5対5+バンシィ戦とかそりゃ長くなるに決まってるよね!!
コマンドガンダムMk-IIとは、『機動戦士Zガンダム』に登場したガンダムMK-II(エゥーゴ機)をコマンドガンダム風に改造している機体。
参考にしているのは『ガンダムブレイカーバトローグ』に登場するダブルオーコマンドクアンタで、遠距離用のロングレンジライフルと中距離専用のヘビーマシンガン、そして近接用のコンバットナイフを装備している。
ミュートの中では狙撃手を請け負っており、彼の狙撃の腕はエマにも匹敵するほど。
かなり離れた位置から正確にスカーレットエクシアを撃ち抜いたその手腕は本物であり、今までもこの腕で何度もフォースを勝利へと導いてきた。
そんな注意深く周りを観察する彼が、接近している事に今まで気が付けなかったガンプラ……それが、アイの乗る愛参頑駄無大笑軍だ。
『コイツ、いつの間にボクの近くに……!』
『せっつーの仇ーーーー!!』
お互いにライフルを相手に構える。
コマンドガンダムMK-IIはロングレンジライフル、愛参頑駄無大笑軍は愛参命全開。
まずはコマンドガンダムMK-IIが引き金を弾く。
彼の射撃は百発百中、絶対に外さない。
だが、攻撃が命中する次の瞬間、突然愛参頑駄無大笑軍の姿がその場から消えた。
『!? 消えた……!?馬鹿な、量子テレポートとも高速移動とも違う……なんだあのSD……。』
すると、背後に気配を感じ、コマンドガンダムMk-IIはヘビーマシンガンを抜いた。
もはや不要と判断したロングレンジライフルを捨て、ヘビーマシンガンを両手で構えて後ろを振り向く。
そこにはやはり愛参頑駄無大笑軍がおり、彼女は愛参命全開をスピアモードにしてコマンドガンダムMK-IIへと襲い掛かって来た。
咄嗟にコマンドガンダムMK-IIは身体をのけぞらせてその攻撃を回避すると、コンバットナイフとヘビーマシンガンを構えて愛参頑駄無大笑軍に向き合う。
『なんなんだそのSDガンダム!?普通のガンプラとは少し違う……けど、ブレイクデカールやバグなんていうチートという感じもしない!』
『コレは、愛友の皆との友情の証!愛参頑駄無大笑軍だーーーー!!』
叫ぶと同時に、愛参頑駄無大笑軍の背面の翼が分離し、彼女の周りを浮遊しはじめた。
コレは、ガンダム界では知らない者などいない武装……その名も『フィンファンネル』
愛参頑駄無大笑軍は烈火頑駄無大将軍とHi-νガンダムの要素を新たに加えたガンプラであり、Hi-νの装備であるフィンファンネルも当然使用できる。
長時間稼動可能なこのフィンファンネルは、コマンドガンダムMK-IIの周りを浮遊し、彼に的確にダメージを与えていく。
『おりゃりゃりゃりゃーーーー!!』
『フィンファンネルまで装備しているのか!くそっ!』
翻弄されても、彼はミュートの狙撃手。
落ち着いて周りを見て、愛参頑駄無大笑軍のフィンファンネルの動きを完全に見切った。
それらをヘビーマシンガンで撃ち落とし、今度こそ本体を狙いに行く。
しかし、愛参頑駄無大笑軍にとってフィンファンネルはただの囮。
いつの間にか彼女は愛参命全開を手にコマンドガンダムMK-IIに接近しており、勢いよく振り上げたスピアがコマンドガンダムMK-IIの右腕を奪い取った。
『なっ……!?』
『よし!このまま一気に!!……って、あれ?』
とどめの一撃を放とうとした愛参頑駄無大笑軍。
だが、その瞬間、彼女の体が輝きはじめ、その光が収まると、彼女は大笑軍の鎧が消滅し、通常の愛参頑駄無に戻ってしまった。
元々、愛参頑駄無大笑軍は強力すぎる能力を持つが故、活動時間が短い事が欠点だった。
その為今まで温存していたのだが、今回は出撃時からずっとこの姿に変身していたので、活動限界が来てしまった。
いきなり通常形態に戻ってしまった為、アイは少し困惑し、攻撃の手が止まってしまった。
『うぇっ!?し、しまったぁ!?』
『! 貰った!!』
左腕のみとなってしまったコマンドガンダムMK-IIが、ヘビーマシンガンを愛参頑駄無の胸元に押し当てた。
そして、弾が切れるまで連射を続け、愛参頑駄無が抵抗する間も無く、行動不能になるまで撃ち続ける。
やがて愛参頑駄無の体に亀裂が走り、そこから徐々に崩壊し、最終的には爆発してしまった。
『うわぁぁぁ!!皆、ごめーーーーん!!』
こうして、愛参頑駄無は撃墜。
なんとか生き残ったコマンドガンダムMK-IIだが、あまりにも損傷が激しく、HPも残りわずか。
ほんの少しの被弾だけで落ちてしまうだろう。
『はぁ……はぁ……!な、なんて強さだったんだあのSDガンダム……エネルギー限界が来ていなければ、やられていたのはボクの方だった……。』
こうして生き残っているのは、自分が運が良かったからに他ならない。
そう考えながら、コマンドガンダムMK-IIは残ったターンZとサイコ・ディアスの援護に向かう為、残された最後の武器であるコンバットナイフのみを携え、その場を離脱した。
~~
ターンZから距離を離されたレインボーユニコーンは、サイコ・ディアスと共に宇宙に浮かぶ巨大なコロニーに激突した。
そこは宇宙世紀に置いて、地球から最も遠いとされるコロニー『サイド3』
またの名を『ジオン公国』と呼び、あのシャア・アズナブルやガルマ・ザビなどの名立たる敵キャラが多く所属するジオン軍の国である。
そんなサイド3の天井に、レインボーユニコーンを叩きつけたサイコ・ディアスは、そのまま一歩さがり背面に過剰な程装備した武装の中からマシンガンを二丁手に取り、更に背面バックパックの分と合わせて四つのマシンガンでレインボーユニコーンを撃つ。
だが、レインボーユニコーンはすぐさまドリームシルエットのブースターを噴出させて体制を立て直すと、両腕と背面に装備していたシールドファンネルを操り、サイコ・ディアスの攻撃を防ぎ切った。
「まさかこんな所まで連れてこられるなんて思わなかったなぁ……油断してるわけじゃないけど、あなたを倒して、すぐにアユムのところへ行かせてもらうね!」
『出来るもんなら、やってみろぉ!!』
今度はヒートホークとビームサーベルを構え、サイコ・ディアスが襲い掛かって来た。
レインボーユニコーンが手をかざすと彼女の前にシールドファンネルが浮かび上がり、その攻撃を防御。
勢いよく踏込み、シールドファンネルが離れると同時にビームサーベルとビームトンファーによる強烈な一撃をサイコ・ディアスへと浴びせた。
『ぐあぁああ!!』
「よし!一気に決めるよ、レインボーユニコーン!」
全身のサイコフレームが輝き、レインボーユニコーンとユウがシンクロ。
シールドファンネルがサイコ・ディアスを取り囲み、腰に下げたスナイパーライフルを向ける。
スナイパーライフルは、ユニコーンガンダムのビームマグナムほどの威力は持たないが、代わりに反動とブレが少ない長距離射程用の兵装。
それを至近距離で使えば絶対に外さない。
レインボーユニコーンが引き金を弾くと、それはサイコ・ディアスにまっすぐとはなたれ、着弾。
NT-Dの力もプラスされ、圧倒的な威力の前にサイコ・ディアスを撃沈……したかに思えた。
だが、いつの間にかサイコ・ディアスは背面の武装の多くを宇宙空間に投げ捨てており、身軽になったサイコ・ディアスはレインボーユニコーンの攻撃を紙一重が回避し、上へと逃げていた。
そしてその場でブースター出力を全開にし、ヒートホークとビームサーベルでレインボーユニコーンへと襲い掛かって来た。
「かわした!?は、速い!」
『俺達は、絶対に負けねぇぞぉぉお!!』
サイコ・ディアスの攻撃を再びシールドファンネルで防御。
もう一度スナイパーライフルで攻撃しようとしたその時、ユウは背面から殺気を感じた。
振り返ると、そこには愛参頑駄無を倒したコマンドガンダムMK-IIがコンバットナイフを手に迫って来ており、彼はコンバットナイフをレインボーユニコーンの肩部に突き刺した。
「うわぁぁぁ……!!」
『! 無事だったのか!!』
『なんとかね……タクヤ、手を貸すよ!』
『助かる!武器はその辺に捨ててるもん適当に使ってくれ!』
救援に駆け付けたコマンドガンダムMK-IIが、先ほどサイコ・ディアスの捨てたザクマシンガンを拾い上げた。
2対1となってしまったレインボーユニコーンだが、まだ彼女は武装を何一つ失ってはいない。
ドリームシルエットの出力を上げながらコマンドガンダムMK-IIへと襲い掛かるが、コマンドガンダムMK-IIはザクマシンガンを構えてレインボーユニコーンの胸部を狙い撃った。
胸部にはコックピットがあり、そこを攻撃されればダメージが無くともモニターがある都合上、人間であれば動きが一瞬にぶる。
思惑通りレインボーユニコーンはコックピットを攻撃された事で一瞬動きを止め、その隙にサイコ・ディアスが再びヒートホークで斬りかかった。
『見せてやる!俺達のコンビネーション!』
『勝つのはボク達だ!!』
「つ、強い……!でも、私達だって……!」
レインボーユニコーンのツインアイが一瞬光る。
すると、レインボーユニコーンのドリームシルエットが分離し、あろうことかドリームシルエットがコマンドガンダムMK-IIへと単騎で襲い掛かった。
突然のことにコマンドガンダムMK-IIは対応できず、そのままドリームシルエットに押されてサイド3に激突。
機体が悲鳴をあげるまで、圧し潰し続ける。
『背面バックパックが勝手に動いてる!?あれってインパルスガンダムの武装だよな……?まさか、サイコミュ兵装に改良してるのか!?』
「確かに君たちのコンビネーションは強いよ!だけど、私達だって、離れていてもずっと繋がってる!皆と繋がってる限り、私達は負けないよ!!」
『た……タクヤぁぁ!!肩だ!!肩を……!ぐあああああ!!!』
最後にそう言い残し、コマンドガンダムMK-IIはドリームシルエットに圧しつぶされて爆散。
残されたサイコ・ディアスはレインボーユニコーンとの決着をつけるため、背面の大型スラスターを全て排除し、リック・ディアス本体のみでレインボーユニコーンに斬りかかった。
『認めてやる!お前は強い!俺達が今まで戦ってきた誰よりも強い!!けどな、今回だけは俺達は負けるわけにはいかねぇんだ!!』
「今回だけはって……どういう事?」
『コタロウの為だ!!』
レインボーユニコーンを押しのけるサイコ・ディアス。
明らかに先ほどまでとパワーが違う。
NT-Dを発動しているレインボーユニコーンは、他のガンプラに比べて出力が異常に高い。
それを押しのける程のパワーが、今のサイコ・ディアスにはある。
サイコ・ディアスの中で、タクヤはユウへと語りかけた。
『お前ら、スクールアイドルなんだろ?』
「え?う、うん……私は違うんだけど……。」
『実は、コタロウの姉ちゃんもスクールアイドルだったんだよ。10年ぐらい前のすげぇ有名なグループでさ、そのせいかアイツの姉ちゃん、今じゃどこにも引っ張りだこの有名人になっちまって……。』
「そ、そうなんだ……。」
『コタロウは、アイツが姉ちゃんから貰ったガンプラをここまで強くしたんだ!そのガンプラで俺達みたいな最強の仲間を手に入れて、最強のチームになったんだ!って、アイツの姉ちゃんに見せてやりたいのさ。』
そう言って、タクヤは笑って操縦幹を握る。
『今回のバトルは、TVで中継だってされる大きなイベントだ。忙しいコタロウの姉ちゃんだって、きっと見てくれるはずだ!俺達、アイツに恩返ししてやりてぇのよ!俺達を誘ってくれて、こんなすげぇチームで、すげぇ景色を見せてくれたアイツに!だから、俺達は絶対に負けられねぇ!!』
『EXAM system stand by』
「!? あれは……!?」
サイコ・ディアスの瞳が赤く光ると、全身から過剰なエネルギー供給がされ、さらに機体の運動性が急上昇。
これは、機体のリミッターを取り外し、オールドタイプのパイロットでもニュータイプに引けを取らない戦闘能力を引き出す宇宙世紀における禁忌のシステム『EXAM(エグザム)』
ニュータイプを殲滅する為、パイロットの制御を離れてただひたすらに殺戮を繰り返すマシーンと化す。
これを発動したと言う事は、タクヤはここでユウと差し違える覚悟を決めたと言う事。
『EXAM』はその強力な力と引き換えに、戦闘終了後に自滅してしまうチーム戦専用の諸刃の剣。
レインボーユニコーンガンダムを倒す為、コタロウを勝たせる為、サイコ・ディアスの最後のシステムを発動させた。
『さぁ、『EXAM』と『NT-D』……ニュータイプを倒す者同士で決着をつけようぜ!!』
「……ここが踏ん張りどころだよレインボーユニコーン。全力で迎え撃とう!大変身!!」
『NT-D/AC』
もはやユウも力の温存なんてしない。
レインボーユニコーン最強の戦闘システム『デストロイ・アンチェインド』を発動し、全身の装甲を更に展開。
全身のサイコフレームを露出させたレインボーユニコーンガンダムは、ビームサーベルとビームトンファーを構え、サイコ・ディアスと斬り合う。
お互いに譲らぬ攻防を繰り返し、サイコ・ディアスはサイド3の天面を抉り取りながら、強烈な一撃をレインボーユニコーンへと浴びせる。
当然レインボーユニコーンはそれをシールドファンネルで防ごうとするが、なんとサイコ・ディアスはヒートホークでシールドファンネルを真っ二つに切り裂いた。
「!? サイコフレームで出来てるシールドを切ったぁ!?」
『これで終わりだぁああ!!』
「ッ……ドリームシルエット!!」
シールドファンネルを失った代りに、レインボーユニコーンを作った時に余ったランナーの一部を流用してサイコフレームを搭載させたドリームシルエットが、ファンネルの様に飛んできた。
それに掴まってサイコ・ディアスの攻撃を躱すと、そのままビームトンファーをサイコ・ディアスの顔面に突き刺す。
これで勝った……そう確信したユウだったが、顔面を貫かれながらもサイコ・ディアスもビームサーベルを、先ほどコマンドガンダムMK-IIにやられた肩の亀裂に押し当てた。
『サイコフレームの内部に、直接ビームを流し込んでやるよ!!』
「うっ……うわぁぁぁ……!!」
アシムレイトでレインボーユニコーンと繋がっているユウの肩に、強烈な痛みが走る。
だが、それでも操縦桿を離さないユウは、ビームトンファーをサイコ・ディアスの顔面にねじ込み続ける。
やがて2人ともそのダメージに耐え切れなくなり、みるみるHPが減少。
もはや自分たちは助からない……そう悟った2人は、お互いに残された最後のメンバーへ通信を繋げる。
「あ、アユム……!」
『ユウちゃん!?どうしたの!?大丈夫!?』
「ごめん、私はここまでみたい……あとは皆と一緒に応援してるから、絶対に勝って!!」
『うん……任せて!絶対に勝ってみせるよ!』
『タクヤか?』
『ようコタロウ。悪い、やられちまった。』
『…………。』
『大丈夫、お前は強い。あとは、任せたぜ!』
そして、ついに2人ともHPが0となった。
サイコ・ディアスは顔面から、レインボーユニコーンは肩から崩壊をはじめ、爆発。
宇宙の塵となった二機は、爆発により穴が開いたサイド3の中へと落下していった。
~~
こうして、残されたのはお互いに一機ずつ。
虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会のアユムとガンダムブレイブインパルス。
ミュートのコタロウとガンダムターンZ。
2人はそれぞれのパートナーと最後の通信を終えると、ターンZはビームサーベルを、ブレイブインパルスはFXレイピアを握りしめ、お互いに睨み合う。
ついに、フォースバトルトーナメント決勝戦、最後の最後の戦いが始まった。
~にじビル毎回劇場~
第83回:お鍋の具は
彼方「冬と言えばお鍋だよね~。と言う事で、お鍋パーティーをやろうと思うんだけど、皆どんなお鍋がいい?」
愛「愛さんキムチ鍋がいいー!辛い物食べると体の芯まで温まるんだよね!」
かすみ「えー!?かすみん辛いの嫌ですー!ヘルシーな水炊きとかいいと思いまーす!」
侑「トマト鍋とか美味しそうだよね。」
歩夢「ぶ、無難なのにしようよ……。」
ランジュ「ランジュはお肉が入ってたら何でもいいわ!」
果林「私は湯豆腐がいいわ。意見が纏まらないわねぇ。」
せつ菜「お鍋の好みは各家庭で異なりますからね。下手したら戦争ですよ。」
栞子「お鍋の種類もそうですが、締めをどうするかによっても個性が出ますからね。ちなみに三船家では雑炊にします。」
しずく「私のところはうどんだなぁ。締めというより、具としてうどんを入れてるんだけど。」
エマ「どれも美味しそうで選べないよ~!」
ミア「鍋……ってなに?」
璃奈「日本の伝統料理みたいなもので、一つのお鍋にいろんな具を入れて煮込むの。バラバラな具の味が綺麗にまとまっててとっても美味しいんだよ。」
ミア「へー、美味しそうだね。それに、バラバラでも纏まってるなんてまるでボク達みたいだ。」
璃奈「言われてみれば、確かにそうかも。」
ミア「そうだ、だったらボクたちらしく一人ずつ具材を持ち寄って一つの鍋を作ればいいじゃ無いか。どんなものを持ってくるかはその時のサプライズ……どう?ナイスアイデアでしょ?」
彼方「え、それって闇なb、」
璃奈「ナイスアイデアだと思う。」
彼方「璃奈ちゃん!?」
ミア「璃奈ならそう言ってくれると思ったよ!あぁ、本番が楽しみだ!何を持ってこようかな!!」
※後日、鍋の具としてミアちゃんはアメリカンサイズのハンバーガーを持ってきました