GBDRe:RISE Raptor   作:永瀬ケイ

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第二話です!


彷徨のコアガンダム、羽ばたくラプター Ⅱ

 GBN、ロビー

 

荒野フィールドから帰って、ロビーに着いたヒロトとフィオは一緒に歩いていた。

 

「最近のミッション、マジリアルじゃねぇ?臨場感マシマシでアガるよな!」

「なんかNPDも、前より個性出してきてるよねー。ロックオンの色気とかヤバすぎー!」

「めっちゃ分かる!ハマーン様めっちゃいい匂いしたし」

「なにそれ、嗅いだの?」

(うわぁ………)

 

歩きながら一部ダイバーたちの会話を聞いて、若干引いているフィオ、彼女はこの後どうするかヒロトに聞いた。

 

「この後はどうします?ヒロトくん」

「この後は、もうログアウトして帰ります。もう遅いですし、フィオさんは?」

「私はもう少しーー」

「ようっ!あんたら!」

「「ん?」」

 

会話をしながら歩いていると、一人のダイバーに話しかけられた。

 

「探したぜ!俺の名はカザミ!人呼んで、ジャステスナイト!キャプテンと呼んでくれてもいいぜ!」

(ナイトなのにキャプテンって………)

「あぁ……悪いけど」

「ズバリ!ヒーローになる男だ!ふんっ」キラン

「「あ………」」

 

あまりの自信たっぷりな自己紹介に、呆然となるヒロトとフィオ。そして、カザミはヒロトに肩を組み、二人を見ながら続けた。

 

「見てたぜ!さっきのバトル。やるじゃん!…えっと、ヒロトとフィオ?」

「呼び捨てしないでください」

「あ、すみません。じゃなくて!」

 

おほんと咳をたて、一泊置いてからカザミは続ける。ちなみにフィオはどこか冷たい視線。

 

「今度のバージョンアップで増えた高難度ミッション。最初にクリアしたパーティだけがもらえる、特別称号を狙ってるんだ」

「興味ない」「興味ありません」

「なんだよ、オレの実力を疑ってるのか?2年前の第二次有志連合戦知ってるか?」

 

カザミは自慢するように続けて言っているが、ヒロトとフィオは興味を持っていなかった。だが……

 

「並居るトップランカー達を蹴散らし、あのチャンピオンを撃破した、“ビルドダイバーズ”の攻撃隊長……」

「!」ギロ

(ヒロトくん?)

 

ビルドダイバーズと聞いた瞬間、ヒロトはカザミを睨むように見た。それにたじろぐカザミ。ヒロトの変化に驚くフィオ。少しの沈黙、

 

「……にもなれたかもしれなぇくらいの、逸材が、この俺のわけよ」

 

持ち直したカザミがいう。しかし、

 

「あいつ、またやってるぜ」

「この間は、元アヴァロンとか言ってよ。よくやるよな」

 

ロビーにいたダイバーたちの話を聞いて、フィオは目を細めてカザミを見た。

 

「へー……」ジト

「ギクッ……あ!ちょっと!」

 

ヒロトはカザミの腕を振り解いて離れた。

 

「悪いけど、俺はここにガンプラバトルをしに来てるわけじゃないんだ」

 

そう言い、ヒロトはログアウトをして、消えた。

 

「ぐっ!んだよ!じゃあ……フィオ…さんは……」

「嘘つきさんと一緒に組みたくありません」

「え!?」

「では」

 

そう言い、フィオもログアウトした。

 

「」ガーン

 

カザミは真っ白になっていた。

 

 ※

 

ディメンションから現実に戻り、一人の女性がヘッドギアを外す。

 

「ふう……」

 

彼女は先ほどログアウトしたフィオこと【フィオナ・エンフィールド】、彼女は筐体に置いているラプターガンダムを持ち、部屋から出た。

部屋から出てカウンターを見ると男性店員と学生が話をしていた。

 

「ん?おお、お疲れフィオナちゃん」

「お疲れ様です、マツムラさん、ヒロトくん」

「お疲れ様です、フィオナさん」

 

男性店員は【マツムラ・ケン】、ここ【THE GUNDAM BESE】の店長を勤めている。Zガンダムのヘンケン・ベッケナーのファンで、彼の髭はリスペクト証である。

学生は【クガ・ヒロト】、フィオナよりログアウトしたダイバー【ヒロト】である。

 

「ねえねえ、フィオナちゃん」

「ん?」

「これ。本当にやってくれない?」

 

マツムラは後ろに出ているバイト募集の張り紙を見せて聞いた。話から察するに何度も勧誘しているようだ。

 

「すみません、大学とGBNに集中したいので」

「そっかー、ガクシ」

「あはは(苦笑)、今度同じサークルの子達に聞いてみます」

「本当!よろしくね」

「はい」

 

その後、フィオナとヒロトはガンダムベース出た。

 

「それでは、私はこっちなので」

「はい、さよならフィオナさん」

「はい、さよならヒロトくん」

 

そう言い、二人は別れた。

 

「ヒロトくん!」

「?」

「またガンダムベースに来たらまた一緒に組みましょう!」

「………考えときます」

 

それだけ言って、ヒロトは帰った。フィオナはそれを見て、

 

「ヒロトくん……いったいあなたに……なにが………」

 

ヒロトの背中を見ながら、フィオナは悲しい顔をして呟いた。




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