん‼久しぶりの真剣勝負ッ!

 

 

 超~楽しみなんだよね~!

 

 

 あ、龍丸さんたちも見に来てくれる?」

 

 

 

「…アンタ、誰と戦うかほんとにわかってんの⁈

 

 

 あの-怪人-泣き虫(クライベイビー)・サクラよ⁈」

 

 

 

「あ~…この街に来て日が浅いから…

 

 

 トップは彼の事を知ってる?」

 

 

 

「…ガキの頃の噂でね…

 

 

 …正直都市伝説の類だと思ってたよ。」

 

 

 

「…でも会ったんでしょう⁈彼に⁈

 

 

 一目、彼に遭遇()えば異常さは判るはず…

 

 

 アンタなんかが勝てるわけがないッ⁈」

 

 

 

「あら?うちのBOSSは初心(うぶ)に見えるけど、

 

 

 あれでなかなか情熱的よ?

 

 

 節操がないのは困りものだけれど。」

 

 

 

姦しい女たちのやり取りの中でただ一人の男、

稲妻に打たれたような衝撃を龍丸は受けていた。

 

 

 

 

俺は選ばれなかった

 

 

だがこの女は選ばれた

 

 

俺に一体何が足らなかったというのか

 

 

だが…

 

 

 

「…親父殿、泣き虫(クライベイビー)サクラは

 

 

 視力がない、全盲の格闘家だ。」

 

 

 

「龍丸⁈」

 

 

 

興味がある

 

この女とあの怪人の戦いの先に何があるのか

 

 

 

「だがその他の感覚器官が凄まじく研ぎ澄まされている。

 

 

 貴様が既にあの怪人の眼前に立ったというのなら、

 

 

 数多くの情報を奴に握られたということだ。

 

 

 

 リング上で彼に触れられたときには、

 

 

 

 大げさでなく一瞬にして貴様の全て…

 

 

 

 人生までもワカってしまうだろう。」

 

 

 

 

 

 

 

小さな英雄(BOSS)

 

 

 

 

「 誰も あの怪物(モンスター)には 勝てやしない 」

 

 

 

 

お前の意志(ウィル)をみせてみろ

 

 

 

 

 

男の熱が伝わったのか、

 

それとも別の何かに酔い痴れているのか、

 

 

 

少女のような外見とは裏腹な艶やかさで、

 

九頭紫苑は嗤った(微笑んだ)

 

 

~~~~~~

 

 

高い天井。

 

きらびやかな調度品に彩られた室内で男がキャンバスに向かっている。

 

 

 

「…成程…事情は理解しました。」

 

「は、はい…きっとお喜びいただけるかと思い…その…」

 

 

その巨体を縮こまらせて大企業、パラダイム社社長ベルガーは直立不動のまま事の顛末を報告した。

 

 

 

 

 

「  い ら な い ッ ッ  」

 

 

 

「ヒィッッ⁈」

 

 

 

男の発した割れんばかりの怒声に体を震わせるべルガー。

 

 

 

 

「私に与えてはいけない。」

 

 

 

「も、申しわけ…」

 

 

 

 

「…だが、今の私は大変機嫌がいい。

 

 

 これほどエクセレントなファイターはついぞ見たことがなかった。」

 

 

 

男がキャンパスに描きだしていたのは一人の少女。

 

 

昨夜邂逅した小さな英雄。

 

 

 

「…こ、これが…そうなのですか?」

 

 

「えぇ…腕・脚・眼、不完全なままですが、

 

 

 これが現時点で私が知覚する、

 

 

 

 シオン・クガシラの外見です。」

 

 

 

写実的に描かれた九頭紫苑の絵。

本物と見紛うほどのクオリティだが驚くべきところはそこではなく、

 

 

(一体誰が信じる、この絵を盲人が書いたなんて…)

 

 

 

「…どこからどう見ても子供にしか見えませんな。

 

 全く…ボスのお相手などとてもとても…」

 

 

萎びた心を奮い立たせるように努めて明るい声を出すベルガー。

そういう意味ではこの男も大物かもしれない。

 

 

 

「たわけたことを。あの女を甘く見るな。」

 

 

「…ぐぅっ…な、なにを言うんだ陽炎⁈」

 

 

「九頭紫苑は我々に必ず災厄を齎す。

 

 決して侮っていい存在などではないわ。」

 

 

 

ギラリと睨む陽炎に冷や汗を滴らせるベルガ―。

 

 

 

強い意志を宿した目でサクラを見る陽炎。

 

 

それを感じてサクラは

 

 

 

 

 嗤う 

 

 

 

 

「…お館様…此度の不始末は全て私の責。

 

 

 しかし、それでも九頭紫苑との立ち合い。

 

 

 

 どうか、お考え直しをして頂きたいのです!」

 

 

 

 

「…私が負けると思っての言葉かな?」

 

 

 

「万に一つもそのようなことはありえませぬ!

 

 

 これは…勝ち負けではありません。

 

 

 言葉では表せませんが…あの女は危険なのです。

 

 

 

 あれは…我々の世界を打ち壊してしまう…‼」

 

 

 

 

決して折れない燃える瞳でサクラを見る陽炎。

 

 

その眼にサクラは純粋に驚いていた。

 

 

 

 

 

或る時、

 

 

 

気紛れで引き取った孤児達。

 

 

 

混沌としていた当時のメトロシティで、

 

 

 

社会的弱者が生き残るには結束しかなかった。

 

 

 

 

 

家族よりも強い絆で結ばれたファミリーとなった5人の子供達。

 

 

束縛を嫌い、己が何者であるのかを求めたセレステ。

 

世界を憎み、己を含む全ての破滅を願った神楽。

 

強さを求め、狂信的なまでに己を鍛え上げた龍丸。

 

赤子の頃から彼らと共に育ち最もファミリーを愛する立羽。

 

 

 

 

その中で最も利他的だったのが陽炎だ。

賭け試合で手に入れたが興味の無かった会社を任せてみれば、

町一番の大企業に成長させてしまうほどの才覚を現した。

 

しかし自身は秘書として裏方に回ってその功績の全てをヘルガーに譲った。

彼女が欲したのは称賛ではなく家族を守る盾。

 

 

彼女の行動の全てがファミリーを護ることだけに向けられている。

 

 

 

少し意地悪をしてしまったが、

 

つまるところ、彼女の発言は私を案じてのものだということだ。

 

 

 

 

だが…

 

 

 

 

「これは私の我儘だ。

 

 

 

 このパーティは何をおいても参加する(The party must go on)。」

 

 

 

 

 

悲しく歪んでいるであろう陽炎の顔を見ずに済んだのは、

 

やはり母のおかげだろうか。

 

 

 

~~~~~~

 

 

 

 

近年のメトロシティの発展は目覚しかった。

科学技術の発展、人口の増加、経済の成長。

 

一方で不要になったものもあった。

 

 

6人の女達は往年の名作映画の様に廃線となった線路を歩いていた。

 

目的地は使われなくなった車両基地。

正確にはその地下にある、

 

 

 

一部のイカレタ者たちが作り上げた現代の闘技場(コロッセオ)

 

 

 

闇の地下格闘技のリング。

 

 

 

そこで待つのは、

 

 

 

 

 

「盲目の怪人、泣き虫(クライ・ベイビー)サクラ…

 

 

 …一応確認だけど変異体(ミュータント)じゃないのよね?」

 

 

「そういった情報は手に入らなかったわ。

 

 

 …知り合いに似たような人がいるのかしら?」

 

 

「…ノーコメントよ…」

 

 

 

先頭を歩くのはアイリーンとミスティーク。

 

 

 

 

「…気に入らない…って顔してるわね?

 

 

 折角のパーティなんだからもっと楽しんだら?」

 

 

 

「…アンタらの余裕が一体どこから湧いてくるのかが、

 

 

 私には理解できないね。

 

 

 相手は都市伝説化するような怪物…

 

 

 そんなのと紫苑を戦わせるなんて正気とは思えない。」

 

 

 

「貴女は過保護すぎるわ。

 

 

 虎穴に入らずんば虎子を得ず(Nothing venture、nothing win)よ。

 

 

 退屈な人生に価値なんかないの、長く生きれば生きるほどにね。」

 

 

 

「…ったく…何がパーティだよ…アタシらは…

 

 

 あ~もうっ!

 

 

 とっとと終わらせて紫苑に一杯奢らせてやんないとね!」

 

 

 

 

背中に背負ったバックパックを担ぎなおすとパーセフォニーにその手に持っていたバッグを投げ渡す。

ずっしりとした重量のあるバッグを片手に持つとパーセフォニーは楽し気に口角をあげる。

 

 

 

 

「……紫苑…本当に大丈夫なの?…」

 

 

 

ウルスラは恐れていた。

あの死者の半島(サンヒエロニモ)で起こった出来事。

 

 

そのとき受けた哀しみの傷は決して癒えてはいないし、

 

その痛みは未だにウルスラの心の中で這い廻っている。

 

 

 

その事に気付かない紫苑ではない。

 

むしろイヤになるほどわかっている。

 

 

大切なモノを失う事は自分の命を失うことよりも辛い。

 

 

「…ありがとウルスラ。」

 

 

そして私と彼には、同じ大切なモノがある。

 

 

それは譲れない、譲るわけにはいかないモノだ。

 

 

 

私の家族(九頭一族)の話…ちゃんとしたことなかったよね。

 

 

 少しだけ聞いてもらってもいい?」

 

 

 

 

 

 

~~~~~~

 

 

 

立ち込める熱気。

 

スポットライトに照らされたリングの上で、

 

異形の巨人は静かに待っていた。

 

 

 

気の遠くなるような年月を待ち続けていた。

 

今日のこの日を。

 

 

 

心の底から哭ける時を、ただひたすらに待っていた。

 

 

 

 

ウワァアァアァアァアぁアァアァアぁあぁ!!!!!!!

 

 

 

空気が爆発したかのような歓声が起こる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…さぁ(Party)を始めよう…」




それじゃあおまけです

時間軸的にはCP始動前です



それではどうぞ


~~~~~~


346プロダクションの録音スタジオにて



「おぉ…これがアドラーさんの新曲…‼」

「か…かっこいい…」

「確かにね…でもアイドルの歌かな?」

「アイリーンは貴女達をイメージしたって言ってたよ。」

「くぅ~…今すぐアタシのギターでこいつを弾きたいよ‼」


「はいはい…それじゃさっそくレッスン。


 キャサリーはボーカル、

 E.E.はダンス、

 サニーはビジュアルレッスンね!」



「「「…え?」」」



「あら?私達は―学園―の云わば顔になるのよ?

 完全無欠の最強ユニットなんだから、

 弱点は克服しないと♪」



「…で、でもデビューまであんまり時間ないのよね?

 いまさらやっても…」



「だまらっしゃい。紫苑プロデューサーの言うことは絶対♪


 エマはまだ体を動かすことに苦手意識が拭えてないの。


 ビジュアルに関しては文句なしなんだから、

 踊りながらでも自分をアピールできるように。」



「…うぅ…」



「サニーは歌のセンスが抜群だけれど、


 まだ自然に笑ったり自分の気持ちを表現するのが苦手。


 とにかく難しく考えないで楽しむことが大切よ。」


「う…うん…頑張る…」



「そ~し~て~…キャサリー。


 貴女は何でもかんでも勢いでごまかさないこと!


 特にボーカル!たまに歌詞、忘れるでしょう?


 音程に関しては…まぁカズよりは…マシかなぁ…



 兎に角!貴女達、-OVER HEAVEN-のデビューまで時間がないわ!



 一にレッスン、二にレッスン、三四もレッスン、五もレッスンよ!」



「ウグゥ…まるで鬼教官だな…」

「…紫苑…も、燃えてるね…」

「ハァ…なんだか先が思いやられる。

 …あぁなるほど…だから私たちのデビュー曲が…」



『Heaven Knows (神のみぞ知る)』



~~~~~~



いかがでしたでしょうか

ひとまずおまけはこれで終わりにして続きは章を分けて投稿していこうかなと思います

感想などもお待ちしております

それではまた、

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