ショックな出来事があった。
休日に何気なくららぽーとに来たら、比企谷を見かけた。それだけな良かったんだけど…。雪ノ下さんと一緒に居た。比企谷と雪ノ下さんて、付き合ってたんだ。はははっ…。何やってたんだろう、私。
あの場所へ、ベストプレイスに行くのはやめよう…。
数日間、比企谷と顔をあわせることはなかったんだけど…。
「よう」
そりゃ同じ学校なんだから、顔あわすよな。
「よ、よお」
「最近、来ねぇな」
「あ、うん、その…」
「ま、そうだよな、俺みたいなヤツと一緒に居ても…」
違う…、そうじゃないんだ…。
「まぁ、あれだよ、彼女いるのに、私と昼ご飯食べてたらマズイだろ?」
ははっ、どうにでもなれ!
「何言ってんだ、お前?俺に彼女なんて居る訳ないだろ」
「あ、内緒なのか?」
「内緒も何も居ないから」
「だって、ららぽで雪ノ下さんと…」
「あ、あれ見たのか?あれは由比ヶ浜の誕生日プレゼント買いに行っただけだ。小町も居たんだが、途中で逃げやがった」
え?そうなの?
「どこをどう勘違いしたらそうなるんだよ」
「なんだそうなんだ、あはははは!」
「痛ぇよ」
気がついたら、比企谷の肩をバンバン叩いてた。
「ごめん」
「ま、いいけどよ」
「じゃあ、また昼ご飯食べに行っていいか?」
「…好きにすればいい」
「じゃあ、行く!」
「お、おう…」
良かった、私の勘違いだった。
そして、昼休み。少し話をしたいことがあったんだ。
「あと1ヶ月で夏休みだな」
「おう、そうだな」
「比企谷はどっか行ったりするのか?」
「いや」
「私は、ウチの事務所のサマーフェスに行くんだ」
「遂にデビューか?」
「いや、裏方」
「なんだ…。ステージに立つなら行こうと思ったんだかな…」
「でも、デビューも視野に入れて、裏方から見とけって」
「じゃあ、デビュー出来そうなのか?」
「加蓮と一緒にな」
「すげぇ…」
比企谷が遠くを見ている。
「比企谷、寂しくなったか?」
「ば、バカ、違ぇよ」
「比企谷、私は比企谷が私の趣味に付き合ってくれたり、テスト勉強みてくれたりしてるから、レッスン頑張ったり出来るんだ。だから、デビューしても比企谷をないがしろすることは絶対にしないからな」
「お、おう…」
どうしたんた?比企谷、顔が赤いけど…。
「か、神谷…」
「なんだ?」
「ち、近いんだが…」
はっ!テンション上がって、あと少しで比企谷にくっつくところまで…。
「ご、こめん」
「い、いや、大丈夫…というかご褒美というか…」
ヤバイヤバイ!話題を変えよう。
「ひ、比企谷!夏休みにプールとか行かないか?」
「え?嫌だ」
「なんでだよ!!」
「暑いし、人多いし…」
そうだよな、比企谷って人混みとか苦手だもんな…。
「そ、そんなに、がっかりするなよ。はぁぁぁ、行くよ」
「本当!!」
「あ、ああ、行く。行くから、手を…」
思わず手を握ってしまった!!
「ご、ごめん」
「い、いや、…おう」