神谷奈緒は総武高生   作:おたふみ

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18話

ライブ後、最初の登校。

 

あっれれ~、おっかしいなぁ。

 

某ショタ探偵のセリフを脳内再生中。私、アイドルデビューしたよね?もっと騒ぎになるのかと思ってた。…視線は感じるんだけどなぁ。346プロのアイドルの神谷奈緒はここですよ~。と、心の中で叫んでみる。

 

教室では、普段通り…を装うクラスメイト達。なんかくすぐったい。

 

昼休みに比企谷に聞いてみる。

 

「あ、それ。通達があったぞ。名前は伏せられてたけど、アイドルになった生徒がいるけど、騒がないようにってさ」

 

なるほど、そういうことか。

 

「その代わりに、ウチのクラスだと俺が視線を集めてる」

 

「ご、ごめん」

 

「いや、神谷は何も悪くないだろ」

 

「私が乗り込んだりしたから…」

 

ふえっ!比企谷に頭を撫でられてる。

 

「改めて、ありがとな」

 

「や、やめろよ、髪がぐしゃぐしゃになっちゃうよ」

 

でも、やめてほしくない私ガイル。

 

「わ、悪い、お兄ちゃんスキルが発動してしまった」

 

「八幡と神谷さんて、仲良しなんだね」

 

声がする方へ顔を向けると、汗ばんだ美少女…もとい、男の娘が立っていた。

 

「戸塚、お疲れさん」

 

「うん。神谷さんは、お話しするのは初めてかな。八幡と同じクラスの戸塚彩加です」

 

「えっと、神谷奈緒です」

 

「この前は、八幡を助けてくれて、ありがとう」

 

戸塚君は、深々と頭を下げてきた。

 

「えっ?」

 

「僕も何かしたかったんだけど、何も出来なくて…。そしたら、神谷さんが…」

 

「あ、あれは、頭に血がのぼったというか、ブレーキ壊れたというか…。こちらこそ、大騒ぎにして、ごめんなさい」

 

「そんな…。それに、八幡にこんなに心強い味方がいたなんて、知らなかったよ」

 

「そ、そんな…。照れるなぁ」

 

「それに、さっきの八幡の顔、クラスでは絶対にしない笑顔だったよ」

 

「そんなこと、ねぇだろ」

 

比企谷が赤い顔して、そっぽ向いた。

 

「これからも、八幡のことをよろしくね」

 

「任せとけ」

 

「いや、俺は大丈夫だからね」

 

「それと、神谷さんとも、もっとお話ししたいな。八幡が心を許してる人なんだから」

 

「レッスンとかが無い放課後なら空いてるよ」

 

「レッスン?」

 

「あっ!神谷!」

 

「戸塚君なら大丈夫だろ。先生から話があったアイドルって私なんだ」

 

「そ、そうなの!!」

 

「戸塚、声がデカイ」

 

「あ、ごめん。でも、神谷さんなら可愛いから納得だね」

 

戸塚君に言われると、微妙…。

 

「今度、三人でサイゼ行こうぜ」

 

やっぱりサイゼなんだ…。サイゼ好きだけどね。

 

「そうだね、修学旅行の話とかもしたいな」

 

「神谷、修学旅行行けるのか?」

 

「確認します…」

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