魔眼持ちの方舟生活   作:タキオンのモルモット

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モスティマおめでとう!(大遅刻)

課題が膨大だったのとこの話5回は消えてるからね、仕方ないね。許して

アンケートの結果は⋯⋯皆Wちゃん好きだね!!僕も好き!!

新イベントは⋯⋯うん、この小説の時系列ぐっちゃぐちゃになったけどラテラーノがあんな事になってるのでもう今更って事で。


そんな事より仮面ライダーの映画が良すぎてヤバかった、語彙力が無くなる






────原神とライザ2やってましてごめんなさい


第五話:覚悟完了

 

12月12日。

 

今日は俺とグムがロドスの朝と昼飯の当番だった為、飯を作っていた。何故か夜は別の人間が割り振られていて少し不思議に思ったがまあ問題は無い。

 

「シキさん!!今日のご飯何にします?」

 

「今日は⋯⋯大量に鶏肉あるし唐揚げにする?」

 

「じゃあグムは今のうちにサラダ作っておくね!」

 

ここ最近、料理当番の時はグムとペアな事が多い気がするが⋯⋯。まあいいか。

 

「さーて、醤油醤油⋯⋯ん?」

 

冷蔵庫を空け、醤油を探していると何かデカいホールケーキを見つけた。

 

「グムちゃん、このケーキに見覚えある?」

 

「え?何言ってるのシキさん。今日はモスティマさんの誕生日でしょ?エクシアさんが言ってたよ?」

 

「⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯」

 

「⋯⋯⋯⋯シキさん?まさか⋯⋯⋯⋯⋯⋯」

 

「⋯⋯⋯⋯グムちゃん、いいかい?人は忘れる生き物なんだよ。更に言うなら俺はラテラーノでの出来事は出来るだけ思い出さないようにしているんだ。だから忘れてたって何も不思議じゃない。だから無言で首根っこ掴まないで待って待って力強くない?どこからそんな力がっていうか何処に連れていくの待って待って」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「────って事なんだけどドクターはどう思う?」

 

「事情はわかったからとりあえずシキを離してやれ、そろそろ危ない顔色してるぞ」

 

無理矢理引き摺られドクターの執務室に連れていかれた。

 

「死ぬかと思った⋯⋯⋯⋯」

 

「ほら、シキさん!!ドクターもこう言ってるんだから!!しっかり祝ってあげないと!!しっかりとした誕生日プレゼント買うんですよ!!」

 

「わかった、わかったから⋯⋯⋯⋯揺らさないで⋯⋯」

 

いやまあ確かに忘れた俺も悪いんだけどさぁ。

 

「でもなぁ⋯⋯ペンギン急便の皆とやるんじゃねえの?やだよ?他の内輪に入るの空気悪くなりそうじゃん」

 

「でもエクシアさんが『シキちゃんと来てくれるかな〜』っていいながら準備してたので多分来る前提で進めてると思いますよ」

 

「なら予め教えてくれよ⋯⋯⋯⋯」

 

「まあいい、理由はわかった。今すぐ行ってくるんだシキ。女の子っていうのは⋯⋯怖いぞ⋯⋯」

 

「男の方が怖いんだよなぁ⋯⋯⋯⋯」

 

まあドクターから許可が出たのなら行くしかあるまい。

 

そう言い聞かせ、俺は龍門へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「⋯⋯⋯⋯迷った⋯⋯⋯⋯⋯⋯」

 

いやマジで龍門広すぎるだろ。なんだこれは。

 

「あーもう何処だよここ」

 

周りを見渡す限りスラムと言うには荒廃してないし、かと言って栄えているかと言われれば違う、そんな場所だ。

 

「とりあえず物は買ったけど⋯⋯そもそもペンギン急便の事務所どこだよ⋯⋯」

 

溜息をつきながら仕方なしにケータイを取り出し────

 

 

「久しぶりね、シーキ♥」

 

た瞬間、耳元で声がした。

 

「うわビックリしたァ!!ってW!?」

 

「えへへ、逢いに来ちゃった」

 

いやいや待て待て

 

「なんでお前がここに!?」

 

「愛するシキに逢いに来ちゃった」

 

「ええ⋯⋯⋯⋯」

 

いやまあそれはさておくとしても

 

「まさかそれだけじゃあるまい。一応俺はロドスでお前はレユニオン」

 

「いや今日は本当に会いに来ただけよ?」

 

「くそう、若干嬉しい⋯⋯」

 

改めて彼女を見る。スタイル良し、顔よし、性格に若干難があるものの俺の事を好きと言ってくれる美少女⋯⋯

 

「本当にレユニオンじゃなけりゃなぁ⋯⋯好みドンピシャなんだけどなぁ⋯⋯」

 

「あら、そんなこと言われると嬉しさのあまり襲ってしまいそうになるじゃない」

 

「んー、それは勘弁」

 

女性だろうと男性だろうと襲われるのは嫌だ。と言うか反射的に魔眼叩き込んじゃいそうになる。

 

「ふふっ、大丈夫よ。貴方の嫌がる事は絶対にしないから」

 

「それはよかった」

 

さて、まあそれは置いておいて。

 

「申し訳ないがW。俺はこれから行かなきゃならない所があるんだわ」

 

そう言って立ち去ろうとするとWはガシッ、と肩を掴んできた。

 

「⋯⋯⋯⋯Wさん?」

 

恐る恐るWに話しかけると彼女は上目遣い+涙目でこう言った。

 

「シキ⋯⋯レユニオンに来て?」

 

「仰せのま────それは無理!!」

 

「チッ⋯⋯」

 

「うわ怖い」

 

危ない。誘いに乗るところだった⋯⋯

 

「一応真面目に聞くわね、どうしても?」

 

「どうしても」

 

「そう⋯⋯」

 

そう言うとWは掴んでた肩を離して、背を向けた。

 

「────やっぱ覚悟決めなきゃね」

 

「なんか言った?」

 

「何でもないわ⋯⋯ふふ、会えて嬉しかったわシキ。そう遠くないうちにまた会えると思うけどね」

 

なんだろう。凄く嫌な予感がする。

 

「そんな目で見ないでくれる?安心して、貴方に迷惑はかけないわ」

 

「そ、そうか⋯⋯」

 

なんで心読んでくるんだろう⋯⋯。

 

「それじゃ、またね。あ、それと親切心で一つだけ教えてあげる」

 

「⋯⋯なに?」

 

「貴方、幼馴染共の所⋯⋯ペンギン急便の事務所に行きたいなら方向真逆よ?」

 

「マジで!?」

 

「⋯⋯ひょっとして迷子?送ってこうか?」

 

「⋯⋯⋯⋯お願いします⋯⋯⋯⋯」

 

この後全力介護されながらなんとかペンギン急便の本部まで辿り着いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

その後は特に何も無かった。ただモスティマの誕生日を心から祝ったのだがそれは割愛する。

 

ああ、昨日のことなんて知らない。俺が着いた時にはソラちゃん以外の全員が酒を飲んでいて乱痴騒ぎの極みだったとかモスティマとエクシアが急に野球挙始めたりテキサスちゃんが何故か俺を膝の上に乗せてきたりクロワッサンが無理矢理酒を飲ませてきたり酔った勢いで皆がボスのペンギンをBBQしようとしてボヤ騒ぎになったなんて知らないんだ!!

 

「し、シキさん大丈夫ですか?」

 

「お、推しに心配されてる⋯⋯我が生涯に一遍の悔いなし⋯⋯」

 

「それ死ぬ時に言うセリフですよね!?しっかりしてくださいシキさん!!」

 

「割とマジ目に言うと二日酔いで死にそう」

 

「ご、ごめんなさい⋯⋯私がもっと早くすやすやナンバーで眠らせるべきでした⋯⋯」

 

「ソラちゃんのせいじゃないよ、悪いのはあの酒癖の悪いなんちゃって天使共だから」

 

「「何も言えねえ」」

 

「お前らは反省しろ」

 

翌日、ソラちゃんと適度に飲んでいたテキサス以外の全員が二日酔いで倒れてペンギン急便は休業日となった。

 

そんなこんなで各々自由に休日を使おうと思ったのだが────

 

「それにしてもこんなに朝早くに呼び出しって⋯⋯なんかあったのか?」

 

「さあ?だけど電話口のドクター凄く焦ってたように聞こえたから緊急事態かもね?」

 

そう、今朝七時頃ドクターからやけに切羽詰った声で「シキ!!い、今すぐロドスに来てくれ!!」と言われたのでこうして二日酔いの身体を引き摺ってロドスにたどり着いた。。

 

だが、もし緊急事態で俺の力が必要とかだったらまずいな、今二日酔いで何もできる気がしないんだけど

 

「⋯⋯なんか騒がしくないか?」

 

「言われてみれば⋯⋯⋯⋯」

 

ロドスはあくまで製薬会社。とうぜんコードネームのない一般職員の人等もいる訳だが、やけに忙しそうに動いている。

 

「⋯⋯マジで何かあったのか?」

 

「かもしれないね、急ごう!!」

 

そして、俺たちはドクターの執務室まで一直線に走り抜けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこには、いるはずの無い人物が居た。

 

 

「あらシキ、昨日ぶりね♥」

 

「「「⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯Wぅ!?」」」

 

彼女は昨日と変わらない狂気的で、しかし可愛らしい笑顔で普通に挨拶してきた。

 

「おい待てこれどういう事ドクター!!!?」

 

「いや、俺にも何が何だか⋯⋯⋯⋯」

 

「昨日シキの事ロドスからレユニオンに引き抜こうとしたら断られたじゃん?でもシキとは一緒にいたいじゃん?じゃあ私がロドスに来ればいいやって思って」

 

「「「はぁ!?」」」

 

「という事で、本日付でロドスに『シキの部下』として所属する事になったWよ。よろしくね?」

 

────俺の部下!?

 

「おいどういう事だドクター!?お前の差し金か!?」

 

「いや⋯⋯つい最近までロドスの敵だったし⋯⋯流石に監視は付けたいじゃん?シキ目当てで来てるならこうすればいいかなって⋯⋯」

 

「正直嬉しいわ、信用してくれなくて、ほんっっっっっとうにありがとうドクター、お陰で私はシキと長く一緒に居られるもの」

 

もう言葉も出ない。なんでこうなった?というか後ろを見るのが怖い。さっきから禍々しい殺意がこっちに向かって飛んできている。

 

「という事で、よろしくね?シキ」

 

そんな二人に見せつけるかのように、Wは俺の頬にキスをした。




エクシア&モスティマ:酒癖がそこそこ悪い。次次回辺りからヤンデレの本領発揮なるか?

W:レユニオンの地位とか何とか全てを捨ててきたヤベー奴。「大丈夫、置き手紙は置いてきたわ」そういう問題ではない。

テキサス:お酒は嗜む程度だが、酒に弱く少量で酔う。

クロワッサン:エクシア達程ではないが酒癖が悪い。

ペンギン:そろそろ命の危険を感じてきた。

ソラ:すやすやナンバーが仲間の乱痴騒ぎを止める為のスキルと化していて本格的に攻撃を覚えたいと悩み始めている。

シキ:この後胃に穴が空いた。


次回予告────

「「はぁ⋯⋯はぁ⋯⋯敗北者?⋯⋯取り消せよ今の言葉!!」」

「貴方の命令ならどんなものでも承るわ。例え性処理でもね」

「正気ですかドクター!?」

「何、ドクターの判断だ、おそらく間違いじゃないさ」

次回:『案外ベストマッチだった僕ら』

「⋯⋯とりあえずおっぱいを布団にさせてもらおうか」
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