魔眼持ちの方舟生活   作:タキオンのモルモット

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7章全部クリアしてから投稿しようと思ったんですけどH7-4だけクリア出来ないので初投稿です。

H7-4リザルト
パトリオットがWちゃんに槍を投げた回数:23回

Wちゃんがパトリオットの槍を避けた回数:5回

電磁砲当たる確率よりは高い筈なんだけどな⋯⋯⋯⋯


第十二話:ネクストプロローグ

ただ一言、結果だけ言葉にしよう。

 

 

────しくじった。

 

 

 

 

 

 

「────我が息子ながらとんでもない力だな本当に。念には念を入れて正解だったぜ⋯⋯⋯⋯」

 

龍門外の荒野を見て、リオは冷や汗をかきながらそう呟いた。

 

「⋯⋯⋯⋯一応聞こうか。なんだよその装置は」

 

「あん?これか?とあるFPSゲームを見て作ってみたんだ。ホログラム射出装置。やっぱり視覚情報が全ての魔眼にはこれが効果覿面だったな⋯⋯⋯⋯粉々にされたけど」

 

シキのもう一つの弱点、それは『魔眼』に頼る以上、全てが視覚情報に依存してしまうことだ。

 

「つまりこれを予め、龍門の外にセットしておいて遠隔で動かしたのさ。私とお前が逃げている映像をな。それであいつは魔眼をあらぬ方向に撃ったんだ」

 

「⋯⋯⋯⋯よくバレなかったなぁ、近くに潜んでるって」

 

「あいつは怒ると視野が狭くなるからな、そのお陰でまんまと騙されてくれたぜ⋯⋯⋯⋯あと私が元々持ってるアーツのお陰ってのもあるか。⋯⋯あんまり使いたくなかったんだけどな、これ。開発にめちゃくちゃ金かかったし⋯⋯でも一応使えることは証明できたからな、そこそこ売れるかも?あー⋯⋯でもなぁ、コスパ悪いなぁ⋯⋯よし、これはここに破棄だな」

 

「はぁ⋯⋯程々にしておいてくれよ?どんな方法で金を稼ごうと僕の知ったことじゃないけどさぁ、あんな化け物毎度毎度呼ばれると困るって。これからはバレないようにやってくれよ」

 

「安心しろ、今回だけだよ。自分の作ったモノの性能チェックついでにちょっと息子の顔が見たくなっただけだからさ」

 

そして、その装置の残骸をそのまま残し、二人は夜の龍門に消えていった。

 

 

 

 

(⋯⋯しかし本当に裏切ってたんだなあいつ⋯⋯まあいいや、黙っとこ⋯⋯)

 

 

 

 

第十三話:ネクストプロローグ

 

「これは⋯⋯凄いな⋯⋯確かにこれを作った奴は果てしない天才だ」

 

「うわすっごい⋯⋯こんな複雑なモノよく作れるね」

 

「そりゃ腐りきってても天才だからなあのアマ。腹ただしいが」

 

翌日、昨日起きたことを報告したら、何かに火がついたのかメイヤーとケルシーが装置を見たいと言い出したので、龍門郊外に放置してあった装置を回収し、ロドスに持ち込んで解析していた。

 

「ていうかケルシー先生って医者じゃなかったか?」

 

「いや、シンプルに気になってな。君がそこまで憎んでいる相手を天才と認めるとは果たしてどんなものなのかと⋯⋯⋯⋯」

 

「いやこれ本当にすごいよ!!どういう原理なのかは滅茶苦茶に壊れてるからかよく分からないけど一定の強度がある動くデコイなんて⋯⋯⋯⋯あれ?どこかで聞いたことあるような⋯⋯⋯⋯」

 

「おっと、それに気づいてしまったか⋯⋯⋯⋯まあそこは気にしなくていいぞ。金になりそうな物なら取り敢えず作るからな奴は」

 

「しかしこれ程のモノを作る奴がレユニオンに⋯⋯⋯」

 

「あいつにとってレユニオンみたいな感染者はカモだからまあ当たり前といえば当たり前だったかもなぁ⋯⋯」

 

なんせ金の為なら自分の作った武装をメタる武装を敵側に高値で売りつけるような奴だ。何したって不思議じゃない。

 

「しかしどんな武装が奴らに追加されるか分からないとなると、大分脅威になるな⋯⋯」

 

「それに関しては申し訳ない⋯⋯殺し損ねた俺のミスだ」

 

あの時の俺はどうかしていた。会話せず、有無を言わさず、歪曲の魔眼で捻じれば良かったんだ。なのに、態々目の前に立って直死の魔眼で殺そうとするなんて、どうかしてた。

 

なんであんなクソ野郎の目の前に対峙したんだろう。会話をしたかったのか?俺が?あのクソ女と?なんで?なんで俺は────

 

なんて考えても、もうどうしようもないのだが。

 

「いや、情報を持って生還してくれただけでも有難い。『敵が強化されている』という事を知れただけでもアドバンテージだ」

 

「⋯⋯⋯⋯すまない。できる限り奴が作る武装の傾向を纏めたレポートを────」

 

 

「その必要は無いわ!!」

 

大声が聞こえたと思ったら、バン!!と勢い良く扉を開けてWが勢いよく入ってきた。何故かすごいドヤ顔をしていて死ぬほど可愛い。

 

「だ、W?」

 

「ふふふ、安心しなさい?私が全ての情報をリアルタイムで抜き取れるから」

 

「えっ?でもお前レユニオン辞めたはずじゃ⋯⋯」

 

「辞めたなんて一言も言ってないわよ?私、元々率いてた『サルカズ傭兵団』の部下だけに『これからは愛に生きようと思うの』って言っただけで。まあそれが何処からかバレかけたからこの間追っ手が来ただけで⋯⋯最終的に全員殺したから⋯⋯⋯⋯実を言うとタルラやメフィスト、ファウストとかの幹部達や元のレユニオンメンバーの大半には私の離反ってバレてないのよね」

 

「ウッソだろお前」

 

「本当よ?偶にタルラから連絡来るし。全部既読無視してるけど」

 

「じゃあ⋯⋯Wお前⋯⋯」

 

「今でも部下から情報だけは貰ってるわ、どうもお義母さん、私がレユニオンに所属してたのを知らないだけなのか、知ってて無視してるのか⋯⋯ちっともバレる気配がないのよ⋯⋯」

 

サラッとお義母さん呼びするのはこの際置いておくとして。そんな、そんな馬鹿な話があるのか?流石に敵だってそんなアホだとは思いたくない。

 

「流石にそんな馬鹿な話があるか、レユニオンがそんなことすら把握していないほどアホな訳が────」

 

「それが有り得るのよ。私単独行動滅茶苦茶してたからね。でも意外といえば意外かしら、メフィストにバラされていると思っていたから」

 

「ええ⋯⋯⋯⋯」

 

「なんでバラしてないんだ⋯⋯⋯⋯?まさかアレか?ひょっとしなくてもロドスにスパイとして潜り込んでると捉えられてる可能性ある?」

 

「⋯⋯ああ、そうかもしれないわね」

 

「「⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯」」

 

ケルシーとメイヤーは絶句した。そりゃそうだ。仮にも解放軍みたいな団体が、自分達の敵が、そんなアホだとは誰も思うまい。

 

「⋯⋯まあ、寧ろアドバンテージになるのは有難いか」

 

「そうね、プラスに考えた方がいいわ。だから、シキもとっととしゃんとしなさい?次会った時、容赦なく凶げてしまえばいいのだから」

 

「⋯⋯⋯⋯うん」

 

「ほら、今日は好きなもん作ってあげるから、装置とかは二人に任せて食堂行くわよ」

 

「⋯⋯⋯⋯Wママ⋯⋯⋯⋯?」

 

「せめてそこはハニーにしてよ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「⋯⋯⋯⋯いやあ、困ったなぁ。困った困った」

 

レユニオンの拠点にて、リオは頭を抱えていた。というのも想像以上にレユニオンが完成していたのだ。

 

「冷気を操る部隊にはそれとシナジーのある奴がいて、防御全振りみたいな奴らは儀式で強化⋯⋯⋯⋯うーん、私の出番がほぼない」

 

正確には、あるにはある。一般兵の武器等の強化や魔改造など、金額分は働くつもりだ。

 

が、腐り果てた金の亡者はこの程度では満足出来ない。

 

「なんか稼ぐ方法ねえかなぁ⋯⋯」

 

そんな事を考えながら唐揚げ棒を頬張り、拠点をうろちょろしていると、誰かが言い争っている声が聞こえてきた。

 

こっそり光学迷彩を起動して覗いてみると、そこには白髪の女と装甲で固まっている山羊のような奴が居た。

 

「なんであんな奴が────父さんも────」

 

「────だが────だろう?」

 

 

「⋯⋯⋯⋯⋯⋯へぇ」

 

今父さんって言ったな?しかもお互いしっかりとした家族関係みたいじゃないか⋯⋯⋯⋯なるほどなるほど。

 

 

 

 

「────次の金づる、ミーツケタ♥」

 

 




レユニオン:一枚岩じゃないからこういう事になる。

メフィスト:実はWが脱退する理由を影で聞いていた系男子。

W:全ての行動がシキ中心に動いているヤベー奴兼超有能キャラ。残されたサルカズ傭兵部隊が作戦に組み込まれる限り、レユニオンの作戦は全て筒抜けとなる事となる。尚、全ては某殿下の歪んだ教育の賜物だったりする。

シキ:戦犯ムーヴかましてしょげてる。

山羊のような奴:パトリオット。目をつけられた。

白髪の女:フロストノヴァ。同じく目をつけられた。

リオ:このまま行くと邪悪度がD〇O様とかその辺を超える可能性がある。


次回、ヤンデレ増し増しエクシア編

正直今回のじゃまだ生ぬるかった?

  • もっと傷口に塩塗っていい。
  • 丁度いい
  • もっと優しくしてあげて
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