ニジガクビルドダイバーズ   作:バース・デイ

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最強のアストレイ軍団

 

ELバースセンターの格納庫に格納されていた巨大戦艦『アークエンジェル』

『機動戦士ガンダムSEED』に登場した戦艦であり、主人公のキラ・ヤマト達の拠点ともなったシリーズ恒例の巨大戦艦である。

コーイチが数年前からフルスクラッチで作り上げていたガンプラのデータが元になっており、有事の際に備えてこの格納庫に隠していた。

この事を知っているのはコーイチの他にはアンシュとミス・トーリのみで、ビルドダイバーズのメンバーすらその存在を知らない。

更にこの中にはコーイチとアンシュが作り上げた、最強のモビルスーツ達が眠っている。

 

 

最強のレッドフレーム……レッドドラゴン

 

最強のブルーフレーム……ブルーフレームD

 

最強のゴールドフレーム……天ミナ

 

 

更に量産型のM1アストレイがおおよそ15機。

計18機のアストレイ達が格納されており、第1次有志連合戦やエルドラ防衛戦の時のような大規模戦闘に備えた万全の態勢となっている。

これに加えてリーダーシップ機であるコーイチとアンシュのロードアストレイダブルリベイクも併せて、確実に敵を迎撃できる。

 

 

『高咲やリク達の言っていた事が嘘とは思えねぇ。あいつらにそんな嘘つく度胸なんてねぇからな。』

「なにもなければそれでいい。でも、もしも何かあれば……何かあってからじゃ、遅いんだ。」

『そうだ。行くぞコーイチ。』

 

 

そう言ってアンシュと共にロードアストレイへと乗り込もうとするコーイチ。

だが、その時彼宛にメッセージが届いた。

メッセージを開いて内容を確認してみたコーイチは、差出人を見てハッとした。

彼を急かすアンシュを制止すると、メッセージに応答したコーイチはメッセージを出した人物を、このアークエンジェルが格納されている秘密の格納庫へと招いた。

 

 

 

「ちゃ、チャンピオン……!?」

 

 

 

「やぁ、コーイチくん、それと……ツカサくん。」

『ここではアンシュだ。』

「君たちだけに責任を負わせるわけにはいかない。我々も同行させてもらおう。」

 

 

 

やってきたのは、チャンピオンのクジョウ・キリヤと、4代目メイジン・カワグチの2人。

なぜ彼らがここにやってきたのか、その答えはすぐにキョウヤの口から語られた。

 

 

「リクくんから話は聞いている。昨日から続く異変と謎の敵の正体。侑くんが君たちに相談した事も。君たちならすぐに敵の本丸を突き止めるだろうと思っていたが、こうも早いとは予想外だったよ。」

「戦力は多い方が良い。私たちでは心元無いか?」

「そ、そんな!これ以上ないぐらい心強いです!でも……本当にお二人が行くんですか?」

『この事、高咲やリクの奴は知ってんのか?』

 

 

アンシュが訪ねると、キョウヤは首を横に振った。

 

 

「彼らにはここに来ることは話してはいない。彼らには………彼らには、純粋にガンフェスを楽しんでほしいからね。」

『一人だけ、私が最も信頼している男にだけは事情を説明してある。我々にもしもの事があれば、彼が動いてくれるはずだ。』

「わ……わかりました……。」

『チッ、GBNのチャンピオンと同行するってのは気乗りしねぇが、戦力としては悪かねぇ。最強のアストレイ軍団以上の戦力だ。』

「決まりだ。さぁ、行こう!」

 

 

キョウヤがそう言うと、彼らは全員専用のモビルスーツへと乗り込み、更にアークエンジェルへと乗り込んだ。

アークエンジェルにはアンシュが作ったオートパイロットプログラムを組み込んであり、そこへカツラギや侑がバンシィ・ノワールと戦った時に使用したディメンションへのアクセスコードを入力。

ELバースセンターの地下に収納されていたアークエンジェルが地面からせり上がり、更にその上空にはユニコーンガンダム立像内ディメンションへとつながるワープゲートが出現した。

 

 

 

「コーイチ!アンシュ!ロードアストレイダブルリベイク、出ます!」

 

 

『クジョウ・キョウヤ、ガンダムTRYAGEマグナム、出撃する!』

 

 

『メイジン・カワグチ、トランジェントガンダムVer.IV、出る。』

 

 

『アークエンジェル、発進!!』

 

 

 

コーイチ達を乗せたアークエンジェルは、ユニコーンガンダム立像のディメンションへ向けてワープゲートへと飛び込んでいった。

 

 

 

 

 

~~

 

 

 

ワープゲートを抜けた彼らは、目に飛び込んできた光景に驚いていた。

ユニコーンガンダム立像内のディメンションは、無機質な空間になっており、基本的には何もない試験用ディメンションとほとんど際の無い外観をしている。

しかし、彼らがワープしてきた先に広がっていたのは、ガンダムシリーズではおなじみとなっている、広大な宇宙空間だった。

 

 

『なんだこいつは……?どうなってやがる?』

 

 

アンシュ……というよりツカサは、元々ガンフェスでユニコーンガンダム立像を動かすためのプロジェクトに参加していた。

だからユニコーンガンダムのディメンションなら何度か試験的にアクセスした事はある。

少なくとも、彼はこんな宇宙空間のようなディメンションを見た事は無い。

 

 

『驚いたな。まさかただの制御用プログラムのディメンションに、こんな空間があるなんて。』

『ゲームマスターから聞いていた話と違う。どうなっているんだ?』

「わかりません。もう少し詳しく見て見ましょう。」

 

 

コーイチがそう言うと、アークエンジェルはゆっくりとユニコーンガンダムのディメンションを探索しはじめた。

 

 

 

 

 

~~

 

 

『……侵入者か。』

 

 

アークエンジェルのディメンションへの侵入を感じ取ったアナザーノワールは、かつてバンシィ・ノワールがユニコーンガンダム立像を動かすために作ったプログラムを自分で組み換えていた。

彼が作っていたものはGBNが用意したプログラムを乗っ取るためだけのものだったが、アナザーノワールが組み替えたプログラムではさらに細かい指示が可能となる複雑なものに置き換わっている。

バンシィ・ノワールとレインボーユニコーンの戦いによって破壊されたモビルアーマーの身体は、新たなモビルスーツの身体を手に入れて完全に復活し、更にはGBNにハッキングして自分の手足として動く『水星の魔女』シリーズのモビルスーツも手に入れた。

 

 

『我々の目的を阻む者は、排除しなければならない。』

 

 

アナザーノワールが手をかざすと、彼の前にダリルバルデ、ミカエリス、ガンダム・ファラクトの3機が出現した。

3機はそれぞれに追従する量産機を従え、ダリルバルデには量産型ディランザ、ミカエリスにはベキルペンデ、ファラクトにはザウォートが付く。

アナザーノワールの指示により、出現したワープゲートへと潜り込んでいくダリルバルデ達。

ダリルバルデ達の姿が消えると、アナザーノワールは振り返り、再びプログラムの再構築に取り掛かった。

 

 

 

 

~~

 

 

何もない宇宙空間をただただ探索し続けるアークエンジェル。

一見なにも無さそうなスペースデブリすらも入念にスキャンをかけて調べてはいるが、特に異常は見られない。

唯一の異常と言えば、このディメンションが宇宙になっている事だけなのだが、それが一層不気味さを引き立たせる。

 

 

『この空間……何もないという事は無いだろうが……。』

『あぁ。静かすぎる。まるで嵐の前の静けさといったところだろうか。』

『コーイチ。』

「…………! これは!」

 

 

ロードアストレイから降りて、一人でアークエンジェルの操縦を行っていたコーイチ。

くまなくレーダーをチェックしていた彼は、モニターにわずかにあった反応に気づき、すぐさま各モビルスーツへと信号を発信した。

 

 

 

「前方3キロ先!!敵モビルスーツの反応アリ!!ビンゴだ、ツカサ!!」

 

 

 

コーイチは急いでアークエンジェルをロードアストレイからでも行えるリモート操作へと切り替えて、自分も格納庫へと走った。

彼がロードアストレイへと乗り込むと、その隣にキョウヤのガンダムTRYAGEとカワグチのトランジェントガンダムが並ぶ。

 

 

 

『カワグチ!コーイチくん!ツカサくん!ここですべてを終らせるつもりで戦うぞ!!みんなが安心してガンフェスを楽しめるように、我々で敵を叩き潰すんだ!!』

『了解だ、キョウヤ。』

『言われるまでもねぇ。』

「敵軍確認……やっぱり水星のモビルスーツか……!」

 

 

 

アークエンジェルに迫って来ていたのは、ダリルバルデ、ミカエリス、ファラクトの3機と、それ等が率いる水星の魔女の量産型モビルスーツの大群。

敵を肉眼で捉えた彼らも同様に、最強のアストレイ部隊を率いて、敵が待つ宇宙空間へと降り立った。

 

 

 

『行くぞ!!』

 

 

 




~にじビル毎回劇場~

第143回:一番くじ2023

璃奈「しょぼーん……。」

ミア「璃奈!?どうしたんだいそんな落ち込んで!?」

璃奈「一番くじやったんだけど、欲しいのが当たらなかった。璃奈ちゃんボード『沼』」

ミア「くじ?あぁ、ガンプラのやつか。そう言えば今日からだっけ。」

璃奈「3回やったんだけど、全部タンブラー。かっこいいけど、一番欲しかったのはあれ。」

ミア「クリアのビルドストライクか。任せてよ璃奈!ボクが当ててあげるよ!」

璃奈「ホント?」

ミア「あぁ本当さ!ボクは作曲家だからね、印税でそれなりに稼いでるからさ!」


~間~


璃奈「み……ミアちゃん……。」

ミア「もう10回目だぞ!?ビルドストライクどころかガンプラ一つ出ないなんてどうなってるんだよ!!い、いや次だ……次は出るはずさ……!ボクはミア・テイラーなんだ……これぐらいの逆境今までだっていくつもあった……次こそは……次こそはぁぁぁ……!!」

璃奈「み、ミアちゃんもういいから……落ち着いて、いつものミアちゃんに戻って……。」
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