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その日の朝、一誠は人生で1番幸せであった。
目が覚めたらなんとあの駒王学園のお姉様であるリアス・グレモリーと共に真っ裸で横になっていたのだ。横に眠る全裸の美女と全裸のイッセー、何も起こっていないはずもなく…ということはなく。
その後のリアスの説明により本番には至ってないことを知って、嬉しいような残念のような気持ちを抱いたが、生着替えを目の前で見れたことにより直ぐにテンションはうなぎ登りである。
その後、その姿を親に見られたりしてトラブルがあったが、リアスの説得のようなもので切り抜けて、今こうしてリアスと共に学園へ登校している。
イッセーは横目ですぐ隣で、歩く度に形を揺らす2つの果実を凝視する。ムフっと気持ちの悪い声を漏らしながら至福のひと時を過ごしながら登校する。もちろんリアスはイッセーのそんな視線に気づいていたが、あえて気付かないふりをしていた。
そして、とうとう学園の前まで着いて周りの視線が自分たちに注目する。当然である。駒王学園のお姉様と名高いリアス・グレモリーが駒王学園の変態と名高いイッセー共に登校してきたのだ。注目しない方が無理な話である。
「そそそそんな!? リアス先輩が一誠と!?」
「あああありえねぇ! そんなことあってたまるか!?」
「拙者はもう生きていけないでござる…」
「あぁ…この世の終わりだわ…」
様々な生徒が絶望と驚愕という感情に埋め尽くされ、全生徒が膝を着いた。その絵はまさに阿鼻叫喚である。流石のリアスとイッセーもその様子に少し引いた。
「ん?」
すると、前方から何かが凄まじいスピードで迫ってきているのが見えた。壮大な砂煙をあげ、進路上にある物をスルスルと器用に避けながら向かってくる。
「ウォォォオッ!!イッセェェエッ!!」
その正体は翠光だった。何故か悪魔のような血相をしながらイッセーに向かって突撃してくる。その姿を見て呆然としたイッセーだったが、その勢いを見て慌て始める。
「え? いや、ちょちょちょちょおまっrsふぉッ!?」
しかし、慌てるには遅すぎたか。翠光は何故かさらにスピードを上げてイッセーに向かってきた。翠光はイッセーの肩をガッと掴み勢いのままズドンッと大きな音を立てて門の壁に激突した。
「イッセー! 生きているのか!怪我はないか!?」
「ぐほ、カハッ、お、お前のせいで今死にそうだよ…」
イッセーを壁ドンした翠光はイッセーの全身を隈無くまさぐり怪我がないかを確認し始める。
「ちょ、待て翠光! 俺はそんな趣味はねぇ!! 離せ離せ!」
その言葉でハッと気づいたのか、翠光は直ぐにイッセーから手を離してごめんと謝った。
「ふふ、本当に仲がいいのね。」
その一部始終を見ていたリアスがそう声をかける。その言葉を聞いてイッセーはどちらかと言うと襲われているようにしか見えなかったのではと思ったが、口には出さなかった。
そして、リアスとイッセーと翠光は世間話をしながら学園の中にはいる。
「それじゃイッセー、放課後に迎えを寄越すから放課後空けといてね」
「は、はい!」
じゃあねと去り際にウィンクをして、イッセーの胸を見事に穿ってからリアスが去っていく。うへへへと気持ち悪い笑い声を上げるイッセーの背後に殺気を放って襲いかかる2人の影。
「うぉぉりやぁぁ!!」
「死ねぇぇイッセーッ!!」
そして、そんな殺気に気づかなかった一誠の背中に襲いかかった松田と元浜の飛び蹴りが襲った。
「ぐほぉ!?」
「こいつは殺さないとダメだァァァ!」
「コロスッ!コロスッ!コロスッ!!」
衝撃でうつ伏せになったイッセーに血の涙を流して凄まじい血相をした2人が追い打ちでイッセーに何度も蹴りつける。その凄まじい光景に流石の翠光も呆然としたが、慌てて止めに入った。
そして放課後
イッセーはあの後から必要に嫌がらせや舌打ちの嵐に合いながらも、なんとか無事に放課後を迎え、イッセーと翠光はリアスの言う迎えを待っていると教室の外が騒がしくなったのを感じた。
「なんだ? 騒がしいな」
一誠はリアスの迎えが来たのかなと教室の扉を見つめていると、ガチャと扉を開けて入ってきたのは金髪のイケメンであった。
「げっ、木場だ…」
入って来たのは木場祐斗という駒王学園の王子様と持て囃されているイケメン王子である。その木場が教室を見渡すとイッセーと偶然目が合う。
「あ、いたいた。君が一誠君だね。リアス部長の使いで来たよ。」
「えー、よりにもよって木場かよ…」
一誠はものすごく嫌そうな目で木場を見ながら若干距離をとる。一誠はイケメンが嫌いなのである。木場はそんな一誠の様子に首を傾げたあと、翠光の方へ視線を向ける。
「翠光君も来てね」
「はい」
と、翠光が返事をして頷いていると周りの女子生徒が騒ぎ出した。
「キャー!木場君と翠光君のツーショットよ!」
「良い!良いわ!」
「身長差(♂)カップル!悪くない!」
途端に騒ぎ始めた(腐)女子達。
「おい!俺もいるんだけど!?」
「邪魔よイッセー!2人のツーショットが汚れるじゃない!」
「あっちへ行って!」
「このチカン!」
「なんでさ!?」
「AHAHA!なんだか、騒がしくなっちゃったね」
「誰のせいだ!誰の!? ほらさっさとリアス先輩の所に案内しろよオラ!あくしろよ!!」
何故かブチギレているイッセーが木場の背中を押して出て行き、その後を翠光もついて行った。
「じゃあ、俺は悪魔になったって事っすか!?」
「そういう事ね」
イッセーは自分が1度死んで悪魔になった事や彼女であった天野夕麻が堕天使であった事を説明された。そして、夕麻の目的がイッセーを殺す事やイッセーには神器が宿っておる事も説明された。
イッセーはまだ覚醒しておらず、この場で覚醒させようとしたが上手くいかなかったようだ。
イッセーはふと気になって翠光を見た。
「そういえば、お前も悪魔なのか? 姫島先輩も悪魔みたいだし」
「いや、違う」
「え?」
翠光は悪魔ではなく人間であった。その説明が朱乃の口から語られる。
「翠光は悪魔になれなかったのですわ」
「悪魔になれなかった?」
「ええ…以前、私が転生させようとしたのだけれど駒が反応しなかったの。」
「え、なんですか?」
「おそらく、翠光の潜在能力が大きすぎるからだと思うわ」
「潜在能力?」
「ええ、悪魔に転生させる人間の潜在能力が高ければ高いほど駒を多く消費してしまうの。そして、私の力を大きく上回る力を持つ人は転生させる事はできない。」
「ま、マジすか。という事は、翠光ってリアス先輩より強いって事っすか?」
「そうなるわね」
「えええ!?」
その後、イッセーは悪魔の初仕事のため部室に残り、翠光は普通の人間のため家に帰宅した。
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