雄汰Side
ハジメ「………あの~…ユエさん?」
ユエ「……………ぷいっ」
さっきからハジメが声をかけても完全に無視し、目を合わせまいとユエはそっぽを向いていた
時間は、少し前に遡る。
ユエと出会い、探索を再開した俺達は森のような光景の広がる階層で恐竜のような魔物の群れに襲撃を受けた。
その中で俺達が疑問を抱いたのは魔物達の頭にくっついていた一輪の花。そのあまりにも不釣合いな花はどうやら恐竜の魔物に寄生していたらしく、ハジメは恐竜達の動きから本体の花の位置を特定。
すぐさま本体の魔物と相対するが、ここでユエとハジメ達の大きな違いが顕になってしまった。
敵が花を寄生させるべくばら撒いた胞子に対し、俺達2人は魔物肉を食べ続けたことで得られた毒耐性で無力化できた。
しかし、これまでユエは魔物の肉ではなくハジメの血液を飲むことで食欲を満たしており、彼ら同様に毒耐性を得ていたわけではない。
そのため、ユエのみ魔物に寄生されて操られてしまい、ハジメ達に攻撃を仕掛けてくるようになった。
ユエ「ハジメ………お願い…」
体の自由がきかず、ハジメ達に攻撃してしまうことへの悔しさと罪悪感を抱いたユエは叫んだ。
ユエ「お願い…撃って!!」
雄汰「ユエ…俺達がどうにかするかr」
ハジメ「え?いいのか?助かるわ!」
軽かった。それはもう想像以上に軽かった。
ドパンッ!と炸裂音が聞こえると、ユエの頭上にあった魔物の顔がドンナーの弾丸によって破裂。
結果的に魔物は倒せたものの、弾丸の衝撃波でユエの頭皮が一部『ジョインッ!』という奇怪な音と共に削れてしまい、彼女の乙女心までも流れ弾をくらう結果となってしまったのは言うまでもない。
その結果、ユエは本気で怒っており現在もハジメを見向きもしない状態が続いていた。
その後ハジメはめちゃくちゃ吸血されて干からびかけてた
そしてユエは、ハジメに相当なついているようでよくくっついている。その時のハジメもまんざらではないようだし、ユエも表情の変化はもともとわかりにくいがしっかりとわかる具合には気の緩んだっ表情を浮かべていた。まぁ親友が女の子と仲睦まじくしてるのはいいが俺もいることを忘れないで欲しいということを切に訴えたい
まぁそんな少し楽しくもあり緊迫感のある冒険をし今俺達は、予想ではあるものの最下層.........第100層に到達していた。
100階層に来た俺達は入念な準備をする。ハジメと俺の予想では表向きの大迷宮と今俺達がいる真の大迷宮がありそれをまとめて【オルクス大迷宮】なのであること。そして表向きの大迷宮は100層であることが分かっており、ならばここも100層が終着点だと予想する。ここまでの迷宮だこの先にいる敵は今までここで戦ってきた魔物以上の強敵が待っているのだろう。だからこそ俺達は慎重に準備を重ねる。
そして今現在の俺達のステイタスを再確認する
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葛城雄汰 レベル:80
天職:鎧武者【鎧武】
筋力:2500
体力:2250
耐性:1980
敏捷:2700
魔力:2500
魔耐:2100
技能:鎧変更・錠前解除・剣術・弓術・馬術・気配察知・魔力操作[+魔力放射][+魔力圧縮][+遠隔操作]・胃酸強化・纏雷・天歩[+空力][+縮地][+豪脚]・風爪・夜目・遠見・魔力感知・熱源感知・気配遮断・毒耐性・麻痺耐性・石化耐性・金剛・威圧・念話・言語理解
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南雲ハジメ レベル:76
天職:錬成師
筋力:1980
体力:2090
耐性:2070
敏捷:2450
魔力:1780
魔耐:1780
技能:錬成[+鉱物系鑑定][+精密錬成][+鉱物系探査][+鉱物分離][+鉱物融合][+複製錬成]・魔力操作[+魔力放射][+魔力圧縮][+遠隔操作]・胃酸強化・纏雷・天歩[+空力][+縮地][+豪脚]・風爪・夜目・遠見・気配感知・魔力感知・熱源感知・気配遮断・毒耐性・麻痺耐性・石化耐性・金剛・威圧・念話・言語理解
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こうして俺達は、戦術に魔法や武器等入念に確認し何が起こるかわからない最終決戦に備える
そうして準備が滞りなく済ませ俺達は三人そろって扉の前に立つ。
雄汰「いかにもボス部屋といった感じだな」
ハジメ「あぁ!何が起こるかわかんねぇが上等だ!」
ユエ「ん!私たちは負けない」
そうして俺達は三人で最後の舞台への扉を開ける
広い空間の向こう側には次の部屋に繋がる扉が存在した。
だが…ハジメ達と扉のあいだに魔法陣が出現。
「おいおい…また召喚かよ…!」
一度目は地球からトータスへと連れてこられた時。
二度目は65層でベヒモスが召喚された時。
いずれも、俺達にとってのターニングポイントに出現してきた召喚の魔法陣はベヒモス召喚の時の数倍の大きさとなっていた。
雄汰「どうやらラスボス戦らしいぜ。」
ハジメ「おいおい、なんだこの大きさは?」
ユエ「……大丈夫……私達、負けない……」
雄汰「当たり前だろ。」
そう3人が改めて宣言すると魔方陣はひときわさらに輝きを強め、最後の敵のシルエットを浮かび上がらせる。
そして、あらわれた最後の敵は.....................
体長およそ三十メートル、六つの頭と長い首、鋭い牙と赤黒い眼の化け物。そう、例えるなら神話の怪物ヒュドラだった。
不思議な音色の絶叫をあげながら六対の眼光が俺達を射貫く。身の程知らずな侵入者に裁きを与えようというのか、常人ならそれだけで心臓を止めてしまうかもしれない壮絶な殺気が叩きつけられた。
悪いが先手はもらうぞ
雄汰「変身」
〔オレンジ〕
〔オレンジアームズ! 花道・オンステージ!〕
変身した俺は白色の首に走りこんでいくと黄色の文様の頭がサッと入り込む
雄汰「邪魔だ。」
俺は無双セイバーと大橙丸で切り落とそうとすると黄色に直撃する。しかし硬くてきれないことから多分防御力が優れているんだろう。すると白い光が包み込んだ。すると、まるで逆再生でもしているかのように頭が元に戻った。白頭は回復魔法を使えるらしい。
雄汰『……やばっ。ハジメ黄色首は盾役っぽい。俺が惹きつけるから白いやつから殺せ。ヒーラーだ。』
ハジメ『っ了解。』
念話でハジメに送る。やっかいな奴は俺が全部引き受けるのが最近多くなっている
俺が黄色頭と戦闘をしていると次第にこっちに来る首の数が多くなっているのを感じる
今は回避に専念するしかないようだな
そう思った俺はロックシードを交換する
〔イチゴ〕
イチゴロックシードを起動すると頭上からクラックが開きイチゴ
が降下する
〔ロック・オン〕
オレンジからイチゴに変える
オレンジアームは消え、イチゴアームはさらに降下する
〔ソイヤッ〕
〔イチゴアームズ!シュシュッとスパーク!〕
俺はイチゴアームズにし回避率をあげる
ヒュドラの攻撃を回避しながらイチゴアームズの専用武器
イチゴクナイで切り裂いて回避のHIT&AWAY戦法するのだが
白いのが回復させてきりがない
その時だ…
突然ユエの声で絶叫が聞こえる。
ユエ「いやぁあああああ!」
ハジメ「!?ユエ!」
ハジメがユエに向かって駆け出していく。ハジメと俺は何があったかお互い考察するとすぐに答えにたどり着く
ハジメ「(黒いやつはいまだ何もしていなかったことを察するに)」
雄汰「(原因は黒いのがユエに対して何らかの攻撃をしたのか)」
雄汰「ハジメ!ユエを頼む!!」
そう言い俺は縮地を使い多少無理にであるが距離を詰めていき襲い来る攻撃をぎりぎりで回避し無双セイバーで黒いやつの首を落とす。無理やり懐に入り込んだのですぐに下がり相手の猛攻を避けながらハジメとユエの様子を見る。すると少ししか話は聞こえないが幻惑のようなものを見せられたらしい。とことんこの敵はいやらしいと思い視線を戻そうとするとハジメがユエにキスをしていた
雄汰「(あらまぁ~お熱いことで)」
すぐに視線を敵に移し警戒する。チッ!リア充が!俺だって早く香織に会いたいのに!!!
フー、落ち着け俺。クールになれ俺。今は戦闘中だ。切り替えろ
そんなことを考え切り替えるとハジメがどうやらシュラーゲンを使うようだ。ユエが援護に回るようなので俺も続いて援出しイチゴロックシードを無双セイバーにセット。「イチゴチャージ」で発動。
〔クナイバースト〕
無数のイチゴクナイを相手の頭上に降らせる。俺とユエによる猛攻によりハジメから俺達に注意をひきつける。
ついにハジメはシュラーゲンを放つ。放たれた弾丸は黄色をたやすく撃ち抜き白頭を撃ち抜き広場に着弾。その衝撃はすさまじくまるで迷宮が揺れたようだった
そしてユエが魔法のトリガーを引く
ユエ「天灼」
最上級の威力はすさまじく、それは神の天罰のごとく威力でさながら裁きの雷といったような規模であった。その威力の前にあの強敵もなすすべなくやられたようだった。さすがのユエも最上級の行使故にしんどそうだがサムズアップして嬉しそうだ。俺もハジメもユエも終わったと思っていた。
そう思っていた.........................
雄汰「ハジメ!ユエ!」
七つ目の頭があらわれる。ハジメは突然の事で硬直する。ユエはそもそも魔力消費により何もできない
俺は二人の前に行くため駆け出す。そしてたどり着く
ハジメも遅れてだが、俺の隣に立つ
極光が放たれる。
そして俺達は、膝をつく。
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俺とハジメはそれぞれにできる最高の守りを開放する。ハジメは金剛を使い俺は左手を突き出し右手を左腕にそえ左手から紅炎をほとばしらせ、形をまるで何かの花のように変える。そして自身に並行して防御力を強化とハジメ同様金剛を発動するする。
ハジメにも防御力強化を掛けようと思い魔法を発動させようとするもわずかに間に合わず極光が俺達を襲う
雄汰「グッ!(なんて威力だ!それにコレただの光線って感じじゃ.............)」
そこで雄汰の思考は途切れた。そしてそれと同時にハジメも気を失う。
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ユエ「ハジメ!!雄汰!!」
ユエはハジメと変身が解除された雄汰を引っ張り何とか柱の陰まで引っ張る。ユエはハジメから事前にもらっていた神水をハジメと雄汰に直接かける。しかし............
ユエ「なんで!何で治らないの?」
あの極光はどうやら体を溶かしていく毒のようなものが含まれており二人の傷がなかなかふさがらないことにパニックを起こす。ハジメと雄汰に口に神水を含ませるがそれでもやはり効果が薄く全然治らない。
ユエ「(このままじゃ..........)」
ユエ達が身をひそめる柱ももう壊れる一歩手前で二人の回復が間に合うとは思えない。
ユエ「.............今度は私が助ける」
そしてユエはハジメのドンナーをもち立ち向かう
もともとユエは魔法での戦闘がメインのスタイルなので魔力の残りがほとんどない今は回避に専念しつつハジメと同じ原理を用いてドンナーのレールガン機能を使うのがやっとでたやすく追い詰められれる
そしてついに敵の攻撃の一部がユエを襲い
ユエ「あぐっ!?」
肩に攻撃をもらい吹き飛ばされる。ユエの自動再生も魔力依存なので魔力がない今あの極光を食らえばただでは済まない。
それからも回避するもまた徐々にダメージを負いそして遂になすすべなくなる。絶体絶命、それでもユエは目をそらさない。心では絶対負けないと
だがここでユエのヒーローと彼の親友が目覚め覚醒する
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「泣くなユエ。お前の勝ちだ。」
そういって一陣の風と共にハジメがユエを抱え極光から助ける
ユエ「ハジメ.....!」
ハジメ「おう!すまないな。寝すぎちまって」
ユエは微笑みながらかぶりを振り「大丈夫!」と短く答える
ユエ「でも雄汰は?」
ハジメ「あぁ、あいつなら...........「グラアァァァ!?」ほらもうあそこ」
雄汰は再びイチゴアームズに変身しHIT&AWAYを高速で繰り返し相手を翻弄していた
ハジメ「ユエ、吸血だ。お前の魔法にかかってる。俺の合図で蒼天を頼む」
後雄汰もなと付け加えて言うとユエは
ユエ「ん!任せてハジメ!」
そう言ってハジメの首筋に噛みつく。
そしてそんなユエを抱えながらハジメも走り始める。また、雄汰は今もなお相手を翻弄して時間を稼ぐ。
ヒュドラはそんなハジメや雄汰を憎たらしそうに睨みつける。そして先のユエを追い詰めた極光を光弾にしたものがハジメや雄汰を襲う。
するとハジメと雄汰が見る世界の色が変わる。いや、正確には世界が色褪せてモノクロの世界になっていく。その世界の中で見える光弾はとても遅く、楽々回避する。
これが二人の新たな力。天歩の最終派生”瞬光”だ。知覚機能を拡大し、合わせて”天歩”の各技能を格段に上昇させる。雄汰とハジメはまた一つ、”壁を超えた”のだ。
ハジメはこれを使ってユエを助けたのだ。そしてそれを今は下準備をするため攻撃を回避するためにハジメは使う。
ハジメは回避しながら天井に向けドンナーを撃ちそこに手榴弾を仕込んでいく。次第に世界に色が戻りつつある中ハジメは攻撃をひたすら回避しながら仕込みをしていく。そしてハジメお得意の錬成で天井を支える柱の強度を落としていき完全に世界に色が戻った瞬間ハジメは仕込んだ手榴弾を爆発させ天井を崩落させる。
天井の崩落によりヒュドラはダメージこそ小さいものの身動きが封じられてしまう
そして遂にユエが吸血を終える
ハジメ「いまだユエ!雄汰!」
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雄汰は極光を受け意識を朦朧としていると不思議に思う。
なぜ自分は戦うのか?
なぜここにいるのか?
わからない。自分は何がしたいのかわからない。
わからないならこのままでいいのでは?
そう思い始めると暗闇に意識は埋もれていく
だが、誰かの顔がよぎる
いや、誰かじゃない
大切な彼女の顔だ
そうだ俺は
彼女との約束のために...............
そして雄汰は意識を覚醒させる。何をすべきか、何ができるか理解する。
そして俺は走り出す
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ハジメ「いまだユエ!雄汰!」
ハジメは雄汰を信じている。この土壇場でさらなる力を発揮することを
雄汰は両手をクナイで持ち連続斬り、途中でクナイを逆手に持ち替え、相手とすれ違い様に一撃。そして、背後に回りこみトドメの一撃を加える。
〔クナイ連舞〕
そして同時にユエも
ユエ「蒼天」
二人の正真正銘の最大火力が振るわれる
その攻撃が決まり余波が落ち着くとそこにはヒュドラだったものだけがそこにあった
そう、俺達3人は勝ったのである。
しかし、ハジメは大怪我のため.....................
ハジメ「もう、無理...............」
ドサッ!
雄汰・ユエ「「ハジメ!」」
こうして俺達の迷宮攻略は幕を閉じたのであった
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現在のロックシード所持
雄汰 オレンジ・パイン・イチゴ・ドリアン・ドングリ
戒斗 バナナ
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次回「住処と一時」