【未完】遊戯王GXタッグフォース~2度目の人生は赤帽子の幼馴染~   作:嘘つき熊さん

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前回のあらすじ:休めない長期休暇

今回のデュエルはタッグ戦です。
今話はアニメGX第15話辺りのオリ主視点です。


※2021/6/12 【サモン・ストーム】がOCG化していたことに気付いたので差し替えました。ついでに文章の表記フォーマットを最新のものに合わせました。


第百四話 アカデミア月一試験2

 GWが明けた翌日、俺はその日の授業が終わってからハノイスタイルに着替えてアカデミア職員とアカデミア倫理委員会の会議に出席していた。

 

「海馬コーポレーションより遣わされたハノイの騎士だ。よろしく頼む」

 

 実際にはアニメVLAINSのハノイの騎士のコスプレをしたここの学生だけどな。毎日顔を突き合わせている人も居るんだが、割とバレないものだよな。

 

「ハノイの騎士…!」

「ハートランドシティの騒動を収めたという、あのハノイの騎士か!」

「本物ナノーネ…?」

「とんでもない人がやってきてしまったニャ~」

 

 俺の登場により会議室内が騒めき出す。確かにハノイの騎士は偽物が頻発したからな。真偽を疑う気持ちは分かる。

 

「これが海馬社長からの推薦状(無茶ぶりの証)だ。確認してくれ」

「これは…海馬社長の印がある。本物で間違いないだろう」

 

 海馬社長の印とは、青眼の白龍のカードイラスト姿がかなり精密に再現されたハンコのことで、当然世界に一つだけしかない。

 過去に偽物を製造しようとした色々な意味でバカな組織があったが、製造開始から1週間で居場所を特定されて消されている。やっぱりあの社長は狂ってると思うわ。

 

「海馬社長、モクバ副社長より、セブンスターズ事件の解決および行方不明の鮫島校長の捜索に関してアカデミア倫理委員会の協力をするように依頼されている。今後ともよろしく頼む」

「こちらこそよろしくお願いします。ハノイの騎士」

「また同名より、アカデミア生徒の質の向上についてもアカデミア教職員に協力するように依頼されているので、そちらもよろしく頼む」

「よ、よろしくナノーネ」

 

 ハノイの騎士としての自己紹介が終わり、俺が適当に空いている席へと腰を下ろした後は会議は粛々と進んでいった。

 セブンスターズおよびカミューラの捜索は難航していた。GW中も倫理委員会がアカデミア全土を探し回ったのだが一切痕跡が見つからず、またカミューラを含むセブンスターズのメンバーが鮫島校長の拉致以降は姿を見せていないのもあり、小康状態となっていた。

 鮫島校長の捜索も同様で、両者とも既にアカデミアにはおらず、本土に逃げたのではないかと言う推論になっていた。

 

「念のため、生徒たちには改めてセブンスターズのことは話しておくべきでしょう」

「そうナノーネ。早速、明日の朝礼で我々教師陣から生徒たちに話しておくノーネ」

「では、倫理委員会は引き続き警戒を強化しながら昼夜間の見回りを続行します」

「ならば私は倫理委員会とは別に、独自のルートでこの島を捜索することにしよう」

『バニー!』

 

ここで俺は単独行動する旨を伝えておくことにした。理由はいくつかあるのだが、一番の理由はただ単に他の人間と一緒に行動したくないだけだ。

 

「それはつまり、ハノイの騎士は単独行動をするという意味ですか?」

「そうだ。私の担当するオカルト分野に関してはまだ半信半疑の者が多いだろうからな。私に付いて来てもお互いの為にならないだろう。なに、調査結果は定期的に報告させてもらうさ」

『バニー♪』

 

 なにせ会議が始まってからずっと会議室の机の中心に立って貰っているバニーラに誰も突っ込みを入れないからな。この中には誰一人としてカードの精霊を見る資質がある物は居ないわけだ。つまり、ハッキリ言うとオカルト分野では役に立たない人材なのだ。

 そもそも俺はステルス技能以外にもプチリュウによる飛翔、身体強化による自動車並みのスピードでの走行、水の魔術による長時間の潜水が可能だ。この島にコナミ以外に俺に付いてこれる人間がいるとは思えない。足手まといは要らない。

 

「納得はしていませんが、分かりました。貴方はあくまで海馬社長から推薦された協力者ですからね。こちらから行動の抑制および強制はできません」

「話が早くて助かる」

 

 倫理委員会の女性からは「納得できません!」と言った不満全開の凄い視線で睨まれたが、流石は海馬社長印の推薦状。効果は抜群の様だ。

 会議はそのまま学園の行事について話が移行し始める。

 

「今年の修学旅行については残念ながら中止した方が良さそうですニャ~」

「えぇ。セブンスターズの脅威がいつ、どこで、どのように現れるかも不明です。最悪の場合、修学旅行に向かった生徒全員が誘拐されて人質になる、などの可能性もあります」

「それは流石に考え過ぎじゃ無いノーネ?」

「では、クロノス臨時校長。貴方は万が一の時に責任が取れますか?あまり考え無しの発言は止めて頂きたいのですが?」

「すいませんナノーネ。…学園祭についてはどうするノーネ?」

「そちらに関してはあくまでデュエルアカデミアの島内で行う行事ですから、倫理委員会による見張りを増員すれば1日だけなら何とかなるでしょう」

「修学旅行に続いて学園祭まで中止となると、生徒の不満やストレスが溜まる一方ですからね」

 

 セブンスターズの件のせいで今年の1年生の修学旅行はお流れになり、来年の1年生と合同での修学旅行となったが、学園祭については開催できる様だ。

 クロノスがかなり早い段階で臨時校長になっているが、それを除けば大体はアニメ通りに話が進行したな。

 

「あとは、4月のとある時期から同時に行方不明になっている女医のミーネ、警備員のクリフ、オシリスレッド寮の用務員のゴーグ、オシリスレッドの生徒のチックの4名ですが、彼らの経歴は全て偽造された物でした」

「確か、長らく行方不明だった天上院吹雪と藤原優介の2名が発見された翌日からですね。妥当に考えるなら行方不明事件に何らかの関りがあったのでしょう」

「そちらについてもセブンスターズの捜索と並行して捜索していますが、こちらもまだ発見できていません」

「彼らそのものがセブンスターズだった可能性は無いだろうか?」

「女医のミーネと警備員のクリフに関しては発見された直後の天上院吹雪に接触しようとしていた節があります。十分に考えられる可能性ですね」

「ならば、彼らがセブンスターズのメンバーだった場合を想定して、彼らを発見しても独力で何とかしようとせず、まずは他のメンバーに報告することを最優先としましょう」

 

 黒サソリ盗掘団のメンバーについても調査が行われていたようだが、こちらの進捗は芳しくないようだ。当然だろうな。実際セブンスターズのメンバーだし。

 

「旧特待生寮に侵入したという不審者についてはどうでしょうか?」

「そちらに関しても目撃情報以降の足取りは不明ですね」

「目撃したオシリスレッドの生徒の証言によると『闇に包まれて手品のように消えた』でしたか。セブンスターズの件が無ければ何かしらのトリックを疑うところですが…」

「こちらに関しても時期的にセブンスターズの件と関りがあるかも知れません。その不審者の男を見つけた場合も、先ほどの行方不明メンバーを発見した場合と同様の手順で良いでしょう」

「も、もう島から出て行ってしまったのではないノーネ?無理に探さなくてもいいのではナイーノ?」

「ヘリなどを除けばこの島からの唯一の移動手段は船による移動のみです。あの事件以来、水辺は24時間体制で監視している為、よほどうまく船に密航していない限りはまだこの島に居ると考えるのが妥当でしょう」

「捜索は続行すべきでしょうね」

「そ、そうナノーネ…」

 

 不審者ことタイタンに関しては、クロノスはなるべく触れて欲しくないようでなんとか捜索を断念させようとしたようだが、無駄に終わったようだな。

 

「以上で本日の議題に関する会議は終了となります。他に何か懸念点があるのであれば発言をお願い致します」

「では、最後に私から学園の経営について提案があるのだが、発言よろしいかな?」

「どうぞ」

 

 会議も終わりかと思われたタイミングで俺は話を切り出す。

 

「先日、こちらの購買部で取り扱われているカードパックの収録カードを見る機会があったが、あれほど質の低いカードパックは本土では見たことが無い。あれは誰が選別して手配しているのかな?」

「私だ。理由としてはエリートの私が伝統あるショップに掛け合って在庫処分品を融通してもらっているので、大量入庫してもあまりお金がかからないからだ」

 

 俺の質問に答えたのはアニメやゲームでは見覚えのない教員だった。妙に偉そうな喋り方と態度で見ていて不快だ。今後は内心でエリート教師(笑)と呼称しよう。

 

「金、金、金!教師として恥ずかしくないのか!」

「教師以外の発言は認めない!」

「ふん!最近の若い者は礼儀を知らん!若造のくせにでかい口を叩くな!」

「若造のハノイの騎士ですが、発言よろしいかな?」

「どうぞ。ハノイの騎士」

 

 俺の話の途中でいきなり倫理委員会の若い男性とエリート教師(笑)の男性が言葉での殴り合いを始めたので待ったをかけた。何故人の話を遮るのか?コレガワカラナイ。とりあえず、最後までこちらの話を聞いて?

 

「金の問題なのは理解したが、ここはデュエルエリートを育てる場のはずだ。1流の戦術を扱い1流のデッキを持つプロを目指す若者たちに対して、時代遅れの戦略やカード知識、世代遅れのカードを与えるのか?」

「なんだと?」

「気に入らねえ」

「どんなカードにも存在する以上必要とされる力がある」

「おい、デュエルしろよ」

「み、皆何故か殺気立っているノーネ…」

「こ、怖いニャ~」

 

 エリート教師(笑)以外にも妙なところで反論が起こった。なんでここに遊星みたいなのが紛れ込んでるんだよ。

 最終的には世間的に弱いと言われているカードを有効活用できるためのカードも新規パックに入っているからこっちを売れって言いたいんだよ。話は最後まで聞いて?

 

「事実、購買部で売れているカードパックは最新の物のみ。この最新のカードパックですら本土では産廃と呼ばれてワゴン行きになっている」

「それで?」

「カードパックを選定していると言ったお前、お前はそのカードパック内のカードのみでデッキを作って他の教師やアカデミア外のデュエリストに勝てるのか?」

「いきなりやってきたくせに、さっきから随分と偉そうなことを言うじゃないかハノイの騎士。お前は何様のつもりなんだ?」

「お前こそ何様のつもりだ。文句があるならばデュエルだ。仮にもデュエルアカデミア本校のエリート教師(笑)なのだろう?お前の言い分をお前の力で、お前のデュエルで示してみせろ」

「良かろう!そのデュエル、受けて立つ!このエリート教師たる私の力を見せてやろう!」

 

 3分後。俺はデュエルで瞬殺したエリート教師(笑)を会議室から放り出して、購買部で発売するカードパックを一新する案を押し通した。

 強引に進めて悪いとは思うが、俺の退学(命)が掛かっているんでな。デュエルアカデミア本校の生徒には何がなんでも強くなって貰う。

 

~~~

 

 会議が終わってハノイの変装を解き、寮で夕食を食べた後、俺は自室でリミットレギュレーションの更新情報を見ていた。

 

<禁止カード>

【超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ】 New!

 

<制限カード>

【マジェスペクター・ユニコーン】 New!

【EMモンキーボード】 New!

 

<準制限カード>

新規無し

 

<エラッタ(OCG順守)>

新規無し

 

 くそっ!やられた!赤馬ぁぁぁ!あのクソマフラーが!間違いなくあの野郎の仕業だ!

 覇王龍と戦う場合、普通に事故って負けるの可能性も考慮して念のために出しておいたのが仇になったか!

 どうやったらそんなにピンポイントに禁止制限リストの選定に口出しできるんだよ!それズルじゃん!

 でもまぁ、覇王龍以上のカードなんて今のこの世界だとそこまでないだろうし何とかなるかな。

 

~~~

 

 翌日、授業が始まる前にクロノス臨時校長から全生徒へ向けてセブンスターズを名乗る不審者の集団がアカデミアに出没すると言う情報が伝えられた。

 特に緑の髪をした美女には近寄らず、デュエルを挑まれても断ること。見つけたら近くの教員か倫理委員会のメンバーに相談すること。などの注意事項を生徒たちに言い聞かせていた。

 

 そして授業後、丸藤亮、天上院明日香、三沢大地、遊城十代、コナミが校長室に呼ばれ、各寮の生徒たちの行動に注意するように頼まれたらしい。

 十代とコナミが呼ばれたのは彼らが一番要注意人物からだったらしい。確かに面白そうなデュエルが出来る!とか言ってデュエルを仕掛けそうな奴等ではあるな。

 教師側の心配も分からなくはないが、十代にはユベルやネオスも一緒なので、彼が本当にヤバくなったらあの2体が何とかするのではないかと思っている。コナミ?アイツは殺しても死なないでしょ?

 

 そして、校長室から教室に帰って来た明日香、亮、三沢の三人は、何故かまっすぐに俺のところへやって来て、俺はそのまま彼らに図書室へ連行されてしまった。

 

「さぁ、クロト。セブンスターズの件で知っていることを話してもらうわよ?」

「早めに喋ってまった方が方が早く終わるぞ?」

「また君が関係しているんだろう?」

「何の話だ?」

 

 彼らにはセブンスターズの件については一切話をしていない。俺がセブンスターズの件について色々とちょっかいを掛けていることはバレていないと思っていたんだが…。

 

「吹雪兄さんが持っていたオカルトチックな仮面が盗まれたこと、盗まれたであろう時刻に兄さんの部屋に居た女医のミーネさんと警備員のクリフさんがその時期から行方不明なこと、そして貴方が盗まれた直後からその仮面を探していること。どう考えても貴方は何か知っているでしょ?」

 

 明日香さん、冴えているね。探偵かな?

 

「吹雪には盗んだ人物に心当たりがあると言ったそうだな?そしてお前がその後に直行したレッド寮からはオシリスレッドの生徒のチック、用務員のゴーグさんが行方不明になっていると聞く。これらの関連性を疑わない方がおかしいだろう」

 

 亮さん、目がマジだわ。頭の良い連中って怖いわ~。

 

「白河に事情を聞こうと思った決め手は、海馬コーポレーションからオカルト関係で応援に派遣された人物がハノイの騎士だと校長室でクロノス臨時校長から聞いたことが理由なんだけどな」

 

 三沢くん、そう言うことは先に言ってくれ。

 ここに居るメンバーって、俺がハノイの騎士だって知っている連中だし、俺からならもっと詳しい話を聞き出せると思ったんだろうな。

 

「明日香、確かに吹雪さんの仮面の盗難事件が発生した時期とセブンスターズが出現した時期はかなり近いから両者の関連性を疑う気持ちは分かるが、関係しているとは限らないだろ?」

「うっ」

「亮さん、仮面の件で行方不明になった4人と、セブンスターズのメンバーと言われている緑髪の女とでは特徴が一致しませんよね?少なくとも同一犯ではないわけですよね?」

「むぅ」

「三沢、確かに俺は海馬コーポレーション経由でセブンスターズの件の解決を依頼されたが、それはGW中の話だ。アカデミアの人間と話したのはGW明けの先日だ。4月中旬に発生した吹雪さんの仮面の件との関連を疑うには弱くないか?」

「それは…そうかも知れないが…」

 

 彼らは俺が裏で何をしていたかを詳細に知るわけもなく、黒サソリ盗掘団の連中とカミューラの関連性に関する決定打を持たない。あくまで推測だ。これ以上の話は俺が自ら話す以外に彼らが知る方法は無い。

 もちろん話すつもりはない。彼らなら今のセブンスターズくらいならカミューラ以外になら苦も無く勝てそうな気はするが、未成年の彼らに命を懸けたデュエルなんてやらせる必要は特に無いからな。知らない間に終わっていた、くらいでいいのだ。

 だが、このままでは彼らは納得しないだろう。彼らの行動原理は自分勝手な正義感や知識欲などではなく、友人や知り合いを危険から守りたい気持ちから来ているだろうからな。なので、情報の一部だけは明かしておくことにした。

 

「仕方ないな。ここから先の話は他言無用だ。それが守れないなら話せないぞ」

「えぇ、もちろんよ」

「当然だ」

「オレもそれで問題ない」

 

 彼らの了承を取り、以下のポイントに絞って彼らに情報を渡した。

①セブンスターズのカミューラと名乗る緑髪の美女が制裁デュエルの行われた日の夜にアカデミア校舎内に侵入していたこと。

②倫理委員会もカミューラと行方不明の4人との関連性を疑っていること。

③それらがオカルトチックな力を用いたことから、アメリカでの事件のように俺(ハノイの騎士)が派遣されたこと。

 

 鮫島校長が人形にされて拉致られたことは話していない。元弟子の亮にそんなことを聞かせても歯がゆい思いをさせるだけだからね。

 

「なるほど。それで今朝の朝礼の件やさっきの校長室での話に繋がるわけね」

「鮫島校長が長期外出に出ている理由もセブンスターズの件に関係しているのかもしれないな」

「オレはアメリカの事件のことは初めて聞いたんだが…白河、君は本当に何者なんだ?」

「俺は俺だ」

 

 明日香と亮もある程度は納得してくれたようだ。三沢の質問には適当に答えておいた。他にどう答えろと?

 

「とにかく、割と真面目に危ない事件だから、一人で突っ走って解決しようなんて考えないようにしてくれよ?」

「そんなことしないわよ」

「オレもだ」

「当然だろう」

 

 念のため、彼らに釘を刺した後、彼らと別れて俺はラーイエロー寮に戻った。

 

~~~

 

 寮での夕食が終わり、明日の授業の準備を終わって風呂から上がった後、そろそろ寝ようかと思っていると、コナミからいつもの連絡が入って来た。

 

『十代たちと一緒にテニスの授業をやっていると、十代が打ったボールが明日香に当たりそうになり、なんやかんやあってクロノスに直撃した』

『明日香のフィアンセの座をかけて十代とテニス部部長の綾小路がデュエルをやって十代が勝った』

 

 今日はテニス回の日だったか。さっき明日香に会った時にフィアンセの件でからかっておけばよかったな。

 

~~~

 

 明日香たちにセブンスターズの話をしてから数日後、俺は明日の月一テストのに向けて図書室でテスト勉強をしていた。

 セブンスターズが来ようが月一テストは無くならないのだ。悠長な話だと思うが、学園側としても今回の事件は規格外の話なのでサジ加減が難しいのだろう。

 テストに関しては、前回の筆記試験のレベルなら勉強するまでもなく上位を狙えるだろうが、復習を兼ねてテスト範囲を一通り見直しているところだ。

 

「そういえば、白河、紫。アンタたちはあの噂を聞いた?」

「噂?」

「何の噂でございますか?」

 

 俺の正面の机に座ってテスト勉強をしているツァン・ディレの言葉に、彼女の隣に座っている紬紫(つむぎ ゆかり)が反応する。

 彼女たちとは図書館で偶然出会い、せっかくだからと一緒にテスト勉強をしているのだ。彼女たちも成績上位者なので今更ガッツリ勉強せずとも高得点は取れるだろうけどな。

 

「うん。月末くらいにまた新しいカードパックが大量入荷するらしいよ」

「新しいカードパックですか…少し興味がありますね」

 

 まだ学生たちには発表されていないが、確かに新しいカードパックは発売される。だが、ここで俺がしたり顔で解説してしまうと「何でそんなに詳しく知ってんの?」と言う話になりかねない。

 

「先月の件もあるからな。そんなに期待できないかも知れないが…もしカードパックに収録されているカードの情報が判明したら見てみたいかな」

「そうですね。ワタクシも自分のデッキに入れられそうな兵を探してみたいですね」

「後の楽しみのためにも、明日の試験を乗り切りるわよ!」

「「おお~」」

 

 俺達はなんとなく掛け声を上げて図書委員の生徒に怒られた。

 

~~~

 

 翌日の昼過ぎ、特に問題なく筆記試験が終了し、昼食をドローパンで済ませながら実次試験の試験会場へとやって来た。

 

「今日の実技試験は同じ寮の人間とのタッグ戦、しかも別の寮の人間と対戦するらしいぞ」

「マジかよ!オレのタッグ相手は誰かな~!」

「即席タッグとか正気か?坂倉は塚本辺りとタッグになったら終わるな」

 

 ドルオと坂倉の2人と一緒に会場の観客席で話していると、俺の名前とドルオの名前が同時に呼ばれた。どうやら俺達2人がタッグパートナーとなるようだ。

 

「白河とタッグか。足を引っ張るなよ?」

「誰に言ってんだよ」

「おー!頑張って来いよー!」

 

 ドルオと軽口を交わした後、坂倉の声援を受けながら試験コートへと入る。

 

~~~

 

 試験コートに入った俺達の前には、俺達の対戦相手と思われるオベリスクブルー生徒が2人立っていた。

 

「ほう、君たちが私たちのデュエルの相手かい?面白い、受けて立つよ。ミツ、準備はいいな?」

 

 オベリスクブルー生徒の1人、【エーリアン】デッキの使い手である高橋秀行(たかはし ひでゆき)がデュエルディスクを構えながら相棒に声を掛けている。

 

 タッグフォース4以降でも続投組として元プロデュエリストとして登場しているが、こちらはプロになって何者かの陰謀によって挫折して性格が歪む前の性格だ。綺麗な高橋と言うわけだな。

 

「私は問題ない。ヒデ。そちらこそ油断するなよ?」

 

 オベリスクブルー生徒の1人、【風属性】デッキの使い手である吉光俊輔(よしみつ しゅんすけ)がデュエルディスクを構えながら相棒の高橋に返事を返している。

 

 こちらもタッグフォース4以降でも名前が少し変わっているが続投組として元プロデュエリストとして登場している。こちらは続投前とほとんど性格の違いが無い。正直、高橋と見分けが付けづらくて困る。

 

「フン、オベリスクブルーの生徒が相手か。蹴散らしてやろう」

 

 今回の俺の相方、ドルオこと愛怒瑠夫(あい どるお)がデュエルディスクを構えながらブルー相手に挑発している。

 

 こいつくらい特徴的な名前と性格なら覚えやすいんだけどな。

 

「対戦、よろしくお願いします」

 

 挨拶は大事だ。古事記にもそう書いてあるはず。

 

 

「「「「デュエル!」」」」

 

 

◆白河クロト&愛怒瑠夫 LP:8000

クロト 手札:5枚。

ドルオ 手札:5枚。

 

vs

 

◆高橋秀行&吉光俊輔 LP:8000

高橋 手札:5枚。

吉光 手札:5枚。

 

 

「ヒデ、私が先攻で構わないか?」

「あぁ、頼んだ」

 

「うむ。先攻は私が貰う。私のターン。ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行!」

吉光 手札:5→6枚。

 

「私は手札から魔法カード【サモン・ストーム】を発動!800LPを払って手札から【暴風小僧】を特殊召喚する!」

吉光 LP:8000→7200、手札:6→5→4枚。

 

【サモン・ストーム】

通常魔法

このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):800LPを払って発動できる。手札からレベル6以下の風属性モンスター1体を特殊召喚する。

(2):墓地のこのカードを除外して発動できる。手札からレベル4以下の風属性モンスター1体を特殊召喚する。この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。

 

<高橋&吉光のフィールド>

暴風小僧 ★4 DEF1600 ※ダブルコストモンスター

 

【暴風小僧】

効果モンスター

星4/風属性/天使族/攻1500/守1600

風属性モンスターを生け贄召喚する場合、このモンスター1体で2体分の生け贄とする事ができる。

 

「私は【暴風小僧】をリリース!手札から【神鳥シムルグ】をアドバンス召喚する!」

吉光 手札:4→3枚。

 

<高橋&吉光のフィールド>

神鳥シムルグ ★7 ATK2700

 

【神鳥シムルグ】

効果モンスター

星7/風属性/鳥獣族/攻2700/守1000

このカードは特殊召喚できない。

このカードをアドバンス召喚する場合、リリースするモンスターは風属性モンスターでなければならない。

このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、お互いのプレイヤーはお互いのエンドフェイズ毎に1000ポイントダメージを受ける。

この時、それぞれのプレイヤーが受けるダメージは魔法・罠カードをコントロールしている数×500ポイント少なくなる。

 

「更に墓地の【暴風小僧】を除外して、手札から【風の精霊 ガルーダ】を特殊召喚する!」

吉光 手札:3→2枚。

 

<高橋&吉光のフィールド>

神鳥シムルグ ★7 ATK2700

風の精霊 ガルーダ ★4 ATK1600

 

【風の精霊 ガルーダ】

特殊召喚・効果モンスター

星4/風属性/鳥獣族/攻1600/守1200

このカードは通常召喚できない。

自分の墓地から風属性モンスター1体を除外した場合に特殊召喚できる。

(1):相手エンドフェイズに、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。その相手の表側表示モンスターの表示形式を変更する。

 

「私はカードを2枚セットしてターンエンド!」

吉光 手札:2→0枚。

高橋秀行&吉光俊輔 伏せカード:0→2枚。

 

「エンドフェイズに【神鳥シムルグ】の効果発動!お互い1000LPダメージを受ける!」

 

「だが私たちのフィールドには伏せカードが2枚ある為、私達へのダメージは1000ポイント軽減されて0だ!」

 

「ぐぅっ!フン、下らん!この程度のダメージなど、軽いな!」

白河クロト&愛怒瑠夫 LP:8000→7000

 

 

◆白河クロト&愛怒瑠夫 LP:7000

クロト 手札:5枚。

ドルオ 手札:5枚。

 

vs

 

◆高橋秀行&吉光俊輔 LP:8000、伏せカード:2枚。

高橋 手札:5枚。

吉光 手札:0枚。

 

<高橋&吉光のフィールド>

神鳥シムルグ ★7 ATK2700

 

 

 吉光の伏せカードはなんだろうな。鳥獣族が多いデッキだったはずだからゴトバとか、ミラフォとかかな?

 

「白河、先攻はボクでいいな?」

「どうぞどうぞ」

 

「フン、ボクのターン。ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行!」

ドルオ 手札:5→6枚。

 

「ボクは手札から【ソニックバード】を召喚!」

ドルオ 手札:6→5枚。

 

<クロト&ドルオのフィールド>

ソニックバード ★4 ATK1400

 

【ソニックバード】

効果モンスター

星4/風属性/鳥獣族/攻1400/守1000

このカードが召喚・反転召喚に成功した時、自分のデッキから儀式魔法カード1枚を手札に加える事ができる。

 

「【ソニックバード】の効果発動!デッキから【高等儀式術】を手札に加える!」

ドルオ 手札:5→6枚。

 

「ボクは手札から永続魔法【儀式の檻】を発動!」

ドルオ 手札:6→5枚。永続魔法:0→1枚。

 

【儀式の檻】

永続魔法

(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、自分の儀式モンスターの戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは0になる。

(2):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、自分フィールドの儀式モンスターはモンスターの効果の対象にならず、モンスターの効果では破壊されない。

 

「ボクは手札から儀式魔法【高等儀式術】を発動!デッキから【ハイ・プリーステス】を墓地に送り、手札から【精霊術師 ドリアード】を儀式召喚する!」

ドルオ 手札:5→4→3枚。

 

<クロト&ドルオのフィールド>

ソニックバード ★4 ATK1400

精霊術師 ドリアード ★3 DEF1400

 

【精霊術師 ドリアード】

儀式・効果モンスター

星3/光属性/魔法使い族/攻1200/守1400

「ドリアードの祈り」により降臨。このカードの属性は「風」「水」「炎」「地」としても扱う。

 

 出た!ドルオのアイドルカード!じゃなくてエースモンスター!

 アイツはドリアードを出すのに命を懸けているレベルでほぼ絶対に一度はこのモンスターを出してくるからな。

 

「その程度の攻撃力では私の【神鳥シムルグ】には及ばないぞ!」

 

「せいぜい吠えていろ。ボクはカードを3枚セットしてターンエンド!」

ドルオ 手札:3→0枚。

白河クロト&愛怒瑠夫 伏せカード:0→3枚。

 

「エンドフェイズに【神鳥シムルグ】の効果が発動するが、お互いカードを2枚以上セットしているのでダメージは無しだな」

 

 先攻1ターン目から【神鳥シムルグ】を立ててきたから、エンドフェイズに【風の精霊 ガルーダ】をリリースして【ゴッドバードアタック】でも使ってくるかと思ったが、そんなことは無かったか。

 

「そしてエンドフェイズにリバースカードオープン!罠カード【砂塵の大竜巻】を発動!そちらの伏せカード1枚を破壊させてもらおう!」

高橋秀行&吉光俊輔 伏せカード:2→1枚。

 

【砂塵の大竜巻】

通常罠

(1):相手フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。その相手のカードを破壊する。その後、手札から魔法・罠カード1枚をセットできる。

 

「ちっ!さっき伏せた【和睦の使者】が割られたか!」

白河クロト&愛怒瑠夫 伏せカード:3→2枚。

 

「そして更に【砂塵の大竜巻】の効果により手札のカードをセットする効果があるが、私は手札が無いからこちらは不発だ」

 

「最後にエンドフェイズに【風の精霊 ガルーダ】の効果発動!【精霊術師 ドリアード】を攻撃表示にしてもらおうか!」

 

<クロト&ドルオのフィールド>

ソニックバード ★4 ATK1400

精霊術師 ドリアード ★3 ATK1200

 

「フン、このくらいなら問題ない」

 

 

◆白河クロト&愛怒瑠夫 LP:7000、伏せカード:2枚。永続魔法:1枚。

クロト 手札:5枚。

ドルオ 手札:0枚。

 

<クロト&ドルオのフィールド>

ソニックバード ★4 ATK1400

精霊術師 ドリアード ★3 ATK1200

 

vs

 

◆高橋秀行&吉光俊輔 LP:8000、伏せカード:1枚。

高橋 手札:5枚。

吉光 手札:0枚。

 

<高橋&吉光のフィールド>

神鳥シムルグ ★7 ATK2700

風の精霊 ガルーダ ★4 ATK1600

 

 

 形勢はまだ互角。ただ、ドルオの伏せたカードは恐らく…。

 次のターンの高橋の【エーリアン】デッキには恐らく【宇宙砦ゴルガー】が入っていない。【サイクロン】さえ引かれなければあのカードが炸裂することだろう。

 

「私のターン。ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行!」

高橋 手札:5→6枚。

 

タッグフォース6の方が馴染みがあるから、高橋が1人称『私』で標準語を喋っている姿が個人的に違和感だらけだな。

 

「私は手札から速攻魔法【サイクロン】を発動!そちらの伏せカード1枚を破壊する!」

高橋 手札:6→5枚。

 

【サイクロン】

速攻魔法(本作の現時点では制限カード)

(1):フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する

 

「ちっ!破壊される前にリバースカードオープン!罠カード【風霊術-「雅」】発動!【ソニックバード】をリリースして【神鳥シムルグ】をデッキに戻す!」

白河クロト&愛怒瑠夫 伏せカード:2→1枚。

 

【風霊術-「雅」】

通常罠

(1):自分フィールドの風属性モンスター1体をリリースし、相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。その相手のカードを持ち主のデッキの一番下に戻す。

 

チェーン②風霊術-「雅」

チェーン①サイクロン ※対象を失い、不発。

 

<高橋&吉光のフィールド>

モンスター無し

 

<クロト&ドルオのフィールド>

精霊術師 ドリアード ★3 DEF1400

 

「むっ、チェーン発動されてしまったか」

「気にするな、ヒデ。まだ十分に挽回できる」

 

 危なかったな。最後の一枚は多分アレだ。一応アレもチェーン発動できるけど、アイツが狙っているのはモンスター破壊の方だろうしな。

 

「私はミツが伏せたカードを使用させてもらおう!速攻魔法【ツイスター】を発動!500LPを払い、そちらの【儀式の檻】を破壊する!」

高橋秀行&吉光俊輔 LP:8000→7500、伏せカード:1→0枚。

 

【ツイスター】

速攻魔法

500ライフポイントを払う。フィールド上に存在する表側表示の魔法または罠カード1枚を破壊する。

 

「フン、たかがサポートカードを失っただけだ!」

白河クロト&愛怒瑠夫 永続魔法:1→0枚。

 

【ツイスター】か。【サイクロン】のほぼ下位互換と言うか、調整版のようなカードだ。

 

 この世界のこの時代では【サイクロン】が制限カードだからな。入っていても不思議ではないか。

 

「私は手札からフィールド魔法【異界空間-Aゾーン】を発動!」

高橋 手札:5→4枚。フィールド魔法:0→1枚。

 

【異界空間-Aゾーン】

フィールド魔法

相手モンスターが自分フィールド上に存在する「エーリアン」と名のついたモンスターと戦闘する場合、相手モンスターの攻撃力と守備力はダメージ計算時のみ300ポイントダウンする。

 

「そして手札から【エーリアン・テレパス】を召喚!」

高橋 手札:4→3枚。

 

<高橋&吉光のフィールド>

風の精霊 ガルーダ ★4 ATK1600

エーリアン・テレパス ★4 ATK1600

 

【エーリアン・テレパス】

効果モンスター

星4/炎属性/爬虫類族/攻1600/守1000

1ターンに1度、相手フィールド上のモンスターに乗っているAカウンターを1つ取り除いて発動できる。フィールド上の魔法・罠カード1枚を選択して破壊する。

このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、Aカウンターが乗ったモンスターは、「エーリアン」と名のついたモンスターと戦闘を行う場合、ダメージ計算時のみAカウンター1つにつき攻撃力・守備力が300ポイントダウンする。

 

「更に手札から【エーリアン・ドッグ】を自身の効果で特殊召喚!」

高橋 手札:3→2枚。

 

<高橋&吉光のフィールド>

風の精霊 ガルーダ ★4 ATK1600

エーリアン・テレパス ★4 ATK1600

エーリアン・ドッグ ★3 DEF1000

 

【エーリアン・ドッグ】

効果モンスター

星3/光属性/爬虫類族/攻1500/守1000

自分が「エーリアン」と名のついたモンスターの召喚に成功した時、このカードを手札から特殊召喚できる。

この効果で特殊召喚に成功した時、相手フィールド上に表側表示で存在するモンスターにAカウンターを2つ置く。

 

「【エーリアン・ドッグ】の効果発動!【精霊術師 ドリアード】にAカウンターを2つ置く!」

 

<クロト&ドルオのフィールド>

精霊術師 ドリアード ★3 ATK1200 ※Aカウンター:0→2

 

「おのれぇ!ボクのドリアードに妙なカウンターを乗せるとは…!」

 

 まるでブルーアイズを破壊された時の海馬のような反応だな。

 

「【精霊術師 ドリアード】のAカウンターを2つ取り除き、【エーリアン・リベンジャー】を自身の効果で特殊召喚!」

高橋 手札:2→1枚。

 

<高橋&吉光のフィールド>

風の精霊 ガルーダ ★4 ATK1600

エーリアン・テレパス ★4 ATK1600

エーリアン・ドッグ ★3 DEF1000

エーリアン・リベンジャー ★6 ATK2200

 

<クロト&ドルオのフィールド>

精霊術師 ドリアード ★3 ATK1200 ※Aカウンター:2→0

 

【エーリアン・リベンジャー】

効果モンスター

星6/闇属性/爬虫類族/攻2200/守1600

このカードはフィールド上のAカウンターを2つ取り除き、手札から特殊召喚できる。

1ターンに1度、相手フィールド上に表側表示で存在する全てのモンスターにAカウンターを1つ置く事ができる。

このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、Aカウンターが乗ったモンスターは、「エーリアン」と名のついたモンスターと戦闘を行う場合、ダメージ計算時のみAカウンター1つにつき攻撃力・守備力が300ポイントダウンする。

「エーリアン・リベンジャー」は自分フィールド上に1体しか表側表示で存在できない。

 

「【エーリアン・リベンジャー】の効果発動!【精霊術師 ドリアード】にAカウンターを1つ置く!」

 

<クロト&ドルオのフィールド>

精霊術師 ドリアード ★3 ATK1200 ※Aカウンター:0→1

 

「【エーリアン・テレパス】の効果発動!【精霊術師 ドリアード】のAカウンターを1つ取り除き、そちらの伏せカードを破壊する!」

 

<クロト&ドルオのフィールド>

精霊術師 ドリアード ★3 ATK1200 ※Aカウンター:1→0

 

「ここだ!リバースカードオープン!罠カード【風林火山】発動!相手フィールドのモンスターを全て破壊する!」

白河クロト&愛怒瑠夫 伏せカード:1→0枚。

 

【風林火山】

通常罠

(1):風・水・炎・地属性モンスターがフィールドに全て存在する場合に発動できる。

以下の効果から1つを選んで適用する。

●相手フィールドのモンスターを全て破壊する。

●相手フィールドの魔法・罠カードを全て破壊する。

●相手の手札をランダムに2枚選んで捨てる。

●自分はデッキから2枚ドローする。

 

「な、何ぃ!?【風林火山】だとぉ!?」

「馬鹿な!?【風林火山】は4属性全てのモンスターがフィールドに存在しなければ発動できない…はっ!?」

「【精霊術師 ドリアード】は1人で5つの属性を併せ持つボクのエース!さぁ、吹き飛べ雑魚ども!ドリアードの前にひれ伏せ!!」

 

チェーン②風林火山

チェーン①エーリアン・テレパス ※対象を失い、不発

 

 【精霊術師 ドリアード】の目の前の空間から大爆発が起こり、高橋と吉光のフィールドを覆い尽くす!

 その後、爆炎が消え去る頃には相手フィールドに存在していたモンスターは全て破壊されていた…。

 

<高橋&吉光のフィールド>

モンスター無し

 

「私たちのモンスターが全滅…!?」

「はーっはっはっは!見たか!これが【精霊術師 ドリアード】の力だ!」

 

 ドルオは唖然としているブルー男子二人に高々とドリアードの偉大さを語った。正確には【風林火山】の力なのだが、ドルオにとってはドリアードの力らしい。

 【ライトニング・ボルテックス】とか【激流葬】で良くないか?などと言った奴は30分ほど奴の説教を食らうのがラーイエローではお馴染みの光景となっている。

 ドリアードヲタク怖ぇわ。やっぱりラーイエロー寮の人間は俺を除いて変人ばかりだな。

 

「くっ!私はこのままターンエンドだ!」

 

 

◆白河クロト&愛怒瑠夫 LP:7000、伏せカード:0枚。

クロト 手札:5枚。

ドルオ 手札:0枚。

 

<クロト&ドルオのフィールド>

精霊術師 ドリアード ★3 ATK1200

 

vs

 

◆高橋秀行&吉光俊輔 LP:7500、伏せカード:0枚。フィールド魔法:1枚。

高橋 手札:1枚。

吉光 手札:0枚。

 

<高橋&吉光のフィールド>

モンスター無し

 

 

「白河、ボクの手札は尽きている。ここで決めろよ」

「任せろ。ここまでお膳立てされておいて決めきれなかったら情けないからな」

 

 実際、凄い理想的な状態でターンが回ってきたな。相手の手札は1枚。手札誘発ではないだろう。伏せカードも墓地発動カードも無し。後は俺の手札次第だな。

 

「俺のターン。ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行!」

クロト 手札:5→6枚。

 

「俺は魔法カード【調律】を発動!デッキから【ジャンク・シンクロン】を加えてデッキをシャッフル!そしてデッキトップを墓地に送る!」

クロト 手札:6→5→6枚。

 

【調律】

通常魔法

(1):デッキから「シンクロン」チューナー1体を手札に加えてデッキをシャッフルする。その後、自分のデッキの一番上のカードを墓地へ送る。

 

 墓地の落ちたのは…【ローンファイア・ブロッサム】!良し、これなら行けるな!

 

「俺は魔法カード【おろかな埋葬】を発動!デッキから【スポーア】を墓地に送る!」

クロト 手札:6→5枚。

 

【おろかな埋葬】

通常魔法

(1):デッキからモンスター1体を墓地へ送る。

 

「俺は手札から【ジャンク・シンクロン】を召喚!」

クロト 手札:5→4枚。

 

<クロト&ドルオのフィールド>

精霊術師 ドリアード ★3 ATK1200

ジャンク・シンクロン ★3 ATK1300 ※チューナー

 

【ジャンク・シンクロン】

チューナー・効果モンスター

星3/闇属性/戦士族/攻1300/守 500

(1):このカードが召喚に成功した時、自分の墓地のレベル2以下のモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。

 

「召喚成功時に【ジャンク・シンクロン】の効果発動!墓地から【スポーア】を特殊召喚する!」

 

<クロト&ドルオのフィールド>

精霊術師 ドリアード ★3 ATK1200

ジャンク・シンクロン ★3 ATK1300 ※チューナー

スポーア ★1 DEF800 ※チューナー

 

【スポーア】

チューナー・効果モンスター

星1/風属性/植物族/攻 400/守 800

このカード名の効果はデュエル中に1度しか使用できない。

(1):このカードが墓地に存在する場合、自分の墓地からこのカード以外の植物族モンスター1体を除外して発動できる。このカードを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したこのカードのレベルは除外したモンスターのレベル分だけ上がる。

 

「この瞬間、俺は手札から【ドッペル・ウォリアー】を自身の効果で特殊召喚!」

クロト 手札:4→3枚。

 

<クロト&ドルオのフィールド>

精霊術師 ドリアード ★3 ATK1200

ジャンク・シンクロン ★3 ATK1300 ※チューナー

スポーア ★1 DEF800 ※チューナー

ドッペル・ウォリアー ★2 DEF800

 

【ドッペル・ウォリアー】

効果モンスター

星2/闇属性/戦士族/攻 800/守 800

(1):自分の墓地からモンスターが特殊召喚された時に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。

(2):このカードがS素材として墓地へ送られた場合に発動できる。自分フィールドに「ドッペル・トークン」(戦士族・闇・星1・攻/守400)2体を攻撃表示で特殊召喚する。

 

「俺はレベル2【ドッペル・ウォリアー】にレベル3【ジャンク・シンクロン】をチューニング!」

 

 この召喚口上は噛まずに言うのが大変なんだよなぁ。格好良いから言うけどさ!

 

「リミッター解放、レベル5!レギュレーターオープン!スラスターウォームアップ、OK!アップリンク、オールクリアー!GO、シンクロ召喚!カモン【TG ハイパー・ライブラリアン】!」

 

<クロト&ドルオのフィールド>

精霊術師 ドリアード ★3 ATK1200

スポーア ★1 DEF800 ※チューナー

TG ハイパー・ライブラリアン ★5 ATK2400

 

【TG ハイパー・ライブラリアン】

シンクロ・効果モンスター

星5/闇属性/魔法使い族/攻2400/守1800

チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上

(1):このカードがフィールドに存在し、自分または相手が、このカード以外のSモンスターのS召喚に成功した場合に発動する。このカードがフィールドに表側表示で存在する場合、自分はデッキから1枚ドローする。

 

「この瞬間、俺は墓地の【ドッペル・ウォリアー】の効果発動!【ドッペル・トークン】2体を特殊召喚!!」

クロト 手札:4→3枚。

 

<クロト&ドルオのフィールド>

精霊術師 ドリアード ★3 ATK1200

スポーア ★1 DEF800 ※チューナー

TG ハイパー・ライブラリアン ★5 ATK2400

ドッペル・トークン ★1 ATK400

ドッペル・トークン ★1 ATK400

 

「シンクロ召喚か!」

「だがこの攻撃力であればまだこちらのライフポイントは残る!」

 

「まだだ!俺はレベル1【ドッペル・トークン】にレベル1【スポーア】をチューニング!集いし願いが新たな速度の地平へ誘う。光さす道となれ!シンクロ召喚!現れよ!希望の力、シンクロチューナー【フォーミュラ・シンクロン】!」

 

<クロト&ドルオのフィールド>

精霊術師 ドリアード ★3 ATK1200

TG ハイパー・ライブラリアン ★5 ATK2400

ドッペル・トークン ★1 ATK400

フォーミュラ・シンクロン ★2 DEF1500 ※チューナー

 

【フォーミュラ・シンクロン】

シンクロ・チューナー・効果モンスター

星2/光属性/機械族/攻 200/守1500

チューナー+チューナー以外のモンスター1体

(1):このカードがS召喚に成功した時に発動できる。自分はデッキから1枚ドローする。

(2):相手メインフェイズに発動できる。このカードを含む自分フィールドのモンスターをS素材としてS召喚する。

 

「【TG ハイパー・ライブラリアン】の効果が発動する!デッキから1ドロー!」

 

「更にシンクロ召喚した【フォーミュラ・シンクロン】の効果発動!デッキから1ドロー!」

 

チェーン②フォーミュラ・シンクロン

チェーン①TG ハイパー・ライブラリアン

 

クロト 手札:3→4→5枚。

 

「シンクロモンスターのチューナー!?」

「そんなモンスターが存在したのか!?」

 

「墓地の【スポーア】の効果発動!墓地のレベル3【ローンファイア・ブロッサム】を除外して自身を特殊召喚し、レベルを3上げる!」

 

<クロト&ドルオのフィールド>

精霊術師 ドリアード ★3 ATK1200

TG ハイパー・ライブラリアン ★5 ATK2400

ドッペル・トークン ★1 ATK400

フォーミュラ・シンクロン ★2 DEF1500 ※チューナー

スポーア ★1→4 DEF800 ※チューナー

 

「俺はレベル1【ドッペル・トークン】にレベル4となった【スポーア】をチューニング!シンクロ召喚!現れよ!レベル5【ガーデン・ローズ・メイデン】!」

 

<クロト&ドルオのフィールド>

精霊術師 ドリアード ★3 ATK1200

TG ハイパー・ライブラリアン ★5 ATK2400

フォーミュラ・シンクロン ★2 DEF1500 ※チューナー

ガーデン・ローズ・メイデン ★5 DEF2400

 

【ガーデン・ローズ・メイデン】

シンクロ・効果モンスター

星5/闇属性/植物族/攻1600/守2400

チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上

このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

(1):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。自分のデッキ・墓地から「ブラック・ガーデン」1枚を選んで手札に加える。

(2):墓地のこのカードを除外し、自分の墓地の、「ローズ・ドラゴン」モンスターまたはドラゴン族Sモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。

 

「【TG ハイパー・ライブラリアン】の効果が発動する!デッキから1ドロー!」

 

「更にシンクロ召喚した【ガーデン・ローズ・メイデン】の効果発動!デッキから【ブラック・ガーデン】を手札に加える!」

 

チェーン②ガーデン・ローズ・メイデン

チェーン①TG ハイパー・ライブラリアン

 

クロト 手札:5→6→7枚。

 

「1ターンにシンクロモンスターが3体…!?」

「なんだこの展開力は!?」

「しかも最初より手札が増えているし…相変わらず白河のデッキは頭おかしいな…」

 

「仕上げだ!俺はレベル5【TG ハイパー・ライブラリアン】とレベル5【ガーデン・ローズ・メイデン】にレベル2【フォーミュラ・シンクロン】をチューニング!」

 

「「シンクロモンスター3体で更なるシンクロ召喚を行う!?」」

 

「集いし星が1つになるとき、新たな絆が未来を照らす!光さす道となれ!デルタ・アクセルシンクロ!進化の光!【シューティング・クェーサー・ドラゴン】!!」

 

<クロト&ドルオのフィールド>

精霊術師 ドリアード ★3 ATK1200

シューティング・クェーサー・ドラゴン ★12 ATK4000

 

【シューティング・クェーサー・ドラゴン】

シンクロ・効果モンスター

星12/光属性/ドラゴン族/攻4000/守4000

Sモンスターのチューナー+チューナー以外のSモンスター2体以上

このカードはS召喚でしか特殊召喚できない。

(1):このカードは、そのS素材としたモンスターの内、チューナー以外のモンスターの数まで1度のバトルフェイズ中に攻撃できる。

(2):1ターンに1度、魔法・罠・モンスターの効果が発動した時に発動できる。その発動を無効にし破壊する。

(3):表側表示のこのカードがフィールドから離れた時に発動できる。EXデッキから「シューティング・スター・ドラゴン」1体を特殊召喚する。

 

 俺達のフィールドにシンクロ召喚の境地の一つ、【シューティング・クェーサー・ドラゴン】が降り立つ。その白き体の巨大さは圧倒的で、試験会場の半分近くを覆い尽くしている。

 口上がデルタ・アクセルシンクロなのは、アニメ5D's原作と違って5体を使ったシンクロをしていないから少し口上をひねったのだ。

 ふと会場を見回すと、観客席の全員が呆然としている中、レインが凄い鋭い眼でこちらを睨んで来ている。『なんてものを出しているんだ』と言いたそうだ。

 俺は気が付かなかったことにした。

 

「で、デカい…攻撃力4000だと!?」

「だ、だがまだライフポイントは…残る、はず」

 

「【シューティング・クェーサー・ドラゴン】はS素材としたモンスターの内、チューナー以外のモンスターの数まで1度のバトルフェイズ中に攻撃できる!」

 

「アイツがS素材にしたチューナー以外のモンスターは2体!?」

「攻撃力4000の2回攻撃…だと!?」

 

「バトルフェイズに移行!【シューティング・クェーサー・ドラゴン】でダイレクトアタック!天地創造撃 ザ・クリエーションバースト!第一射!」

 

 白き巨竜が放つ光がオベリスクブルー生徒たちを包み込む…!

 

「うわぁぁぁっ!」

高橋秀行&吉光俊輔 LP:7500→3500

 

「これで終わりだ!【シューティング・クェーサー・ドラゴン】でダイレクトアタック!天地創造撃 ザ・クリエーションバースト!第二射!」

 

 白き巨竜が放つ更なる光がオベリスクブルー生徒たちに襲い掛かる…!

 

「あぁぁぁぁっ!」

高橋秀行&吉光俊輔 LP:3500→0

 

 

 

「冗談で言ったつもりだったが、本当に1ターンで決めるとは…まぁいい。ボクたちの勝ちだな」

「対戦、ありがとうございました」

 

~~~

 

 実技試験が終わり、ドルオや坂倉と一緒にラーイエロー寮への帰路を歩いているとドルオが話を切り出した。

 

「シンクロ召喚、シンクロモンスターか。ボクのドリアードが劣るとは思いたくないが、何度見ても凄まじい性能だったな」

「確かにな!オレの対戦相手のオシリスレッドの赤帽子も使って来たぜ!スカーレットなんたら~ってのをさ。滅茶苦茶強かった!」

「コナミが出していたのは【スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン】だな」

 

 ドルオは先ほど俺が召喚した【シューティング・クェーサー・ドラゴン】について、坂倉はコナミが召喚した【スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン】について思うところがあるようだ。

 

「やはりこの先でデュエリストとして生きていくならば、アカデミアで教えている融合召喚や儀式召喚以外の召喚方法やそのモンスターへの対策の為の知識が必要だな」

「そうだな~。こっちのモンスター効果を封じて来たり、相手ターンに効果を発動してきたりと、とんでもないモンスターが多いよな!」

「融合や儀式にも厄介なモンスターは居るけれど、最近メジャーになりつつあるのはシンクロとエクシーズだろうな」

 

 俺やコナミ、ツァンやレインが実技授業や月一テストでシンクロやエクシーズを多用するせいか、シンクロやエクシーズのモンスターを欲する生徒は急増している。俺自身も何度かトレードを持ちかけられたものだ。全部断ったけどさ。

 

「今度有志を募って職員室に新規パックの導入を直訴してみるか?」

「おぉ!面白そうだな!オレも乗るぜ!」

 

 このままだとラーイエロー寮の大半の生徒が職員室になだれ込みそうな勢いだな。ちょっと見てみたいが、教師や倫理委員会のメンバーはセブンスターズの件でかなり多忙だ。なるべく負担を減らしてやりたい。

 

「ツァンから聞いた噂だが、今月末にそれらしいカードが収録された新規パックが出るっぽいぞ」

「本当か!?」

「マジで!?」

 

 ヤバい。食いつきすげえ。目がマジだわコイツ等。

 

「いつ発売する!?どんな収録内容だ!?金額は!?ドリアードの新規カードはあるのか!?」

「バウンス効果を持ったモンスターとか居るのか!?」

 

 その後、滅茶苦茶しつこく、本当にしつこく噂の詳細を聞かれた。力を求めるデュエリストの執念を甘く見たぜ…。




とうとうデュエルアカデミアにハノイの騎士(偽)が現れてしまいました。

オリ主のデッキは【シンクロ召喚】です。タッグ相手が直前まで不明だったため、どのレベルの味方とでも歩調を合わせやすいように各レベルで汎用的なモンスターを揃えていました。調子に乗ってデルタアクセルシンクロを公共の面前で披露したので、レインさんは激おこです。

愛怒瑠夫のデッキは【ドリアード】です。本来は以前に登場した中村と似たようなアイドルデッキを使用していたりもしますが、本作ではドリアード特化になって貰いました。

高橋秀行のデッキは【エーリアン】です。エーリアンカウンターを相手に乗せ、攻守を下げたりコントロール奪取するデッキです。シンクロモンスターのゴルガーがまだデッキに入っていないので、学園内での強さはそこそこくらいです。

吉光俊輔のデッキは【風属性】です。シンプルに風属性のモンスターとそのサポートカードが多めに入ったデッキですが、ジュンコの【ハーピィ】や「属性デッキ六人衆」の1人である風見吹子の方が強い印象がありますね。

次回の更新は4/7(水) AM6:00予定です。

gsころりん様、メイン弓様、誤記報告ありがとうございました。修正しました。

斎王琢磨の運命力は?

  • 原作遵守。強化万丈目に瞬殺される。
  • 原作微強化。強化万丈目を苦戦させる。
  • 原作大強化。強化万丈目を瞬殺する。
  • 原作超強化。ずっと私のターン!
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