神谷奈緒は総武高生   作:おたふみ

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8話

新しい友達が出来た。名前は【北条加蓮】。同じ時期にアイドルになって、一緒にレッスンしているうちに仲良くなった。

 

「ほ~ん、それって友達になれるのか?」

 

比企谷が菓子パンをモシャモシャ食べながら言った。違った、惣菜パンだった。具は…、キンピラか。なかなかうまそうな…。じゃなくて!

 

「どういうこと?」

 

「ほら、芸能界って生き馬の目を抜くところだろ?ドロドロしたものとかありそうなイメージだから」

 

「あははははっ!それはないよ」

 

「なんか、神谷に爆笑されるとムカつくな」

 

「いや、悪い。私たち、まだ『候補』だからな。同じ事務所だし、オーディションで競ってる訳じゃないからな」

 

「そういうもんかね?」

 

「そういうもんだよ。それにユニットって話も出てるらしいから」

 

「それなら友達かもな」

 

「それとさ、困ったことがあるんだよ」

 

「ん?」

 

「加蓮はさ、もともと病弱だったみたいなんだ。それこそ入退院を繰り返すみたいな」

 

「それって大丈夫なのか?」

 

「今は平気みたいなんだけど…」

 

「それなら問題なさそうだが?」

 

「病弱だった頃の反動かもしれないんだけど、重度のポテトジャンキーなんだよ」

 

「なんだそれ?」

 

「ファーストフードのポテトが大好きで、気がつくと食べてるんだよ」

 

「俺はマッカンジャンキーだから、何も言えねぇな」

 

「そんなぁ…」

 

「でも、神谷が心配して注意してるんだろ?」

 

「まぁ、そうだけど」

 

「じゃあ、いいだろ」

 

「そんなもんかな?」

 

「そんなもんだろ」

 

お弁当を食べ終わり、まったりしている。比企谷の部活はどうなんだろう。

 

「なぁ、比企谷。部活は順調なのか?隣人部」

 

「違ぇよ!…いや、まて。あながち間違えでもない…」

 

「どういうこと?」

 

「黒髪ロングの毒舌と、金髪ではないが、巨に…ゲフンゲフン」

 

「比企谷、いつからハーレム主人公になったんだ?」

 

「なってないからね」

 

「でも、明らかに両手に花だよな?」

 

「確かに、二人とも可愛いと思うがな」

 

え?誰なの?

 

「ちなみにさ、一緒に部活やってるのって誰なの?」

 

「あ?J組の雪ノ下とウチのクラスの由比ヶ浜だ」

 

どっちも、可愛いくて有名。もしかして、どっちかと付き合ったり…。

 

「しかしなぁ、雪ノ下は毒舌で俺のメンタル削ってくるし、由比ヶ浜はアホの娘でメシマズ属性だからな」

 

「どっちかと付き合ったりは?」

 

「俺だぞ?無理に決まってるだろ」

 

わ、私は比企谷と付き合っても…。

 

「それに、あんな思いはもう沢山だ」

 

比企谷が悲しそうな顔をした。

 

「ど、どうかしたのか?」

 

「なんでもねぇよ。ほら昼休み終わるぜ。テニスコートの戸塚も居なくなったし」

 

比企谷、そんなとこ見てたんだ。戸塚?なんか可愛い娘だな…。

 

「ちなみに、戸塚は男だ」

 

「え!!」

 

普通に可愛い…。男の娘なのか?

 

 

 







~~~~~~~~~~~~~

戸塚は可愛い。性別は『戸塚』だ。
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