『神だと?』
『GBNの神』を自称したのは、かつてアナザーノワールと呼ばれた、バンシィ・ノワールにより作られたモビルアーマーだったガンダム。
アナザーガンダムシリーズの全てのラスボスを合成したような異形な形の姿から、それらの要素をまとめ上げてガンダムにしたような姿へと変貌を遂げており、面影は残っているが全く異なる姿となっている。
サイズも大型のモビルアーマーから全高約23メートルと、νガンダムクラスまでサイズダウンしている。
背面にはヴェイガンギア・シドの翼を小型化し、そこにプロヴィデンスガンダムのドラグーンが装着され、武器にはレギンレイズ・ジュリアのジュリアンソードとガンダムエピオンのヒートロッドを組み合わせた長剣を腰部に帯刀。
全体的な形状はガンダムヴァサーゴチェストブレイクに寄せていてるが、肩部はデビルガンダムに似て、ところどころにアルヴァトーレのパーツが使用されている。
顔はユニコーンガンダム2号機『バンシィ』の物と似ているが、マスク部のスリットは無く、デスティニーガンダムと同じ形状。
一目でガンダムと見てわかる見た目ではあるが、そのあまりの歪さから、神どころか化け物や妖怪の類に見えてしまうほど禍々しい。
『こんな姿の神など、いてたまるか。』
『貴様がガンフェスへハッキングを仕掛けているこの騒動の黒幕か。貴様のその野望、エアリアル共々、この場で我々が打ち砕いてくれる!』
『お前たちには無理だ……我々を止める事など、不可能だ。』
アナザーノワールがそう言うと、彼と、キョウヤ達の間に、エアリアル改修型が立ちふさがった。
全身のエスカッシャンを分離して空中に浮遊させると、それをTRYAGEマグナムとトランジェントめがけてはなってきた。
TRYAGEマグナムはそれに対抗すべく、両肩のTRYファンネルをエアリアル改修型のエスカッシャンへとぶつけ、激しい火花を散らす。
トライドッズライフルを構え、エスカッシャンとTRYファンネルのぶつかり合いの間を縫って、エアリアル改修型を直接撃ち抜くTRYAGEマグナム。
しかし、エアリアル改修型は背中のビームサーベルを引き抜き、トライドッズライフルの一撃を切り裂いた。
『なにっ!?』
『私が行こう!!』
今度はトランジェントがTRYAGEの前に出て、エアリアル改修型へ接近戦を仕掛ける。
『トランザムIV!!』
『TRANS-AM/IV』
カワグチが叫ぶと同時に、トランジェントの身体が白く発光しはじめた。
するとトランジェントは一瞬でその場から姿を消し、いつの間にかエアリアル改修型の背後にいた。
そのままGNパルチザンIVを振り上げ、エアリアルへと斬りかかる。
これがトランジェントガンダムVer.IVのみに搭載された新システム『トランザムIV』
通常のトランザムの、更に4倍の出力で動くことの出来るトランジェントの最強戦闘形態。
あまりにもガンプラへかかる負荷が大きいため、この状態を維持できるのは4秒間が限界であるが、今までこの4秒間の間に仕留められなかった敵はいない。
凄まじい威力と速さでエアリアル改修型へ斬りかかろうとするが、GNパルチザンIVの攻撃は、エアリアル改修型に命中する寸前で止まってしまった。
防がれた、迎撃されたわけでは無い。
トランジェント自身が、エアリアル改修型への攻撃をやめた。
『こ……これは……!?』
『カワグチ!!』
『まさか……これが、オーバーライド……!!』
エアリアル改修型の最大の能力『オーバーライド』
モビルスーツを操り、意のままに操ってしまう。
「メイジンがオーバーライドされた!?ツカサ!!」
『どうなってやがる……。』
トランジェントはトランザムIVの活動限界時間を超えてしまい、太陽炉がオーバーヒートを起こしてしまう。
目の光が消え、操縦不能になったトランジェントを、エアリアル改修型が蹴り飛ばしてTRYAGEマグナムへ投げつけた。
『大丈夫かカワグチ!!』
『想定以上の反応速度だ……キョウヤ、あのエアリアル、今まで戦ったどの敵よりも強いぞ……!!』
トランジェントを後ろへ隠し、TRYAGEマグナムは背面のトライホルダーフレームを取り外す。
トライホルダーフレームを変形させ、巨大剣『トライスラッシュブレイド』を形成すると、それを両手でしっかりと握り締めた。
『わかっている。エアリアルを攻略し、元凶を叩く!!』
トライスラッシュブレイドを振りかざし、エアリアルへと斬りかかるTRYAGEマグナム。
それに対し、エアリアル改修型はTRYAGEマグナムにもオーバーライドを発動した。
システムが乗っ取られ、コクピットのモニターが沈黙しかける。
しかし、キョウヤは慌てる事無く、TRYAGEマグナムの出力を最大まで上げる。
『そんなもので!!ボクとTRYAGEマグナムの絆が断ち切れると思うな!!!』
なんと、TRYAGEマグナムはトライスラッシュブレイドをフルパワーで振り下ろし、エアリアル改修型に則られる前に敵に攻撃を命中させた。
それによりオーバーライドが不発に終わったエアリアル改修型は、近くのスペースデブリへと叩きつけられた。
目の光が消え、動きを停止するエアリアル改修型。
キョウヤの凄まじい強さを目の当たりにし、コーイチはゴクリとつばを飲み込んだ。
「そ……そんなのあり……か……?で、でも!これで、アイツを叩くことができる!」
『コーイチくん!ツカサくん!我々で奴を倒すぞ!!』
「はい!!」
ロードアストレイダブルリベイクもTRYAGEマグナムの下へと飛来し、彼と共に武器を構える。
アナザーノワールはロードアストレイとTRYAGEマグナムを順番に見ると、翼を広げ、ドラグーンを展開した。
『奴を倒せば、ガンフェスは救われる!!』
「皆の大好きを守るために!!行きます!!」
ロードアストレイがダブルリベイクライフルを構えると同時に、彼らの後ろから、最強アストレイ軍団の生き残りが飛び出していった。
M1アストレイ達がアナザーノワールへ向けてビームライフルを発射し、牽制を行う。
しかし、アナザーノワールはその場から一歩も動くことなく、ドラグーンからのレーザー射出により、水星MS達との戦いで生き残った全てのM1アストレイを全滅させてしまった。
そこへすかさず、最強アストレイ軍団のリーダー機、レッドドラゴン、ブルーフレームD、天ミナも参戦し、アナザーノワールへと襲い掛かる。
「俺とツカサの作った最強アストレイ軍団の力、受けて見ろ!!」
『人間にいい様に利用され、消えていくだけの哀れなガンプラ達よ。』
右には天ミナ、左にはブルーフレームD、そして上からはレッドドラゴンの同時攻撃がアナザーノワールへと迫る。
しかし、アナザーノワールはドラグーンを操作すると、なんとνガンダムのフィンファンネルのように、ドラグーンでピラミッド型のバリアを作って全方位からの攻撃を防ぎきってしまった。
更にバリアが消滅すると同時に腰に携えていたヒートロッドを構え、一振りでレッドドラゴン、ブルーフレームD、天ミナの3機を振り払ってしまった。
『お前たちは我々が導く。今こそ、我々と共に。』
アナザーノワールがそう言うと、機能停止していたはずのエアリアル改修型の瞳に光が灯った。
エアリアル改修型のシェルユニットが白く発光すると、アナザーノワールが撃墜したはずのレッドドラゴン、ブルーフレームD、天ミナの瞳も白く光る。
宇宙空間を漂いながら、3機のアストレイは、アナザーノワールたちの下へと向かい、更に振り返るとロードアストレイとTRYAGEマグナムを睨みつけて来た。
「馬鹿な!!オーバーライドされた!?」
『アストレイ達には俺が組んだアンチオーバーライドプログラムをインストールしているはずだ。アストレイだけじゃねぇ……メイジンだって、ここに来るまでの間に対処はしている……チッ、あの野郎、対策されないように常にプログラムを書き換えてやがるのか……!』
「こうなったらやるしかない!オーバーライドされる前に、まずはエアリアルを倒さないと!!」
ロードアストレイがダブルリベイクライフルを構え、自分たちが作り上げた最強のアストレイ達と交戦を開始した。
ロードアストレイの精密な射撃を前にして、防げるガンプラなど数少ない。
だが、相手にしているのはそのロードアストレイダブルリベイクを作り上げた、コーイチとアンシュの作ったガンプラ。
彼らの行動パターンを読みながら、ロードアストレイの攻撃をかわし、背後からレッドドラゴンがガーベラストレートを突き立てた。
「うわぁあああああ!!!」
『クソっ!!自分のガンプラに……このままやられてたまるかよ!!』
なんとかアンシュが操縦権をコーイチから奪い取り、ロードアストレイダブルリベイクは再びクアドロモードからレベルソモードに変形。
しかし、変形直後に天ミナがマガノイクタチでロードアストレイを掴み、身動きを封じた。
更にそこへブルーフレームDが飛び掛かり、ロードアストレイの顔面に強烈な蹴りを入れると、ロードアストレイはアークエンジェルまで吹っ飛ばされ、装甲を突き破り、艦内へ激突して機能を停止した。
『コーイチくん!!ツカサくん!!』
『残ったのはお前だけだ。チャンピオン……クジョウ・キョウヤ。』
アストレイ軍団とエアリアル改修型を従え、キョウヤにそう言ったアナザーノワール。
TRYAGEマグナムはトライスラッシュブレイドを握り締め、アナザーノワールたちへ向き合う。
『たとえボク一人になろうとも……GBNのチャンピオンとして、ガンプラを愛する1人のビルダーとして……君たちの好きにさせるわけにはいかない。君が何者であろうとも、ボクは、ボク達の愛するGBNを守るために、君を倒す!!』
~にじビル毎回劇場~
第145回:はる子
遥「こんにちわー、お姉ちゃんいますか?」
かすみ「遥ちゃんいらっしゃーい。彼方先輩なら侑先輩と新曲の打ち合わせに行ったよ。」
しずく「良かったら座って待っててください。ちょうど今日、親戚からいただいた美味しいお煎餅があるんです!」
栞子「皆さん、お茶が入りました。昆布茶ですが、お煎餅にはぴったりかと。」
璃奈「テーブルの上も綺麗にしたからここで食べよう。」
かすみ「わーい!しず子、しお子、りな子、ありがと~!ささ、遥ちゃんもどうぞ!」
遥「……あの、前から思ってたんですけど……かすみさんの呼び方……。」
かすみ「〇〇子ってやつ?うん、かすみんと同じ一年生はそう呼んでるよ。」
遥「そ……そうなんだ……。」
璃奈「かすみちゃんかすみちゃん。」
かすみ「なにりな子?」
璃奈「耳かして。ごにょごにょ……。」
かすみ「ふむふむ……なるほど~。そういう事か!」
栞子「どういうことですか?」
しずか「フフ、鈍感な栞子さんも可愛いよ。」
かすみ「ほらほら、早く座らないと、お煎餅無くなっちゃうよ、はる子!」
遥「~~! うん!」
~間~
彼方「お待たせ遥ちゃ~ん、さぁ、帰ろっか……って……。」
1年×5「「「「「わいわい!」」」」」
侑「仲良さそうですね。」
彼方「だねぇ。途中で帰らせるのもかわいそうだし、気が済むまでお話させてあげよっか。」