今までありがとうスクスタ……。
人生で一番遊んだアプリゲームでした。
スクフェス2でも各校交流とMVと絆エピソードとサイドエピソードと毎日劇場搭載希望です。
ニジガクとビルドダイバーズのバトルを少し離れた位置から観察している2人組の男。
素顔が見えないように仮面をつけている彼らこそ、いち早く決勝へのコマを進めた今大会の優勝候補筆頭『ソレスタルファイターズ』。
つまり、この試合で勝利した方が、次の対戦相手となる。
自分たちの愛機を手に、愛たちの試合を観察しながら、一人の男が興奮気味に言った。
「あのビームの中に突っ込んでいくなんて、すげぇ度胸してるよな!」
「そうだな。」
「どっちと戦うにしても、次の試合が楽しみだぜ!お前もそうだろ?」
「あぁ……うずうずしているよ……!」
仮面の下でニヤリと笑いながら、二人組のうち背の高い方の男が言った。
「今のうちにガンプラのチューニングを済ませておくぞ。」
「おいおい、試合見ていかなくていいのか?」
「相手の手の内がわかっている試合などつまらん。やるからには正々堂々だ。」
「相変わらずのガンプラ馬鹿だよなぁ。」
「お前に言われたくはない。行くぞ。」
名残惜しそうにしながらも、2人ともその場から離れていった。
~~
「ぷはっ!Oh……まさか、ここで脱落だなんてね……。」
「ミアちゃん!」
「璃奈。ボクはここまでのようだ。」
「愛さんを助けるミアちゃん、カッコよかった!璃奈ちゃんボード『むんっ!』」
モモカプルと相打ちになり、バトルアウトしてしまったランページトールギス。
そのファイターのミアは、一気に緊張の糸が切れてしまい、その場でフラッとめまいを起こしてしまったが、観戦していた璃奈がそれを支えた。
厄介なモモカプルは倒したが、まだ相手には主戦力である零丸が残っている。
ここから自分たちにできる事は、愛の勝利を信じる事だけだ。
「愛、頑張ってくれよ。」
「愛さん!」
「OK!任せといてよミアち!りなりー!ミアちのおかげで、これで一対一!正々堂々のタイマン勝負だよ!アヤ!!」
しっかりと操縦桿を握り締め、愛と愛参頑駄無大笑軍はアヤと零丸を見据えた。
しかし、アヤはそんな愛を見てクスッと笑う。
「タイマン勝負?」
「そう!あたしとアヤでの一対一!ミアちの頑張りを無駄にはしないよ!」
「フフフ……それはどうかしら?」
「え?」
キョトンと首を傾げた愛。
すると次の瞬間、彼女は背後に強い衝撃を受けた。
その勢いに押されて愛参頑駄無大笑軍が地面に倒れると、先ほど愛にぶつかってきた、白い鉄球のような塊がそこにはあった。
その塊をマジマジと見つめていると、突然そこから手足が生え、SDガンダムよりもはるかに小さい、非常に小柄なモビルスーツへと変形した。
「私を忘れてもらっちゃ困るよ愛ちゃん!!」
「え?えーーー!?ちっちゃいカプル!?もしかして、モモち!?」
『プチカプル』
モモカプルの内部に収納された、モモカプルの本体件脱出ポッドのような役割を持つモビルスーツ。
モモカの奇想天外な発想から生まれた超小型モビルスーツであり、モモカプルはこのプチカプルが内部から操る外装パーツ扱いとなっている。
攻撃力は並以下ではあるが、脱出ポッドを兼ねていることもありモモカプルよりもさらに強固な装甲を備えており、その硬さはビルドダイバーズ随一……どころか、全ガンプラ中最硬まである。
ミアのランページトールギスの自爆作戦をもってしても、このプチカプルには傷一つつけることができなかった。
「ミアちゃんがリタイアしたから、これで2対1よ、愛ちゃん。」
「なんだよそれ!!汚いぞ!ジャパニーズニンジャは汚いってホントだったんだな!!」
「ミアちゃん落ち着いて。別に汚くはない。」
「くそっ!……でも、あの状態のモモカが愛に勝てるわけ無い!愛!絶対に負けるなよ!!」
「任せといてミアち!りなりー!」
「ビルドダイバーズも随分舐められたものね……だったら、私たちの本気を見せてあげるわ!」
『NT-D』
RX-零丸のベース機はユニコーンガンダム。
つまり、デストロイモードに相当する形態へ姿を変える『NT-D』の能力を持つ。
HG規格だと侑とマリナ以外のユニコーンタイプは変身することは出来ないが、零丸のようなSDであれば話は別。
鳥形の支援機『武装装甲八鳥』と合体をすることで、かすみのザクみんのようなリアル形態へと変形することができる。
バラバラになった八鳥が零丸の手足と合体し、彼女はその姿を侑のレインボーユニコーンガンダムと似た姿へと変貌させる。
これが、RX-零丸の本当の姿……『ニュータイプ・デストロイヤー』でも『ニュータイプ・ドライブ』でもない、『NT-D(忍闘-道)』を発動した姿だ。
更に彼女は本来はビームを伸ばしてビームトンファーとしても使用できるクナイを構えると、そこから伸ばしたビームを、なんとプチカプルへと突き刺した。
「これが私たちの合体技!!」
「名付けて!!プチカプルモーニングスター!!」
あろうことか、零丸は巨大になり大型の武器を扱えるようになったことで、プチカプルを武器として使用し始めた。
ぶんぶんとプチカプルを振り回しながら、その圧倒的硬度を誇るプチカプルを、愛参頑駄無大笑軍へとむけてたたきつけた。
とっさに愛参頑駄無大笑軍はそれをかわすが、零丸のパワーとプチカプルの硬さを組み合わせたその破壊力は絶大で、一撃で先ほどまで愛参頑駄無大笑軍のいた地面をえぐり取った。
「うっ……そぉ……!?」
「す、すごい破壊力だ!」
「あんなの当たったら、いくら愛さんのガンプラでも耐えきれない……。」
「だったら、当たらないように立ち回れば……!」
「それはどうかしら?アヤメ流忍法……多重影分身!!」
零丸が印を結ぶと、彼女の姿が10人に分身した。
それぞれがプチカプルモーニングスターを手にしており、全員が一斉に愛参頑駄無大笑軍へと襲い掛かる。
なんとかしようと愛参頑駄無大笑軍はフィンファンネルの天翼を切り離して対処に当たるが、フィンファンネルの数は全部で6機。
全員へ対応することは出来ない。
「鉄肩!!」
バックパックから接続されている肩アーマー『鉄肩』を切り離し、それを両腕に装着。
この武装は肩パーツ以外にも、腕に装着してガントレットとして使用する事も出来る。
この状態ならばプチカプルモーニングスターの威力にも多少耐えられるため、零丸の攻撃を腕で受け止める。
しかし、それでも防げるのは合計8つまで。
残り2つの攻撃を防ぎきれない。
「うわーーーーー!!」
「「愛(さん)!!」」
零丸の攻撃を防ぎきれず、吹っ飛ばされた愛参大笑軍が地面を転がり、岩に激突。
ぶつかった岩が崩れ、さらにそれでダメージを受ける。
分身を解除した零丸は、いまだにほとんどダメージを受けておらず、プチカプルの方も目に見える損傷派無い。
素人目で見ても、愛に勝ち目がないのは明らかだった。
そんな愛を見て、ミア悔しそうに拳を握る。
「ボクがあの時……自爆なんてしなかったら……!」
「大丈夫だよ、ミアちゃん。」
「璃奈!そうは言っても……!」
「愛さん、まだ諦めてないよ。ほら。」
璃奈が愛参頑駄無大笑軍を指さした。
普通なら、これだけ圧倒的な戦力差を見せつけられれば戦意を喪失してしまうだろう。
しかし、愛は違った。
彼女の眼は決して闘志を失っておらず、むしろこの逆境を楽しむようかのように立ち上がった。
「やっぱ、強いよね……ビルドダイバーズ……。」
「負けを認める気になったの?愛ちゃん。」
「んなわけない!愛さん、今すっごく燃えてるんだよ!ミアちの好きな野球で例えると、最終回のスリーアウトツーストライクランナー満塁みたいな感じ?ここから勝てたら、愛さんたちもっと先に行ける気がするんだ!」
「先?」
「うん!その先に何があるのかはわからないけど、何があるかわからないからこそ楽しい!その先を楽しむ為に、あたしは絶対に勝つよ!」
「……面白いわね。じゃあ、本気でいかせてもらうわ!!モモちゃん、少し激しく行くけど大丈夫!?」
「OK!!どんどん行っちゃって!!」
モモカプルをビームクナイから外すと、今度はバスケットボールのようにプチカプルをダンクし始めた零丸。
腰を落として愛参頑駄無大笑軍へとむけて走り出すと、ドッジボールの要領で愛参頑駄無大笑軍に向かってプチカプルを全力で投げつけた。
だが、愛参頑駄無大笑軍はその攻撃を見切り、なんとプチカプルをキャッチ。
今度はお返しするように零丸に向かってプチカプルをぶつけた。
パワーは愛参頑駄無大笑軍の方が上のようで、零丸はプチカプルをキャッチしきれず、直撃を喰らってしまって初めてまともなダメージを受けてしまった。
「くっ……!やるわね、愛ちゃん!」
「へへっ、スポーツは得意だからね!」
「そう……でも私だって負けないわ!行くわよモモちゃん!!」
「え?え?ちょっと待って?なんで私で球技してるの?」
「アヤメ流忍法!!乱れ魔球!!」
メジャーリーガーばりの投球フォームでプチカプルを投げた零丸。
投げられたプチカプルは、その場で10体に分身し、次々と愛参頑駄無大笑軍に命中する。
だが愛参頑駄無大笑軍はその中の、本物のプチカプルを一瞬で判断し、再び腕に装着した鉄肩の掌を広げて、プチカプルを受け止めた。
その攻防は、まるで野球のピッチャーとキャッチャーだ。
受け止めたプチカプルをそのまま上空へと放り投げると、愛参頑駄無大笑軍は巨大槍の愛参命全開を取り出し、零丸めがけてプチカプルを愛参命全開でフルスイングした。
「喰らえーーーー!!愛さん流火の玉バッティーーーーング!!!」
愛のフルスイングで熱を帯びたプチカプルがまっすぐ零丸へと飛んでくる。
零丸はそのプチカプルを胸で受け止めると、熱を冷ますために頭を使ってリフティングを始めた。
やがて熱が冷めたプチカプルを、今度は足でリフティングしながら、いよいよ最後の攻撃の準備を始める。
「さて、そろそろ終わらせるわよ、愛ちゃん!モモちゃん、準備はいい!?」
「もうこうなりゃ自棄だよ!!」
「これが、リクくん直伝のアヤメ流忍法最終奥義!!」
プチカプルをリフティングしたまま天高く舞い上がった零丸。
全身からあふれ出るエネルギーが、プチカプルに注ぎ込まれ、プチカプルの本体がサイコフィールドでコーティングされた。
空中で回転しながら力をためる零丸……そして、全身全霊の力を乗せ、プチカプルを愛参頑駄無大笑軍めがけて全力で蹴り飛ばした。
「ボールは友達!!怖くないよ!!!」
「アヤメ流忍法!!隕石落としの術!!!」
零丸の力とサイコフィールドの力、そしてプチカプルの硬さによりまさに隕石のごとき威力と化したプチカプルが、凄まじい速度で愛参頑駄無大笑軍へと迫ってきた。
つばを飲み込み、愛は冷静にプチカプルの軌道を見極める。
愛参命全開をライフルモードへと変え、そこへ鉄肩を接続すると、ハイパー・メガ・バズーカ・ランチャーを模した愛参頑駄無大笑軍最強兵装『スーパー愛参キャノン』をプチカプルに向けて構えた。
「ロックオン完了!エネルギー充填満タン!」
この一撃を外せば、やられるのは自分だ。
絶対に外せない……そして、ついに彼女は引き金を引いた。
「スーパー愛参キャノン!!ファイヤーーーーーーー!!!」
愛参頑駄無大笑軍の中の全エネルギーを使い、果林との必殺技『サイレンス・ダイバー・ディーバ』にも劣らない威力の砲撃を放った愛。
その攻撃は零丸の隕石落としの術……プチカプルとぶつかり合い、互いに競り合う。
若干押されそうになり、あまりの威力に吹っ飛んでしまいそうになるが、愛参頑駄無大笑軍は決してスーパー愛参キャノンを手放さない。
応援してくれた璃奈……そして何より、自分の為に犠牲になったミアのためにも負けられない。
「MAXパワーで……いきマーーーーーックス!!!」
「「!!」」
そして、ついに愛参頑駄無大笑軍の砲撃が、プチカプルを押しのけた。
その攻撃は後方にいた零丸へと直撃し、フィールドの端まで零丸を押しのける。
フィールド端の壁に激突した零丸は、そのままズルズルと壁を伝って地面に降りて、ついには地面に倒れてしまった。
「……ここまで……か……。」
目をつむり、ゆっくりと操縦桿から手を離したアヤ。
プチカプルはまだ戦闘不能になってはいないが、零丸がバトルアウトになり、外装パーツのモモカプルも倒された今、プチカプルには愛参頑駄無大笑軍と戦う術が残されてはいない。
「こ、降参~……。」
そう言って、白旗をあげたプチカプル。
それにより、このバトルの勝者は、最後までこの場に立っていたただ一人となった。
『BATTLE ENDED!WINNER NIJIGASAKI HIGHSCHOOL IdolClub!』
「は……ハハハ……や……やった~……。」
「あ、愛さん!!」
「お、おい!しっかりしてくれよ愛!!」
「あ……アハハ……ごめんごめん。緊張が解けたら、脚に力が入らなくなっちゃって……。」
「まったく……決勝はボクと璃奈で出るから、ゆっくり休んでくれよ。……Thanks、愛。」
~~
その頃、ユニコーンガンダム立像のディメンション内で、アナザーノワールが進化したガンダムにより、新たな刺客が作り出された。
彼方や果林のところへ送り出されたモビルスーツとは異なり、エマ達のところと同様のガンダムタイプのモビルスーツ。
巨大なライフルを持つその機体は、アナザーノワールの意のまま、次なる標的のもとへと向かう。
決勝戦……ソレスタル・ファイターズと戦う璃奈とミアのもとへ、ガンダム・ファラクトの影が忍び寄ろうとしていた。
~にじビル毎回劇場~
第132回:かしわもち
しずく「彼方さん、どうしたんですかこれ?」
彼方「柏餅だよ~。これだけ作るの大変だったよ~。」
かすみ「わーい!美味しそうー!いただきまーす!」
彼方「こら!」
かすみ「ひん!」
彼方「勝手に食べちゃ駄目だよかすみちゃん。彼方ちゃんだって食べたいの我慢してるんだから。」
かすみ「えー?こんなにいっぱいあるのに食べちゃ駄目なんですか?」
彼方「だーめ!」
しずく「一体なぜこんなに柏餅を……ハッ!そういえば昔、世界中の柏餅を牛耳る柏餅王のお話を聞いたことがあります……まさか彼方さんは柏餅王に献上するための柏餅を作っt、」
彼方「柏餅王……?よくわかんないけど、この柏餅はボランティア活動で子供たちに配る奴だから勝手に食べちゃ駄目だよ。」
かすみ「ボランティア?」
彼方「そうそう。栞子ちゃんが今日ボランティア活動で行く幼稚園があるんだけど、発注していた柏餅がトラブルで届かないっていうから、彼方ちゃん頑張って作っちゃいました。」
しずく「そうだったんですね。」
彼方「みんなの分はちゃーんと用意してるから、後で食べようね。」
かすみ「じゃあかすみん達もボランティアのお手伝い行きます!しお子にお願いしてこよーっと!」