嵐の夜に飛び立とう   作:月山ぜんまい

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 53、来訪

   53、来訪

 

 「・・・入るぞ?」

 

 ドアをノックして訪問を知らせる。何時ものように中で仕事をしているのは解っているので、確認はしない。

 

 「忙しいところ悪い・・今帰った。暫くは『(はな)れの(いおり)』に居ると思うから、何か用事が有ったら報せてくれ」

 

 すぐに去るつもりで、半開きのドア越しに帰還の挨拶の言葉をベルデにかける。陽が落ちて、『緑美楼』が開店する迄あと少し。実は楼主である彼女は、今が一番忙しい。

 

 「おかえりなさいミカゲ、早かったわね、お師匠様の墓参りは無事に済んだの?」

 

 書類をめくりながら顔を上げ、ちょっと驚きを示して嬉しげに笑顔を見せた。忙しさを(うかが)わせない何時ものベルデだ。私のいない間特にトラブルは無かったらしい。あと、珍しく眼鏡を掛けている。

 

 ウォルターが用心棒に復帰したので私は表向き荒事関係から外れ、師匠の墓参のため出掛けていたことになっていた。十日ほどかかると言って出たが、今回の不在期間は一週間。・・・存外早く意中の相手を突き止められた。

 

 今後は、ちょくちょく『緑美楼』から姿を消して、その間に『クルタの子』のリベンジ案件をちょっとずつ片付けるつもりだ。

 

 「場所を探すのに少し苦労したけどね。やる事は、(あた)りをちょっと()()するくらいだから」

 

 多少、世の中が綺麗になった。

 

 「頼まれてる仕事を一通り片付けたら、又暇をみて少しづつ近場の国を彷徨(うろつ)いてみようと思ってる。次の出発は少し涼しくなってからだな」

 

 これからも頻繁に遠出する理由として、あちこち違った土地を観てみたいのだと周囲には言ってある。

 

 山出しの田舎者が此の街で多少は常識を身に付けられた。手始めに最初の旅行先は、師の墓参りに行った。という事になっている。

 

 ウォルターと用心棒をチェンジするときに確認したら、私が姿を見せなくなってもいざとなったら私が出てくることは誰もが解っている。だから変なちょっかいは掛けられないだろうとの事だった。何だか本当に荒事のケツ持ちになってしまった。

 

 出先で色々と仕込みをしたので、次はちょっと先で三ヶ月後。秋になってからだ。

 

 

 

 「そう、何よりだわ。ジョンおじさまから何度か在宅の確認が来ていたのと、護身術だっけ?闘い方講座の娘達から次の講義の日程が知りたいと要望があったわ」

 

 ベルデが、メモを見ながら伝言を伝える。

 

 「急患か?」

 

 ベルデの言う『ジョンおじさま』は、『黒門街』元顔役筆頭ジョン・ブルート御大の事だ。

 そんな風に呼ぶのはベルデだけで、他の者は『ご隠居』、もしくは『夜街のご隠居』と声を掛ける。本人は引退した喰えないジジイだ。ベルデはかなり昔からの知り合いらしい。

 

 私の『気脈術』で死の床から甦って以来、似たような年寄り連中とつるんで元気に遊び回って居る。何人かは私が治した者だ。

 

 ベルデが笑いながら首を振って居る。

 

 どうも、ただ暇だっただけで急ぎの患者が居るわけでは無いらしい。

 

 彼らの拠点、と言うか集会場所のひとつが『緑美楼』裏の離れに設けた私の住まい兼診療所なのだ。

 少し和風に設えたら、いつの間にか『御影庵(みかげあん)』と呼ばれるようになっていた。ここらへん、文化の伝わり方が良くわからん。

 ──そこへ、用もないのに待ち合わせて入り浸っている。

 

 あの、ここらの店だと何処でも出てくるお茶と称する煎じ薬が気に入らず、修行時代に幾つかのハーブで作った自作のミックスハーブティーと、茶菓子に新鮮なバターと牛乳で作ったミルクバタークッキーを出したのが不味かった。いやクッキーは旨かったのだが、そのせいで私の庵(ここ)には旨いものが有ると学習してしまい、何時までも帰らなくなってしまった。隠しておいた他の焼き菓子までねだられて結局食われる始末だ。

 せっかく市場を回って材料を集め、自分用に作ったこの時代には珍しい贅沢品質の菓子が・・・

 

 愚痴混じりの言い訳によると、私の所だと気を使われず、気を使わずに済むので楽なんだそうだ。家のものも診療所なら安心だと放ったらかしだ。ヤレヤレダゼ。

 

 

 「年寄りどもは黙ってても嗅ぎ付けるだろうから、聞かれるまでほっといていい。

 護身術講義は明日からだな、メンバーに伝えておいてくれ」

 

 当所、三ヶ月ほどで居を移すつもりだったこの街に受けいれられて、既に予定の期間は過ぎようとしている。

 

 まさかハンターハンターの世界で、得体の知れない流れ者が街に受け入れられるとは思いもしなかった。合縁奇縁(あいえんきえん)。人の世の出会いの不思議を感じる。

 

 ピートと二人で帰った『(いおり)』は、人気もなく出たときのままだ。留守の間も掃除や空気の入れ換え何かは頼んであったので、埃っぽくなってたりはしていない。

 

 施術所兼自宅。改築した広い待合いに分厚いラグを敷き、隅に衝立と施術台を持ち込んで直ぐにも開業出来るようにしてある。

 

 しかし治療術者として既に一部に名を売っていても、実はここにはまだ看板すら無い。

 

 色々あったので謎の治癒者と『気脈術』のことはジワジワと噂が拡がっていて、都市伝説的に語られているようだ。しかし、件の『気脈術師』を本気で捜す者は少ないため客は大して増えていない。

 

 理由は色々あるが、つまるところは結局治療師としての信用が無いのだ。

 

 まあしょうがない。腕が良くて実績が有っても、治療師としては余りに見た目が若すぎるし、療法が珍奇過ぎる。それでは世間的に当然、信用はされない。

 

 港町で人の出入りが多く、似たような詐欺紛いの治療師が定期的に現れる事も理由に有るようだ。街の住人には、珍奇な治療法=ほぼ詐欺、の図式が入念に刷り込まれている。

 

 こればっかりは、取りあえず此方にはどうしようもない。

 

 迂闊に看板を掛けると 文句を付けてくるアホが大量に出そうなので、信用が出来てきて多少は貫禄が出る年齢、少なくとも成人になるまでは、紹介少人数制でやって行くことを知り合いと私の患者達には通告してある。

 

 もっとも頻繁に旅などに出掛ける積もりなので、余り忙しくなっても困る。

 

 其れまでにはリベンジ関係も片付いて、手も空くだろう。何なら知る人ぞ知る名医的なムーブで、このままで良い気もする。

 今は、散々たらい回しにされた上でやっと紹介された客が、藁にもすがるような絶望した顔でたまにポツリと訪れるくらいだ。

 

 

 

 数日後、何時ものように変装してピートと共に朝飯を食べに出る。

 

 今日来たのは港近くの大きな宿付属の小洒落たレストラン。味が良く朝から外来の者も食事ができる穴場の店である。

 

 ここは、多少値が張る分何時もの市場近くの屋台街と客層が違っていて、職人や商店主は寄り付かない。どちらかと言うと、街の住人よりも外から船で来た客の方が多い。

 

 得体の知れない旅人や巡礼、船主と雇われ船長、荷主を捜す仲買人、荷物から目を離さない腕の立つ旅商人、等面白そうな人物が多い。必然的に彼等の会話も興味深い。

 

 店内に小滝の有る小川が(しつら)えられていてノイズになり、更に席同士が少し離されているため、普通なら会話を聞き取る事は出来ないのだが、『(ジェミニ)』の権能≪把握≫の有る私には距離も騒音も全く関係ない。何なら≪嗅覚≫の能力で誰が何を食べてるか、まで解る。

 

 

 「・・・ダヤ諸島の海賊が、オーバルの商船を沈めたらしい」

 

 「沈めた?何で?商船側が通行料を払わなかったのか?」

 

 「残念だがそうじゃない、噂じゃ商船に偽装した討伐船で、ダヤの海賊を標的にしたオーバルの海軍兵が山ほど乗り込んで居たらしい」

 

 「バカな!あそこの海賊団には『鯨波(げいは)のグドゥー』が居るんだぞ・・・では」

 

 「その通り。生き残りは少年兵一人だけだったらしい」

 

 「何て事だ、それじゃオーバルからの荷は当分通行料が・・・」

 

 

 どうやら近くの航路に本物の海賊が出るらしい。しかも討伐隊を殲滅したようだ。海戦向きの念能力者か?

 

 ・・・あの、ピートさん?そのピクルスは私のじゃないですか?・・・だめです、ヘタだけ戻してもごまかされませんよ。

 

 

 

 「・・・荷が揃わないってのはどういう事だ、約束が違うんじゃねえのか?」

 

 「す、すまねえ、うちで使ってた港の倉庫が想定外の手入れに遭っちまって商品の女やガキが手元にねえんだ」

 

 「だったら、スラムでも何処でも有る所から拐ってこいや!ド素人かてめえは」

 

 「今はヤバいんだよ、仕切ってる年寄り共が妙に元気で隙がねえんだ、契約書無しに下手に動くとこっちまで引っ張られ兼ねない」

 

 「チッ・・・あ!あれはどうだ、たまに上玉を連れてくる年寄りで二人組の人拐いがいたろう」

 

 「『夏の雲亭』のジジババか?ありゃもうダメだ、春先に何かあったらしくてすっかりぶるっちまってる。近いうちに処分するつもりだ。何なら引き取るか?」

 

 「・・・・・」

 

 「冗談だ、そう睨むなよ、売買契約書の有る借金奴隷や犯罪奴隷なら・・・」

 

 あまり気分は良くないが、公的奴隷制もまだあるようだ。非合法の人狩りは、見つけ次第処分だな。会話してる二人は現場責任者っぽいからマーキングして、後で当局に匿名で報せてやろう。

 

 ・・・ジジババ二人組の人拐いって、街に来るとき馬車に乗せてくれたあの二人組か?確か、お茶に混ぜた薬で私を眠らせて何処かに売り飛ばそうとしたやつらだ。

 どうも死亡フラグ立ってるみたいだが。・・・スルーでいいか。しぶとそうだったし。

 

 目立たないよう気配を隠して、ピートと二人で静かに食事していると、ちょっと毛色の違う連中がいた。少し離れた席で、五人で集まっている。

 

 あっ、ダメですよピートさん。カットしてあげるからソーセージをまるごと持っていかないでください。

 

 

 「・・・おかしくねえか?何で街が未だあるんだよ!」

 

 

 ん?

 

 

 「正確には、何故襲われて無いのかって事よね・・・不思議ねぇ」

 

 柱と仕切りの衝立があり、視線は通らないが勿論容姿は≪把握≫している。話しているのはイケイケな感じの大柄な男と、何かのんびりした紅一点の女だ。

 

 「ババアの予言じゃあ『化け物がやって来て殺戮の限りを尽くし、誰一人生き残ってはいない』って話だったのに、普通に港に着いちまったぞ?」

 

 「そうねぇ・・・封印されてた古代の災厄が蘇ったって事だったけど・・・まだ寝てるのかしら?」

 

 

 おりょりょ・・・何者さん達?

 

 「・・・協会に指定された場所は間違いなくこの街で合ってるっス、アーシア様とクロンドルの旦那でリストに有ったメンバーも全員揃って居るっスから、こっちのミスでは無いっス」

 

 下っぱ口調で話すのは、一番小柄なおっさんだ。視線から女が『アーシア様』だ。

 

 「ほっほっほ、単に予言がはずれたって事ではないのかのう?」

 

 とぼけた感じの爺さんが、話に加わった。

 

 「はっ、ババァの奴、耄碌して時期か場所を見誤りやがったんじゃねえのか!」

 

 

 ・・・・・・・・

 

 

 イケイケ男の軽口の後、一瞬会話が止まってし~んとなる。

 

 「・・・なんだよ!ここまで船で三ヶ月も掛かったんだぞ?いくらあのババァが地獄耳でも、聞き咎めるのは無理が有るだろう・・・・有るよなぁ?」

 

 イケイケだった声に、ちょっぴり元気がなくなる。

 

 ・・・・・

 

 「・・・とりあえずは暫く様子見でよかろう」

 

 落ち着いた低い声の大男が、イケイケ男の発言を無視して話を纏めた。リーダーボジションらしい。こいつが『クロンドル』。

 

 「そうね」

 

 「そうっスね」

 

 「・・・・」

 

 「おい!」

 

 

 「オババの予言が現状と乖離している以上、何か想定外の事が起きているのは間違いない。ギムリット、情報収集を頼む」

 

 「・・・了解したっス」

 

 下っぱ男『ギムリット』の名前が判明したところで会話が止まった。口調が子分っぽいだけで、実際に立場が低い訳では無さそうだ。

 

 

 協会ねえ・・・とりあえず何らかの組織から派遣されてきた者達のようだ。

 

 封印されてた化け物ってのは、どう考えても死獣『ヌエ』の事だろう。

 

 しかも狙いは私が滅した寄生したばかりの未成熟個体ではなく、街を襲うほどに成長した個体。それを処理するためのメンバーなら相当な腕っこきだろう。

 出発が三ヶ月以上前なら、私が退治する直前位か?変だなぁ・・・何で私が退治する事を予知出来なかったんだ?

 

 

 ん?

 

 

 ・・・もしかして、『尻尾(ウロボロス・ホルダー)』の情報隠蔽が効いた?『早出し(ファストムーブ)』の『隠者は隠れ影も無し(ディープ・ロスト・バイブレーション)』は作成時から掛けっぱなしだし、そのシステムはさっぱり解らんがババァとやらの未来予測から私の存在が除外された可能性は意外と有りえるのか?

 

 ・・・でも一般的なイメージの未来予測だったら、私の情報だけが『謎』になって、街が救われてる未来の方は問題なく読み取れるはずなんじゃないのか?

 

 『隠者は隠れ影も無し(ディープ・ロスト・バイブレーション)』の効果は、元になる≪調律≫の該当除外による災厄回避と同様、私個人にしか作用しない。それによって精度と効果を高めているからだ。

 

 私の情報は完全に隠しても、街や『ヌエ』に関する情報はダダ漏れだろう。何で、助かったり退治されたりした情報を得ていない?

 

 たまたま?なわけないよな。

 

 ・・・これは、もしかするとオババの予知能力が、単純な答えの映像や正解の詩篇を得るだけの解りやすい異能じゃないのかもしれない。

 

 もっと手間のかかる、一足飛びに答えにたどり着けない種のモノなのではないだろうか。

 

 ・・・例えば、タロットカードやルーンストーン占いのように、念能力によって集めた未知の欠片を特定のルールや技能で総括し、精度の高い予言を構築している。とかどうだろう。言うなれば予言ではなく、占いを下敷きにした念能力。的中率は能力者次第。極めれば、ほぼ予知。

 

 『隠者は隠れ影も無し(ディープ・ロスト・バイブレーション)』は、元々念能力による情報の抜きとりを警戒して造った『早出し(ファストムーブ)』だし、そんな感じの能力だったら私の情報だけ欠損して、予測の結果が現実とかけ離れてしまう事もあり得る。

 

 一応の筋は通るけど、今んとこ全部仮定を積み重ねただけのただの妄想だ。

 

 ・・・ゴリムが持ってたあのタンポポの綿毛(わたげ)の念能力、と言う例外も存在してるし。

 

 あれには、私の行動を完全に捕捉されてた。

 なんか、条件が有ってこっちの規制を回避され・・・

 

 ・・・・あれ?これ、あの椅子に座ってた残念ハンターの時と似てんじゃないか?

 

 彼らの話に出てきたオババの予言の能力は、私に『ヌエ』を排除する()()が有ることを読み取ろうとして『隠者は隠れ影も無し(ディープ・ロスト・バイブレーション)』に弾かれたんじゃなかろうか。正確には、すり抜けてしまった。

 たぶんオババの予知の前提になる情報収集能力より此方の阻害能力の方が高かったのだ。

 

 つまり、オババと私の能力がガチで噛み合ってしまった。

 

 今考えると、あのタンポポの綿毛(わたげ)仔猿(ピート)の件を解決する方法として、ピートが契約出来、ピートとの契約をOKする相手を探していただけで、私が持つ能力とは直接関係無かった。そのせいで、無自覚にふらふらしていた私の行動を把握されたのだ。

 

 なるほど、やはり適用されるルールが違ったようだ。察するに、私が隠そうとしているかどうかも影響してる気がする。

 

 ピートとの契約は、私の『尻尾』の存在が重要なファクターだけど、此方の能力はダイレクトに答にたどり付くから、ピートが私を許容した理由(尻尾の件)は情報として『謎』のままでも契約可能と言う一点で私を探せる。ピートだけは最終的に知ることになるが、隠す必要の無い相手だ。

 

 

 しかし、オババとやらも、念による未来予知から己を除外する能力者が存在するなんて想像もしないだろう。

 個人のキャパシティーに限りがあるのは念の知識が有れば常識だ。普通はそんな曖昧で戦闘力に直結しない能力は意図して作らない。

 

 ま、対人恐怖症とか視線恐怖症とか面倒な素地の持ち主なら無くはないけどな。その辺の性格的なアレコレは『念』に影響し易いし。その場合でも、作るとしたら隠すのは情報より己の姿をだろう。

 

 この考え全てがまったくの的外れかもしれないけど、その場合でもオババ某の予知から漏れたのは『尻尾(ウロボロス・ホルダー)』の能力ゆえだろう。逆にそうでないと街の住人が生き残る事を何故予知出来なかったのか、が謎になる。

 

 転生者視点で考えると、私の()()()()()時間軸で起こることを高い確率の未来として感じ取ったのかもしれない。

 

 その先の未来が原作の物語に繋がっていたのだろうし、本来ならそちらの世界線が選択されていたはずなのだ・・・・確認するのは不可能だけど。

 

 

 そろそろ彼らも部屋に引き上げるようだ。感じからすると、恐らく全員が念能力者。

 

 三ヶ月も旅してきたのに相手は既に退治済み。・・・ばれると、とても厄介なことになりそうだ。

 

 しばらくすれば帰るだろうし、こっちもスルーで。

 

 私は、カップに顔を突っ込んだせいでミルクまみれになったピートさんの顔をナプキンで拭い、そっと席を立って店を後にした。

 

 ピートさん、ちょっと最近食べ過ぎじゃないですか?え、はぁ、そうなんですか、いや、女の子達におやつを貰うのは構いませんが、私もピートさんと同じで太らないから食事を減らす必要は無いんですよ?

 

 

 

 なんかちょっとピリピリと嫌な感じがする。念獣達や能力所以(ゆえん)ではなく、私自身の感覚的なものだ。恐らくあの五人組とは関わる事になるのだろう。

 

 ・・・外れると良いなぁ。

 

 

 

 

 




 街は平和。

『ヌエ』が倒された後、もう一度オババが念能力を使用していれば、理由は不明ながら未来が変化したことを察知出来た。
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