283プロ短編集   作:Garbage

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・元ネタは『ギャグマン●日和』の『聖徳太子の楽しい木造建築』です
・古墳が大好きで、みそ汁をこぼした布団をしばらく放置していた白瀬咲耶役の八●アンナさんとは何の関係もありません
・そんな八●さんと一緒に番組をやっている三峰結華役の成海●奈さんとも何の関係もありません
・そんな八●さんの彼女で得意料理のもやしのナムルを作ってあげる田中摩美々役の菅●千紗さんとも何の関係もありません
・そもそも咲耶はこんなこと言いません
・そもそも三峰は咲耶に石を投げたりしません


白瀬咲耶さんの楽しい古墳築造

 

 

 

 

 

 

白瀬 咲耶「MUSIC DAWNの本番で忘れていたけど、G.R.A.D優勝のご褒美としてリクエストした古墳がそろそろ完成する頃だったね。楽しみだよ」

 

 

 

『白瀬 咲耶様 古墳築造予定地』ピュー

 

 

 

咲耶「ひどくこざっぱりしてるー!」

 

咲耶「ちょっとプロデューサー! 私の古墳は!? 全然できてないじゃないような。というか全然できてへんでおまんがな」

 

P「古墳なんてまだまだ先だぞ? そもそもうち言うほど大手じゃないから人員雇えないし。まああと30年はかかるかな?」

 

咲耶「えー! それは困るよ! もう出来上がると思って結華に招待状送ってしまったのに……」

 

 

 

 

三峰の家

 

 

「郵便っすー!」

 

 

三峰 結華「ほげー! さくやんから手紙だー! このご時世チェインでいいのに、なんだろいったい」

 

 

 

いつも愛らしい結華へ

 

私の古墳ができたよ。羨ましいだろう?

 

お土産を持ってきて欲しいな。いいお土産を持ってきて欲しいな。

 

白瀬 咲耶

 

PS.結華のコミュはだいたい湿っている。

 

 

 

結華「さくやんにだけは言われなくない。古墳かぁ、無視するとさくやん泣いちゃうからなぁ。行ってちょっと見てすぐ帰ろっと。2秒くらい見て」

 

 

 

咲耶「とにかくもう小さい小屋みたいなものでもいいから、急いで作るよ!」

 

P「小屋でいいのか!?」

 

咲耶「急ぐんだ!とにかく明日までに建てるんでおま!」

 

 

 

 

 

翌日

 

 

 

結華「さくやんに会うの久しぶりだなぁ。あ、やば、お土産忘れた」

 

結華「まあこの辺の草でいいかなぁ、あとは石も少々。さくやんなら雑草や小石にも価値を見出してくれると信じよう」

 

結華「えっと、地図だとこのへんだよねさくやんの古墳……」

 

 

『白瀬古墳』

 

 

結華「あれじゃないよねまさか。なんか書いてあるけど、違うよね。あれが古墳だなんて三峰は信じませんよ。ここにさくやんがいたら信じるしかないけど」

 

 

 

咲耶「ごまえー♪ ごまえー♪」

 

 

 

結華「いたー……なんか歌ってる~……マイクの位置低っ~」

 

咲耶「やあ結華。よく来たね、待っていたよ。プロジェクトルミナスに備えて全体曲を歌いながら」

 

結華「いや歌えてなかったよね?」

 

咲耶「実はまだ歌えないんだよ。今日初めて聴いたからねこの歌」

 

結華「その曲初めて聴いたの!? 曲がりなりにもアイマスのキャラなのに!? それなのにそんなに誇らしげに歌ってるの!?」

 

咲耶「酷いことを言うんだね結華……だったら歌など辞めてしまおう!!」

 

結華「もうやめちゃったー!!」

 

咲耶「さあ入って。できたてほやほやの前方後円墳だよ。ちょっと変な臭いするけど。入って入ってー」

 

咲耶「あ、ちょっと待って。お土産は持ってきてくれたかな?」

 

結華「……やっぱりいる?」

 

咲耶「もちろんだよ! ただで古墳に入ろうなんてこの古墳の主たる大王に失礼だと思わないのかい? 片腹痛いね」

 

結華「じゃあこれ」

 

咲耶「私はこれが楽しみで……!?」

 

 

雑草「どうも」

小石「ラッシャイ」

 

 

咲耶「結華……」orz

 

結華「ごめんってば、謝るからそんなへこまないでよさくやん~」

 

咲耶「草って君は、石って君は……」

 

結華「そ、それよりいい部屋だねさくやん! なんか落ち着きがあって」

 

咲耶「そんなにいいかい!?」

 

結華(あ、機嫌直った)

 

咲耶「中々古墳を見る目があるね、結華」

 

結華「いや古墳じゃないよね」

 

咲耶「お菓子もあるよ! 食べるかい? ちょっと変な臭いするけど」プーン

 

結華「いやいらないから……あーもうくさっ! 魚臭い!」

 

咲耶「なんだい美味しいのに……まずっ!」オエッ

 

結華「まずいの!?」

 

咲耶「蟹の食べられないところのような味がする……飲み込めないほどまずい……結華、紅茶を淹れてくれないかい? 台所にあるから」

 

結華「えー、三峰が淹れるの? 三峰客だよ? さくやんが淹れてよ~!」

 

咲耶「何を言っているんだい? 私は大王だよ」

 

結華「何を偉そうに」

 

咲耶「偉いもん♪」キラリン

 

結華(ちくしょう可愛いなこのやろー!)

 

 

 

結華「臭かった~台所からなんかカメムシみたいな臭いしたし」

 

結華「床ギシギシいってるし、大丈夫なのこの古墳? あ、お風呂まである。なんで台所とかお風呂があるの古墳に。どんなんだろう」

 

 

田中 摩美々「……成●瑠奈」フフーン

 

 

結華「さくやん、さくやーん! お風呂に変な女の子、ってかまみみんみたいな人がー!」

 

咲耶「ああ、彼女はニュート田中さんだよ。田中さんには結華のことは教えてあるよ」

 

結華「いや、三峰めっちゃ名前間違えられてたよ!? 成海●奈って言われたよ!?」

 

咲耶「ごめん、私が間違えて教えてしまったんだよ」

 

結華「なんで間違えるの!? L'Anticaとして結構やってきてるよね三峰たち!」

 

咲耶「結華の名前は覚え辛いんだよ! 知っているかい、結華って名前一発変換できないんだよ?」

 

結華「なんで!? 三峰の声優さんの名前覚えられるんだったら三峰の名前なんて楽に覚えられるでしょ!?」

 

咲耶「では後で訂正しておくよ。るなーんとかでいいだろう?」

 

結華「それ声優さんのあだ名! いいわけないでしょ!?」

 

咲耶「あー、もううるさいな! いいから早く紅茶をくれないかな! この三峰 紅茶華!」

 

結華「誰が三峰 紅茶華かなぁ……んー、腹立つぅ……はい紅茶!」ポチャ

 

 

咲耶「猛烈に指入ってるーっ!!」

 

 

咲耶「さすがL'Anticaのムードメーカーを務めあげているだけあるね、露骨に地味な嫌がらせを……」

 

結華「じゃあ三峰帰るから」

 

咲耶「えっ、もう帰ってしまうのかい? 泊っていけばいいのに。ちゃんと布団も用意してあるよ。ちょっと味噌汁みたいな臭いするけど」

 

結華「なんで何もかも臭いがついてるの!? 泊まらないからね!」

 

咲耶「なんということだ、私は結華との枕投げを楽しみにしてたのに……ねえ、頼むよ。一生のお願い♪」

 

結華「わかったよ、しょうがないなぁさくやんは。じゃあその枕ちょっと貸して」

 

咲耶「はい」

 

結華「はい、投げた」ポイッ

 

結華「じゃあそういうことで。お邪魔しました~」

 

咲耶「待ってくれえええ!! どこの世界にこんな悲しい枕投げがあるんだい!? 1回投げただけって結華あああ! 私は一生のお願いを使ってるんだよ!?」

 

咲耶「もっと本気で! 私たちのライブのようにやろうよ!!」

 

結華「でもさくやん、本気でやると枕でも痛いよ?」

 

咲耶「私を見くびらないでもらいたいね。枕だろうが石だろうが華麗に避けてみせるよ」

 

結華「そう? じゃあ遠慮なく」

 

石「ラッシャイ」

 

咲耶「きりっーこ!」ボコッ

 

 

 

今日の霧子 お世話していたサボテンが花を咲かせた

 

 

 

結華「直撃じゃん、さくやん。ちゃんと避けてよー」

 

咲耶「石はやめてくれ、石は……」

 

結華「だって避けるって言うから……」

 

咲耶「……なんでもありのルールでいいんだね? 知らないよ結華」

 

結華「もう帰っていい?」

 

咲耶「それならこっちにも考えがあるよ……受けてみるといい!」

 

 

 

―――“ティーカップ・ネオ・セオリー・ファンタジー”!!―――

 

 

 

結華「あぶなっ!?」パリーン

 

咲耶「こがーねっ!」グサッ

 

結華「うわティーカップ刺さった」

 

咲耶「許さない、本当に許さないよ結華……」

 

結華「えー……今のはさくやんの自業自得じゃん」

 

咲耶「うるさい! 私の辞書に自業自得なんて言葉はないんだよ!」

 

結華「なんて自分勝手な辞書なの!?」

 

咲耶「自分勝手なんて言葉もない! 食らうがいい! 超必殺!」

 

 

 

―――“古墳文化アタック”!!―――

 

 

 

結華「暴れないでよこんな狭い部屋でー!!」

 

咲耶「古墳時代の重みを知れーっ!!」

 

咲耶「あ、避けられた」

 

結華「へっ」ドヤ

 

咲耶「背中いたーっ!!」ドシーン

 

 

グラグラグラ

 

 

結華「えっ、地震!?」

 

咲耶「しまった! 今の衝撃で古墳が崩れそうだ!」

 

結華「崩れそうなのーっ!?」

 

咲耶「実はこの古墳急いで適当に作ったから柱とかゆるゆるなんだ!」

 

結華「ゆるゆるなのーっ!?」

 

咲耶「くっ……こうなるのなら、結華に伝説の技など使わなければよかった……!」

 

結華「それよりさくやん、早く外に逃げ―――」

 

 

 

グシャッ

 

 

 

 

 

 

咲耶「私は諦めないよ結華……頑張って『GO MY WAY!』を歌えるようになってみせるよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




なんなんすかねこれ
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