【未完】遊戯王GXタッグフォース~2度目の人生は赤帽子の幼馴染~   作:嘘つき熊さん

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新章突入。オリ主はようやく8歳。

ハノイスタイルでオリジナルモブをぶっ飛ばして、クロトスタイルで原作キャラに関わっていく。そんな流れになっていくと思います。


原作8年前 各地奔走編
第九話 先攻1キルデッキ破壊


ペガサス氏との会談から1年後、俺は8歳となり、小学二年生になった。

 

「クロト、今日も出かけるのか?」

 

「出かけるけど…今日は別件だ。ハノイ案件」

 

「あぁ、春の大会に出るのか。オレも…」

 

「やめてくれ」

 

大会の後、正体がバレていたコナミには大体の事情は話した。前世とか転生なんかの話もしたが、「そうなんだ~」くらいの反応だった。コイツ大物過ぎない?

 

「ならオレは学校の友達とデュエルしに行こうかな」

 

「シンクロとエクシーズを使うなら、効果なしモンスターだけにしておけよ?」

 

「わかってるよ」

 

分かっていたことだが、コナミは非常にモテる。去年の大会にも応援団とか来ていたし、今も孤児院に時折コナミを訪ねてくる子がいる。凄いのは、男も女も関係なくモテるところだ。あと、布団が吹っ飛んだクラスのギャグで毎回大笑いを取れるのは前世を含めて探してもコナミくらいだろう。

 

そうそう。コナミには手持ちのシンクロやチューナー、それとエクシーズのカードも少し分けてあげた。メチャクチャ喜んでいて、その日は一日中デュエルに付き合わされた。楽しかったけどさ。

 

「今日の大会は…このあたりの地域か。まだ行ったことのない地域だし、もしかしたら…」

 

大会後も色々と調査を繰り返してきたのだが、GX原作キャラはほぼ今の俺と同年代であるため、捜索は難航している。そもそも、元々有名であったり、特に実績があったりするわけでもない小学生をピンポイントで探すのは絶望的だろう。

 

ただ、丸藤亮の件もあるので、デュエル大会に出ていればそのうち会えるのでは?と言ういい加減な思考の元、今日も大会に参加しているのだった。

 

俺に足りないこの世界のデュエリストとしての経験を積む為、つまりはデュエルセンスとドロー力を鍛えるためだ。その為に固定のデッキではなく、様々なデッキを使うことでより多くの経験を積んでいくつもりだ。

 

もちろん。負けるのは嫌いなので、前世の禁止カード満載デッキを使用するハノイの騎士としてな!

 

~~~

 

「これより決勝戦を開始いたします。両選手は対戦コートの内側へお入り下さい」

 

対戦コートに入り、見覚えのない高校生くらいの少年と対峙する。外れか。

 

「お前が最近有名なハノイの騎士か。まだガキじゃないか。オレの実力を見て腰を抜かすなよ?」

 

「あまり強い言葉を遣うなよ…弱く見えるぞ」

 

「!?てめぇ!」

 

とりあえず、煽りの定型文で煽っておこう。うん、いい反応だな。

 

「両者とも準備はよろしいでしょうか!それでは決勝戦、開始して下さい」

 

大会実況者の一声の後、デュエルが開始される!

 

「クソガキが!ぶっ飛ばす!」

 

「対戦、よろしくお願いいたします」

 

挨拶は大事だ。古事記にそう書いてあるはず。

 

「「デュエル!」」

 

ハノイの騎士(クロト) LP:4000

 

VS

 

高校生 LP:4000

 

「先攻は貰った!オレのターン。ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行!」

高校生 手札:5→6枚。

 

「…ん?ぶわっはっはっは!おいクソガキィ!なんだその分厚いデッキは!デッキは40枚ギリギリにするなんて常識だろうが!」

 

「…」

 

「ははははは。そんなことも知らなかったのか。しょうがないなぁ、このお兄さんがこの試合でボコボコにして身の程を教えてやるぜ」

 

早くしてくれないかなぁ。

 

「それじゃあ行くぜ!オレは手札から【火炎木人18】を攻撃表示で召喚!」

高校生 手札:5枚。

 

大人と同じくらいのサイズの木で出来た人型の燃える人形が現れる。

火炎木人18 ★4 ATK 1850

 

「そして手札から儀式魔法【灼熱の試練】を発動!手札から【ドラゴン・エッガー】を生贄に捧げる!現れよ!【伝説の爆炎使い】!」

高校生 手札:2枚。

 

 

頭まで覆う紫のローブを着込んだ赤髪の魔法使いが炎を纏って現れる。

伝説の爆炎使い ★7 ATK 2400

 

儀式魔法とは、手札かフィールドから指定されたレベル以上のモンスターをリリース(生贄に捧げ)し、手札から儀式モンスターを特殊召喚するものである。

 

召喚権を使用せずに特殊召喚できる上、基本ステータスも高めなのがメリットだが、手札消費が激しいデメリットもある。

 

「最後にカードを二枚伏せてターンエンドだ!どうだ!クソガキが!驚いただろう!ははは!」

高校生 手札:0枚。

 

ハノイ LP4000、モンスター:0、伏せカード:0、手札:5枚、デッキ:55枚、墓地:0枚。

高校生 LP4000、モンスター:2、伏せカード:2、手札:0枚、デッキ:34枚、墓地:2枚

 

「私のターン。ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行」

ハノイ 手札:5→6枚。

 

「くくっ、最高の手札だ…!」

 

じゃ、ちゃちゃっとこのデュエルを終わらせるか。

 

「私は魔法カード【隣の芝刈り】発動。自分のデッキの枚数が相手よりも多い場合に発動でき、デッキの枚数が相手と同じになるように、自分のデッキの上からカードを墓地へ送る」

ハノイ 手札:5枚。

 

「なんだ?今更オレと同じデッキ枚数にしてもおせーぞ?」

 

「貴様のデッキは40枚だったな?であれば、今の貴様のデッキ34枚と、私のデッキの54枚の差、20枚をデッキ墓地に落とす」

ハノイ デッキ:34枚、墓地:21枚。

 

マキュラは…落ちたな。準備完了。

 

「先ほど墓地に送られた【処刑人-マキュラ】は、墓地へ送られたターン、私はは手札から罠カードを発動する事ができる」

 

「へぇ~」

 

「私は手札よりトラップカード【転生の予言】発動。お互いの墓地のカードを合計2枚対象として発動できる。そのカードを持ち主のデッキに戻す。私は貴様の墓地のカード2枚を貴様のデッキに戻す」

ハノイ 手札:4枚、墓地:22枚。

 

「わざわざ墓地のカードを戻してくれるのか?ありがとよ」

高校生 デッキ:36枚、墓地:0枚

 

「自分の墓地にカードが15枚以上ある時、1000ライフを払って手札のトラップカード【現世と冥界の逆転】発動!」

ハノイ LP4000 → 3000 手札:3枚

 

「は?」

 

「お互いに自分の墓地と自分のデッキのカードを全て入れ替える。その際、墓地のカードはシャッフルしてデッキゾーンにセットする!」

 

「はぁぁぁぁぁ!?」

 

ハノイ モンスター:0、伏せカード:0、手札:3枚、デッキ:22枚、墓地:35枚。

高校生 モンスター:2、伏せカード:2、手札:0枚、デッキ:0枚、墓地:36枚。

 

「私はこのままターンエンド」

 

さぁ、デッキからカードを引くといい。引くカードがあればなぁ!

 

「…オレのターン。ドローフェイズ…負けました」

 

「対戦、ありがとうございました」

 

さて、さっさと次の大会を探しに行くか。

 

~~~

 

大会を終え、旅行用のキャリーケースを転がしながら、人気の無さそうな公園に移動して近くにあったベンチに座る。

 

「ふぅ~疲れた~」

 

ハノイの仮面を外して膝の上に置き、頭のフードを取り払って一休みしていた。公園の外周は木々で覆われ、中心部には噴水がある。癒し空間だな。存分に癒されて行こう。

 

始めてハノイの騎士を名乗ってから既に1年。ハノイの騎士ロールプレイは慣れたものだ。煽りセリフは過去の知識からそれっぽいものを引用している。何故煽るか?その方がハノイの騎士っぽくない?(偏見)

 

もっと突き詰めるなら【クラッキングドラゴン】とか使えばいいんだろうけど、この世界の人達には伝わらないだろうから別にいいかな。

 

そんな馬鹿なことを考えながら思考の海に沈んでいると、後ろから肩を叩かれた。かなりビックリして身震いしたのは内緒だ。後ろを振り返ると、何故か右手の人差し指を空に掲げた少年と、それを少し離れたところで呆れた表情で見る少女がいた。…なんか見覚えのある顔だな。

 

「君の瞳に、何が見える?」

 

「え…?…空?…天?」

 

「天~~~~~~join!!」

 

「へ…?」

 

残念なイケメンが親指を立てながらウインクをしてくる。その後ろで美少女が頭を抱えて居た。…あー!この子ら天上院兄妹か!さっきのって天上院兄である吹雪の決め台詞だ!

 

「ごめんなさい、いきなり兄さんが…」

 

「あ、いえ、お気になさらず…」

 

突然の遭遇と恐らく天上院吹雪と思われるイケメンの奇行に動揺を隠せず、恐らくは天上院明日香であろう美少女からの気遣いにまともな受け答えができていない。

 

「ボクはブリザードプリンスこと天上院吹雪!こっちは妹のアスリンさ!」

 

「明日香。妹の天上院明日香よ」

 

「あ、うん」

 

ようやく落ち着いてきた。うん、やはり天上院兄妹のようだな。

アニメで見た通り、美男美女の兄妹だな。容姿レベル★3くらいの俺もレベルアップの魔法が欲しいです。

 

「君がなかなかに素敵な格好をしていたのでね。つい声をかけてしまったよ!」

 

「え、あっ」

 

やっべ。仮面外して素顔が見えている状態で、他はハノイスタイルのままだわ。とはいえ、これは千載一遇のチャンスという奴なのでは?ここで縁を作っておき、2人にそれぞれのテーマ強化カードを渡すことができれば目的の達成に一歩近づくだろう。

 

とはいえ、どうやって切り出せばいいんだ?教えてくれコミュ強のコナミ!…今日は別行動だったなチクショウ!

 

「ここで会ったのも何かの縁。どうだい?ボクとデュエルしないかい?」

 

「あ、はい」

 

割とあっさり気付いたら勝手に上手くいってた!!




エラッタ前の【現世と冥界の逆転】は強い(確信)

天上院兄こと吹雪がどのタイミングでアカデミアに入学するか分からなかったので、明日香とセットで早めに登場。

通常の吹雪は【獣戦士族】デッキ、ダークネス仮面状態だと【レッドアイズ】デッキを使っていましたが、てこ入れするなら【獣戦士族】の方です。ドラゴン族強化とか征竜デッキになってしまう気がしますからね。

ダークネス仮面状態も格好いいですが、アロハシャツでギャグシーンをこなす残念イケメンの吹雪の方がGXの空気にあっていて個人的に好きでした。

次回の更新は11/21(土) AM7:00となります。

メイン弓様、誤記報告ありがとうございました。修正しました。

未完の本作の今後の扱いについて

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