不良と皇帝陛下   作:アイリエッタ・ゼロス

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ライセン大迷宮

「さてと....」

 次の日の朝、俺はベリアルが見つけた迷宮らしきものがある壁の前に来ていた。俺は

 透視を使って壁の方を見ると、壁の奥には謎の空間が広がっていた。

 

「(空間が広がってるのはわかったが入口が見当たらねぇ....なら)」

 俺はベリアライザーにアクセスカードとレッドキングのメダルを入れた。

 

Mikado Access Granted.

 

RED KING!

 

「武装」

 

RED KING! KNUCKLE!

 

「オラッ!」

 俺はレッドキングの腕を武装すると、目の前にある壁を殴って壁を破壊した。俺は壁の奥に

 現れた謎の空間に足を踏み入れた。その瞬間、目の前から矢が数本飛んできた。

 

「邪魔くせぇ....」

 俺は腕を振るって、風圧で矢を弾き飛ばした。

 

「おいベリアル。メダルの反応はするのか?」

『....あぁ。それもそこそこ深いところにある』

「そうか」

 俺は辺りを見渡した。辺りには、たった一つだけ道があった。

 

『で、どうすんだ? あの道に沿って進むのか?』

「普通だったらな。....だが、そんなちまちまやんのはめんどくせぇ。だから、コイツらで

 道を開く」

 俺はそう言って腕を元に戻すと、アクセスカードを抜き、ホルダーから二枚のメダルを

 手に取りスリットにメダルを入れた。

 

GOMORA! RED KING! KING JOE!

 

「行け! ゴモラ! レッドキング! キングジョー!」

 俺がトリガーを引くと、二体の怪獣と一体のロボが現れた。

 

「お前達! そこら辺の壁と床を破壊しろ!」

 そう言うと、三体はそれぞれ自分の武器で俺が指示した方向の壁や床を破壊していった。

 

『おぉおぉ、随分と派手にやるじゃねぇか』

「利用できるものは利用した方が良いだろ」

『はっ、違いねぇ』

 俺はベリアルとそう話しながら、ゴモラ達が破壊した道を進んで行った。

 

 〜〜〜〜

 

「(長い....それに色々と鬱陶しい....)」

 ゴモラ達が破壊した道を歩きながら俺はそう思った。この歩いている間に、俺は鉄球やら

 ノコギリやら落とし穴といったトラップにあった。そんな中、迷宮内を歩いていたら....

 

『ミカド、アイツらを止めろ』

「何だよ急に」

『良いから。さっさと止めろ』

「....? お前ら! 一回止まれ!」

 俺は不思議に思いながらも、三体に止まるように命令した。三体は俺の声を聞くと、

 大人しくその場で止まった。

 

「....で、何で急に止まれって言った?」

『メダルの場所が変わりやがった』

「はぁ?」

『さっきまで進んでた方向と逆からメダルの反応を感じた』

「んなバカな....他のメダルとかじゃないのか?」

『いや、さっき感じたメダルと同じものだ』

「....まぁ、お前がそう言うならそうなんだろうな。お前達! さっきとは逆方向の壁と

 床を破壊しろ!」

 俺はベリアルの言葉を信じ、三体にそう命令した。

 

 〜〜〜〜

 

「何だここは....」

 壁やら床やらを破壊していくと、俺達は開けた所に着いた。そこには、ゲームとかで

 見るようなゴーレムが大量に並んでいた。すると、突然ゴーレム達の目が光り出した。

 

「げっ....」

 俺は面倒な予感がしてそう呟いた。すると、ゴーレム達は動き出し、俺や三体に向かって

 攻撃を仕掛けてきた。

 

「最悪だ....」

 俺はそんな事を呟きながらも、ゴーレム達の攻撃を避けながらゴーレムを蹴り飛ばしたり

 殴り飛ばしたりした。ゴモラ達も自分達の武器でゴーレムを倒していくが、ゴーレムの数は

 なかなか減らなかった。

 

「鬱陶しい....ベリアル! めんどくせぇから俺達で一気に潰すぞ!」

『あぁ』

 ベリアルはそう言ったので、俺はゴモラ達を一度戻し、アクセスカードをライザーに入れた。

 

Mikado Access Granted.

 

「ベリアル! ゴモラ! レッドキング!」

 俺はホルダーからベリアルのメダルを取り、ライザーのスリットに三枚のメダルを入れた。

 

BELIAL! GOMORA! RED KING!

 

「三つの闇の力! いただくぞ!」

 俺は腕を高く掲げてそう叫び、ライザーのトリガーを引いた。すると、俺の周りにベリアル、

 ゴモラ、レッドキングの透明な姿が現れ、俺の身体に集まり一つになった。

 

SKULL GOMORA!

 

 そして、俺の姿はベリアル融合獣の一体、“スカルゴモラ”の姿に変わった。

 

『ゼンイン、マトメテシネ!』

 俺は腕を大きく振りかぶって地面を殴った。すると、地面が揺れ、ゴーレム達の周りを

 地面から飛び出た巨大な岩の楔が覆った。その楔は俺の周りにも出現し、俺はその楔

 一本一本に炎を纏わせてゴーレム達がいる場所に向かって投げ飛ばした。すると、楔で

 覆った場所は巨大な爆発音や真っ赤な炎に包まれた。俺は楔の中の気配を感じ取り、

 ゴーレム達の反応が消滅したのを確認すると、楔を全て消滅させた。

 

『ベリアル、メダルノハンノウハマダオナジカ?』

『あぁ』

『ダッタラコノママススムゾ』

『お前の好きにしろ』

 そう言われたので、俺は周囲に“スカル超振動波”を放ちながらメダルのある方向に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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