ニジガクビルドダイバーズ   作:バース・デイ

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かすみ果林回書こうと思ったら完全な姫乃リゼ回になってるので、かすみと果林はどこかで改めてメイン回書こう……。

あとどこかでガンプラのガの字も出てこない様な完全番外編みたいなの書きたい。


憧れる気持ち

『どこへ行くんですかかすみさん?』

「ペリシアですよ!」

『ペリシア……というのはどのような所なんでしょう?』

「ガンプラの聖地って言われてて、色んなビルダーさんが集まって、たくさんのガンプラを展示してるんです。そこにシャフリヤールって人がいるんで、アドバイスを貰いましょう!」

『まぁ!それは素敵ですね!』

 

ザクみんで飛びながら、かすみんは姫乃ハロと共にガンプラの聖地である『ペリシア』へと向かう事に。

ペリシアは中立エリアであり、ガンプラによる移動はBランク以上なければ許可されていない。

それに対して現在かすみんはCランク、本来であればザクみんを使えない。

なので前回ペリシアを訪れた際は、100キロの道のりをひたすら歩く地獄を味わった。

しかし、今回は違う。

 

目的地についたかすみんはザクみんから降りる。

目の前には大型のバスの様な乗り物があり、車掌らしき男が並んでいる人達からチケットを受け取ると、彼らをバスの中へ誘導していた。

 

 

『あれは?』

「フッフッフ!あれはペリシア直通の送迎バスです!」

『砂漠の真ん中で……バスですか……?』

「ま、まぁ細かい事は置いておいて……これに乗れば、ちょ~楽ちんでペリシアに行く事が出来るんですよぉ!実は前にペリシアに来た時に、りな子がセイって人からかすみん達の分ももらってくれたんです!早速行きましょう、姫乃先輩!」

『はい!』

 

 

姫乃ハロを抱きかかえたかすみんは、ニコニコしながら車掌へとチケットを渡す。

しかし、車掌は首を横に振ると、かすみんと姫乃ハロの乗車を拒否した。

 

 

「えぇ!?なんでですかぁ!かすみんちゃんとチケット持ってますよぉ!!」

「そちらの方、チケット持って無いでしょ?レンタルアバターでも、乗車にはチケットが必要なんだよお嬢ちゃん。」

『わ、私のせいですか……。』

「ぐぬぬ……い、いいじゃないですか!だってハロですよ!?かすみんが膝に抱えておきますからお願いしますぅ!!」

「ダメったらダメ。乗るならチケット1枚でどちらか1人、乗らないなら出発するよ。」

 

 

かすみんが持っていた乗車チケットは1枚だけ。

当然ながら、これだけでは1人しか乗れない。

姫乃ハロはハロなので、荷物として持っているとかすみんは主張するが、車掌は認めてくれない。

 

 

ぐぬぬ……とかすみんが悩んでいると、彼女たちの後ろから、かすみんより少しだけ背の高い少年が現れ、車掌に乗車チケットを二枚、見せてきた。

 

 

 

「あの……これでこの子たちを乗せてもらえませんか?」

「『え?』」

「ふむ、確かに2枚ね。チケットがあれば乗車大歓迎だよ!さぁ、乗った乗った。」

「ほら、乗りましょう。」

「え……あ、はい……。」

『ありがとうございます……。』

 

 

突然現れた少年が渡したチケットで、無事に姫乃ハロとかすみんは送迎バスに乗る事に成功。

車内は思った以上に広く快適であり、冷房も効いていて灼熱の砂漠の中のオアシスとはまさにこのバスの事を言うのだろう。

砂漠を横断しながら揺れるバスの中で、かすみんと姫乃ハロはチケットを出してくれた少年に頭を下げた。

 

 

『ありがとうございました、どなたか存じ上げませんが、助かりました。』

「でも良かったんですか?このチケット、結構お高いですよ?」

「テツが来れなくなったから。テツに、困っている人を見たら助けてあげろと言われたので。」

「テツ……?」

『私は綾小路姫乃と申します。』

「かすみんです。お名前は何って言うんですか?」

「リゼ。」

「リゼさん……。」

「…………。」

『…………。』

「……………え、終わりですか?」

「何が?」

「いえ、自己紹介だから他にもいろいろ言う事あったり……、」

「あぁ、ごめんなさい。聞かれなかったから。」

「は、はぁ……。」

 

 

リゼという少年、もしかしたら天然なのか?

助けてもらった相手ではあるが、バスの中では少し気まずい雰囲気になりながら、3人はペリシアへと向かった。

 

 

 

 

~~

 

 

久しぶりに訪れたペリシアは、相変わらずたくさんのガンプラを展示してあった。

最近発売された最新キットから、何十年も前の古いキットまで、数多くのガンプラ達がそびえ立つ。

以前ガンプラ暴走事件の時にかすみんとりな子で倒したメガサイズガンダムも元通りに修理され、今もペリシアへやってくる観光客たちを出迎えてくれている。

上位ランカー筆頭の存在であるシャフリヤールはたびたびこの場所を訪れており、今日もここで彼の作った新作ガンプラが展示されている。

彼は自分が作った新作の百式を眺めながら、光を反射する黄金のボディにうっとりしていた。

 

「うむ、我ながら愛を感じる出来栄えだ。」

 

 

 

「シャフリさ~~ん!」

 

 

 

 

「ん?やぁ、かすみんくん!久しぶりだね。」

「この前ロータスチャレンジで会ったばかりですよぉ。」

「ハハハ、そうだったね、すまない。以前会った時よりも可愛らしさが増していて、もうずいぶん会っていないと錯覚してしまったよ。」

「もーう!シャフリさんは正直さんですねぇ!!」

 

 

百式を眺めているシャフリの下へ、姫乃ハロを抱きかかえたかすみんが駆け寄って来た。

姫乃ハロの存在に気が付いたシャフリはそちらに目を向ける。

 

「おや?そちらはお友達かな?」

「他校の先輩で、姫乃先輩です!」

『綾小路姫乃と申します。あなたがシャフリヤールさんですか?』

「いかにも。私の名前はシャフリヤール。シャフリと呼んでくれたまえ。それでかすみんくん、今日は何用かな?」

「かすみん、もっともーーーっと強くなりたいんです!その為のアドバイスをもらいたくて来ました!」

『私はあまりガンプラに詳しくないので、まだ自分がどういうガンプラを使うべきなのかを悩んでいるんです……参考になればと思いまして。』

「なるほどね。それなら、ここに来たのは大正解だ。このペリシアには様々なガンプラが数多く展示されている。そらを参考に、今後の改造や自分の愛機を決めるのに役立てるといい。わからない事があれば相談に乗ろう。」

「ありがとうございます!行きましょう、姫乃先輩!」

『えぇ、かすみさん。』

 

「………ところで、君はどうしたんだい?リゼ。」

 

「『え?』」

 

 

かすみんと姫乃ハロが振り返った先にいたのは、先ほど助けてくれた少年……リゼ。

彼はシャフリにお辞儀をして、挨拶。

 

 

「お久しぶりですシャフリヤールセンセイ。」

「君の活躍っぷりはいつも注目させてもらっているよ。今日はテツさんと一緒じゃないのかい?」

「えぇ。聞いてくださいセンセイ!テツったら酷いんです!せっかく今日はペリシア観光に行く約束をしていたのに、急な仕事で……、」

「ハハハ、彼はリアルでも多忙な方だからね。」

 

 

先ほどのまでのリゼの淡白な対応とは打って変わり、シャフリと楽しげにしゃべり始めた。

どうやらリゼとシャフリは知り合いだったようで、リゼは本来今日は『テツ』という人物と一緒にペリシアに来る約束をしていたらしい。

二人が知り合いだったことに驚いているかすみんと姫乃ハロに気が付くと、シャフリはかすみん達に視線を移した。

 

 

「それにしても驚いたな。リゼがかすみんくんと知り合いだったなんて。」

「あ、いえ、知り合いってほどじゃ……。」

『先ほど、ペリシア行のチケットを譲っていただいたんです。』

「なるほどそれでか……。テツさんの分のチケットを渡したんだね。」

「有効期限が今日までだったので。」

「リゼ、よければかすみんくんと姫乃くんを案内してあげてくれないかな?」

「僕が……ですか?」

 

 

シャフリに頼まれたリゼがかすみんと姫乃ハロを見る。

少し考え込むと、彼は首を縦に振った。

 

 

「わかりました。けど僕、ペリシアの地理にはそんなに詳しくありませんよ。」

「頼むよ。かすみんくん姫乃くん、リゼに着いて行きたまえ。彼は大変興味深いダイバーだからね。」

「『はぁ……。』」

 

 

シャフリにアドバイスを貰いに来たはずが、リゼとペリシアを回る事になったかすみんと姫乃ハロ。

シャフリがそこまで言うならと、二人はリゼに着いて行く。

道中、自分から口を開く事の少ないリゼだったが、かすみんはそんな彼に話しかけた。

 

 

「あの、さっき言ってた『テツさん』って誰ですか?」

「テツは僕のお父さんですよ。」

『お父さん……ですか……。仲がよろしいのですね。』

「はい、とても仲良しです!」

 

 

『テツ』という、リゼ曰く『お父さん』の話をする彼はとても楽しそうに笑った。

先ほどまでの無愛想な感じは無く、好きな物の話をするリゼの姿は、どことなくビルドダイバーズのサラやメイを思わせる。

 

 

「今日は僕とテツの二人でペリシアを見て回る約束をしていたんです。けど、テツが仕事で来れなくなって……。」

「お仕事じゃ仕方ありませんねぇ。」

「かすみんと姫乃はどうしてペリシアに?」

「かすみんは果林先輩よりももっともっと強くなるためです!その為に、上手な人の技術を盗んで……クフフフ……!」

『かすみさん……。』

「ハッ!!と、とにかくそういう事です!」

『私は……憧れの人がガンプラバトルをしているので、私も始めてみようと思いまして……それで、自分に合ったガンプラを探しているんです。』

「憧れ……。」

「あ、見てくださいよ二人とも!アレ凄いですよアレ!なんなんですかねぇあのガンプラ……ちょっと見てきます!」

 

 

そう言い残したかすみんは、展示されていたガンプラを見る為に走り去っていった。

そこに展示されていたのは最新作『SDガンダムワールド三国創傑伝』に登場する『貂蝉クシャトリヤ』というガンプラ。

このシリーズに登場するガンプラはどれも派手な見た目をしていてギミックや造形が凝った品ではあるが、キットのランナーの色分けはそれほどでも無く、初心者がそのまま素組みしてしまうと非常に地味な仕上がりとなってしまう。

しかし、ここに展示してあった貂蝉クシャトリヤはオリジナルのカラーリングで青を基調にしており、細身でありながら力強く、そして美しいその佇まいは、果林のキュベレイ・ビューティーを彷彿とさせる。

 

 

「滅茶苦茶塗装が綺麗ですねぇ。どうやったらこんな色出せるんだろう……。」

「塗装のやり方一つで、ガンプラバトルでの強さも変わってくるって、シャフリヤールセンセイが言ってました。」

「ザクみんもこんな感じで塗ってあげたいなぁ。」

『わぁ……。』

「どうしたの?」

 

 

かすみんとリゼが貂蝉クシャトリヤを見ている最中、姫乃ハロは1人、別のガンプラを見て声を漏らした。

力強そうにそこに佇んでいたのは、最初姫乃ハロが購入しようとしていたガンプラだった。

 

 

「キュベレイ?」

『とても素敵なガンプラです。私の憧れの人が使っているのも、キュベレイなんです。』

「そう思うなら、姫乃もGBNで使うガンプラはキュベレイにしたらいいんじゃないですか?」

『うーん……はじめは、そうしようかなって思っていたんですが……。』

 

 

 

少し悩み、姫乃ハロは再び展示されているキュベレイを見上げた。

 

 

 

『結局、それって『真似』ってことになるんじゃないかなって思うんです。』

「真似?」

『あの人はあの人なりのやり方で頑張って強くなったのに、憧れだけでそれを真似するっていうのは、どうなのだろうと思いまして……。』

「……………。」

『ごめんなさい、変な話をしちゃいましたね。次のガンプラを見に行きましょう。』

 

 

そう言いながらかすみんの下へ戻ろうとする姫乃ハロ。

かすみんの腕に抱かれ、次のガンプラを見に行こうとするその後ろ姿を、リゼは眺めていた。

 

 

 

 

 

~~

 

 

 

一通りペリシアに展示されていたガンプラを見て回った3人。

以前来た時よりもたくさんのガンプラが展示されていて、見て回るだけでも一苦労だった。

ニジガクがガンプラバトルを始めた時から興味を持ってどんなガンプラがあるのか調べていた姫乃ハロだったが、実際に数多くのガンプラを目にして、その種類の多さに目を回していた。

 

「どうですか姫乃先輩、使いたいガンプラは決まりましたか?」

『いいえ、実はまだ……こうも種類が多いと、一つに絞るのは難しいですね……。かすみさんはどのように今のガンプラを決めたのですか?』

「え?かすみんは……えーっと……。」

 

 

聞かれて、何かはぐらかすように顔を逸らすかすみん。

かすみんがザクみんのベースとなった殺駆頭を選んだのは、その場の勢いだったので理由も何もない。

あの時は栞子の影響でしずくと璃奈がガンプラを作り始めて、その際に『かすみんだって上手に作れますけど!!』と、勢いで手に取ったのがコレ。

なので姫乃ハロの求める返答は出来ず、かすみんはうーんと唸りながら頭を抱えた。

 

 

「姫乃はキュベレイが使いたいんじゃないんですか?」

「そうですよ、姫乃先輩元々果林先輩と同じキュベレイが使いたいって言ってたじゃないですか!」

『それはそうなんですけど……。ここにあるたくさんのガンプラを見て、少し考えが変わったというか……。』

「どういう事ですか?」

『ここにあるガンプラはどれも、作ってる人のオリジナリティが溢れていて、それぞれ独特の感性を持って作られていました。なので、ただの憧れで果林さんのガンプラを真似るのは、良くない事じゃないのかと……。』

「まぁー、確かにスクールアイドルでもオリジナリティっていうのは大事ですもんねぇ。かすみんの可愛さはかすみんにしか出せなぁい♡みたいな。」

『ニジガクの皆さんは特にそうですよね。12人全員が全く違う魅力を持ったパフォーマンスをして、それを支える高咲さんにも他の方には無い、惹かれる物を感じます。』

「あったりまえじゃないですかー!かすみん程じゃないですけどぉ、皆凄いんですからー!」

『それは皆さんのガンプラにも表れています。ここにあるガンプラ達もそうです。私は、果林さんに憧れていますが、だからと言って果林さんの真似をするのは違う気がして……。それってなんだか、『本物』じゃないと思うんです。』

 

 

ペリシアはガンプラの聖地。

ゆえに、様々なガンプラが展示されている。

勿論どれもビルダーの愛が込められた一品ばかりで、製作の時のビルダーたちの苦労が垣間見える。

そんなものを見てしまうと、どうしても『憧れ』だけで果林と同じ機体を使おうとしていた自分が恥ずかしくなってしまった。

顔を俯かせる(ハロなので顔というか身体ごと)姫乃ハロ。

そこで、リゼが口を開いた。

 

 

「あの……。」

『リゼさん?』

「僕は、スクールアイドル?っていうものの事はよくわからないけど、真似をするっていうのは、そんなに悪い事じゃないと思います。」

『そうでしょうか……。』

「カリンって人がどういう人なのかも、僕は知らない。だけど姫乃がその人の事を凄く尊敬してるってことはわかります。尊敬をしてる人を真似したくなる気持ちは、僕も知ってる。」

『けど……。』

「姫乃はさっき、真似をするのは『本物』じゃないって言ってたけど、僕は違うと思います。だって姫乃の中のその気持ちは、他の誰でも無い姫乃だけが持ってる『本物』じゃないですか。」

『あ………。』

「大事なのは、それを真似のままで終わらせるか、それとも自分だけの物に変えていくか。僕は色んな人達から、そう学びました。」

「いろんな人達?」

「GBNで出会った、センセイ達です。シャフリヤールセンセイ、タイガーウルフセンセイ、姉さんセンセイ、あとはライバルのガリュウやお父さんのテツなんかからも。」

『リゼさんには、センセイが沢山いらっしゃるんですね。……そうか……真似でもいい……それを、自分の物に……。』

 

 

 

何かを決意したかのような姫乃。

それを見て少し微笑んだリゼが立ち上がると、彼は空を見上げる。

その時、リゼの頭の中に突如『何か』がよぎり、彼は頭を押さえてその場によろけた。

 

 

 

「リゼさん!?」

『どうされたんですか!?』

「この感じ………まさか……ブレイクデカール……?」

 

 

 

 

~~

 

 

「ここはどこなのよぉぉぉ………!!」

 

 

すっかり夜も更けてきた現実世界では、果林が絶賛迷子中。

もはやここがどこなのか見当もつかない。

ただ、藤黄に行きたかっただけのに……カフェで気分を落ち着かせたらきっとたどり着けると思っていたのに……。

泣きそうだったが、それは朝香果林のキャラじゃ無いと自分に言い聞かせて必死に我慢する。

こういう時、エマがいれば果林のスマホをGPSで探し出して迎えに来てくれるだろう。

だが今はエマは日本にいない。

自力でどうにかするしかないのだ。

 

 

「はぁ……私がアナタだったら迷子になんてならないのに……。」

 

 

そう言いながら自分のガンプラであるキュベレイ・ビューティーに泣きつく果林。

キュベレイ・ビューティーはクリアファンネルを操る為の索敵能力と探査能力に優れていて、簡単に言えば絶対に迷子にならない機体。

実際、広大なGBNの世界で果林は一度も迷子になった事が無い。

道に迷うたびにキュベレイ・ビューティーになりたいと思うので、そう考えたのは1度や2度では無い。

ため息をついている果林のカバンの中からピコン!という音が鳴った。

スマホは今手に持っているので、スマホからでは無い。

カバンを開けてみると、今鳴ったのは彼女のダイバーギアだった。

 

 

「メッセージ……あら!アークくんからだわ!そう言えばフレンド登録したんだった。なになに……?」

 

 

果林のダイバーギアにメッセージを送っていたのは、『ZA-AZ』のアーク。

以前愛と共に一緒にミッションをやった戦友だった。

早速そのメッセージを読む。

 

 

『果林ちゃんおひさ!インタビュー、見させてもろうたで!こりゃあ近々是非とも俺らともバトルしてもらいたいわ!これからも頑張ってくれな!』

 

 

「ウフフ……ありきたりなメッセージね。でも、とっても嬉しいわ。」

 

思わず笑顔になる果林。

しかし、メッセージにはまだ続きがあった。

 

 

 

『ところで最近、またマスダイバーの連中が活動を再開してるそうなんや。当事者の君らはそんな事重々承知やろうけど、一応教えとこ思って。連中、今はペリシアエリアで良く目撃されてるらしいねん。くれぐれも気ぃつけてくれよ。そんじゃ、これからも応援してるさかい、たまには俺とゼンくんの事もライブに呼んでくれや!』

 

 

 

「マスダイバー……やっぱり、復活してたのね……。」

 

以前のロータスチャレンジの際に、バンシィ・ノワールが現れた時から予想はしていたが、やはりマスダイバーとバグは復活していた。

妙な胸騒ぎが果林を襲う。

 

 

「何故かしら……凄く嫌な予感がする……。」

 

 

そう言うと果林は寮へと帰る道では無く、近くの模型屋を探し始めた。

 

 

 

 

 

 

 





~にじビル毎回劇場~

第60回:禁断症状

侑「ラブライブ!スーパースター!!!の第3話がみたーーーーーーーい!!!!」

歩夢「うわぁっ!?いきなり大声出さないでよ侑ちゃん!」

侑「だってもう2週間もお預けだよ!?早くかのんちゃん達を見てときめきたいんだよぉ!!」

せつ菜「わかります!!わかりますよ侑さん!!Liella!の皆さんの活躍、私も早く見たいです!」

愛「オリンピックも面白かったけどね。」

ランジュ「ランジュ、卓球好きだわ!」

歩夢「私もドキドキしちゃった!」

せつ菜「ですがもうすぐ!!もうすぐですよ侑さん!!」

侑「そうだね!!あともう少し……もう少しで続きが見れる!!」

せつ菜「今のうちにOPの練習をしましょう!」

愛「あ、じゃあさ、リアタイで皆で見ない?」

歩夢「うん、私は賛成!どこで見ようか?」

ランジュ「それならランジュに任せなさい!うちにはとっても大きいTVがあるのよ!」

愛「じゃあ当日はランジュん家に集合だね。」

侑「待てないよ!!!」

せつ菜「そうですよ!!!当日とは言わず今から行きましょう!!!」

歩夢「えぇ!?そ、それはさすがに……。」

ランジュ「皆お泊りに来てくれるの!?嬉しい!すぐ帰って準備しなくちゃ!」

愛「愛さん家に連絡してくんね~。」

歩夢「皆乗り気なの!?………私も行く!!」
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