一年生の副担任   作:はたはた魚の目

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第1話

渋谷のとあるBAR

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「あーァアァアァアー」

12歳ほどの少女が一人、酒を煽っていた。

 

少女は相当飲でいるらしく

口を軽く開いただけで酒の臭気を感じ

周りには空のボトルやビール瓶が

20本以上並んでいた。

 

「マスターー

ウィスキ〜を〜お〜かわり〜〜!!」

 

だがこれはいつもの事らしく周りの常連も気にしない

マスターは呆れた顔でため息をつくと

新しいウィスキーボトルを開け

摘みのチーズと一緒に少女の前にだし

声をかける

 

「一応聞いとくが、大丈夫か?

 ••いや、あんた潰れる心配はしてねぇけどさ

 明らかになんからあったんだろう?」

 

「あーあーあー!!

 一応 を、付けるなら

 聞かないでくれよ〜

 思い出したくもねぇ〜んだからよ〜!

 それともなにか〜こーんな

 だらしない女が居座ったら

 店の迷惑ってか〜!

 そうだょなー女が一人で飲んでんのに

 誰も声をかけようとしねぇーもんなーー!!」

 

接待で声をかけただけなのだが

少女は酒が不味くなると言わんばかりに

睨み付け訳の大声でわからん絡みをする

まさに酔っ払いの醜態である

 

「迷惑ならとっくに出禁にしてるよ

 良くも悪くもよく飲むし食うから助かってるぜ」

マスターは絡みなられた様子で

この店一番の常連に

ため息を吐きながら悪態に付き合う

 

すると入り口からベルが鳴る

「いっらしゃいませ」と

マスターがドアの方を見ると

黒ずくめの目隠しをした

190㎝はある男が立っていた

 

それを見た瞬間

マスターは冷や汗を流し

少女は今まで以上に目が細くなり

黒ずくめの男に殺気を放つ

 

「やぁ!やっぱりここだと思ったよ

 マスター、カルアミルクひとつね!」

男は右手をあげズカズカと女の隣に座る

「少しお待ちを」

 

「おぉい、私の聖地になんのようだ

 ってか許可もなく隣に座んな

 いい女と飲みてぇなら金を払えよぉ」

 

「釣れないこと言わないでよ

 僕ら、同期で友達でしょ♪

 今日はお願いがあってきたんだ」

 

「友達ってのは

 お互いが認めてからスタートだ

 俺はおまえが嫌いだよ

 嫌な事しか頼まねぇからな!

 学生の頃からそうだ!!

 お前らアホコンビのイタズラで!!」

 

少女はぶつぶつ言いながらタバコを出し火をつける

 

「お待たせ、カルアミルク甘めな」

 

「うん、ありがとう

 申し訳無いんだけど二人っきりで話していいかな

 ちょっと重要な仕事の話でね」

 

「嫌だ!!マスター行かないで!!

 私の話聞いてて!愚痴がいっぱいあるからーー!!」

 

さっきは話しかけるな言ってただろと

マスターはハラハラしながら男と少女のやり取りを見る

ただの兄弟が戯れているよえにみえるが

もしこの二人がケンカを始めると

店がただじゃ済まないからだ

「はっはっは〜

 マスターが好きだね〜モッちゃんは、

 でもね、〔宿儺〕の件なんだ今回は、」

〔宿儺〕と聞いて少女がびくっと固まった 

 

「マスター、ゴメンやっぱ二人にして」

 

男が店に入って来た時の掛け合いは

毎度のことだ、掛け合いがエスカレートして

椅子やカウンターを壊された事もある

だが明らかに雰囲気がいつもと違うと

わかったのだろう

 

「店の物壊すなよ‥」

 

あの二人とは客としての関係だけだが

あんな真面目な顔を見たことがない、

マスターは静かに店の奥に引っ込んだ。

 

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「いや〜真面目に聞いてくれて助かるよ

 相当飲んでるから話して大丈夫か、

 不安だったんだよね〜」

 

「さっさと要件言えや

 〔宿儺の指〕の件だろ」 

 

「あぁそれに関してトラブルがね」

 

 「確か恵に回収するよう指示してたよなお前。

 そんでこんな所で俺に話に来るって事は‥‥」

 

「いやいや、そんなに暗い顔しないでよぉ

 心配要らない恵は無事だよ。

 ただもっと面白い事に〔宿儺の器〕が現れたよ♪」

 

男は意味が分かってるのだろうか

それが核爆弾級の大事件だどういう事を、

 

「はあーあーぁーーぁーーー!!!」

 

女は両手を額にやり大きくため息をつき

静かに質問した

 

「どうすんの?」

 

「上はもちろん殺したがってるさ」

 

「だろうね」

 

「でもかわいい生徒の頼みでね〜

 生かしたいんだよねぇ

 だから上に我が儘通してきたんだ♪

 

〔宿儺の指を全部集めさせて殺せばいい〕

 

 ってね‥ 、

 だからさモっちゃん

 僕のクラスの副担任やってくんない?笑」

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