【打ち上げ】
「「「乾杯」!!」」
今日は『シンデレラの舞踏会』の打ち上げ。
未成年組の打ち上げは終わったから、年明けに仲間内だけでもう一回というわけだ。
「奈緒ったら、みんなに質問攻めにあってたんだよ」
「ほ~」
「加蓮、余計なことは言うなよ」
「は~い」
「比企谷は、奈緒のどこがいいの?」
「凛もやめてくれ」
「あとでこっそり教えて」
まったく、この二人は。そう、Triad Primusの二人に…。
「ゆきのん、私達ここに居ていいの?」
「わ、わからないわ…」
テンパってるなぁ、奉仕部二人は。
「みんな、歳は変わらないから、二人とも気楽に」
私と比企谷。
なんで、恋敵二人を呼んだかって?強敵と書いて『とも』と読むからだよ。
一時間後…。
「ふ~ん、雪ノ下さんてそうやって、比企谷を追い込んでたんだ」
「いいえ、彼とのコミュニケーションのひとつよ」
うわぁ。
「な、なぁ、比企谷。凛と雪ノ下さんが険悪なんだけど…」
「たぶん、同族嫌悪の類いだ」
「ゆきのんと凛ちゃんはキャラかぶってるから」
「「かぶってない!!」」
「ひぃ!」
「ひぃ!」
「ひぃ!」
「私、知~らない。ポテトうまぁ♪」
【受験勉強】
今日は比企谷家で受験勉強…。
「ねぇ、彩加君。ここは?」
「ここはね、卯月ちゃん…」
受験勉強のはず…。
「なぁ神谷。俺、出かけていい?」
「いいわけないだろ!比企谷がホストだろ!私に一人に甘い空気押し付けるなよ!」
目の前でイチャイチャしやがって…。
「俺、部屋から参考書とってくるわ」
「あ、私も行っていい?」
「あ、おう」
「あ、八幡、英和辞典貸してくれるかな?」
「了解。一緒にとってくる」
初比企谷の部屋、やったね。
「あんまり、ジロジロ見るなよ」
「わかってるよ」
ふ~ん、色んな本があるなぁ。ラノベだけじゃないんだ。
「こっちはCDか…」
「あ、バカ!」
え?
…私のCD。それに、取材受けた雑誌。
「比企谷、これ…」
「そ、それは、あれだ、ほら…」
「ありがとう…」
「お、おう…」
思わず、比企谷の胸に顔を埋めた。
「応援、してくれてたんだ…」
「そりゃあ、まあ…」
は、恥ずかしくなってきた。
「り、リビング、戻ろうか」
「そうだな」
二人でリビングに戻ろうと、扉を開けた。
「あ」
「あ」
「あ」
「あ」
あ、ありのままを話すぜ。
卯月と戸塚君がキスをしようとしてた。
「戸塚…」
「卯月…」
「ち、違うんです!…えっと、そう!目にゴミが入って、とってもらおうと…。ね、彩加君」
「そ、そう。そうだよ。き、キスなんてしようとしてないよ!」
「そんなベタな言い訳いらないから」
【総選挙】
「総選挙、お疲れ」
「いや~、今回は文香さんかぁ」
「残念だったな」
「でも、文香さんには勝てないよ。美人だし唄も上手いし。それに胸も…」
勝てなかったなぁ。前回は加蓮だったから、今回は私が一位になりたかったなぁ。
「神谷…」
「ん?なんだ?」
「泣いてるのか?」
え?私、泣いてる?
「悔しかったら、泣いてもいいんだぞ」
その言葉を聞いて、私は比企谷の胸に飛び込んだ。
「比企谷、一位になりたかったよ。沢山のファンや比企谷が応援してくれたから、一位になりたかったよ」
「神谷が努力してたのは、俺も知ってる。渋谷や北条が教えてくれたからな」
「比企谷に一位になったところ、見せたかったよ」
「じゃあ、また頑張ろうな。俺も応援するから」
「本当?」
「本当だ。俺は神谷奈緒の最初のファンで一番のファンで彼氏だぞ」
「わかった。またがんばるよ」
この時のことが、比企谷がプロデューサーになった理由らしい。
八幡、一緒にトップアイドルになろうな。
「奈緒、なんか言ったか?」
「別に~」
総選挙の結果も出たので、絡めてみました。