あ~あ、私の告白は保留か。
「告白って上手くいかないね」
「そりゃそうだろ、俺が言うのもナンだけどな 」
ん?待てよ。さっき比企谷が言ってたこと…。
「比企谷、さっき依頼が上手くいかないことをわかってた口振りだったよね?」
「な、なんのことでしゅか?」
噛んだ。怪しい。
「ちなみにさ、比企谷の偽物の告白の返事はなんだったの?」
「誰とも付き合う気はないだったかな?」
ふむ、なるほどね。
「その答え知ってたでしょ?」
「す~す~♪」
「口笛吹けてないから。大方、眼鏡っ娘から、なんか言われてたんでしょ?」
「お前何者なの?名探偵の孫なの?」
「ジッチャンの名にかけて!!って違うわ!!」
「ノリツッコミ乙」
「まぁ、いいよ」
私の推理だと、チャラ男に告白されたくないから、眼鏡っ娘が比企谷を頼ったって感じかな?
チャラ男が奉仕部に依頼したってことは、他にも告白のギャラリーが居た可能性があるな。ウチの学校は進学校のクセに噂話が好きなヤツが多いから、また比企谷が被害受けそうなんだよな。なんとかしないと。
「神谷、何考えてんだ?」
「ん?どうやって、チャラ男と眼鏡っ娘を始末しようかと…」
「やめてやめて!」
「冗談だよ。そんな力も無いしね。でも、変な噂になる前になんとかしたいと思ってる」
「いや、大丈夫だからね。何もしないでね」
「どうしようかなぁ~♪」
「ご機嫌だな」
「まあね」
そりゃ、京都を比企谷と歩くのを楽しみにしてましたから。
「なぁ、部活の二人はどうするんだ?古典部だっけ?」
「奉仕部な。正直わからん。あの二人との関係は簡単に終わらせたくないとは思っている。…アイツらもそうなんだろうな」
アイツら?
「アイツらって、チャラ男や眼鏡っ娘達のこと?」
「さあな」
もしかして、葉山君も絡んでる?たしか、比企谷のクラスに行った時にチャラ男と眼鏡っ娘と一緒に居たよね?
「比企谷、もしかしてさ、葉山君も絡んでたりする?」
「ノーコメント」
「それが答えじゃん!」
「お前、マジで名探偵だな、おい」
どうしようもないエセ・イケメンだなぁ。
「なんかあったら絶対私に言えよ」
「…善処する」
そんなこんなで、もうすぐホテルだ。
「そろそろ腕を解放してくれませんかね?」
「仕方ないなぁ」
残念だけど、ここまでかな。
「じゃあ、おやすみ比企谷」
「おう、おやすみ」
「比企谷、答えは聞かせてね。どんな答えでも、私は比企谷の味方だからな」
「わかった。ありがとな」
このあと、何もなければいいんだけどな。
あれ?これってフラグ?違うよね?