「お前達、戻って来い!」
俺はベリアルから人間の姿に戻ると、大暴れしていた三体にそう言ってメダルに戻した。
そして、俺は扉に向かって歩き出し扉の奥に入った。扉の先は一本道で、少し先に光が見えた。
俺はその光に向かって歩くと、俺は謎の部屋に出た。
「(真っ白だな....それに、ここにあるのは扉と謎の魔法陣だけか....)」
俺は部屋を観察しながらも、ライザーにカードとキングジョーのメダルを入れた。
『Mikado Access Granted.』
『KING JOE!』
「武装」
俺はそう呟いてトリガーを引いた。
『KING JOE! LAUNCHER!』
そして、俺は右腕に装備したペダニウムランチャーを背後に向け、威嚇のつもりで一発放った。
「そこにいるのはわかっている....大人しく出てこないっていうなら、もう一発撃とうか?」
そう言うと、俺の目の前の壁にある影から黄色いカッパのような物を着た白い顔の何かが
現れた。
「あ、あの〜....出てきたから、それを下げてくれない? この身体を壊されたら本当に
マズイから....」
出てきた何かはビビりながらも俺にそう言ってきた。それを聞き、俺はペダニウムランチャーの
銃口を下に向けた。
「お前は何者だ? さっきのデカいゴーレムと声が一緒だが....」
俺は警戒しながらそう聞いてみた。
「私の名はミレディ・ライセン。この迷宮を創った解放者だよ。それと、さっきのゴーレムは
私が遠隔操作していたなものだよ」
「てことは、テメェがこの迷宮のボスか」
俺はミレディの話しを聞き、ペダニウムランチャーを構えた。
「ちょ、ちょっと待って! 君はさっき、私のゴーレムを破壊した! だから、君はこの迷宮を
攻略した事になってるよ! それに、この身体の私に戦う力はほとんど無いから!
ここにいるのは君に神代魔法を渡すためだから!」
「神代魔法?」
俺は聞いたことがない言葉に思考が一瞬止まった。
「え....? もしかして、神代魔法を知らない?」
「あぁ」
「じゃ、じゃあ! エヒトがこの世界の人類を駒としたゲームをやっているって事も....?」
「(....何か聞き捨てならん事が聞こえたな)」
「ミレディ・ライセン、それは一体どういう意味だ?」
「本当に知らないみたいだね....なら仕方ない。迷宮を攻略したご褒美に、ミレディさんが
特別にこの世界の真実を教えてあげよう!」
そう言って、ミレディ・ライセンはこの世界の真実について話し始めた。
〜〜〜〜
「なるほど....大体わかった」
俺はミレディ・ライセンにこの世界の真実を聞かされた。
「つまり、この迷宮や他の七大迷宮を攻略すればその神とやらを殺す神代魔法が貰えると」
「まぁ、そういう事になるかな」
「そうか....だったらその神代魔法とやらを寄越せ。その神とやらはぶっ殺してやる」
「....随分とあっさり信じるんだね」
ミレディ・ライセンは意外そうにそう言ってきた。
「これでも人を見る目はあるんでな。お前の目を見れば、嘘じゃない事がわかる」
「....フフフ。そっか。なら、そこの魔法陣の上に立って」
ミレディがそう言うので、俺はこの部屋にある謎の魔法陣の上に立った。すると、ミレディは
詠唱を始めた。詠唱を唱えていると魔法陣は光り輝き、俺の頭の中に何かの魔法の構築式が
入ってきた。
「はい! これで私の神代魔法を君は使えるようになったよ!」
「....重力魔法か」
俺は頭の中に入ってきた構築式を整理してそう呟いた。
「おっ! なかなか鋭いねぇ」
「そいつはどうも。....それよりも、いくつか聞きたい事があるが良いか?」
「何かな?」
「これと似たようなメダルはそこの部屋にあるのか?」
俺はホルダーからゴモラのメダルを取り出してそう聞いてみた。
「....あるよ。それに、別に君にあげても構わない。だけど、それには条件があるよ」
「条件?」
「そ! 君が滅茶苦茶にした私の迷宮を元に戻すのを手伝う事! それと、君のその力について
教える事! それがメダルをあげる条件だよ!」
「って言ってるが、どうする?」
「えっ?」
ミレディの言葉を聞き、俺はホルダーにいるベリアルに聞こえる声でそう聞いた。
『お前の好きにしろ』
そう言ってベリアルはホルダーの中から飛び出て来た。
「メ、メダルが喋った!?」
「(アイツと同じ反応だな....)」
俺はミレディの反応を見てそんな事を思っていた。