「なぁ、ここの解釈って…」
「これはだな…」
ここは図書室、比企谷と勉強中だ。なんで、こうなってるかというと…。
説明いる?察してくれ。無理?
…、誰に言ってるんだよ、私!!
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〈とある昼休み〉
「もうすぐクリスマスだなぁ」
「小町に何をプレゼントしようかな」
「シスコン」
「違ぇよ」
「比企谷はサンタ狩りやるのか?」
「サンタ狩りは中学で卒業した」
「七夕にミステリーサークルは?」
「それも卒業した」
「やってたのかよ」
「冗談だ」
「はぁ、その前に期末試験だよな」
「ヤバイのか?」
「頑張って総武入ったけど進学校だからキツイよ」
「ま、頑張れよ」
「比企谷は大丈夫なのか?」
「文系は余裕だな」
「理系は?」
「理系なんて、恋愛も数字でしか計れない連中がやることだ」
「どこの大学生だよ…。まぁ、その答えで察したよ」
「助かる」
「なぁ、比企谷」
「ん?」
「文系教科、教えてくれない?」
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てな感じだ。頑張っただろ、私。
「神谷、聞いてんのか?」
「あ、うん」
いやぁ、拒否されると思ったけど、良かった良かった。
「わ、我を裏切ったな、八幡!」
誰?このコートの男は?
「比企谷、知り合い?」
「知らん」
「は゛ち゛ま゛~ん゛!!」
『はちまん』に全部濁点つけるとか器用なヤツだな。
「うるさいぞ、材木座。ここは図書室だ」
知ってんじゃん。
「ざ、材木座君だっけ?今、比企谷にテスト勉強みてもらってるから、後にしてもらっていい?」
「そういうことだ」
「チッ!リア充め」
え?そう見える?やった。
「違うから」
そんなに、すぐに否定しなくても…。
「そうだよな、『浩史』」
「神谷違いだ!」
「じゃあ、『明』か?」
「そっちも違う!」
「そういうことで、神谷奈緒だ」
「どういうことだよ!」
連続でボケやがって。
「夫婦漫才ではないか…」
め、夫婦だなんて…。
「違うからな」
「ぐぬぬぬぬ」
「んで、どうしたんだ、材木座。悪魔辞典ならここにはないぞ」
「な、なに…」
ないんだ。
「ちなみに、武器辞典とかもないからな」
「ガクッ…」
orzポーズって、初めて見た。
「し、仕方ない…」
あ~、行っちゃった。
…しかし
「比企谷、ないってなんで知ってたんだ?」
「な、なんとなくだよ…」
明らかに目線そらした。
「…探した?」
「し、知らんな」
そうなんだ。
「貴方達、少し静かにしてもらえないかしら?」
「あ、ごめんなさい」
「すまん」
声の主は、一年生なら誰もが知ってる、超絶美少女。10人すれ違ったら、12人は振り返る。え?増えてる?気にするな。入学試験主席、親は県議会議員・建設会社社長、天は二物も三物も与えてる。
説明が長くなったけど、国際教養科の雪ノ下雪乃だった。
「静かに出来ないのなら、出ていってくれないかしら」
そ、そんな言い方しなくても…。
「仕方ない。神谷、あと少しサイゼでやるぞ」
「う、うん。わかった」
「悪かったな、邪魔して」
「え、ええ…」
雪ノ下さん、何か言いたげだなぁ…。
「ほれ、行くぞ」
「あ、待ってよ」
「…」
サイゼに着き、気になったことを聞いてみる。
「なぁ、比企谷。雪ノ下さんと知り合い?」
「誰それ?」
「さっき図書室で文句言ってきたひと」
「知らね」
「そっか」
なんだろう。あの比企谷へ向けての視線は…。