ニジガクビルドダイバーズ   作:バース・デイ

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Evergreen

ロータスチャレンジ

 

トカゲの様な獣人型ダイバー『ロータス卿』が作った、高難易度のクリエイトミッション。

クリエイトミッションとは、ダイバーやフォースが独自に作ったミッションの事で、GBNの人気にも一役買っている目玉機能の一つ。

クリエイトミッションを作るにはGBN運営で『クリアできるかどうか』が審査される為、絶対にクリア出来ないミッションなどは作れないようになっている。

それゆえに難易度調節が難しく、簡単にクリアできてしまう物やかなり難しい物など振れ幅が大きい。

 

その中でも、ロータスチャレンジは、クリアできるかできないかのギリギリを攻めた、超極悪激むず難易度ミッションとして、GBNをプレイする者で知らない者はいない。

 

もはや『クソゲー』の域にまで到達しているそれは、15分という短い時間で、大気圏離脱・敵機の突破・巨大要塞の陥落と、ガンダムシリーズの戦闘シーンにおける目玉要素がこれでもかと詰め込まれている。

少しのミスが仇となり、クリアできなくなってしまうこのミッションをクリアしたのは、現時点で5組のフォースのみ。

 

ビルドダイバーズ、AVALON、BUILD DiVERS、百鬼、ソレスタルスフィア

 

百鬼がクリアしたのはここ最近の話であるが、それまでに数多くのフォースが挑み、そして無念にも敗れて行った。

そんな『クソゲー』に今回挑むのは、仲間の為に戦う少女達……虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会だ。

 

 

 

~~

 

 

「あら、皆もうお揃いなのね。」

「マギーさん、こんにちわ。」

 

ついに迎えたロータスチャレンジ当日……ミッションに挑む仲間たちの姿を見る為に、参加メンバーの5人を除いた同好会メンバーと、ランジュ、ミア、そしてGBNの仲間たちもぞくぞくとミッションエリア付近のスペースコロニーに集まっていた。

ロータスチャレンジをはじめとした宇宙が舞台のミッションを見物するために作られたこのコロニーは、あらゆるガンプラの攻撃を無効にする特殊フィールドに守られている。

今回ミッションの見物に集まったのは、マギー、シャフリヤール、タイガーウルフのいつもの3人の他にも、ビルドダイバーズやBUILD DiVERS、それにAVALONのメンバーも駆けつけていた。

 

「ロータスチャレンジをクリア出来ないとエマさんがスイスに帰っちゃうなんて……!」

「リクくんがクリアした時はどんな感じだったの?」

「あの時は俺達も無我夢中で……ダブルオーが応えてくれたからクリア出来たってだけで、もう一回クリアしろって言われたら正直自信は無いよ。」

「ヒロト君たちの時はどうだったのかしら?」

「俺達のクリアしたロータスチャレンジは、本来の趣旨と少し違う物だった。しかも、クリアするまでに40回もリトライしている。」

「うっ……参考にならないわね……。」

「力になれなくてすまない……。」

 

 

正直、リク達のはともかく、ヒロト達とキョウヤ達のアドバイスは全く参考にならなかった。

キョウヤはもはや強さの次元が違いすぎるのと、ヒロト達は根本のルールが違う為。

もっとも参考にしたのはビルドダイバーズの『スリーアローズ作戦』ではあるが、それでも上手くいくかどうか。

しかし、今は信じるしかない。

全員が固唾を飲んでモニターを見守る中、コロニー内に、あの男がついに姿を現した。

 

 

 

「! ヴェルダー卿………。」

「やぁ、皆さんおそろいで。」

 

 

 

今回の元凶……エマの父であるAランク級ダイバー『ヴェルダー卿』

同好会たちの前に姿を現した彼がモニターに視線をやると、彼の目の前に、一人の男が立ちはだかる。

クジョウ・キョウヤだ。

 

 

「お初にお目にかかります、ヴェルダー卿。」

「おぉ、君がチャンピオンのクジョウ・キョウヤ殿か!娘がお世話になっています。」

「それは3年も前の話ですよ。エマからあなたのお話は伺っています。とても家族想いで、強い父親であると。」

「チャンピオンにそう言って戴けるとは、いやはや光栄ですな。」

「しかし今回の件についてはいただけないな。どういうおつもりで?」

「………コレは私達家族の問題なのだがね。」

「そういうわけにはいかない。現にここにいる誰もが、彼女の帰国を望んではいない。彼女に帰国の意思がない以上、それを強制する権利があなたにはあるのか?」

「約束は守る。このミッションをクリアすれば、エマの事は見逃すつもりだ。だが、どんな理由であろうとも、ミッションに失敗した場合は有無を言わずにエマは連れて帰る。」

「いや、彼女たちはやってのけるさ。見ているといいヴェルダー卿。彼女たちの……虹ヶ咲の底力を!」

 

 

 

~~

 

 

その頃、ミッションスタートを待つ選抜メンバー5人。

セツナとしずこが、コウイチやユッキーの力を借りて完成させた大気圏突破用輸送シャトル『レインボートレミー』

マスドライバーにセットされたそのシャトルの中には、シランジュのツインドライブシステムに接続されたスカーレットエクシアとO-ドリーの姿が。

この二機は完全にエンジン可動の為に使用されており、今回のバトルに参加する事は出来ない。

レインボートレミーの操作はスカーレットエクシアとO-ドリーの中からセツナとしずこが務め、大気圏を離脱次第、輸送している他の3機を射出する。

すでにザクみんはヤミちゃんと合体された無敵武者 魔殺駆罠へと変形しており、その隣には自前のメイスとレインボーハンマーを持つビヨンドバルバトスリベイクと、新装備と共に格納されたヴェルデブラストの姿が。

全員自分のモビルスーツに乗り込んでおり、あとはミッションのスタートを待つばかり。

 

 

「……そろそろですね。」

「O-ドリー、GNドライブ、マッチングクリア。各部異常無し。」

「スカーレットエクシアも異常無し。GN粒子貯蔵量最大値に到達。いつでも行けます。」

「フゥ……フゥ……。」

「エマ先輩、大丈夫ですか?」

「……うん、大丈夫だよ。」

「絶対にクリアしようね、エマちゃん。」

「勿論。」

 

 

ついにミッションスタート5秒前。

カウントダウンが始まると同時に、エンジンを噴かせるレインボートレミー。

スカーレットエクシアとO-ドリーのそれぞれのGNドライブが高速で稼動を始め、レインボートレミーに積まれているシランジュのGNドライブと共鳴する。

 

 

 

『LOTUS CHALLENGE MISSION START』

 

 

 

「「トランザム!!!」」

 

 

『TRANS-AM』

 

 

いよいよ、極悪難易度ミッション『ロータスチャレンジ』が始まった。

 

 

開始と同時に、セツナとしずこがレインボートレミー内の4つの太陽炉を駆使し、ダブルツインドライブシステムによるトランザムを発動。

機体が赤く染まり、全出力が3倍を超える。

そして、エンジンを最大で加速させたレインボートレミーはマスドライバーを使い空へと上がると、赤と虹が混じったかのような輝きを放つ軌跡を描き、宇宙へと飛び立った。

 

 

「くぅ……!?」

「なんてG……押しつぶされそう……!」

 

 

レインボートレミーの推進力は、トランザムにより通常のシャトルのそれを遥かに上回っている。

当然、3日で仕上げたレインボートレミーはコレに耐える程の耐久力を持ってはいない。

飛び上がっている最中にも、エンジンが悲鳴をあげ、装甲が悲鳴をあげる。

それでもセツナもしずこも出力を落さず、レインボートレミーを壊す勢いで飛び続ける。

 

 

「まだです……!まだまだ行けるはずです!!」

「私と、セツナさんと、ランジュさんのGNドライブなら……きっと……!!」

 

 

 

 

~~

 

 

「ミッションスタートから5分が経過したわね……エマたち、上手くいっているかしら……。」

 

コロニー内でミッションを見ていたカリンが、不安そうに声を漏らした。

ここから見れるのは宇宙内で行われる戦闘のみであり、大気圏離脱の様子を見る事は出来ない。

不安そうなカリンの前にランジュがやって来て、必死に彼女を励ます。

 

「大丈夫に決まってるワ!あのシャトル、アタシやマリナも手伝ったのよ!絶対大丈夫よ!」

「………いや、あのシャトルは急ごしらえな事もあって耐久性に問題がある……ダブルツインドライブに耐えつつの大気圏突破はかなり難しいかもしれない……。」

「コーイチさん!!空気読みなさい!!」

「ご、ごめんアヤメくん……。」

 

 

今までのロータスチャレンジで、大気圏突破にかかった時間の最短記録はビルドダイバーズの8分。

全員がエマたちの無事を祈る中……地球から、赤と虹色が混じったかのような光が、キラリと輝いて見えた。

 

 

 

「あ……あれは!!」

「エマさん達だ!!」

 

 

 

見えたのはもちろん、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会のレインボートレミー。

 

すでにシャトルはボロボロで、装甲がはがれ、格納してるガンプラ達が剥き出しになってしまっている。

それでもレインボートレミーはトランザムにより見事大気圏を突破し、たったの5分でこの宇宙エリアに到達してきた。

 

 

「馬鹿な……早すぎる!?」

「5分!!ロータスチャレンジの最高記録だ!!」

「仲間を想う彼女たちの気持ちに、ガンプラが応えたんだ。」

 

 

ボロボロになったレインボートレミーの中では、エンジンとなっていたスカーレットエクシアとO-ドリーが沈黙していた。

ビヨンドバルバトスと魔殺駆罠が2機の肩を叩き、彼女たちにねぎらいの言葉を送ると、ヴェルデブラストも含めた3機は武器を構えてシャトルの外へ。

ヴェルデブラストの背面には、追加装甲ユニット『V-ディフェンサー』が装着されており、レインボーハンドガンとスーパーロングレンジライフルを手に、ロータスチャレンジの次なる壁に挑む。

 

 

『かすみん!!無敵武者 魔殺駆罠!!』

 

『カナタ!!ガンダムビヨンドバルバトスリベイク!!』

 

「エマ!!スーパーヴェルデブラストガンダム!!フォース『虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』、出撃!!!」

 

 

 

「後は頼みましたよ……皆さん……!」

「私とせつ菜さんの分まで、お願いします!」

 

 

エマの新たな愛機『スーパーヴェルデブラストガンダム』を筆頭に、飛び出した3機。

そして、それを迎え撃つのは、ロータス卿の操るマーメイドガンダム率いる無数のモビルファイター達。

マーメイドガンダムの中で、ロータス卿はニヤリと笑い、マーメイドガンダムのトライデントを構えた。

 

 

『久しぶりに、骨のあるチャレンジャーの様だな!!だが、我々にもプライドがある!!ここは何人たりとも通さぬよ!!』

 

『通してくれなくても結構です!!』

『カナタちゃん達がこじ開けるよーーーーーー!!!』

 

 

 

スーパーヴェルデブラストを追い越し、魔殺駆罠とビヨンドバルバトスがモビルファイター達へと襲い掛かった。

メイスとレインボーハンマーという、大振りの武器を両腕で扱うビヨンドバルバトスは、まさに悪魔の様な暴れっぷりで次々とモビルファイターを薙ぎ払う。

一発殴るたびに、レインボーハンマーに内蔵されたサイコフレームが虹色に輝き、その威力を増していく。

 

 

『なんだあの武器は!?』

『が、ガンダムの脚ぃ!?』

『ユウちゃーん!このハンマー、最高だぜーーーーー!!!』

 

 

そして、ビヨンドバルバトスのすぐ傍では、魔殺駆罠もスーパーヴェルデブラストを狙うモビルファイターを、専用武器の妖刀黒刃のほかに、レインボーユニコーンから拝借したレインボーGNドリルで貫いていた。

GNという名前から、GNドライブ搭載機専用の武器に思われそうな武器ではあるが、実際はニジガクガンプラであれば誰でも使える汎用武器。

左腕に装着してモビルファイターを貫き、迫って来た他の敵は黒刃で切払う。

その戦い方に可愛さなど微塵も無い、今はただエマの為だけを思うかすみんの強さは、上位ランカーにも引けを取らない。

 

 

 

『かすみん達、絶対に勝ちますよーーーーーー!!!』

 

 

 

今回のロータスチャレンジのメインは、エマと、その愛機であるスーパーヴェルデブラストガンダム。

 

エマに課せられた役目は二つ……一つは、空中機雷を全て撃ち落とす事。

そしてもう一つは、ロータス要塞『ラビアン・クラブ』を落す事。

 

レインボーユニコーンの腕が変形した小型銃レインボーハンドガンで空中機雷を正確に狙い落とし、スーパーヴェルデブラストはラビアン・クラブへと接近していく。

レインボーハンドガンはユニコーンガンダムのビームマグナムを簡略化した兵装であり、射程距離が極端に短い事を除けば威力は申し分無く、接近戦で使えるタイプのビームガンとなっている。

空中機雷と敵を撃ち落とし、スーパーヴェルデブラストはスーパーロングレンジライフルをラビアン・クラブへと向けた。

 

この機体の元となったのは、『機動戦士Zガンダム』に登場する機体『スーパーガンダム』

エゥーゴに所属するガンダムMK-IIが、支援機である『G-ディフェンサー』と合体した強化形態。

 

G-ディフェンサーを支援機としてでは無く、合体して運用する前提で改造し、ヴェルデバスターガンダムに搭載されていてヴェルデブラストガンダムには搭載していない武装を全て乗せた、まさに『てんこ盛り』

ヴェルデバスターとヴェルデブラストから名前を取った『V-ディフェンサー』を装備する事で、耐久性、航続距離、ジェネレーター出力を一時的に上げる事が出来る。

残念ながらG-フライヤーへの変形はヴェルデブラストの形状の問題で実現できなかったが、今のエマが作れる最強のガンプラ。

同好会ガンプラの中では最も射撃性能に優れ、貫通力・破壊力・命中率どれをとっても他の追随を許さない機体。

 

 

それが、『スーパーヴェルデブラストガンダム』だ。

 

 

 

「いっけーーーー!!!」

『!! ラビアン・クラブが攻撃されている!!総員、ヴェルデブラストガンダムの進行を食い止めるのだ!!』

『させないよーーーー!!!』

 

 

『阿頼耶識』

 

 

ロータス卿のマーメイドガンダム率いるモビルファイター達が一斉にスーパーヴェルデブラストに狙いを定める。

しかし、そこへビヨンドバルバトスが割り込み、エマを守った。

すでに阿頼耶識システムを発動しているビヨンドバルバトスのメインカメラからは赤い光が怪しげに漏れ、メイスとレインボーハンマーを振り回してモビルファイター達を退ける。

さらにそこへ魔殺駆罠も駆けつけ、二体はスーパーヴェルデブラストを囲んで彼女の援護を続ける。

 

 

『エマ先輩やっちゃってください!!』

『エマちゃん!!』

「わかってる!!行くよ、スーパーヴェルデブラストガンダム!!」

 

 

引き金を弾くと、高出力のレーザービームが、何発も同時に放たれた。

ラビアン・クラブに襲い掛かるそのレーザーは、要塞の装甲を抉り取り、内部のコアユニットを徐々に露出させていく。

それを数発続けて撃ち、ラビアン・クラブを少しずつ破壊する。

 

 

『なっ……なんだこの威力は……!?これだけのパワー……まるで、あの時のダブルオースカイの様だ……ならば!!』

 

 

マーメイドガンダムがエマを警戒し、ビヨンドバルバトスから逃れてスーパーヴェルデブラストの下へ。

最初は押していた物の、ビヨンドバルバトスと魔殺駆罠も徐々にモビルファイター達に追い込まれ始める。

いくら倒しても、キリが無さ過ぎる。

どれだけ倒しても湧いてくる敵に、カナタもかすみんも嫌気がさしてくるが、そんな事を考えている暇では無い。

何体もの敵を相手にするスクールアイドル同好会の3人……ここまで費やした時間は合計で11分、残りの制限時間はあと4分。

もはや休憩するような時間も無い。

敵の攻撃を躱しながらラビアン・クラブを削り取るエマ、それを阻止するべく動くマーメイドガンダム。

そして、彼女たちの下に……後方から黒い光が見えた。

 

 

 

~~

 

 

「まずい……まずいよ……早くしないと!」

「コアユニットを破壊しないとクリア出来ないんでしょ!?なんであれだけ撃って破壊できてないのよ!!」

「落ち着いてユウ、カリンさん。大丈夫、まだ時間はある。」

 

 

迫るタイムリミットにあせるユウとカリンを、リクが宥めた。

他のメンバーは全員、ロータスチャレンジを齧りつくように見入っている。

エマたちを信じていないわけでは無い。

しかし、減らない敵に傷すらつかないコアユニット……しずことセツナがせっかく宇宙に過去最短記録で突立つしたのに、このままではクリア出来ない。

 

 

(頼む……成功してくれ……皆……!)

 

 

「! リク、あれは……?」

「どうしたのヒロト?あれって……ま、まさか!?」

 

 

 

 

~~

 

 

 

ロータス要塞への攻撃を続けつつ、マーメイドガンダムと交戦を開始したスーパーヴェルデブラスト。

レインボーハンドガンでマーメイドガンダムと一定の距離を保ち続けるが、ついに弾切れ。

武器を捨て、ビームサーベルを展開し、マーメイドガンダムをなんとか退けようとする。

 

 

『ほう!射撃はかなりの腕前だが、接近戦はまだまだ未熟よのお!!』

「ど、どいてください!!」

『どいてほしければ、実力で私を……なにっ!?』

 

 

その時、突如マーメイドガンダムを、高出力のレーザーが襲った。

それによりマーメイドガンダムは撃墜され、その方向を見ると、黒い光が真っ直ぐにスーパーヴェルデブラストガンダムを目掛けて飛んでくる。

その光は左腕の巨大なクローを構えると、そのままスーパーヴェルデブラストへと襲い掛かった。

 

 

 

『エマ・ヴェルデ………!』

「あなたまさか……バンシィ・ノワール!?」

 

 

 

その光の正体……全てのバグの元凶『バンシィ・ノワール』

 

 

突如ミッションエリアに侵入してきたバンシィ・ノワールは、スーパーヴェルデブラストを邪魔するべくノワールクローを振り上げたが、全てのモビルファイターを突破したビヨンドバルバトスが救援に入り、メイスでノワールクローを受け止めた。

 

 

「か、カナタちゃん!!」

『じゃ、邪魔するなーーーーー!!!』

『近江彼方。言いたい事は、それだけか。』

 

 

メイスとレインボーハンマーを振い、バンシィ・ノワールを払おうとするビヨンドバルバトスだが、バンシィ・ノワールはそれらの攻撃を全て見切ってかわし、彼女の左腕を受け止めた。

そのままノワールクローを使ってビヨンドバルバトスの左腕をもぎ取ると、その腕をビヨンドバルバトスの腹部に突き刺し、右腕のノワールブラスターで撃ち抜いた。

 

その間、30秒にも満たない。

 

 

『カハッ……!』

「か……彼方ちゃあああああん!!!」

 

 

『エマ・ヴェルデ。お前がいなくなれば、奴らの心は壊れる。』

 

 

 

 

~~

 

 

バンシィ・ノワールの登場には、当然ながら全員驚いていた。

特にユウ、アユム、リク、ヒロトの4人は、ダブルオーインフィニティセイバーにより倒されたバンシィ・ノワールが動けなくなるのを見ている。

あれから回復したのか、バンシィ・ノワールに特別不調は見受けられない。

この中で冷静なのはキョウヤ、そしてヴェルダーの二人だけだった。

 

 

「………やはり出たか……。」

「ヴェルダー卿、今なんと?」

「いや……それより、チャレンジはどうなる?」

「わからない。とにかく今は、見守るしかない。」

 

 

 

「こんな所でバンシィが出てくるなんて……!!エマさん!!」

「性懲りも無くまた出たのねあの黒いの!!マリナのガンプラと同じタイプのガンプラとは思えないワ!!」

「あれがバンシィ・ノワール……くっ、どうして私達はエマたちを助けに行けないのよ!!彼方までやられちゃって……このままじゃ……!」

「待って皆、かすみちゃんが。」

 

 

璃奈が指差した先。

そこには、バンシィ・ノワールに今まさに立ち向かおうとしている、無敵武者 魔殺駆罠の姿があった。

 

 

 

 

~~

 

ビヨンドバルバトスを屠ったバンシィ・ノワール。

その巨大な爪が、再びスーパーヴェルデブラストへと向けられた。

しかし、間一髪で割り込んできた魔殺駆罠がバンシィ・ノワールの肩を掴み、彼をスペースデブリへと叩き付けた。

 

 

「か、かすみちゃん!!」

『……中須かすみ。』

『アンタの相手は、こっちだーーーーーー!!!』

 

 

レインボーGNドリルでバンシィ・ノワールを何度の攻撃する魔殺駆罠。

バンシィ・ノワールは難なくそれらの攻撃を躱し、ノワールブラスターで魔殺駆罠を撃つ。

かすみんにはバンシィ・ノワールの攻撃を見切ってかわせるほどの技量は無く、そのまま攻撃を受けてしまうが、それでも魔殺駆罠の勢いは止まらない。

今まで、ダブルオーとレインボーユニコーン・ブレイブインパルスのコンビにしか押された事の無いバンシィ・ノワールが、少しずつ反撃の隙を失い、防戦に徹し始めた。

レインボーGNドリルをバンシィ・ノワールに突き刺し、妖刀黒刃を振り下ろす。

 

 

『今日のこのバトルに、私達全員の明日がかかってるだ!!アンタなんかに、邪魔なんてさせるかーーーーー!!!』

『調子に乗るなよ……雑魚が!!』

 

 

妖刀を振り上げたタイミングで、バンシィ・ノワールはすかさずノワールクローで魔殺駆罠の頭部を掴んだ。

そして、左腕をひねり魔殺駆罠の頭をもぎ取ると、今度は鞭の様な左足で魔殺駆罠をバラバラに切裂いた。

さらに追い打ちとして、構えたノワールブラスターが魔殺駆罠を貫き、もはや原型がわからないぐらいまでに徹底的に破壊された魔殺駆罠は、そのままバトルアウトしてしまった。

 

 

『か……かすみさーーーーーん!!!』

『そんな……こんな……こんな事って……!!』

 

 

「か……かすみちゃん……彼方ちゃん……二人とも、私の為に……。」

 

 

レインボートレミーの中でしずこが叫び、セツナが嘆く。

1人残されたスーパーヴェルデブラストガンダムとエマは、その時ハッと気が付いた。

 

 

なんと、先ほどバンシィ・ノワールが最後に放ったノワールブラスターが、ラビアン・クラブのコアユニットに命中していた。

それによりコアユニットにひびが入っており、あと一発で確実に破壊できる。

もはや残り時間は1分を切っている。

恐らく、これが最後のチャンス……正真正銘のラストシューティング。

コレは、最後までバンシィ・ノワールに喰らい付いたかすみんが作ってくれた、絶好のチャンスだった。

 

 

「ありがとうかすみちゃん……!これなら、クリアできる……!」

 

 

スーパーロングレンジライフルを構えるスーパーヴェルデブラスト。

スコープでコアユニットを捉え、引き金に指を掛ける。

バンシィ・ノワールが妨害に行こうとするが、何とロータス卿率いるモビルファイター達が彼の行く手を塞ぎ、バンシィ・ノワールからスーパーヴェルデブラストを守った。

 

誰もが勝利を確信した。

 

 

しかし、エマは引き金を弾かない。

 

 

 

 

~~

 

 

「エマさんどうして!?なんで撃たないの!?」

「クリアはもう目前です!!早く!早く撃って下さい!!」

「……違う……。」

「カリン、どういう事?」

「撃たないんじゃない……撃てないんだわ……。」

「撃てないって……ますます意味わかんないよ!?」

 

 

唇を噛み、エマを見守るカリン。

クリアを目前にして、気持ちが焦る同好会メンバー達。

今のエマの気持ちを痛いほど理解しているカリンは、他のメンバー達と共に、エマたちの勝利を祈った。

 

 

 

~~

 

 

外せない。

 

 

その気持ちが、エマの引き金を弾く手を躊躇わせる。

 

これを外せば、ミッションは失敗してしまう。

 

そう考えると、手が震える。

 

照準がぶれる。

 

狙いが定まらない。

 

全身の震えが止まらない。

 

 

 

(落ち着けエマ!ここで外せば全部が水の泡になっちゃう!落ち着いて、狙いを定めれば、私なら外さない!)

 

 

(………外したらどうしよう……?)

 

 

 

スーパーヴェルデブラストガンダムの事は、信頼している。

それこそ、バスターガンダムの頃に作り、ヴェルデバスターガンダムの存在を知ってからはそれを目指して改造し、自分の為だけの専用機として生まれ変わらせた時からずっと。

 

だが、今この瞬間、エマは自分を信じることが出来ない。

 

手の震えがそれを証明している。

 

涙が溢れてくる。

 

視界がぼやける。

 

呼吸が荒くなる。

 

 

「………ッ……皆………!」

 

 

 

「エマちゃん!!!」

 

 

 

「!! か……彼方ちゃん……?」

 

 

 

突然、スーパーロングレンジライフルの震えが止まった。

 

顔を上げたエマが見た物は、先ほどバンシィ・ノワールに撃墜されたはずのカナタのガンダムビヨンドバルバトスリベイクだった。

残された右腕に仕込んだマニュピレーターが、エマのライフルがぶれないように抑え込んでいた。

右手にはダブルリベイクライフルも握っており、見ていて痛々しいほどに破壊された彼女は必死に顔をスーパーヴェルデブラストへと向ける。

 

 

「エマちゃん、私がついてるよ!皆ここにいるよ!!」

「ここに……?」

「私も、果林ちゃんも、かすみちゃんもせつ菜ちゃんもしずくちゃんも……侑ちゃん歩夢ちゃん愛ちゃん璃奈ちゃん栞子ちゃん、ランジュちゃんにミアちゃんだって……!皆ここにいる……皆、エマちゃんを見てる!!」

 

 

ダブルリベイクライフルをコアユニットへ向けるビヨンドバルバトス。

同じように、スーパーヴェルデブラストもスーパーロングレンジライフルを再び構えた。

 

 

 

「やろうよエマちゃん!!私達、皆で!!」

「うん………うん!!やろう、彼方ちゃん、皆!!」

 

 

 

『FINISH MOVE 01』

 

 

 

もはやエマの手は震えていない。

 

カナタのバルバトスと共に照準を構えたライフルから放たれた光は、そのままコアユニットを捉えた。

 

スーパーヴェルデブラストガンダムと、ガンダムビヨンドバルバトスリベイクによる必殺技『スーパーリベイクブラスト』は、ラビアン・クラブのコアユニットを飲み込み、跡形も無いほど木端微塵に破壊した。

 

 

 

「やった………? ! や、やった……!!」

 

 

 

『MISSION FAILED』

 

 

 

しかし、そんな二人の耳に届いたのは、電子音声による非情な通告だった。

 

 

 

 

 

~~

 

 

超高難易度の極悪ミッション『ロータスチャレンジ』

そのチャレンジは、今回は失敗に終わった。

ミアとランジュも加えた13人はエマの父……ヴェルダーの前に並び、彼は彼女たちから目を逸らしている。

 

「………どうして……なんでミッション失敗なの!?私達、ちゃんとコアユニットを壊したよ!?私とエマちゃんで!!なのになんで……!!」

「最後のバンシィの攻撃により、コアユニットはダメージを負った。つまり、君たちが不正にガンプラを持ちこんだとされて失敗した。6体目のガンプラを使ったと判断されたのだ。」

「アイツは敵よ!!エマたちとは関係ないワ!!」

「その通り、エマたちとは何の関係も無い。だが、ミッションの形式上はそういうわけにはいかんのだよ。」

 

その後も、カナタとランジュで何度も抗議したが、それでもミッションの失敗は覆らなかった。

再チャレンジしようにも、ロータスチャレンジが挑戦できるのは、特例を除き1日1回。

しかも、再チャレンジをしたところで、もう一度先ほどの状況を作るのは難しいだろう。

本来であればクリアしていたはずのロータスチャレンジ……それを、バンシィ・ノワール一体のせいで滅茶苦茶にされてしまった。

 

 

「約束通り、スイスへ帰るぞエマ。」

「……待って……。」

「まだ駄々をこねるのか?お前ももう子供じゃ……、」

「違うの……最後に、お別れをさせてほしいの……。」

 

 

震える声で、エマが同好会の皆に向かい合う。

 

 

「皆……今までありがとう……。皆と過ごした時間は、私にとって、かけがえのない大切な時間だったよ……!色々あったけど、皆とたくさん練習をして、たくさんライブをして、たくさんガンプラバトルをして……その一つ一つが、私にとって……とっても、大事な宝物で……!」

 

「…………ヴェルダーさん!!」

 

 

その時、ユウが大声を上げた。

彼女はヴェルダーの下へ行き深々と頭を下げる。

同じように他の全員もヴェルダーへと頭を下げ、彼は戸惑う。

 

 

「お願いします!!!エマさんを連れて行かないでください!!!」

「エマは私達にとって、とても大事な仲間なんです!!!この子のいない同好会なんて考えられない……絶対に離れたくないんです!!!」

「侑ちゃん……果林ちゃん……。お父さん……私、やっぱり帰りたくない……!卒業したら絶対に帰るから!!だから、高校生の間は日本にいたい……皆と一緒に、スクールアイドルの夢を追いかけていたいの!!」

「エマ。」

「卒業したらお父さんの言う事なんでも聞く!!家から出るなって言われたら喜んで出ない!!だから……ひっく……だからぁぁぁ……!!」

「そんなに……嫌なのか……。」

 

 

 

 

 

 

 

「たった1週間帰るだけなのに………。」

 

 

 

 

 

 

「ぐすっ……え?」

「「「は?」」」

 

 

「お前の幼馴染の隣町のお姉ちゃんがいただろう?その子が今度結婚する事になってなぁ。是非お前に花嫁姿を見てほしいとの事だったんだが……。」

 

 

「え?ちょっと待って………え?は?」

 

 

 

突然の事に理解が追い付かない。

目の前の親父はいったい何を言っているのだろうか?

もちろんエマだけでは無く他の全員、頭の上に『?』マークを浮かべ、普段無表情のりなこはなんかすごい顔で驚いている。

 

 

「え、じゃあ時間が無いって言うのは……。」

「結婚式の予定をお前に合わせて変えられるわけが無いだろう?」

「メールじゃなくてGBNを使って連れ戻しに来たのは……。」

「長女のお前が『姉』と慕ってた子の晴れ舞台だ。本来なら直接会って呼ぶべきなのだが、さすがに難しいからな……GBNを使わせてもらった。」

「じゃあ、スクールアイドルは……。」

「何を言っているんだ。私達家族全員、お前の活躍を毎回楽しみにしているんだ!お前の気が済むまでやりなさい!!」

「………言ってない。」

「なに?」

「結婚式だって、言ってない………。」

「そうだったか?ふむ……言われてみれば言っていない気がするな。ハッハッハ!すまんすまん!どうも歳をとると物忘れがひどくてな!!」

 

 

「………お父さん(低音)」

 

 

 

突然、いつも聖母の様なエマの表情が、普段の彼女からは想像もつかない様な物に変わった。

例えるならば、『ヴェイガンを根絶やしにするのだ!!』と言っていたフリット・アスノの様な、鬼の様な表情だ。

その後、彼女は母国語で父親に対して、長々と説教を始めた。

そこには先ほどまでの仲間との別れを惜しむ少女の姿は無く、あるのは般若のごとく怒り狂う鬼女の姿のみ。

 

 

「エマっちこっわ……。」

「エマってマジギレするとスイス語になるのね……もう絶対怒らせないようにしなきゃ……。」

「カリンさん、あれはイタリア語です。」

「人騒がせだねぇ~……。」

「っていうか、だったらかすみんとカナタ先輩やられ損じゃないですかぁ!!」

「まぁまぁかすみんさん、これからもエマさんと一緒にスクールアイドル出来るってことを喜ぼうよ。」

 

 

 

「せ、説明不足だったのは本当にすまなかった!!そ、それでエマ……結婚式の方は……迎えに行くから、一緒に帰ってくれるか……?」

「帰るッ!!!!(全ギレ」

 

 

 

 

こうして、涙あり、友情あり、乱入あり、マジギレありの波乱に満ちたロータスチャレンジは、終わりを告げた。

 

そして、エマは1週間だけスイスに帰る事になった。

 

 

 

 

~~

 

 

数日後、飛行機の中でのエマは迎えに来てくれた父親に対して、未だに怒っていた。

隣に座っているのに全然話しかけてくれず、頬を膨らませたまま窓の外を見ている。

『はぁ』と父親がため息をついていると、いつの間にかエマは怒り疲れて眠ってしまっていたのか、隣から寝息が聞こえた。

そのタイミングで父親のダイバーギアに連絡が入ると、彼はエマが寝ている事を確認し、それに応答した。

 

 

『久しぶりだね、ヴェルダー卿。』

「やぁ、ラル大尉!お変わり無い様で安心したよ。」

『君の方は……ずいぶんやつれているな。どうしたんだ?』

「いや、娘と喧嘩中でね……まぁ私が全面的に悪いんだが……。」

『娘さんと言えば、連れ戻す計画は上手く行ったのかね?』

「あぁ。だが、1週間で日本に戻すよ。」

『なに!?大丈夫なのかそれは……?君もあれだけ危険視していたじゃないか……バンシィ・ノワールの事は。』

「そうだな。たまたま友人の結婚式と時期が重なってくれたおかげで、連れ戻す口実が作れた。しかし、やつがどれだけ危険な存在であったとしても、私はこの子を仲間たちから離したく無いのだよ。」

 

 

元々、ヴェルダー卿はバンシィ・ノワールの脅威からエマを守るためにやって来た。

あらゆるバグを引き起こすバンシィ・ノワールという存在があり、GBNでの出来事が現実世界にも影響を及ぼすことがエルドラミッションでも判明している以上、愛娘を危険が蔓延る世界にいさせたくないというのが父親としての本音。

結婚式の事だって、最初に説明して連れ戻すのが卑怯だと思ったから最後まで言わなかった。

 

 

「ラル大尉、エマの友達は凄いんだ!皆が皆、違う輝きを持っている……あんな子たちから彼女を引き離すなど、私には出来ないし、したくも無い。いいじゃないか、別れは嫌でもいずれ必ずやってくる……その時まで、私はこの子には自由でいてほしい。」

『そうか。うむ、それがいい。いや、それでいい!』

「また何かあれば連絡するよ。それまでお元気で、ラル大尉。」

『君も腰を大事にしてくれよ、ヴェルダー卿。』

 

 

「んっ……んん……?お父さん……?」

「エマ、起こしてしまったか?すまんね。」

「ううん……大丈夫……ハッ!」

 

 

今の声で起きてしまったエマ。

寝起きは素直だったが、意識がはっきりしてくると父親から顔を逸らした。

それに苦笑いをするが、彼はエマに今一番言いたい事を言う。

 

 

「エマ、お前の友達は、皆凄い子たちばかりだな。」

「………うん。」

「私の事を許してくれるのなら、家であの子たちの話を聞かせてくれないか?」

「……凄く長くなるよ……。」

「構わないとも。お前が良ければ、だが。」

「うん……いいよ、お父さん。」

「ありがとう。」

 

 

そう言いながら、エマの頭を撫でる父。

久しぶりの父親の大きな手に、喧嘩中であることも忘れ、エマは思わず顔が緩んだ。

 

 

 

 





~にじビル毎回劇場~

第58回:アニガサキ二期予告


栞子「この学校にスクールアイドルは不要であると、私は考えています。」

侑「本当にそうかな?」

歩夢「栞子ちゃんにも、スクールアイドルのいいところをたくさん知ってほしいな。」

せつ菜「私は変える。変えてみせます。」

ガウマン「やってみせろよ、マフティー!!」

ハサウェイ「何とでもなるはずだ!!」


レーン「 ガ ン ダ ム だ と ッ ! ? 」


主題歌……『閃光(ニジガク10人ver)』


レーン「逃がすかぁ!!」

ギギ「やっちゃいなよ!そんな偽物なんか!」

ケネス「マフティー・ナビーユ・エリン……!」

ハサウェイ「敵を抱え込んでいるんだ!色々とな!」

ケネス「厄介な物だな、生きると言う事は。」

ハサウェイ「ここからが地獄だぞ!!」



ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会第二期



アムロ「身構えている時には、死神は来ないものだ………ハサウェイ。」


~~


せつ菜「↑というのはどうでしょう!!」

歩夢「いやダメダメダメダメぜったい違う。」


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