神谷奈緒は総武高生   作:おたふみ

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24話

「ほら、戸部も姫菜も困ってる」

 

「その感じだと、葉山君は比企谷が告白に割って入ったのは知ってるんだ」

 

「そ、それは…」

 

黙っちゃったよ。

 

「隼人君も一緒に居たからな」

 

お友達が言っちゃいましたよ。

 

「じゃあ、葉山君も比企谷が邪魔したとか横取りしたとか言うつもり?」

 

「そうじゃない。だが…」

 

「言いよどむってことは、何かあるのか?」

 

「…」

 

黙って下向いちゃったよ。

 

「葉山君じゃ話にならないから本人に聞くよ。戸部君だっけ?どうなの?」

 

「まっ、待ってくれ」

 

「葉山君は黙って」

 

「戸部君、どうなの?本当に横取りされたなら、戸部君本人が一番怒っていいはずだよ」

 

「いや~、俺としてはヒキタニ君に…」

 

「『比企谷』だよ。前も言ったよね?」

 

「ゴメン。比企谷君に依頼したっつ~か、隼人君に相談したら奉仕部?に依頼をしたみたいな」

 

簡単に白状したなぁ。

 

「なんて依頼したの?」

 

「えっと…」

 

「ちゃんと答えて。戸部君の友達が比企谷に言いがかりをつけてるんだよ」

 

「海老名さんに告白したいけどフラれたくないからサポートしてくれって…」

 

「戸部君さ、女の子のことバカにしてる?」

 

「え?」

 

なんで、そんなに驚くの?

 

「フ、フラれたらダサいじゃん?」

 

「私はフラれたくないから助けてくれって方がダサいと思うよ。それに告白する相手にも失礼だよ」

 

F組の女子がうなずいてる。女子は味方になった。もう一息。

 

「それに、比企谷が割り込んだおかげでフラれなくて済んだのに、フォローもしないの?」

 

「…」

 

戸部君も黙っちゃったよ。

 

「戸~部~!どういうことだし」

 

な、なんか金髪縦ロールが怒ってますよ。

 

「いやぁ、優美子には相談しずらかったっつーかぁ…」

 

「うっさい!!」

 

「ひっ!」

 

怖っ!

 

「隼人、なんで相談してくれなかった?」

 

「そ、それは…」

 

「後で聞かせてもらうし。それより…」

 

三浦さんだっけ?が、比企谷の元にきた。

 

「ヒキオ、ゴメン!」

 

「へっ?」

 

「あーし、ヒキオに余計なことするなとか言って。戸部のために動いてくれてたのに」

 

「三浦は何も知らなかったんだ。気にするな」

 

見た目金髪縦ロールでチャラいけど、いい人。

 

「それから結衣!!」

 

「え?」

 

「さっきから、ぼーっとしてるけど、なんでそんな依頼受けた?」

 

「えっと、戸部っちと姫菜が付き合えたら素敵だなぁって…」

 

「アンタ、海老名の気持ちも考えた?」

 

「…考えてなかった」

 

「アンタも、ヒキオと戸部と海老名に謝りな!」

 

「う、うん。ごめんなさい」

 

「男連中も!!」

 

「ヒキタ…、比企谷君、ごめんな」

 

「比企谷、すまなかった」

 

「比企谷、ゴメン」

「ゴメン」

 

「よし!ヒキオもいい?」

 

「お、おう」

 

凄いな、三浦さん。カッコいい。

 

ん?三浦さんが私のところに来た。

 

「三浦さん、ありがとう」

 

「どうってことないし…。それより」

 

小声で三浦さんが…。

 

「後でサイン頂戴…///」

 

意外とミーハーなんだね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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