魔眼持ちの方舟生活   作:タキオンのモルモット

15 / 17
お久しぶりです。原神をパソコンでやる為にPS5のコントローラーと外付けBluetooth買って接続まではできたのに全く動かなくて絶望してる作者です。

本当に動かないのよ、他のコントローラーとか繋げたことも無いから何もしなくても繋がれば使える筈なのに⋯⋯⋯⋯ほんとどうしようこのコントローラー

それはそれとしてブルーアーカイブ始めました、十八等級?知らない子ですね


第十三話:「やっちゃったぜ☆」

 

⋯⋯誰かにつけられてる気がする。

 

ここ数日、特にそれが顕著だ。しかし余程の手練なのか振り返っても姿を見る事も出来ない。

 

ぱっ、と振り返っても誰もおらず、顔を戻せばモスティマが不機嫌そうな顔を近づけてきた。

 

「ねえ、シキ。デートの時くらい私だけを見てくれないかな?」

 

「え、これデートだったの?」

 

朝、目の前のモスティマから美味しいけど量がえげつないパフェの残飯処理に呼ばれたはずなんだけど。

 

「男と女が二人きりで食べ歩きをしながら街を練り歩くのはデートだよ。なんなら今夜は帰らずにラブホに連れ込んで「今夜は寝かせないぜ⋯⋯」って言って抱くくらいはしてよ」

 

「えー⋯⋯しっかり寝かせてくれるならいいよ?」

 

「寝かせないでって言ってるのに!!」

 

「ヤダよ、ただでさえスイーツ食べ歩きで疲れてんのに寝られないとか地獄だよ?睡眠は大事なんだぞモスティマ」

 

「この間夕方五時から朝の五時までぶっ通しで麻雀してた張本人が何言ってるの?」

 

「────それはさておきだな」

 

「話を逸らさないで」

 

「ごめんて、でも誰かにつけられてる気がして⋯⋯」

 

「ふーん⋯⋯⋯⋯」

 

じーっ、と頬を両手で固定されて顔を近づけ、見つめてくる。

 

しかしこいつマジで顔がいいな。睫毛長いし。

 

「⋯⋯嘘は言ってなさそうだね」

 

数十秒ほど見つめた後、渋々だが納得してくれたようだ。

 

「⋯⋯⋯⋯なんで手を離さないの?」

 

「いや、このままキスしちゃおうかなって」

 

「それやったが最後職質されるんじゃねえかなお前」

 

傍目から見たら未成年に手を出そうとしているお姉さんである。

 

ワンチャン、俺が女に間違われてる可能性もあるが、それでも問題だろ。

 

「こんな時だけ自分のコンプレックス最大限活用ししようとしないでよ⋯⋯しかしつけられてる、ねぇ」

 

「敵意は感じないからほっといてるけどな」

 

「でも誰がつけてるんだろうね、あの二人ってことは無いだろうけど。エクシアは今日配達でWは周回メンバーに組み込まれてるはずだし」

 

「まあ考えたってしょうがないでしょ。数日前からロドス内部でも感じてるし、その時捕まえりゃ」

 

「ロドス内部で⋯⋯?へぇ⋯⋯」

 

「お前⋯⋯敵意は無いんだから何もするなよ?」

 

「敵意は無くてもシキに対する愛情があるかもしれないじゃん。ダメだ、そんなのは絶対にダメ、タダでさえ五人⋯⋯下手したらそれ以上いるのにこれ以上増えるなんてそんなのダメ、ダメダメダメダメ絶ッ対にダメ」

 

あ、やべハイライト消えてる。

 

「タダでさえWだけじゃなくてラップランドやニェンまで増えてるのにこれ以上は⋯⋯これ以上は止めないと⋯⋯シキがどっか行っちゃう⋯⋯私達の前からまた消えちゃう⋯⋯」

 

「安心しろ、どこも行く予定はねえから。んな事より次の店見つけたぞ、ここじゃねえのか?量がえげつないパフェがあるってところ」

 

「なんでこんな事になってるんだろう、あのままラテラーノで平和に暮らせてたらお姉さんから寝取って三人で逃避行する予定だったのになんでこんな⋯⋯それもあのくそババアが全部悪いんだ⋯⋯次会った時は絶対に殺してやる⋯⋯」

 

「聞いちゃいねえ」

 

しかも所々とんでもないこと言ってるし。

 

にしても──────

 

 

 

「なんで皆俺の事なんかストーキングしたがるんだろう⋯⋯」

 

幼少の頃から続く疑問に答えるものは誰もいなかった。

 

 

 

 

 

 

 

その数日後、ロドス船内。

 

「まさかお前だったとは⋯⋯」

 

とうとう、俺の事をストーキングしていた奴を捕まえた。至極単純、ヤンデレからは逃げられなかったのだ。

 

「あの、本当に恋とか愛とかそういうのでは無いんです!!シキさんは憧れの対象ではありますが決して、決して異性として好きという訳では!!」

 

「「ホントニ?」」

 

「本当です!!本当ですから解放してください!!」

 

必死で訴える少女─────プリュムは涙目になりながら生まれて初めて本気の命乞いをした、と後に語った。

 

 

 

 

 

「その、ですね。稽古をつけて貰えないかと思いまして」

 

あの後、解放したプリュムと食堂で話ついでにご飯を食べる事にした俺は、最近俺をつけていた理由を聞き出すと、そんな答えが帰ってきた。

 

「稽古ねぇ⋯⋯稽古つったって何でまた俺に。俺よりもっと実力あるやついっぱい居るでしょ」

 

「そんなご謙遜を!!ラテラーノの軍に残された伝説の数々、素晴らしいものばかりでした!!是非!!」

 

「そういや君護衛部隊だったんだっけ?」

 

「はい、といっても入ってすぐ、貴方にした所業を目の当たりにして辞めてしまったので、元ですけど」

 

「むしろ未だに国家やってる事に驚きだよ」

 

あの日、確かに事件に関わっていた奴らは物理的にも精神的にも制裁を加えた上で二度とマトモな生活が送れないようにしてやったのだが。

 

逃した奴なんて母親とあの人くらいだ。

 

「なんでも『あの馬鹿共は馬鹿な事をした、ポルノなんかに手出ししなければ彼はそれ以上の金の成る木となっただろう』と」

 

「アハハ⋯⋯⋯⋯」

 

思った以上にクズが多かった。まあ宗教国家なんてどこもそんなもんだろう、イェラグだって凄まじかったし。

 

「とにかく!!私はラテラーノ軍属時代の貴方の伝説を聞いて、是非私を鍛えて頂けないかと!!」

 

「あー、うん。いや別に構わないんだけどさぁ⋯⋯教えることあんのかなぁ⋯⋯」

 

ここ数日間、俺達がほぼ気づかないレベルの尾行をしていた腕からだいぶ強い気がするんだけど。

 

「はぁ⋯⋯俺が親父から受け継いだ訓練用のメニューをお前の実力見て渡すくらいしか出来ないけどそれでもいいなら⋯⋯」

 

「是非お願いします!!師匠!!私は強くなりたいんです!!ドクターにも許可は取ってありますので!!」

 

ドクター許可済みかぁ⋯⋯まあ、別に暇だしいいか。

 

「わかった、そこまでいうなら全力でやるから覚悟しろよ!!」

 

「はい!!師匠!!」

 

「よし、飯を食ったら訓練所に集合だ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「⋯⋯⋯⋯ところでなんでストーカーしてたの?」

 

「その⋯⋯恥ずかしながら話しかけようとすると緊張してしまいまして⋯⋯⋯⋯」

 

「それで二週間も!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

────────そんなこんなで、プリュムちゃんに稽古をつけることになった。

 

プリュムちゃんは思ったよりもセンスが抜群でしごけばしごくほど、才能を開花させて強くなっていった。

 

最初は渋々だったこの師弟関係も段々楽しくなって一ヶ月────

 

「な、なぁプリュム⋯⋯⋯⋯」

 

「?どうしましたかドクター?」

 

「いや、その⋯⋯なんか⋯⋯でっかくなってない?」

 

ドクターがプリュムと呼んでいた人影は、身長約二メートル、の筋肉モリモリマッチョマン。ウーマンにはどう考えても見えない。マッターホルンより筋肉モリモリ、しかし無駄な筋肉は一切ない、紛うことなき強者の躰。

 

「⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯シキ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「⋯⋯⋯⋯『僕は悪くない!!』」

 

「「「「どう考えてもお前のせいだろ!!!!!!」」」」

 

 

 

「どうしちゃったんだよ!!何があったんだよ!!可愛い女の子だったのに!!」

 

「そんなこと言われましても!!そりゃ思ったよりもプリュムのセンスが抜群で中々ハードワークしたけども!!俺はこの訓練の数倍のメニューを十余年やってコレなんだよ!?こんなことになるとは思わないじゃん!!」

 

「シキ、それはシキが特別なだけだよ?」

 

「それにしたって一ヶ月だよ!?一ヶ月しか経ってないんだよ!?」

 

「いやまあそりゃ彼女の才能もあったんだろうけど⋯⋯それにしたってハンマー式ブートキャンプはやり過ぎでしょ!?」

 

「だ、だって強くなりたかったらしいし⋯⋯ね?」

 

「「「限度があるだろ!!」」」

 

いやまあ確かに途中からちょっとやりすぎたかな?とは思ったけどさぁ!!強くなりたいなんて言われたらね?

 

「師匠を責めないでください、これは私が望んだことです。強くなりたいと、そう師匠に望んだのです。ですからどうか────」

 

「いや、アンタはそれでいいの?オシャレとかあるでしょう?」

 

「後悔はありません、師匠は確かに私を強くしてくれました。その結果例え筋肉モリモリになろうと身長が伸びようと後悔はありません」

 

「ほら、本人が問題ないって言ってるんだから────」

 

「「「お前は少し自重しろ!!」」」

 

「ブベラッ」

 

 

その後、プリュムは戦闘にて────

 

「粉砕!!玉砕!!大喝采ッッッ!!」

 

「やべえ!!なんだアイツ!?」

 

「あんなやつロドスのオペレーターに居たか!?」

 

「凶悪クラッシャーが一撃で墜ちたぞ!?」

 

 

凶悪クラッシャーを一撃で仕留めるという快挙を成し遂げ、しばらくレユニオンの恐怖の象徴になった。

 

因みに身体は一週間程度で元に戻ったが、身体能力がかなり向上したらしく、ドーベルマンがこの訓練を取り入れてまたひと騒動起こるのは別の話。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

────オマケ────

 

プリュムちゃん筋肉モリモリマッチョマン騒動の夜。

 

俺はモスティマ、エクシア、W、ラッピーの四人に縛られていた。

 

と言うかなんで君たちそんなに仲良くなったの?特にラッピー。

 

 

「本当にわからないの?」

 

「全くもって心当たりないよ」

 

「へぇ?私達のこと一ヶ月放っておいて?」

 

「いや、一緒に寝てたりしたじゃん⋯⋯」

 

「「「「足りないに決まってるでしょ?」」」」

 

ええ⋯⋯⋯⋯(困惑)

 

「しかもボクと殺し愛してくれる約束はどうなったのさ?」

 

「モスティマの次は私がデートする予定だったのにそれもまだだし」

 

「確かに私はシキが誰と結ばれようがついて行くって言ったけど、嫉妬しないわけじゃないのよ?」

 

「そんなこと言われましても」

 

いやまあこれで誰かと付き合ってたら問題になるかもしれないけども。

 

「な、の、で。今日は皆でシキにお仕置したいと思いまーす」

 

「おい、待て何をするつもりなんだ!?」

 

「大丈夫、気持ちイイコトだよ」

「シキはただ私達に身を任せていればいい、天国に連れて行ってあげるよ」

 

「ハハハ⋯⋯シキそんな顔もできるんだ⋯⋯ゾクゾクするねぇ」

 

「ほら、シキ。安心しなさい、貴方のトラウマを抉るような真似はしないから。精々耳と乳首の性感開発よ」

 

「サラッと聞き捨てならない単語が聞こえてきたんだけど!?お、落ち着け。落ち着くんだお前ら、冷静に話し合おう?で、デートくらいなら幾らでもしてやるから!!な?だからその手に持った媚薬を捨て────ひゃっ!?ちょ、W耳を舐めるな⋯⋯っ!!や、やめ、て⋯⋯っひっ、ら、ラッピー、乳首抓らないで、ちょやめ────────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




シキ:ブートキャンプで全く筋肉がつかなかった神に選ばれし男の娘。実は本来受け気質。ただ逆レされかけた記憶が多いから責めに回ってると安心するって理由で風俗で女性優位にすることは決してない。

プリュム:個人的に思う星3最強格三本の指ランクインウーマン。何故かは解らないがムッキムキになった。

ラップランド:いつの間にかエントリー。詳細はいずれ書く。

いつもの三人:そりゃ一ヶ月放置は嫉妬するよね!!シキ君を開発しましたまる。シキくんのトラウマに抵触しない理由もいずれ書く。

ハンマー式ブートキャンプ:昔シキの父親が助けた謎の軍人が残したブートキャンプ。これを完璧にこなした人間は果てしない強さを得る。

次回はもうちょい早く更新できるように頑張ります。

あと誰か前書きの原因知ってたらTwitterでこっそり教えてクレメンス

正直今回のじゃまだ生ぬるかった?

  • もっと傷口に塩塗っていい。
  • 丁度いい
  • もっと優しくしてあげて
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。