【未完】遊戯王GXタッグフォース~2度目の人生は赤帽子の幼馴染~ 作:嘘つき熊さん
今回のデュエルはアニメGXの購買部のセイコさんと丸藤翔です。
今話はアニメGX第16話辺りのオリ主視点です。
※4/10(土) or 4/11(日)辺りに、本作タイトルを以下のように変更予定です。
(今) 遊戯王GXタッグフォース(タッグするとは言っていない)
(後) 遊戯王GXタッグフォース~2度目の人生は赤帽子の幼馴染~
今のタイトルよりは本作がどんな内容なのかが多少わかるようになるのではかと思っています。
アカデミア教職員と倫理委員会との会議から3週間後、俺が日程調整やらパック数調整やら会議での反対者を正論とデュエルで黙らせたりするのに苦労した結果、少数だがようやく購買部に新しいカードパックが並び始めた。
予算が不足したんじゃないかって?成績不振が続くオベリスクブルー男子寮の食費と光熱費からガッツリ奪ったよ。クロノスからはメチャクチャ睨まれたけどさ。それでもラーイエロー寮の食費とほぼ変わらないのだから問題ないだろう。オシリスレッドの食費?知らん。俺の管轄外だ。
生徒たちには事前に新しいカードパックが発売することを教え、そのカードパックのラインナップの情報を開示してある。その情報を伝えた瞬間、一部の強さに貪欲な生徒たちの目の色が変わったのが印象深かった。特に明日香と亮の目が怖かった。
そして、シンクロやエクシーズ、稀にペンデュラムのカードが入ったそれらのパックはあっという間に売り切れた。新規カードパックを購入した生徒の大半はラーイエローの生徒だ。
カードプールの貧弱さのせいでオベリスクブルーに上がれずにくすぶっていた者、オシリスレッドに降格しそうで後が無い者、新たな戦略を追い求めて自身の戦略の幅を広げたい者、可愛いカードが欲しい者など、理由は様々だろう。
今後、現状の地位に満足して慢心しているオベリスクブルーの生徒や、己の現状を嘆いてばかりで努力を放棄した向上心の無いオシリスレッドの生徒は、今よりも更なる敗北地獄を見るかも知れないが、自業自得だろう。学び舎にて学ばない奴が悪い。
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新規カードパック発売から数日後、ハノイスタイルの俺は購買部のバックヤードで購買部のセイコさんと話をしていた。
「ハノイさん、本当に大丈夫でしょうか?」
「大丈夫だ。問題ない」
会議が終わって新パックが発売されることが決まってから、俺はなんとか時間を作って購買部のセイコさんにデュエルのルールやカードの使い方について教えていた。ちなみに、彼女に渡すデッキとデュエルディスクはアカデミアの経費として購入してある。デッキは新規カードパックを購入し、そのカードの中から選んで作った。
「でも私、3週間前にデュエルを始めた初心者ですし…」
「大丈夫だ。問題ない」
恐らくこのデュエルアカデミアで今の彼女に勝てるデュエリストはごく少数だと思われる。彼女の使用するデッキが、今までビートダウンメインで戦っていた大半のデュエルアカデミアの学生たちにとってメタ的な意味で刺さるからと言うのが大きな理由だ。
「すいませーん。この『カードパックチャレンジ』って言うのをやってみたいんですけどー」
購買部の受付付近から聞き覚えのある声が聞こえてくる。これは、丸藤翔の声だな。
「はいはい。『カードパックチャレンジ』だね。ちょいとまっとくれよ?…セイコちゃーん。出番だよー」
「あっ、はーい。じゃあハノイさん。行ってきますね」
「健闘を祈る」
購買部のレジにいるトメさんに呼ばれてセイコさんがバックヤードから退出し、レジで待っている丸藤翔とデュエルする準備を始めている中、俺はハノイスタイルを解除して見つからない様に購買部の入り口まで移動する。
もちろん、丸藤翔のカードパックチャレンジを見物するためだ。
カードパックチャレンジ。
それは購買部のセイコさんにデュエルで勝てば、新規カードパックを1つ無料で手に入れることが出来る制度だ。ただし、負けるとその新規カードパックを有償で購入しなければならない。飲食店の大食いチャレンジのような物だ。
今回そのようなシステムを試験的に導入することになり、今日はその制度開始の1日目だ。ちなみに挑戦回数は1日5回までとなっている。これ以上は購買部の業務に深刻な支障をきたすからだ。
相手が素人のセイコさんと言うこともあって、ほぼノーリスクでカードパックが貰える!とか思って相手はきっと舐めてかかってくれることだろう。だが、世の中そんなに甘くは無いのだ。
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「本当にセイコさんに勝てば新規カードパックを無料で貰えるんだよね!?」
「はい!でも、私が勝ったらお店で何か買って下さいね?」
相手はネームドキャラの丸藤翔。今の彼に勝てないのならこの制度も上手く機能しなさそうだな。セイコさんには是非とも頑張って欲しい。
「「デュエル!」」
◆セイコ LP:4000、手札:5枚。
vs
◆丸藤翔 LP:4000、手札:5枚。
「先攻は私が貰いますね?私のターン、ドロー。そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行」
セイコ 手札:5→6枚。
「私は手札から永続魔法【レベル制限B地区】を発動します」
セイコ 手札:6→5枚。永続魔法:0→1枚。
【レベル制限B地区】
永続魔法(本作の現在では準制限カード)
フィールド上のレベル4以上のモンスターは守備表示になる。
「更に、私はモンスターを裏側守備表示でセットします」
セイコ 手札:5→4枚。
<セイコさんのフィールド>
裏側守備表示モンスター
「最後に、私はカードを2枚セットしてターン終了です」
セイコ 手札:4→2枚。
◆セイコ LP:4000、手札:5枚。伏せカード:2枚、永続魔法:1枚。
<セイコさんのフィールド>
裏側守備表示モンスター
vs
◆丸藤翔 LP:4000、手札:5枚。
「ボクのターン、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行!」
丸藤翔 手札:5→6枚。
「ボクは手札から速攻魔法【サイクロン】を発動!【レベル制限B地区】を破壊する!」
丸藤翔 手札:6→5枚。
【サイクロン】
速攻魔法(本作の現在では制限カード)
(1):フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。
「あっ!?」
セイコ 永続魔法:1→0枚。
「良し!ボクは手札から【ドリルロイド】を召喚!」
丸藤翔 手札:5→4枚。
【ドリルロイド】
効果モンスター
星4/地属性/機械族/攻1600/守1600
このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、ダメージ計算前にそのモンスターを破壊する。
<丸藤翔のフィールド>
ドリルロイド ★4 ATK1600
良いモンスターだよな。特に今回のセイコさん相手にとってはキラーカードとなりえるかも知れない。攻撃が通ればの話だけどな。
「バトルだ!【ドリルロイド】で伏せモンスターを攻撃!」
「リバースカードオープン!永続罠【グラヴィティ・バインド-超重力の網-】を発動します!」
セイコ 伏せカード:2→1、永続罠:1→0枚。
【グラヴィティ・バインド-超重力の網-】
永続罠(本作の現在では準制限カード)
フィールド上のレベル4以上のモンスターは攻撃できない。
「また攻撃制限カード!?…メインフェイズ2に移行!ボクはカードを1枚伏せてターンエンド!」
丸藤翔 手札:4→3枚。
◆セイコ LP:4000、手札:2枚。伏せカード:1枚、永続罠:1枚。
<セイコさんのフィールド>
裏側守備表示モンスター
vs
◆丸藤翔 LP:4000、手札:3枚。伏せカード:1枚。
<丸藤翔のフィールド>
ドリルロイド ★4 ATK1600
「私のターン、ドロー。そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行」
セイコ 手札:2→3枚。
「私はフィールドの伏せモンスターを反転召喚し、【ステルスバード】の効果を発動します!相手に1000LPダメージです!」
【ステルスバード】
効果モンスター
星3/闇属性/鳥獣族/攻 700/守1700
このカードは1ターンに1度だけ裏側守備表示にする事ができる。
このカードが反転召喚に成功した時、相手ライフに1000ポイントダメージを与える。
<セイコさんのフィールド>
ステルスバード ★3 ATK700
「えぇっ!?うわぁっ!」
丸藤翔 LP:4000→3000
「更に私は【ステルスバード】の効果を発動します。このモンスターを裏側守備表示にします」
<セイコさんのフィールド>
裏側守備表示モンスター
「まさか、毎ターンに1000LPダメージを与えてくるってこと!?」
あのモンスターを放置しておくといずれLPが尽きる。さぁ、どうするんだ?
「私はモンスターを裏側守備表示でセットします」
セイコ 手札:3→2枚。
<セイコさんのフィールド>
裏側守備表示モンスター
裏側守備表示モンスター
「私は手札から永続魔法【強欲なカケラ】を発動します」
セイコ 手札:2→1枚。永続魔法:0→1枚。
【強欲なカケラ】
永続魔法
(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、自分ドローフェイズに通常のドローをする度に、このカードに強欲カウンターを1つ置く。
(2):強欲カウンターが2つ以上置かれているこのカードを墓地へ送って発動できる。自分はデッキから2枚ドローする。
「私はこれでターンエンドです」
◆セイコ LP:4000、手札:1枚。伏せカード:1枚、永続魔法:1枚。永続罠:1枚。
<セイコさんのフィールド>
裏側守備表示モンスター
裏側守備表示モンスター
vs
◆丸藤翔 LP:3000、手札:3枚。伏せカード:1枚。
<丸藤翔のフィールド>
ドリルロイド ★4 ATK1600
「ボクのターン、ドロー!…良し!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行!」
丸藤翔 手札:3→4枚。
「ボクは手札から魔法カード【シールドクラッシュ】を発動!裏側守備になっている【ステルスバード】を破壊する!」
丸藤翔 手札:4→3枚。
「あっ!?また破壊されちゃった!」
<セイコさんのフィールド>
裏側守備表示モンスター
「ボクは手札から【ステルスロイド】を召喚!」
丸藤翔 手札:3→2枚。
【ステルスロイド】
効果モンスター
星4/闇属性/機械族/攻1200/守 0
自分フィールド上にこのカード以外の「ロイド」と名のついたモンスターが存在する場合、このカードが戦闘を行った自分ターンのバトルフェイズ終了時に、フィールド上の魔法または罠カード1枚を破壊する。
<丸藤翔のフィールド>
ドリルロイド ★4 ATK1600
ステルスロイド ★4 ATK1200
「ボクはカードを1枚セットしてターンエンド!」
丸藤翔 手札:2→1枚。伏せカード:2枚。
◆セイコ LP:4000、手札:1枚。伏せカード:1枚、永続魔法:1枚。永続罠:1枚。
<セイコさんのフィールド>
裏側守備表示モンスター
vs
◆丸藤翔 LP:3000、手札:1枚。伏せカード:2枚。
<丸藤翔のフィールド>
ドリルロイド ★4 ATK1600
ステルスロイド ★4 ATK1200
「私のターン、ドロー。そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行」
セイコ 手札:1→2枚。強欲カウンター:0→1
「私はフィールドの伏せモンスターを反転召喚し、【イナゴの軍勢】の効果を発動します!相手の伏せカード1枚を破壊しますよ!」
【イナゴの軍勢】
効果モンスター
星3/闇属性/昆虫族/攻1000/守 500
このカードは1ターンに1度だけ裏側守備表示にする事ができる。
このカードが反転召喚に成功した時、相手フィールド上に存在する魔法・罠カード1枚を選択して破壊する。
<セイコさんのフィールド>
イナゴの軍勢 ★3 ATK1000
「良し!今破壊されたカードは【ワンダーガレージ】さ!その効果により手札から【デコイロイド】を特殊召喚!」
丸藤翔 手札:1→0枚、伏せカード:2→1枚。
【ワンダーガレージ】
通常罠
セットされたこのカードが破壊され墓地へ送られた時、手札からレベル4以下の「ロイド」と名のついた機械族モンスター1体を特殊召喚する事ができる。
<丸藤翔のフィールド>
ドリルロイド ★4 ATK1600
ステルスロイド ★4 ATK1200
デコイロイド ★2 DEF500
【デコイロイド】
効果モンスター
星2/風属性/機械族/攻 300/守 500
このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、相手は「デコイロイド」以外の表側表示のモンスターを攻撃対象に選択できない。
「バトルです!【イナゴの軍勢】で【デコイロイド】に攻撃します!」
「ここでリバースカードオープン!罠カード【スーパーチャージ】発動!その効果によりデッキから2ドロー!」
丸藤翔 手札:0→2枚、伏せカード:1→0枚。
【スーパーチャージ】
通常罠
(1):自分フィールドのモンスターが機械族の「ロイド」モンスターのみの場合、相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。自分はデッキから2枚ドローする。
イナゴの軍勢 ATK1000
vs
デコイロイド DEF500 ※戦闘破壊
<丸藤翔のフィールド>
ドリルロイド ★4 ATK1600
ステルスロイド ★4 ATK1200
「くぅ!だけど、まだボクのロイドは…!」
「メインフェイズ2に移行して、私は【イナゴの軍勢】の効果を発動します。このモンスターを裏側守備表示にします」
<セイコさんのフィールド>
裏側守備表示モンスター
「それから私はそちらの【ドリルロイド】と【ステルスロイド】をリリースして、手札からそちらに【溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム】を特殊召喚しますね」
セイコ 手札:2→1枚。
【溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム】
特殊召喚・効果モンスター
星8/炎属性/悪魔族/攻3000/守2500
このカードは通常召喚できない。
相手フィールドのモンスター2体をリリースした場合に相手フィールドに特殊召喚できる。このカードを特殊召喚するターン、自分は通常召喚できない。
(1):自分スタンバイフェイズに発動する。自分は1000ダメージを受ける。
<丸藤翔のフィールド>
溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム ★8 ATK3000
「えぇっ!ボクのロイドたちが勝手にリリースされちゃった!?」
「私はこれでターンエンドです」
◆セイコ LP:4000、手札:1枚。伏せカード:1枚、永続魔法:1枚。永続罠:1枚。
<セイコさんのフィールド>
裏側守備表示モンスター
vs
◆丸藤翔 LP:3000、手札:2枚。伏せカード:0枚。
<丸藤翔のフィールド>
溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム ★8 ATK3000
ありゃりゃ。結果論だけど、バトルフェイズ前に【溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム】を出しておけば【スーパーチャージ】を使われることは無かったなぁ。
セイコさんが初心者なのは間違いないし、その辺りの機微はまだ判断が難しい感じか。でもまぁ、伏せカードが判明しただけでも良しと考えるべきかな。
「ボクのターン、ドロー!そのままスタンバイ…」
丸藤翔 手札:2→3枚。
「スタンバイフェイズに【溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム】の効果が発動します。相手に1000LPダメージです」
「うあぁっ!…メインフェイズに移行!」
丸藤翔 LP:3000→2000
「ボクは手札から【エクスプレスロイド】を召喚!」
丸藤翔 手札:3→2枚。
【エクスプレスロイド】
効果モンスター
星4/地属性/機械族/攻 400/守1600
(1):このカードの召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時、「エクスプレスロイド」以外の自分の墓地の「ロイド」モンスター2体を対象として発動できる。そのモンスターを手札に加える。
「ボクは【エクスプレスロイド】の効果発動!墓地の【ドリルロイド】と【ステルスロイド】を手札に加える!」
丸藤翔 手札:2→4枚。
「ボクはカードを2枚セットしてターンエンド!」
丸藤翔 手札:4→2枚。伏せカード:0→2枚。
◆セイコ LP:4000、手札:1枚。伏せカード:1枚、永続魔法:1枚。永続罠:1枚。
<セイコさんのフィールド>
裏側守備表示モンスター
vs
◆丸藤翔 LP:2000、手札:2枚。伏せカード:2枚。
<丸藤翔のフィールド>
溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム ★8 ATK3000
「私のターン、ドロー。そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行」
セイコ 手札:1→2枚。強欲カウンター:1→2
ここでセイコさんの【強欲なカケラ】の使用条件が満たされた。丸藤翔はそろそろロックを解除しないとこのまま負けるぞ?ただ、恐らくあの伏せカードは…。
「私は【強欲なカケラ】の効果を発動します。このカードを墓地に送り、デッキから2ドロー」
セイコ 手札:2→4枚。永続魔法:1→0枚。強欲カウンター:2→0
「私はフィールドの伏せモンスターを反転召喚し、【イナゴの軍勢】の効果を発動します!相手の伏せカード1枚を破壊しますよ!」
<セイコさんのフィールド>
イナゴの軍勢 ★3 ATK1000
「その効果にチェーンしてリバースカードオープン!罠カード【進入禁止!No Entry!!】発動!全てのモンスターは守備表示になる!」
【進入禁止!No Entry!!】
通常罠
フィールド上に攻撃表示で存在するモンスターを全て守備表示にする。
チェーン②進入禁止!No Entry!!
チェーン①イナゴの軍勢 ※対象を失い、不発。
<セイコさんのフィールド>
イナゴの軍勢 ★3 DEF500
<丸藤翔のフィールド>
溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム ★8 DEF2500
「う~ん。じゃあまた【イナゴの軍勢】の効果を発動します。このモンスターを裏側守備表示にしますね」
<セイコさんのフィールド>
裏側守備表示モンスター
「私はモンスターを裏側守備表示でセットします」
セイコ 手札:4→3枚。
<セイコさんのフィールド>
裏側守備表示モンスター
裏側守備表示モンスター
「私はカードを1枚セットしてターンエンドです」
セイコ 手札:3→2枚。伏せカード:1→2枚。
◆セイコ LP:4000、手札:2枚。伏せカード:2枚、永続罠:1枚。
<セイコさんのフィールド>
裏側守備表示モンスター
裏側守備表示モンスター
vs
◆丸藤翔 LP:3000、手札:2枚。伏せカード:1枚。
<丸藤翔のフィールド>
溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム ★8 DEF2500
ここまでセイコさんのフィールドが整ってくると丸藤翔はキツイだろうな。
「ボクのターン、ドロー!…良し!良いドローだ!そのままスタンバイ…」
丸藤翔 手札:2→3枚。
「スタンバイフェイズに【溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム】の効果が発動します。相手に1000LPダメージです」
「うぐぁっ!…メインフェイズに移行!」
丸藤翔 LP:2000→1000
「ボクは手札から魔法カード【大嵐】を発動!フィールド上の魔法・罠カードを全て破壊する!」
丸藤翔 手札:3→2枚。
【大嵐】
通常魔法(本作の現在では制限カード)
フィールド上の魔法・罠カードを全て破壊する。
「あっ、リバースカードオープン!カウンター罠【アヌビスの裁き】を発動します!」
セイコ 伏せカード:2→1枚。
【アヌビスの裁き】
カウンター罠
手札を1枚捨てる。相手がコントロールする「フィールド上の魔法・罠カードを破壊する」効果を持つ魔法カードの発動と効果を無効にし破壊する。
その後、相手フィールド上の表側表示モンスター1体を破壊し、そのモンスターの攻撃力分のダメージを相手プレイヤーに与える事ができる。
「えぇっ!?最初から伏せていたそのカードがカウンター罠!?」
やっぱりそうだったか。さて、丸藤翔はこれを防げるかな?
「【アヌビスの裁き】により、私は手札を一枚捨てて【大嵐】の発動を無効にしては破壊します!」
セイコ 手札:2→1枚。
「そんなぁ。せっかくの逆転の一手だったのに~」
「更に、そちらの【溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム】も破壊してその攻撃力分3000のダメージを貴方に与えますよ」
「えっ?…あっ!?」
チェーン②アヌビスの裁き
チェーン①大嵐 ※無効化&破壊
<丸藤翔のフィールド>
モンスター無し。
「うわぁぁぁっ!」
丸藤翔 LP:1000→0
「やったあ!私の勝ちですね!でも…手加減してくれたんですよね?」
「負けちゃった…」
やはりセイコさんの【ロックバーン】デッキはタッグフォース3世代未満の相手には非常に有用だ。彼女のデッキを把握してちゃんと考えて対策をしなければ一方的にやられるのを見ているだけしかなくなる。
彼女のロックカードに対してエクシーズモンスターでレベル縛りを突破するなり、シンクロモンスターで魔法・罠を除去するなりして色々と創意工夫をする必要がある。
彼女にはアカデミア生徒の強さを図るためのちょうどいい指標になって貰えそうだな。
~~~
デュエルが終わった後、丸藤翔は気落ちした様子で購買部のレジへと向かう。
「このパック下さい。うぅ…なけなしのDPが…」
「お・か・い・あ・げ。ありがとうございまーす♪」
営業スマイル満面のセイコさんから新規パックを自腹で購入する丸藤翔。その新規パックには融合デッキの汎用サポートも入っているので頑張って引き当てて欲しいところだ。
生徒たちは無料で新規カードパックが手に入る可能性がある上に、負けても強力なカードが入った新規カードパックを購入できるわけだからデッキの質が上がって嬉しい。
購買部はデュエルに勝利すれば売り上げが上がる。セイコさん自身には僅かながら特別手当が出ている。どちらも嬉しい。
俺はいずれ行われるらしいアカデミア校の対抗試合に向けて生徒たちが強くなって嬉しい。
誰にとってもWin‐Winなのだ!
強くなるために手を尽くす生徒たちのデッキの質のインフレによって、努力を怠る他の生徒たちが成績不振による退学になる可能性が出てくるが、退学になりたくなければ死ぬ気で付いてくるしかない。
デュエルエリートを育てる学び舎なんだから、当たり前だよね?
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カードパックチャレンジの結果に満足感を得た俺はハノイスタイルを解除してラーイエロー寮の自室に戻ってきていた。
夕食まで時間があるのでニュースでも見ようかと思ったのだが、ハノイの騎士用として支給されたPDAにアカデミア倫理委員会から連絡が来ていた。
『先日、ラーイエロー寮の生徒である大原進と小原洋司の2名が変装してオベリスクブルー生徒に対してアンティルールデュエルを仕掛けていた為、捕縛』
『翌日、ラーイエロー生徒2名とアンティルールデュエルに応じていたオベリスクブルー生徒5名を退学処分とした』
あぁ、アニメGXで闇夜の巨人デュエリストとか言ってオベリスクブルー生徒を狩っていた2人か。
本人たちにも色々と事情があったとは思うが、この学園じゃあアンティルールデュエルは学生手帳でもあるPDAにしっかりと記載されている校則違反で、バレると殆ど即退学だからな。
捕まっちゃったらそうなるのは当然の結果だな。少し同情はするけどルールはルールだ。サヨナラバイバイ!
俺はそれ以上特に何も思うことなくPDAをベッドに放り投げた。
オリ主の自業自得感もありますが、それでも海馬社長の無茶ぶりが凄まじいことになっていますので、オリ主もかなり強引な手を打ち始めましたね。
セイコさんのデッキは【ロックバーン】です。タッグフォース3環境ではロックパーツを破壊する術が少なく、素人とは名ばかりの強キャラです。本作でもLP4000制でバーン効果を飛ばしてくるので凶悪さは健在です。
丸藤翔のデッキは【ビークロイド】です。前回よりも少し強化されていますが、まだそこまで強くないです。今後に期待ですね。
次回の更新は4/10(土) AM6:00予定です。
白銀神雅魅様、蟹の見習い様、誤記報告ありがとうございます。修正しました。
斎王琢磨の運命力は?
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原作遵守。強化万丈目に瞬殺される。
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原作微強化。強化万丈目を苦戦させる。
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原作大強化。強化万丈目を瞬殺する。
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原作超強化。ずっと私のターン!