ニジガクビルドダイバーズ   作:バース・デイ

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新年あけましておめでとうございます!

年末は1週間お休みしましたが、これからは通常のペースで更新していきたいと思います。



激戦のフォースバトル

「うぅ……こんな大事な日に寝坊しちゃうなんて~!」

 

カツラギ・マリナは、今日のニジガクの決勝戦を見る為に昨夜は早く布団に入った。

しかし、楽しみだったのか寝付けない彼女は、時間を有効活用するために『機動戦士ガンダムNT』を見てしまった。

眠くなったらやめるつもりだったのだが、途中から見入ってしまったマリナはそのまま夜更かし。

結局寝坊をしてしまい、慌てて自室で家庭用ダイバーギアからGBNへログインした。

 

 

「もう始まってる……急がなきゃ!」

 

 

GBNの世界でのマリナは、リアルとは異なり五体満足であるため、両足を忙しなく動かして急いで会場へと向かう。

だが、途中でマリナは走るのをやめてしまうと、すーっと深く息を吸い込み、無言でコンソールパネルを開いた。

中立エリアの為、ガンプラの呼び出しに制限がかかっているエリアにも拘らず、マリナは彼女の愛機である『ノワール』を呼び出すと、それへ乗り込む。

 

 

『NT-D』

 

 

マリナが乗りこむと同時にユニコーンモードのノワールが変形をはじめ、デストロイモードの姿であるバンシィ・ノワールへと変化すると、背面のブースターを噴かしながらゆっくりと宙へ浮き始めた。

 

 

 

 

 

~~

 

試合開始直後から、両者のリーダー機であるレインボーユニコーンとターンZの激しい格闘戦が始まった。

NT-Dを発動する事でデストロイモードへと変身したレインボーユニコーンの戦闘力は、GBNに存在するあらゆるガンプラを凌駕する性能を持つ。

だが、戦況としては明らかにターンZの方が実力は上であり、レインボーユニコーンの攻撃を先読みしているかのようにビームサーベルを振い、的確に攻撃を捌いていた。

レインボーユニコーンの得意とする二刀流の攻撃を、たった1本のビームサーベルで捌き切るターンZは、さながら歴戦の剣士の様。

 

「ほ、本体に届かない……!」

『ユウちゃん!』

「アユム、一緒に行くよ!」

『うん!』

 

レインボーユニコーンの背後から、ブレイブインパルスの放ったソードファンネルが飛び出してきた。

それらはターンZを一斉に襲い、ターンZはビームサーベルでそれらを的確に弾き飛ばす。

その隙にレインボーユニコーンは両腕部に仕込んでいるビームトンファーも使い、四刀流の構えを取り、ターンZのコックピットを狙った。

 

 

『おっと!コタロウには触れさせないぜ!』

「!」

 

 

ターンZとレインボーユニコーンの間に入って来たのは、『ミュート』のメカニックでもあるタクヤの操る機体であるリック・ディアスをベースに作られた『サイコ・ディアス』

サイコ……と名がついているが、リック・ディアスに組み合わされたものは『機動戦士Zガンダム』に登場するサイコガンダムでは無く、『機動戦士ガンダム サンダーボルト』に登場する高機動型ザクII『サイコ・ザク』の方。

背面に積載オーバーの巨大なバックパックを背負っているにも拘らず、かなりの速度でターンZとレインボーユニコーンの間に割り込んできたサイコ・ディアスは、レインボーユニコーン相手にラリアットを決めてきた。

咄嗟の事でユウはそれに反応出来ず、一気にターンZとの距離を引き離されてしまった。

だが、ブレイブインパルスはまだターンZの下に残っており、再び10枚のソードファンネルを展開。

そのうち8枚をシールドの様に展開し、残り2枚をビームサーベルの柄にドッキングさせてソードレイピアを作る。

同じく二刀流で戦うターンZはブレイブインパルスを警戒しつつ、圧倒的な威圧感を放ちながらビームサーベルを前面に構えた。

 

 

『多分、君たち5人の中だと、君が一番強い。』

『一番……かどうかはわからないけど、皆に負けたく無いとは思ってる。もちろん、あなたにも。』

『俺達は勝つ。勝って、俺達の強さを証明してみせる。』

 

そう言い放ち、ビームサーベルを構えて突っ込んでくるターンZ。

ブレイブインパルスをそれを迎え撃ち、両機の激しい鍔迫り合いが始まった。

 

 

 

 

~~

 

 

白銀装百式の相手を務めるのは、ニジガクの特攻隊長を務めるセツナのガンダムスカーレットエクシア。

『機動戦士Zガンダム』に登場するクワトロ・バジーナの愛機である百式とは、攻撃の防御では無く回避に重きを置き、耐ビームコーティングの塗装を施された攻撃実験機。

機動性ならばトランザム発動前のエクシアにも引けを取らない分、劇中では操作性に難ありの機体として、エゥーゴのエースであるクワトロがメインパイロットとして選ばれた。

今回相手とする白銀装百式は、本体自体は金メッキの百式そのものではあるが、全身に銀メッキのプロテクターの様な物が装備されている。

フルアーマーというわけでは無く、全身の動きを阻害しないように装着されているため運動性に関しては問題が出ないようになっている。

武装は標準的なシールドと、しずくのO-ドリーと同じような銃剣可変式のビームライフル。

今までのフォースバトルの記録を見る限りでは、この銀色のプロテクターは装着しておらず、ビームに関しては劇中の百式とは比べものにならないほどの耐久力を見せつけていた。

だからこそ、この百式を相手取るために今回の選抜メンバーにはセツナが選ばれている。

 

 

『やぁーー!!』

 

GNソードSSPを振りかざし、白銀装百式へと斬りかかるセツナ。

この百式は、これまでのフォースバトルを振り返ると唯一撃破されていた機体でもある。

その時の相手はエクシアと同じく格闘戦を得意とするゴッドガンダムベースの機体だったこともあり、この機体が格闘戦への耐久性が著しく低い事がわかる。

トランザムによる機動力とエクシアの実体剣であれば、十分勝機のある相手だった。

 

勝機のある相手であると、交戦前までは考えていた。

 

 

『や、刃が全く刺さらない……それどころか、エクシアの剣の方が刃毀れしている!?』

『フッフッフ……その程度の攻撃、当たったところでどうという事無い!!』

 

 

スカーレットエクシアの不得手としているレンジから、ビームライフルを放つ白銀装百式。

スカーレットエクシアはそれを左手のシールドで防いではいるが、防戦を強いられてしまっている。

非常に堅牢な装甲を纏う白銀装百式……その正体は、銀メッキのプロテクターにある。

これは衝撃を吸収するヴァリアブルフェイズシフト装甲の上から、ガンプラ専用のセメント剤を薄く敷き、更にそこに銀メッキ塗装を施した物。

これにより物理攻撃にはめっぽう強く、仮に破られたとしても百式そのものの耐ビームコーティングで弱点をカバー。

フォースバトルで一度敗れたのも、決勝戦でこの武装を使用する前振りであり、白銀装百式と戦う相手を確実に倒す為のパフォーマンスに過ぎない。

 

 

『スカーレットエクシアに重火器は装備されていない……ならトランザムで……いや、仮にトランザムでも仕留めきれないとしたら……!』

『果たして考えている余裕があるのかな!?』

『くっ……!』

 

 

今のセツナに出来る事は、白銀装百式の攻撃を回避する事だけ。

盾の強度が許す限り、セツナは白銀装百式の攻撃を防ぎつつ、少しだけでもダメージを与えるためにGNソードSSPから実弾を発射。

やはり、大したダメージソースにはならない。

 

 

『私は……どうすれば……ん?あれは……、』

 

 

 

 

~~

 

 

『何すんのよ!放しなさいよ!』

『うわっ!?なんだよこの子めちゃくちゃ暴れるじゃん……。』

 

その頃、ランジュの乗るシランジュは、フルアーマーサザビーと交戦中。

サザビーとは『劇場版機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』にて、ネオ・ジオン総帥であるシャア・アズナブルが最後に乗った機体でもあり、高性能な第4世代モビルスーツ。

同じく第4世代モビルスーツであるフルアーマーZZガンダムの装甲を改造して装着しており、高出力・高威力の攻撃が可能。

加えて元々備えられているサイコミュ兵装であるファンネルもあり、総合火力はミュートの中でも随一と言える。

シランジュのベースとなったシナンジュのパイロットのフル・フロンタルは、シャアのクローンでもある為、ある意味因縁の対決ともいえるが、ランジュとフルアーマーサザビーのパイロットには特に因縁などは無い為両者ともただの試合相手としてしか相手をみてはいない。

開幕早々シランジュから取っ組み合いを仕掛けたが、フルアーマーサザビーの圧倒的なパワーを前に簡単に組み伏せられてしまい、自分から仕掛けたにも関わらずランジュは操縦席でわめきちらかす。

 

 

『こんなに乱暴だとモテないわよ!!』

『モテないの気にしてるんだからそう言う事言うなよぉ!!』

『え?あら、そうだったの……ごめんなさい……。』

『ガチなトーンで謝んなよぉおおおお!!!』

 

 

パイロットのよくわからない琴線に触れてしまったシランジュは、フルアーマーサザビーからのファンネルの猛攻に盾一枚で立ち向かう。

これぐらいの攻撃であればトランザムで回避できるが、こんな序盤で回避の為だけにトランザムを使用する事は避けたい。

だが、徐々に盾に亀裂が走り、このままではいけないと悟ったランジュは少し後ろに後退。

GNビームアックスを手に取り、今度はファンネルをGNビームアックスで薙ぎ払い始めた。

 

 

『飛び込んで一気に仕留めたいところだけど、これじゃ近づけないわ!』

 

 

先ほどの取っ組み合いで、パワーではシランジュが勝てない事はすでにわかっている。

しかし、遠距離戦となるとたとえシランジュキャノンに変形したとしてもファンネル持ちのフルアーマーサザビーに軍配が上がる。

そうなると、勝つ手段は懐に飛び込んでから一撃。

だが、シランジュのスペックで果たしてフルアーマーサザビーを一撃で倒せるのか、疑問が残る。

 

 

『まだまだこんなもんじゃ無いぜぇ!!』

『シールドがもうもたない……!ダメよ!ランジュは皆の為にも絶対に勝たなきゃいけないんだから!』

 

 

とうとうフルアーマーサザビーのハイパー・メガ・カノンにより、シールドを完全に粉砕されてしまった。

フルアーマーZZの武装を流用したこの武装は、フルアーマーZZの使う物よりも低出力ではあるが、一般的なモビルスーツであれば一撃で粉砕するほどの威力を誇る。

シールドの一つで済んだのは、ある意味ラッキーと言える。

 

 

『さぁ、そろそろとどめと行こうぜ!』

『ぐぬぬ……!あら?あれは……?』

 

 

その時、ランジュの目に少し離れた位置から緑色の光が見えた。

その方向を見て見ると、白銀装百式と交戦中のスカーレットエクシアの姿が。

シランジュ同様防戦を強いられているスカーレットエクシアだが、何故かブーストを行っていないにも関わらず背面のGNドライブからGN粒子を多目に散布している。

 

 

『何やってるのよセツナ!あれじゃすぐにパワーダウンして……待って、もしかしてあれって、ランジュの事を呼んでるの?そうなのね、セツナ!』

 

 

セツナの意図を敵に悟られないよう、シランジュは攻撃回避を装いながら徐々にスカーレットエクシアの下へと近づく。

同じくスカーレットエクシアもシランジュが近づいてきている事を確認すると、白銀装百式に感づかれないように徐々に徐々に後退。

 

そして、2人の位置が丁度重なった瞬間、スカーレットエクシアとシランジュはクルっと後ろを振り向き、そのままスカーレットエクシアはフルアーマーサザビーへ、シランジュは白銀装百式へと突撃しはじめた。

 

 

『なにっ!?相手を入れ替わっただと!?』

『うろたえるな!当たらなければどうと言う事無い!!』

 

 

『MODE-CHANGE』

 

 

『モードチェンジ!シランジュキャノン!』

 

 

『『TRANS-AM』』

 

 

『『トランザム!!』』

 

 

 

入れ替わった瞬間、2人はトランザムを発動。

更にシランジュはリボーンズガンダムのリボーンズキャノンに相当する形態であるシランジュキャノンへと変形。

白銀装百式の攻撃を受け、ダメージを受ける事を気にせず突き進みながら、白銀装百式が纏う装甲に対し、ビーム攻撃を連射。

砲身が焼き切れるまで、トランザムにより増幅されたビームを白銀装百式へ浴びせ続ける。

当然白銀装百式は回避しようとするが、シランジュはそれを先読みしてトランザムにより回避先へ移動、的確にビームを当てる。

白銀装百式のプロテクターは物理攻撃にこそ強いが、ビーム耐性はそれほどでも無い。

シランジュキャノンの凄まじい火力により徐々にプロテクターが削り取られ、ついには装甲内部の金メッキが露出しはじめた。

 

 

『バカな……まだだ!まだ終わらんよ!!たとえプロテクターが無くとも……!』

『それは、どうかしら!!』

 

 

『MODE-CHANGE』

 

 

シランジュキャノンのまま接近したところで、シランジュはモードチェンジをしてシナンジュ形態へと戻ると、GNビームアックスの柄を白銀装百式の装甲に突き刺した。

耐ビームコーティングがされているのは装甲表面の話であり、内部からのビーム攻撃を防ぐ手段は無い。

自爆覚悟のシランジュは、そのまま柄を白銀装百式に深々と刺し、そこでGNビームアックスのビーム刃を展開した。

 

 

『さぁ、一緒にいきましょう!地獄でもなんでも、ランジュと一緒ならきっと楽しいわよ!』

『あ、ありえん……!こんな事が……!ぐああああああ!!!』

 

 

本体内部から爆発し、白銀装百式はシランジュ共々爆散。

 

 

『……ランジュさん……!』

 

 

その様子を見て唇をかみしめたセツナは、決意を胸にフルアーマーサザビーへと向かう。

フルアーマーサザビーのファンネルとビームライフルによるビーム攻撃の雨がスカーレットエクシアへ降り注ぐ。

この攻撃は、シランジュであれば本体が大きすぎたために完全回避する事が難しかったが、スカーレットエクシアはスタンダードなエクシアの体型そのままであるため、非常にスマート。

ゆえにトランザムを発動すれば、この攻撃を回避する事は造作も無い。

 

 

『あいつの身のこなし、普通じゃねぇ!まさか、イノベイターか!?』

『エクシアーーーーーー!!!』

 

 

GNソードSSPをフルアーマーサザビーへと突き刺すスカーレットエクシア。

更に自らGNソードSSPを切り放し、今度は腰に下げた二本のGNブレイドをフルアーマーサザビーの首元へと突き刺す。

更に両肩にマウントしてあるGNビームサーベルでフルアーマーサザビーを胴体から二刀両断。

最後はスカート裏のGNビームダガーを、コックピットのある頭部へと突き刺した。

 

 

『くそっ!コタロウーーー!!後は任せたーーーー!!』

 

 

そしてとうとう、フルアーマーサザビーは爆散。

残されたスカーレットエクシアは、バラバラになったシランジュの残骸を見つめながら、意を決してターンZと戦うアユム達の下へと急ごうとする。

 

 

『こうしてはいられません!ランジュさんの犠牲を無駄にしない為にも、急いでアユムさん達のところへ……え?』

 

 

その瞬間。

 

突如、スカーレットエクシアの腹部が爆発を起こした。

見て見ると、長距離狙撃を受けたかのような痕があり、今の一撃で機体に非常に大きなダメージを負ってしまった。

 

 

『なっ……狙撃!?一体、どこから!?』

 

 

すでにトランザムは使い切っている。

相手の位置を特定できない以上、もはやスカーレットエクシアは成す術がない。

そして、そのままスカーレットエクシアはどこからかわからない狙撃を全身に受け続け、見るも無残な姿へと変わっていく。

 

 

『こ、こんな所で!くっ……ユウさんアユムさんアイさん、後は任せましたよ!!』

 

 

そして、ついにHPが0になってしまったスカーレットエクシアは、その場で爆散して撃墜されてしまった。

 

 

 

 

~~

 

 

そんな長距離射撃を行ったのは、『機動戦士Zガンダム』に登場する『ティターンズ』が開発したガンダムMk-IIを射撃専用に改造した『コマンドガンダムMk-II』

コタロウのターンZが接近戦のエキスパートなら、こちらは遠距離戦のエキスパート。

狙った相手を必ず仕留める、ミュートの狙撃手である。

 

 

『こちらMK-II、サザビーと百式はやられたみたいだよ。』

『マジか!?強い連中だとは思ってたけど、あの二人が……。』

『シナンジュの方は相打ちだったけど、エクシアはボクが仕留めた。そっちはインパルスとユニコーンに集中してくれよ。』

『わかった。コタロウのサポートは任せとけ!』

 

 

サイコ・ディアスへの通信を終え、コマンドガンダムMK-IIは再びライフルを構えた。

それは、彼に近づいてくる一体の機影の存在に気が付いたから。

そちらの方へとライフルを向け、スコープで狙い撃つ。

 

 

 

『よくもせっつーをーーーーー!!ゆるさーーーーーん!!』

『SDガンダム……。』

 

 

 

近づいてきたのは、アイの駆る愛参頑駄無大笑軍。

MK-IIをベースとした両機は、それぞれのライフルを構えると、お互いに相手に向けて構えた。

 

 

 

~~

 

 

「あーーー!!セツナ先輩とランジュ先輩がやられちゃったーー!!」

「今度はアイさんとコマンドガンダムMK-IIのバトルだね。」

「それにしても、アユムはどうなったのかしら?今、あの子1人でターンZと戦ってるのよね……?」

「アユムさんならきっとやってくれます!」

 

観客席ではニジガクメンバー達が今の戦いを見て白熱。

撃墜されてしまったセツナとランジュにも称賛を送り、次に始まる愛参頑駄無大笑軍VSコマンドガンダムMK-IIの戦いに注目している。

勿論彼女たちの戦いに注目しているのは観客だけではなく、VIP席ではキョウヤとカワグチも今のバトルを魅入っていた。

 

 

「やるじゃないか2人とも。なぁ、カワグチ!」

「あぁ。」

「? どうしたんだ?」

「いや……どうやら、ネズミが紛れ込んだようだ。」

「……バンシィか?」

「問題は無い。すでに手は打ってある。」

 

 

 

 

~~

 

 

フォースバトルが行われているディメンションへの直通ゲートは、現在封鎖されている。

しかし、バンシィ・ノワールならばバグによりそれを無理やり通ることが出来る。

以前もそうやってロータス・チャレンジに乱入してきた。

ワープゲートの前まで来ると、バンシィ・ノワールはゲートへと手を伸ばす。

だが、次の瞬間バンシィ・ノワールは側面に気配を感じ、咄嗟にゲートから後退した。

そして気配の感じた方向へ頭を向けると、そこには全身に炎の様なオーラを纏った、赤いモビルスーツが浮かんでいた。

 

 

「悪いけど、ここから先にはいかせねぇぞ!!」

『………カミキ・セカイ……。』

 

 

そのモビルスーツの名は、覇王カミキバーニングガンダム。

パイロットはもちろん、かつてのトライファイターズのエース、カミキ・セカイ。

カワグチ……ウィルフリッドの依頼でここでバンシィ・ノワールを待ち構えていたセカイは、覇王カミキバーニングに次元覇王流の構えを取らせ、バンシィ・ノワールへと言い放った。

 

 

「カミキ・セカイ!覇王カミキバーニングガンダム!行くぜぇえええ!!!」

 

 

 

 





~にじビル毎回劇場~

第82回:新年あけましておめでとう

栞子「新年、あけましておめでとうございます。今年も一年、皆さん病気などされぬようn」

ランジュ「かんぱーい!」

11人「「「かんぱーい!!」」」

栞子「ランジュ!新年の挨拶はキチンとしなくては!!」

ランジュ「せっかくおめでたい席なんだからもっとリラックスしましょうよ栞子!」

愛「愛さん、カナちゃんお手製の栗きんとん食べたーい!」

彼方「はいは~い、たくさんあるからい~っぱいお食べ~!」

ミア「! この黒いヤツ美味しい!なにこれ!?」

璃奈「昆布巻だよ。ミアちゃんがコレ好きなの以外。」

侑「甘酒いる人ー!」

エマ「お酒!?お酒はダメだよ!!未成年だよ!!」

果林「違うわエマ。甘酒っていうのは麹を使った飲み物で、ちゃんとした物はアルコールは入ってないわ。美容にもいいのよ。」

かすみ「くっふっふ~!かすみん、親戚の人からお年玉たくさんもらっちゃった~!」

しずく「かすみさん、無駄遣いはダメだよ?ちゃんと計画に使おうね。」

せつ菜「皆さん!折角全員で集まっているので映画鑑賞でもしませんか!?閃光のハサウェイ見ましょう!!」

栞子「み、皆さんまで……。」

歩夢「フフッ、こういう賑やかで騒がしいの、私達らしくて私は好きだなぁ。」

栞子「あ、歩夢さん……。」

歩夢「栞子ちゃんもご馳走食べようよ!お雑煮作ってあげるね。お餅何個欲しい?」

栞子「うぅ……で、では……4つ……お願いします……。」

ランジュ「栞子って以外と大食いよね。」

歩夢「はーい!今年一年、よろしくね!」

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