鬼滅の刃 ~胡蝶の桜と剱~   作:終わり無き夜空

12 / 14
11話 目覚め

「ここは?蝶屋敷?」

 

私が目を覚ましたのは蝶屋敷の個室の病室だった、まだ夜でみんな寝ているかな?一体どれぐらい寝てたんだろ?暦を見ると2年の月日が過ぎていた

 

「…2年か……随分長い間寝ていた。」

 

「夜ちゃん、入るわね」

 

「おはよ、かなう母さん」

 

「えぇ、おは……よ…う」

 

すると、かなう母さんが持っていた包帯や薬が入っている箱を落とすとかなり大きい音が響く

 

「夜…ちゃん」

 

「どうしたの?かなう母さん」

 

すると、かなう母さんは目に涙をためていて勢いよく私に抱き付き子供のように泣いていた。かなう母さんの泣き声に刀奈母さんやカナエ姉さん、しのぶ姉さん、葵枝さんたちもいた。それから私が寝ている間に何があったかを聞いた葵枝さんや花子ちゃん、六太くんそれから禰豆子ちゃんもちゃんと生きていて炭治郎は原作通り鬼殺隊にそれから炭治郎に付いていった竹雄と茂も無事に生きている。禰豆子ちゃんは鬼になっておらず炭治郎と一緒に【鬼殺隊】に入って先日【最終選別】も合格したそうだ。シゲル父さんは一年前に病気で亡くなったそうだ

 

「そっか、シゲル父さんは病気で…」

 

「えぇ、ずっと夜ちゃんのこと心配してたわ」

 

「ねぇ、夜くん。2年半前禰豆子ちゃんから聞いたんだけど【鬼舞辻 無惨】と戦ったってほんとなの?」

 

「ほんとだよ、あいつの体には7つの心臓と5つの脳があった。でも心臓を3つと脳を2つは破壊したから再生もしないと思う」

 

「「っ!?」」

 

私は【鬼舞辻 無惨】のことは手紙に書き記し元柱であるカナエ姉さんとしのぶ姉さんに【産屋敷家】渡すようにお願いし私は少しでも早く万全な状態に戻れるように機能回復訓練をすることにしたのだが、鈍っているどころかオーラのコントロールは以前より上手くなっており呼吸も2年半もの間ずっと【全集中の呼吸"天津神"】の状態で居たからか肺もかなり大きくなっていた

 

「………ジィー」

 

「君がカナエ姉さんとしのぶ姉さんに助けられた子かな?たしか名前はカナヲだったかな?」

 

「………」

 

カナヲは懐から裏表が書いてあるコインを飛ばし表と呟くとコインを伏せコインを見ると表となっていた

 

「私は【栗花落 カナヲ】よろしく。兄さん」

 

「どうして、コインを使って決めてるの?」

 

「……」

 

「カナヲ、君が過去に何があったは知らない…でも自分の心と向き合うことも大事だよ?今はそのままでもいい…これから先カナヲが自分自身の心のままに生きれることを私は願っているよ?」

 

「……ぅん」

 

と、私がカナヲと話といると廊下の方からドタドタと走る音が聞こえた、息づかいから私は禰豆子ちゃんとだとすぐにわかった。すると扉が勢いよく開いた

 

「夜空さん!!」

 

やっぱり、走って来たのは禰豆子ちゃんだった。私は成長した禰豆子ちゃんをじっーと、見てるとなぜか禰豆子ちゃんも私に近寄って来て私の顔をじっーと見てくる。若干顔が赤い

 

「…禰豆子ちゃん、鬼殺隊の入ったんだね」

 

「はい、私は夜空さんの隣に立ちたくて……側に居たくて…」

 

「…そっか」

 

「カァー!やっと起きたのねご主人」

 

「雫!よかった無事だったんだね」

 

「えぇ、ご主人のおかげで で、この子〖癸〗【竃戸 禰豆子】はこれからご主人の直属の部下になるわ」

 

「禰豆子ちゃんが? どうゆうこと?」

 

雫曰く、私の単独行動の許可の他に3人まで鬼殺隊員の同行が可能でその一人に禰豆子ちゃんが選ばれたそうだ。この同行は雫が良し悪しを判断し主人である私に許可を取ると言う感じだそう、それに禰豆子ちゃんはあの【鬼舞辻 無惨】を狙われたそれは炭次郎も同じだけど雫は禰豆子ちゃんだけを声をかけたみたいだ

 

「私は禰豆子ちゃんがいいならそれでいいよ?」

 

「私はそちらの方が嬉しいです!!!」

 

こうして、私は機能回復訓練をそれから禰豆子ちゃんに全集中の呼吸・常中を教えることにした。


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告