ニジガクビルドダイバーズ   作:バース・デイ

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校内シャッフルフェスティバル見たかったのに仕事だった負け組が2時間弱でお遊びで書いたら、これシャッフルじゃなくてレンタルやんってなった。

ちなみに今回の話の時系列を気にした人は将来ハゲるので気にしないようにしましょう。




特別編:シャッフルバトルロイヤル

広大な宇宙空間。

数多の星々が連なる銀河系……その中で火花を散らす、6体のMS。

 

一体はガンダムMK-IIIをベースに作られた、巨大なランスが特徴的なガンプラ『ガンダムテルティウム』

 

一体はセラヴィーガンダムをベースに作られ、戦艦プトレマイオスをモチーフとしたプトレマイオスアームズと合体したガンプラ『セラヴィーガンダムシェヘラザード』

 

一体はストライクガンダムをベースに改造され、ギャラクシーブースターを背中に取り付けた最強のガンプラ『ビルドストライクギャラクシーコスモス』

 

 

その3体を迎え撃つのは、同じく3体のガンプラ。

 

 

ゼンの乗るG-セルフベースの『G-エルス』、ドージの乗るスサノオとギラーガのミキシング機『耀・スサノオ』、そしてヤサカ・マオのガンダムDXの改造機『ガンダムDX大魔王』

 

耀・スサノオはギラーガギラテイルを振り回し、セラヴィーガンダムへと襲い掛かる。

セラヴィーはそれを右腕でガードすると、耀・スサノオを押し返した。

 

 

『へっ!やるじゃねぇか……かすみん!!』

「あったり前じゃん!なんていっても、シャフリさんのガンプラに、このかすみんが乗ってるんだもん!」

 

 

 

 

~~

 

「さぁ!ついに始まったワ!GBN×虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の新感覚イベント!!その名も『ガンダムシャッフルバトルロイヤル』!このイベントでは、同好会メンバーがそれぞれの先輩ダイバーから託されたガンプラで、GBNに名前を連ねる強豪たちと熱いチームバトルを繰り広げるワよ!!」

「司会、進行は虹ヶ咲学園スクールアイドル部のミア・テイラーと鐘嵐珠でお届けするよ。」

 

虹ヶ咲学園のスクリーンに映し出された、6体のガンプラによるチームバトル戦。

今回のイベントでは、ニジガクの同好会メンバー達が、お世話になった先輩ダイバー達のガンプラを使い、頭の強豪と戦うバトルイベント。

以前行われたワンデイバトルトーナメントと似て非なるイベントだ。

 

今回のバトルでは、シドのテルティウムには宮下愛、シャフリヤールのセラヴィーガンダムには中須かすみ、そしてセイのビルドストライクには璃奈が搭乗してバトルを行っている。

 

 

 

~~

 

 

『アイちゃんとバトル出来るだなんて嬉しいね!!アーク君はいないけど、負けないよ!!』

「アイさんだって負けないからねゼンゼン!!マサくんのテルティウムで、この試合に勝つ!アイだけにね!」

 

ハイパーデストランスを構え、G-エルスのグローアップレッグとグローアップアームを弾くテルティウム。

シドの乗る時とは違い、激しく動き回りながら、G-エルスを押していく。

だが、そんなアイを背後から狙う、ガンプラの陰もあった。

 

 

『フッフッフ……敵に背中を見せたら、あきまへんよ……?ツインサテライトキャノン!!発射用意!!』

 

 

そこにいたのは、ヤサカ・マオの操るガンダムDX大魔王。

彼は背後のウイングを全面展開すると、月のエネルギーを集める。

全身が金色に輝き始めると、DX大魔王はテルティウムと、耀・スサナオと戦うセラヴィーに標準を定めた。

 

 

『発射!!!』

「させない!!!」

 

 

しかし、DX大魔王がツインサテライトキャノンを放った瞬間、DX大魔王とテルティウム達の間に割って入ったのは、りなこが操るビルドストライクギャラクシーコスモス。

彼女はアブソーブシールドで全てのエネルギー攻撃を受け止めると、さらにそれを自分のエネルギーへと変換していく。

全てのエネルギーを吸収すると、全身からプラフスキー粒子を放出させながら、ギャラクシーコスモスの体が輝く。

 

 

『くっ……!さすがはセイはんのガンプラ……いや、さすがなんはとっさの判断でビルドストライクの特性を活かした璃奈ちゃんか……?』

「アイさん!かすみんちゃん!一気に決める!」

 

 

「OKりなこ!」

「よしきたー!!」

「RG、スターシステム!全面開放!!」

「いっきますよー!トランザム!」

 

 

『TRANS-AM』

 

 

体中から噴き出したプラフスキー粒子を集め、プラフスキーパワーゲートを生成するギャラクシーコスモス。

その中をトランザムを発動して潜り抜けるかすみんのセラヴィーガンダムと、ハイパーデストランスを前方に構えるテルティウム。

彼女たちの猛攻を防ぐため、頑丈な装甲を持つDX大魔王が前面に立つが、そこへテルティウムが思いっきりハイパーデストランスを突き立てた。

 

 

『ぐぅぅ……!』

「いっけーーー!!テルティウムーーーー!!」

『こ、これがシドー・マサキ……いや、愛ちゃんの実力か……!』

 

 

DX大魔王を打ち破り、突き抜けたテルティウム。

アイの作ってくれた道を突き進み、セラヴィーとギャラクシーコスモスがG-エルスと耀・スサノオへと襲い掛かる。

G-エルスと耀・スサノオが二人が掛かりでギャラクシーコスモスを抑えるが、完成度ではやはりギャラクシーコスモスに軍配が上がり、スペックで押し返せない。

その隙にセラヴィーがプトレマイオスアームズと分離、再度武装しなおし、プトラマイオスアームズをGNとレミーキャノンとして構えた。

 

 

「かすみんちゃん!今だよ!」

「いっけーーー!!スーパーキュートかすみんビーーーーーム!!!」

 

 

セラヴィーガンダムシェヘラザードの必殺技『アルフ・ライラ・ワ・ライラ』を独自の技名で叫んで発動したかすみん。

その猛攻に、G-エルスと耀・スサノオは呑まれていった。

 

 

 

 

~~

 

「ファーストバトル終了!勝ったのはもちろん、璃奈の率いる同好会チームだね。フフッ、さすがは璃奈だ。」

「それにしても、あのツインサテライトキャノンを防ぐなんて、凄いガンプラよねぇー。カワグチも憧れるイオリ・セイのガンプラ、アタシも一度じっくり見て見たいワ!」

 

 

アーク、ドージ、マオチームとのバトルに勝利したアイ、りなこ、かすみんのチーム。

今の戦いを見ていた、同好会メンバーのガンプラの本来の持ち主であるマサキとリュックも、思わず拍手を送る。

だが、やはりリュックは最後の必殺技の掛け声には思う所があるのか、少し複雑そうな表情だった。

 

 

「ハハ……かすみくんらしいというかなんというか……。」

「全員俺達のガンプラを使いこなしていた。あの子たちの成長スピードには、目を見張るものがあるな。」

 

 

「次はセカンドバトルだ。さぁ、次は誰がどんなガンプラで戦うのかな?」

「無問題ラ!誰が出ても盛り上がるワよ!!」

 

 

 

~~

 

次のフィールドは、火星。

上空から降りてくるのは、AVALONの副隊長であるカルナとエミリアの愛機、インパルスガンダムアルクとインパルスガンダムランシエ。

更に、地上には百鬼のリーダーである獄炎のオーガの愛機でもあるガンダムGP-羅刹天も待ち構えており、それに対抗する同好会メンバーのガンプラは……、

 

 

「行くよ、カリンちゃん、セツナちゃん!」

「えぇ、わかってるわエマ!」

「絶対に勝ちましょう!!」

 

 

エマの乗るカザミの『ガンダムイージスナイト』

カリンの乗るアークの『ガンダムシャイニングブレイク』

そしてセツナの乗るユッキーの『デュナメスロックオンマスター』

 

普段自分たちの乗る機体とは真逆のスタイルを持つガンプラに乗る3人が、果たして最強フォースの副隊長と、GBN最凶の男を前にどれほど戦えるのかが注目の一戦だ。

 

 

「私とカリンちゃんが前に出てオーガさんを抑えるから、セツナちゃんはホルスタービットでエミリアさん達を抑え込んで!」

「了解ですエマさん!さぁ、行きますよぉおおおお!!!」

 

 

GNホルスタービットを展開し、空中を舞うアルクとランシエを補足しようとするセツナ。

だが当然二人ともそう簡単に捉えさせてはくれず、不規則的な動きでセツナを撹乱していく。

 

 

『へへっ、手加減はしねーぜ、セツナちゃんよぉ!』

『あんまり調子に乗らないのカルナ。二人の連携で確実に仕留めるわよ。』

『りょーかいっす!』

 

 

二体掛かりでデュナメスへ襲い掛かるアルクとランシエ。

対抗するデュナメスはホルスタービットを前面に設置し、シールドビットとして展開。

二機の攻撃を受け止めつつヘイトを集め、羅刹天へと挑むエマとカリンを援護する。

そして、羅刹天へ向かうイージスナイトとシャイニングブレイクはそれぞれの武器を構えると、羅刹天へと襲い掛かった。

 

 

『さぁ、お前らの強さを……味わわせてみろぉ!!』

「くっ……!なんて圧なのかしら……!」

「これが獄炎のオーガさんだよカリンちゃん。油断しないで……この人は私たちが今まで戦った事のある人達とは、比べものにならないよ!」

 

 

フレキシブルオーガバインダー天を振り回し、イージスナイトとシャイニングブレイクの攻撃を防いだ羅刹天。

だがシャイニングブレイクがシャイニングフィンガーを発動し、オーガバインダーを砕くと、そこへビームライフルを突き立てる。

無数の銃弾が羅刹天を襲うが、彼は顔色一つ変えず、そのままシャイニングブレイクの顔面を掴んだ。

 

 

「か、カリンちゃん!」

「は、離しなさい……!」

『今の攻撃は、中々美味かったぜ……だが!!』

 

 

シャイニングブレイクを掴んだまま、もう片方の手に構えたGNオーガソードで、シャイニングブレイクの頭部を切断。

動けなくなったシャイニングブレイクを蹴飛ばし、イージスナイトに向かい合う。

 

 

「か、カリンさん!!この……!!」

『おっと!あぶねぇあぶねぇ……。』

 

カリンの救援に向かおうとするセツナのデュナメスが、アルクへと狙撃。

しかし、普段格闘戦用の機体であるスカーレットエクシアを操っている彼女の狙撃の腕はやはりいまいちで、中々当たらない。

何度もそれでアルクを撃ち抜くが、やはり簡単に避けられてしまう。

 

『おいおい、それじゃ無駄撃ちだぜ?』

『……カルナ!後ろ!!』

『へ?』

 

 

「掛かりましたね……!セツナ!デュナメスロックオンマスター!目標を乱れ撃つ!!」

 

 

気付いた時にはもう遅かった。

気付かれないように少しずつ位置をずらしていたホルスタービットがいつの間にか二体のインパルスガンダムを補足しており、セツナの掛け声に合わせて二体を乱れ撃つ。

あっという間に二体とも撃墜され、セツナは急いで羅刹天の下へ。

 

頭部を失いながらもエマを援護しながら射撃をするシャイニングブレイクと、慣れない格闘戦に苦戦するイージスナイト。

圧倒的な力を持つ羅刹天は二体の攻撃をもろともせず、GNオーガソードで二体とも切り飛ばす。

 

 

「「うわあああああ!!!」」

「エマさん!!カリンさん!!」

『メインディッシュの後はデザートかぁ!?おい!!』

 

 

デュナメスのホルスタービットを全て切伏せ、羅刹天はデュナメスの頭部を掴んだ。

彼女を武器の様に振り回してイージスナイトとシャイニングブレイクを退けると、6機の中で唯一最後まで立っていた彼は、勝利の雄たけびを上げた。

 

 

 

~~

 

「あ~~!!惜しかったわぁ!!さすがSSS級ダイバー、一筋縄じゃ行かないわね……。」

「これで同好会は強豪たちに1勝1敗か……。次でなんとか差を広げてほしいものだね。」

 

さすがに相手が悪かったのか、肩を落とすランジュとミア。

オーガと互角以上に戦えるダイバー自体、このGBNには少ないので無理もない。

せめてセツナとエマの機体が逆ならばチャンスもあったかもしれない。

 

 

「やっぱ強いなぁ……オーガさんは。」

「だよなぁ。にしてもユッキー、あのガンプラすげぇな。」

「いやぁ、カザミくんのイージスナイトだって凄いじゃないか。あのシャイニングのダイバーとも話してみたいなぁ。」

 

 

リアルでガンプラバトルを見ているユッキーとカザミに対して、カリンの乗ったシャイニングブレイクのダイバーであるアークはGBNの中でバトルを見ていた。

いつか彼らと出会えるのも、そう遠くは無いかもしれない。

 

 

「次の舞台はいよいよ地球よ!アタシの親友の勇姿を見ると良いワ!!」

「次の相手は……これは、また一筋縄ではいかなさそうだね……。」

 

 

 

~~

 

ランジュの予告通り、次の舞台は地球の市街地。

ビルの間を飛び回りながら走り抜けるのは、カナタが操るツカサとコウイチの『ロードアストレイダブルリベイク』

更にこの機体は複座式であり、現在カナタの操る格闘戦形態レベルソモードのほかに、射撃形態であるクアドロモードも存在する。

そしてこの機体のもう一人のパイロットを務めるのは、しおこだ。

 

 

「しおこちゃん、出力の調整よろしく~!」

「はい、お任せくださいカナタさん。この地形の適正に合わせて、カナタさんをサポートさせていただきます!」

「心強い~!」

 

 

そんな二人が目指す目標は、目の間にいる二体のガンプラ。

 

一体はガルバルディβを鉄血風に改造した『ガルバルディリベイク』

そしてもう一体はガンダムアストレイレッドフレームの改造機『ガンダムアストレイノーネイム』

 

この二体に搭乗しているのは、カナタ達の乗るロードアストレイの元々の持ち主……コウイチことコーイチと、ツカサことアンシュだ。

 

 

『近江……お前が俺達のガンプラでどれだけ戦えるか、見せてもらうぜぇ……。』

『さぁ、行こうかツカサ!』

 

 

「カナタさん、来ます!」

「OK~!」

 

ガントレットセイバーを構え、ロードアストレイに襲い掛かるノーネイム。

ロードアストレイは腰を落としてそれを回避し、ガルバルディリベイクに向けて詰めを伸ばす。

大型メイスでそれを防ぎつつ、ガルバルディリベイクはロードアストレイをノーネイムに向けて押しのけた。

 

 

「しおこちゃん!ユー ハブ コントロール!」

「はい!アイ ハブ コントロールです!」

 

 

レベルソモードからクアドロモードに変わり、ビヨンドバルバトスにも装備されているダブルリベイクライフルの元となった武器『ロードバスターライフル』を手に取る。

ノーネイムとガルバルディに挟み撃ちにされたロードアストレイはそれで二体を撃ち抜き、再びレベルソモードへと変形。

なんとかこの二体から脱出に成功した。

 

 

『安心しているとこ悪いけど……余所見は禁物!!』

 

 

「え……!?」

 

 

気が付くと、ロードアストレイの周りには無数の木の葉が飛んでいた。

それらがロードアストレイへ向けて襲い掛かると、機体中を切り刻み、ロードアストレイを地面にたたき落とす。

見上げると、そこにはユニコーンガンダムによく似たSDガンダムの姿があり、マフラーをはためかせながら彼女たちを見下ろす。

 

 

『このRX-零丸の真骨頂。アヤメ流忍法『辻斬り:木の葉隠れの術』!!』

「に、忍術って……ガンプラバトルに忍術ってありなの~……?」

「き、来ますよカナタさん!油断しないでください!」

 

 

このガンプラはSDガンダム『RX-零丸』

ユニコーンガンダムがモチーフとなった、武者頑駄無系統の忍者型ガンダム。

そのダイバーは、ビルドダイバーズのアヤメだ。

 

 

「カナタさんとしおこさんはやらせませんよ!!」

『! 殺気!』

 

 

咄嗟に、殺気のする方向へ手裏剣を投げた零丸。

すると、そこから赤い光を放出させながら、ドラゴン型のガンプラが飛び出してきた。

 

 

しずこの乗るパルの『エクスヴァルキランダー』だ。

 

 

すでにガンドランザムを発動したエクスヴァルキランダーは零丸に体当たりをすると、ロードアストレイから引きはがす。

立ち上がったロードアストレイも爪を構え、ガルバルディリベイクとノーネイムに向かい合った。

ノーネイムは右肩のブレイドドラグーンを分離させると、それを背面に装着、『Xコネクト』として取り付ける。

この状態のノーネイムはオールドタイプにニュータイプの能力を付与するサイコミュシステム『ナイトロシステム』を発動でき、全身にオーラを纏う。

 

 

『さぁ、近江、三船ぇ……行くぞぉ!!』

『あ、待てよツカサ!!』

 

 

「よーし……カナタちゃん、いっきまーす!」

「サポートはお任せください!」

 

 

そこから壮大な接近戦を繰り広げる3機。

ロードアストレイの爪がガルバルディリベイクの腹部を貫き、ノーネイムのガントレットセイバーがロードアストレイの胸部を抉る。

レベルソモードからクアドロモードに変形し、ロードバスターライフルをガルバルディリベイクとノーネイムに突き立て、0距離射撃を行うしおこ。

頭部が吹き飛ばされ、右半身も消し飛ばされても、なおもガルバルディもノーネイムも止まらない。

二体の拳がロードアストレイを貫き、3機とも同時に膝をつく。

ほとんど同時に動作を停止し、バトルの結末はしずことアヤメに委ねられることに。

 

RX-零丸の最大の特徴は、リアルタイプへの変形。

リアルタイプへと変形した零丸は、SDの時とは一転してパワフルな戦闘を得意とする。

対するエクスヴァルキランダーもSDであるにも拘らず火力は別格であり、ガンドランザムでさらにそれが上乗せされている。

 

 

「いきます!アヴァランチレックスバスター!!」

『そう来るののね……だったら、私も!!』

 

 

お互い、最大の火力をぶつけ合う零丸とエクスヴァルキランダー。

パルとの特訓でさんざん学んだアヴァランチレックスバスターの威力が最大になるポイントに狙いを定めるが、相手はやはりビルドダイバーズ……上手く攻撃が当たらない。

それはアヤメも同じで、ガンドランザムの出力に零丸の出力がついていけていない。

やがて双方共に大爆発を起こし、二体のガンプラは同時に地面に激突した。

 

 

 

 

~~

 

 

「ひ、引き分け!引き分けラ!!でもアタシの中じゃ同好会の勝ちってところね!」

「ちゃんと公平に審判しなよ。引き分けは引き分け。勝負はラストバトルに持越しってわけだね。」

 

 

3対2という不利な状況にもかかわらず、引き分けに持ち込んだ事に対して拍手をするランジュ。

しかも相手はカナタとしおこのロードアストレイダブルリベイクの本来のパイロットなので、そこを考慮すれば十分な戦果だろう。

今のバトルを見ていたパルは手に汗を握り、興奮気味でカザミの服の裾を引っ張った。

 

「惜しかったですねしずこさん達!やっぱり、ビルドダイバーズは強いです……。」

「だよなぁ。おっと、そろそろ次の試合が始まるぜパル!」

「次は……いよいよ出てくるんですね、あの二人が……。」

 

 

「さぁ!泣いても笑っても次がラストバトル!いよいよ歩夢と侑の出番ね!」

「ここで勝てば同好会の勝利、負ければ敗北か……。」

「ミア、司会なんてやって場合じゃないワ!ランジュ達も応援するわよ!」

 

 

 

~~

 

舞台は再び宇宙へと飛び出した。

広大な宇宙空間に、背中合わせで浮かぶ二機のガンプラ。

 

 

ユウが乗る、リクの愛機『ガンダムダブルオースカイメビウス』

 

アユムが乗る、キョウヤの愛機『ガンダムTRYAGEマグナム』

 

 

憧れの機体に搭乗しているにもかかわらず、二人の表情は張りつめていた。

何故なら、彼女たちの相手はこのGBNでは最強の二人。

アユムの瞳のハイライトが一瞬消えると、彼女は顔を上に向ける。

ユウへ無言で合図を送ると、ダブルオースカイとTRYAGEマグナムは同時に動き、その目線を上空へと向けた。

そこにいたのは、ダブルオースカイメビウスとTRYAGEマグナム、それぞれに似た姿を持つ二体のガンプラだった。

 

 

『全力で行くよ……ユウ、ダブルオー!!』

 

 

『不思議な物だな……自分の機体と戦うというのは。』

 

 

 

ミカミ・リクの乗るかつての愛機『ガンダムダブルオーダイバーエース』

クジョウ・キョウヤの乗る前機『ガンダムAGEIIマグナム』

 

GBNのアーカイブに残されたデータからサルベージされた、今回のイベント限定で復活したこの二機が、ユウとアユムを見据える。

ダブルオースカイメビウスはメビウスアロンダイトを、TRYAGEマグナムはトライドッズライフルを構えた。

 

 

「……凄い気迫だねアユム……あれが、リクくんなんだ……!」

「ユウちゃん。」

「なに?」

「めいいっぱい、楽しもうね!」

「……もちろん!!よーし、行くぞーー!!」

 

 

『TRANS-AM INFINITY』

 

 

両肩のメビウスドライブユニットから、緑色のGN粒子を放出させ、トランザム・インフィニティを発動したダブルオースカイメビウス。

ガンダムTRYAGEマグナムと共に並び、迫りくる最強の二人……ダブルオーダイバーエースとAGEIIマグナムを迎え撃つ。

 

 

「「勝つのは!!!」」

 

『『俺(ボク)達だ!!!』』

 

 

 

お互いにトランザムとFX-バーストを発動し、ぶつかる4機。

激しい光に、GBN中が包み込まれた。

 

 

 

 

~~

 

 

「さぁ、勝つのはどっちかしラ!」

「普通に考えれば勝つのはリクとチャンピオンだろうね。」

「だけど同好会には得体のしれないパワーがあるもの。もしかしたら……ってこともあるんじゃない!?」

 

司会進行を忘れ、他の観客と同じようにモニターに噛り付くランジュとミア。

機体性能では圧倒的に勝る侑と歩夢に対し、力量のみで挑むリクとキョウヤの試合。

 

 

ガンダムシャッフルバトルロイヤル

 

 

同好会とダイバー達の最後の戦いが、今始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 




※続きません

次回から本編に戻ります
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