神谷奈緒は総武高生   作:おたふみ

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10話

期末試験も比企谷のおかげで乗り切り、夏休みになった。プールはサマーフェスの後に行く約束をした。なんかレッスンも気合いが入る。サマーフェスは裏方なんだけどね。

 

休憩時間。比企谷が何をやっているか気になりLINEしてみる。

 

【おっす、何してる?】

 

【川で小町とその他がキャッハウフフしてるのを眺めてる】

 

ん?どこかに出掛けてるのか?

 

【どこの川?】

 

【千葉村】

 

「は?千葉村!」

 

「奈緒、どうかした?」

 

ヤバイ、声が出て。

 

「何でもない。加蓮は休んでろよ」

 

「は~い」

 

なんで千葉村なんかに居るんだ?

 

【なんで千葉村?】

 

【独神・シズカーの陰謀だ】

 

あぁ、平塚先生ね。

 

【なんで平塚先生の陰謀なんだ?】

 

【奉仕部の活動だとよ。林間学校の小学生のサポート】

 

【じゃあ、雪ノ下さんや由比ヶ浜さんも居るの?】

 

【べ、別に由比ヶ浜の胸とか雪ノ下の脚とか見てないからな】

 

何、勝手に自白してるんだろう。てか、ズルイ。

 

【ふ~ん、そう…】

 

【何、怖いんですけど…】

 

【プール、楽しみだね】

 

【は、はい…】

 

まったく…。ライバル多いのかな…。

 

【悪い、夜の肝試しの準備に行く】

 

【わかった。プールの時にkwsk聞くから】

 

【…はい】

 

よし、と。

 

「相手はウワサの比企谷君かな?」

 

「うわっ!加蓮、見てたのかよ」

 

しまった!

 

「一緒にプール行くんだっけ?」

 

「う、うん…」

 

「水着は買った?」

 

「まだ…」

 

「レッスン終わったら、買いに行こう♪」

 

「い、いやいやいや。いいよ」

 

「キワドイ水着で比企谷君を悩殺しちゃおう♪」

 

「キワドイのは絶対にない」

 

「でも、新しいの買おうよ。私も見たいし。ね?」

 

ダメだ。こうなったら、加蓮は引かない。

 

「わかったよ…」

 

「うふふっ、この北条加蓮に任せなさい」

 

「お手柔らか。それと、ポテトは買わないからな」

 

「そんな~」

 

 

 

んで、水着を買ったあとにファーストフードに来ちゃったんだけとね。

 

「ポテトうまっ♪」

 

「今日は、その…ありがとな、加蓮」

 

「奈緒がデレた」

 

「で、デレてないし!」

 

「私も比企谷君に会ってみたいな」

 

「絶対にダメ!」

 

「ケチ!」

 

ライバル増やしたくない。

 

「でもさ、奈緒が比企谷君の話する時って、すごく楽しそうなんだよね」

 

え?

 

「奈緒が羨ましいな」

 

「べ、別に付き合ったりとかはしてないからな」

 

「でも、いい恋をしているんだと思うな」

 

「そ、そうかな…」

 

「だって、比企谷君と会えた日はニコニコだし」

 

え?

 

「会えなかった日はドンヨリしてるよ」

 

き、気がつかなかった…。

 

「奈緒、デビューしたら告白するとか考えてるの?」

 

「そ、そこまでは…」

 

「奈緒」

 

「ん?」

 

「ちゃんと告白するんだよ」

 

「わかってるよ」

 

ありがとう、加蓮。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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