【未完】遊戯王GXタッグフォース~2度目の人生は赤帽子の幼馴染~   作:嘘つき熊さん

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前回のあらすじ:出た!アビドスさんのデッキキルコンボだ!

今回の対戦カードはセブンスターズのザルーグとアカデミア熱血教師の沢中国正です。


第百十二話 セブンスターズ侵攻3

<明日香視点>

 

白河クロトがダークネス鮫島とデュエルを開始した頃、天上院明日香、丸藤亮、天上院吹雪、の3人はアカデミアの船着き場にある夜の灯台から海を眺めていた。

 

「明日香」

 

「うん?」

 

「この頃のお前、表情が優しくなったな」

 

「そ、そう?変わらないと思うけれど」

 

「良いことだ。明けない夜は無い、だったか。その通りだったな」

 

「えぇ。行方不明だった吹雪兄さんも見つかったわ」

 

「その件については2人には迷惑をかけたね」

 

「良いのよ、無事でいてくれたんだから」

 

「そうだ。気にするな」

 

私の表情が穏やかになったとすれば、それは間違いなくこの2年近く行方不明だった兄が見つかったことによる安堵によるものだろう。

 

「それに、最近は学園に面白い奴がたくさん増えたからか、学園での出来事が楽しくて仕方ないのよ」

 

「あぁ、黄金の卵パンの件か」

 

「あんな楽しそうな明日香は久し振りに見たよ。クロト君のおかげだね」

 

「なっ!?アレの話じゃないわよ!?」

 

「もちろん、あの動画はパソコンに保存してあるし、両親にも送っておいたよ」

 

「なにやってるの!?止めてくれない!?」

 

クロトが隠し撮りしていた私の黒歴史の一つ、黄金の卵パンが当たってはしゃぎ回る姿をネタに寮や吹雪兄さんに弄られることが増えた。クロト、許すまじ。

 

それは置いておいて、同級生に殆ど敵なしだった中学時代と比べて、白河クロト、赤羽コナミ、遊城十代、万丈目準、三沢大地、と強いデュエリストや面白いデュエリストが増えた。

 

油断していると彼らの強さに置いて行かれてしまうこの環境こそ私の求めていた物。ジュンコやももえも新しいカードパックのカードを手に入れたことで順調に強くなっていっている。

 

実力が上の同年代の者を倒すべき目標とし、実力の近い者たちと切磋琢磨して高みを目指せる日常!こんなに楽しく、嬉しいことは無いわ!

 

「吹雪!亮や明日香さんも居るのか!早く自分の寮へ戻るんだ!」

 

そんな時、灯台を見下ろせる崖の上から兄さんたちの友人である藤原優介がこちらに向かって語り掛けてきた。なにやら焦っているようだけれど…。

 

「この島の各地にセブンスターズが現れたんだ!白河君も今、火山付近で戦っている!」

 

「えっ!?」

 

「なに!?」

 

「セブンスターズだって!?」

 

クロトやクロノス臨時校長が言っていたセブンスターズ、とうとうやって来たのね!?

 

藤原先輩から詳しい話を聞こうとして彼と合流したその時、私たちを囲むように多数のミイラが地面から現れた!

 

「オォォ…」

 

「カギヲ…モツモノ…」

 

鍵?なんのことかしら?

 

「邪魔をするな!オネスト、頼む!」

 

『マスター!お任せ下さい!はぁぁっ!』

 

「道を切り開いてくれ!パンサーウォリアー!」

 

『ガァァァァッ!』

 

藤原先輩と吹雪兄さんがクロトから貰っていたネックレスを握りしめてデュエルディスクからカードを取りだしながらそう叫ぶと…。

 

「嘘!?カードのモンスターが実体化したの!?」

 

兄さんたちのカードからデュエルモンスターズのモンスターが現れて実体化し、ミイラたちを薙ぎ払っていった。

 

「詳しい話は後だ!」

 

「みんな、走るんだ!」

 

私たちはブルー寮を目指して全力で走り、ミイラたちの群れから逃げきることに成功する。

 

「ボクと吹雪が白河君が聞いたところ、彼らセブンスターズは七星門の鍵と言う物を持つ人物を探しているらしいんだ」

 

「そしてセブンスターズはクロト君と同じように不思議な力を秘めたものが多く、さっきのようなミイラを呼び出したり、蝙蝠を使役したりすることも出来るらしいね」

 

「私はそんな話、クロトに聞いてないんだけど…」

 

「クロト君が言うには、『明日香にその話をすると、彼女はきっと無茶なことをしそうだからね』だってさ」

 

「オレも聞いていないんだが…」

 

「白河君が言うには、『亮さんに話したら、彼はきっと強者を求めてセブンスターズに戦いを挑みそうだからね』だってさ」

 

「「否定できない…」」

 

「ボクが灯台に行って明日香や亮と一緒に居た理由の一つとしては、クロト君と相談して君たちが無茶なことをした時にフォローする為だったんだよ?」

 

「ボクも白河君に頼まれて、もし一般生徒に危険が及びそうだったら、自分が危なくない範囲でなるべく助けてあげて欲しいって頼まれていたね」

 

吹雪兄さんや藤原先輩は、私たちがクロトに聞いた以上の情報を彼から貰っていたらしい。

 

「ところで、さっき吹雪と藤原のカードのモンスターが実体化していたように見えるが、あれは舞網市で使われているというリアルソリッドビジョンなのか?」

 

「違うよ。ボクと吹雪はダークネスの世界に2年ほど居たせいか、カードの精霊との繋がりが深くなっているらしくてね」

 

「クロト君がくれたこのネックレスがあれば、このネックレスに宿る魔力?が切れない限りは自身が最も信頼するカードの精霊を実体化されることが出来るようになったんだよ」

 

「カードの精霊…噂は聞いたことがあるけれど、本当に実在したのね」

 

「明日香の友人たちも結構持っているよ?遊城君の【ハネクリボー】、万丈目君の【おジャマ・イエロー】に【光と闇の竜】もそうだね」

 

「白河君に関しては、【バニーラ】、【キーメイス】【ワイト】が良く一緒に居るね」

 

「【バニーラ】や【キーメイス】は授業中に良くクロト君の横に座っているし、【ワイト】なんて少し前まで学園中のそこら中に居たよ?」

 

「白河君に話を聞くまでは恐ろしい光景だったね…」

 

ワイトがたくさんって、ホラー映画じゃない。クロト、何やってるのよ…。

 

「なぁ、2人とも。もしかしてあの光の柱もセブンスターズに関係があるのか?」

 

話が一段落したところで亮が空を指差すと、そこにはいつの間にか地面から空に伸びる光の柱が立っていた。そしてその柱は瞬く間に2本、3本、4本と増えていった。

 

「あれは、クロト君の言っていた…不味いね」

 

「そうだね。ともかく、ここに留まるのは危険だ。ボクたちは一般生徒が巻き込まれていないことを確認しつつ、早めに寮に戻ろう」

 

「分かったわ」

 

私たちは周囲に気を配りながらブルー寮へと走り出した…。

 

~~~

 

<ザルーグ視点>

 

カミューラが七星門の鍵の守護者1人を撃破する少し前、黒サソリ盗掘団のリーダーであるザルーグとタイタンはカミューラ達とは別の七星門の鍵の守護者2人と対峙していた。

 

「ザルーグ、私がこっちの男をやるぅ。無料でなぁ。そちらは任せるぞぉ?」

 

「おうよ。テメェこそ後れを取るなよ?」

 

オレ達の黒サソリ盗掘団と同行していたタイタンは七星門の鍵の守護者の1人とデュエルを開始しようとしている。

 

「矢ヵ城、そっちは自分で何とかしてくれよ!熱血だ!」

 

「沢中、お前もな!」

 

「ふふふふふ。遺言は済んだかなぁ?」

 

「私はまだまだ生徒たちに教えることがある。教え子の為にも負けられん!行くぞ!」

 

「「デュエル!」」

 

タイタンと矢ヵ城と言うデュエルアカデミアの教師がデュエルを開始した。こちらももう一人の守護者である沢中と呼ばれた男を相手するとしよう。

 

ちなみに連中に同行していた緑の服を着た連中はオレの部下たちが気絶させて縄でぐるぐる巻きにしてそこいらの木に吊るしてある。

 

「私の名は首領・ザルーグ。テメェの持つ七星門の鍵を鍵を頂きに来たぜ」

 

「ザルーグ?それに他の連中も…まさか、カードの精霊なのか!?」

 

「そうだ。そして私達が狙うは七星門の鍵のみ。だが安心しな。私達は殺しはやらないんだ」

 

「「「「「それが、黒サソリ盗掘団!」」」」」

 

「闇のデュエルという奴か。面白い!燃えるぜ!血が沸騰しそうだ!ウォオォオオオン!オレは人間火力発電所だ!」

 

「はっ!威勢が良いな!気に入ったぜ!さぁ始めるとしようぜ!」

 

「このデュエルアカデミア一の熱血教師!沢中国正の情熱デッキでお相手するぞ!」

 

 

「「デュエル!」」

 

 

◆首領・ザルーグ LP:4000、手札:5枚。

 

vs

 

◆沢中国正 LP:4000、手札:5枚。

 

 

「先攻はオレが貰う!オレのターン。ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行!」

沢中国正 手札:5→6枚。

 

「オレは手札から【智天使ハーヴェスト】を召喚!」

沢中国正 手札:6→5枚。

 

<沢中国正のフィールド>

智天使ハーヴェスト ★4 ATK1800

 

【智天使ハーヴェスト】

効果モンスター

星4/光属性/天使族/攻1800/守1000

(1):このカードが戦闘で破壊され墓地へ送られた時、自分の墓地のカウンター罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを手札に加える。

 

「そしてオレはカードを2枚セットしてターンエンドだ!」

沢中国正 手札:5→3枚。伏せカード:0→2枚。

 

 

◆首領・ザルーグ LP:4000、手札:5枚。

 

vs

 

◆沢中国正 LP:4000、手札:5枚。

 

<沢中国正のフィールド>

智天使ハーヴェスト ★4 ATK1800

 

 

ドローする直前に島の近くの海から光の柱が出現したのが確認できた。確かアレは七星門の鍵が解放された証。やったのは恐らくカミューラだな。

 

「アレはなんだ!?」

 

「テメェの気にすることじゃねえよ。それよりもデュエルを続行するぜ?」

 

「何だか分からんが、さぁ!掛かって来い!」

 

「私のターン。ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行!」

ザルーグ 手札:5→6枚。

 

「私は手札から速攻魔法カード【サイクロン】を発動!お前の…」

ザルーグ 手札:6→5枚。

 

【サイクロン】

速攻魔法(本作の現時点では制限カード)

(1):フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。

 

「甘いぜ!リバースカードオープン!カウンター罠【王家の呪い】発動!【サイクロン】を無効化するぜぇ!」

沢中国正 伏せカード:2→1枚。

 

【王家の呪い】

カウンター罠

(1):フィールドの魔法・罠カード1枚のみを対象として、そのカードを破壊する魔法・罠カードが発動した時に発動できる。その発動を無効にし破壊する。

 

「ちっ、カウンター罠か!クリフさえ居れば…!」

 

チェーン②王家の呪い

チェーン①サイクロン ※発動を無効にして破壊。

 

「更にこの瞬間!手札の【裁きを下す者-ボルテニス】の効果発動!【智天使ハーヴェスト】をリリースしてこのカードを特殊召喚するぜ!」

沢中国正 手札:3→2枚。

 

「何だと!?」

 

<沢中国正のフィールド>

裁きを下す者-ボルテニス ★8 ATK2800

 

【裁きを下す者-ボルテニス】

効果モンスター

効果モンスター

星8/光属性/天使族/攻2800/守1400

自分のカウンター罠が発動に成功した場合、自分フィールド上のモンスターを全て生け贄に捧げる事で特殊召喚する事ができる。

この方法で特殊召喚に成功した場合、生け贄に捧げた天使族モンスターの数まで相手フィールド上のカードを破壊する事ができる。

 

「やりやがる!私は手札から魔法カード【増援】を発動!デッキから…」

ザルーグ 手札:5→4枚。

 

【増援】

通常魔法(本作の現時点では準制限カード)

(1):デッキからレベル4以下の戦士族モンスター1体を手札に加える。

 

「それもダメだな!リバースカードオープン!カウンター罠【マジック・ドレイン】発動!さぁ、どうする!」

沢中国正 伏せカード:1→0枚。

 

【マジック・ドレイン】

カウンター罠

相手が魔法カードを発動した時に発動する事ができる。

相手は手札から魔法カード1枚を捨ててこのカードの効果を無効にする事ができる。捨てなかった場合、相手の魔法カードの発動を無効にし破壊する。

 

「またかよ!ちっ、私は【マジック・ドレイン】の効果を…無効化しない!」

 

チェーン②マジック・ドレイン

チェーン①増援 ※発動を無効にして破壊。

 

「そしてこの瞬間!手札の【冥王竜ヴァンダルギオン】の効果発動!このカードを特殊召喚するぜ!」

沢中国正 手札:2→1枚。

 

「また!?」

 

<沢中国正のフィールド>

裁きを下す者-ボルテニス ★8 ATK2800

冥王竜ヴァンダルギオン ★8 ATK2800

 

【冥王竜ヴァンダルギオン】

効果モンスター

星8/闇属性/ドラゴン族/攻2800/守2500

相手がコントロールするカードの発動をカウンター罠で無効にした場合、このカードを手札から特殊召喚する事ができる。

この方法で特殊召喚に成功した時、無効にしたカードの種類により以下の効果を発動する。

●魔法:相手ライフに1500ポイントダメージを与える。

●罠:相手フィールド上のカード1枚を選択して破壊する。

●効果モンスター:自分の墓地からモンスター1体を選択して自分フィールド上に特殊召喚する。

 

「まだ【冥王竜ヴァンダルギオン】の効果は残っているぜ!お前に1500LPダメージだ!燃えるぜ!バーーーニング!!」

 

「ぐおぉぉぉぉっ!はっ!やってくれるぜ!」

ザルーグ LP:4000→2500

 

だが、伏せカードを使い切ったな?

 

「私は手札から【黒蠍盗掘団】を召喚!」

ザルーグ 手札:4→3枚。

 

<首領・ザルーグのフィールド>

黒蠍盗掘団 ★4 ATK1000

 

【黒蠍盗掘団】

効果モンスター

星4/闇属性/戦士族/攻1000/守1000

このカードが相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、相手はデッキから魔法カード1枚を墓地へ送る。

 

「更に私は手札から魔法カード【強制転移】を発動!」

ザルーグ 手札:4→3枚。

 

「しまった!?」

 

【強制転移】

通常魔法

お互いはそれぞれ自分フィールド上のモンスター1体を選び、そのモンスターのコントロールを入れ替える。

そのモンスターはこのターン表示形式を変更できない。

 

「さぁ、私の【黒蠍盗掘団】と引き換えにお前のモンスターのどちらかを私に寄越しな!」

 

「くっ!【冥王竜ヴァンダルギオン】をそちらに渡す!」

 

<首領・ザルーグのフィールド>

冥王竜ヴァンダルギオン ★8 ATK2800

 

<沢中国正のフィールド>

裁きを下す者-ボルテニス ★8 ATK2800

黒蠍盗掘団 ★4 ATK1000

 

「ここで私は手札から速攻魔法【神秘の中華なべ】を発動!【冥王竜ヴァンダルギオン】をリリースして2500LP回復だぜ!」

ザルーグ LP:2500→5000、手札:3→2枚。

 

<首領・ザルーグのフィールド>

モンスター無し

 

【神秘の中華なべ】

速攻魔法

自分フィールド上のモンスター1体を生け贄に捧げる。

生け贄に捧げたモンスターの攻撃力か守備力を選択し、

その数値だけ自分のライフポイントを回復する。

 

「プレイングミスだな!攻撃した後のメインフェイズ2に発動しておけばよかったものを!」

 

「はははっ!この私がプレイングミス?とんだロマンチストだな!」

 

「なに!?」

 

「ここで私は手札から速攻魔法【カバーカーニバル】を発動!来やがれカバども!」

ザルーグ 手札:2→1枚。

 

<首領・ザルーグのフィールド>

カバートークン ★1 ATK0

カバートークン ★1 ATK0

カバートークン ★1 ATK0

 

【カバーカーニバル】

速攻魔法

(1):自分フィールドに「カバートークン」(獣族・地・星1・攻/守0)3体を特殊召喚する。このトークンはリリースできない。

「カバートークン」がモンスターゾーンに存在する限り、自分はエクストラデッキからモンスターを特殊召喚できない。

このカードの発動後、ターン終了時まで相手は「カバートークン」以外のモンスターを攻撃対象にできない。

 

「ここでトークンを攻撃表示だと!?何を考えている!」

 

「お宝を頂く準備は整ったぜ!さぁバトルだ!カバ一号で【黒蠍盗掘団】に攻撃だ!」

 

「何を…!?」

 

カバートークン ATK0 ※戦闘破壊。

vs

黒蠍盗掘団 ATK1000

 

<首領・ザルーグのフィールド>

カバートークン ★1 ATK0

カバートークン ★1 ATK0

 

「ぐぅっ!効いたぜ!だがここで相手フィールドの【黒蠍盗掘団】が発動する!私はデッキから【ジャックポット7】を墓地に送る!」

ザルーグ LP:5000→4000

 

【ジャックポット7】

通常魔法

このカードをデッキに戻してシャッフルする。

また、このカードが相手のカードの効果によって墓地へ送られた時、このカードをゲームから除外する。

この効果によってゲームから除外された自分の「ジャックポット7」が3枚揃った時、自分はデュエルに勝利する。

 

「じゃ、【ジャックポット7】だって!?」

 

「気付いたか!でももう遅いぜ!【ジャックポット7】の効果だ!相手カード効果で墓地に送られた時、このカードはゲームから除外!」

 

※【ジャックポット7】除外枚数:0→1枚。

 

「行け!カバ二号!【黒蠍盗掘団】に攻撃だ!」

 

カバートークン ATK0 ※戦闘破壊。

vs

黒蠍盗掘団 ATK1000

 

<首領・ザルーグのフィールド>

カバートークン ★1 ATK0

 

「ぐぅぅっ!ここで【黒蠍盗掘団】が発動!私はデッキから【ジャックポット7】を墓地に送り、除外!」

ザルーグ LP:4000→3000

 

※【ジャックポット7】除外枚数:1→2枚。

 

「不味い…だが、手の打ちようがない!」

 

「さぁ行け!カバ三号!【黒蠍盗掘団】に攻撃だ!勝利をもぎ取って来い!」

 

カバートークン ATK0 ※戦闘破壊。

vs

黒蠍盗掘団 ATK1000

 

<首領・ザルーグのフィールド>

モンスター無し

 

「ぐぅぅぅっ!ここで【黒蠍盗掘団】が発動!私はデッキから【ジャックポット7】を墓地に送り、除外!」

ザルーグ LP:3000→2000

 

※【ジャックポット7】除外枚数:2→3枚。

 

「これで【ジャックポット7】は3枚が自身の効果で除外され、特殊勝利の条件は整った!私の勝ちだぜ!」

 

「負けたか…だが、良い物を見せて貰ったぜ!バーニング!…ぐふっ!」

 

デュエルの勝敗が決した瞬間、沢中国正の首からぶら下げられていた七星門の鍵は消滅し、彼はその場に倒れ込んた。

 

「私たち黒サソリ盗掘団は命は奪わん。だが、数日は寝ててもらうぞ」

 

沢中が倒れたと同時に、島の近くの海から新たな1本の光の柱が出現したのが確認できた。これで光の柱は2本。

 

「さてと、こっちは終わったぜ。タイタン!」

 

「うむ、こちらももう終わる!行けぃ!【戦慄の凶皇-ジェネシス・デーモン】!ダイレクトアタックだぁ!」

 

「うわぁぁぁぁっ!」

 

タイタンが対戦相手の男を撃破した。それと同時に、島の近くの海から新たな1本の光の柱が出現したのが確認できた。

 

これで光の柱は3本、いや、今また1本増えたからこれで4本となっていた。

 

「前座はこれでよいだろう。さぁ、私はこれからクロノスを倒しに行くぞぉ?」

 

「なら私はもう一人の女教師の方に行くぜ!」

 

「了解した。それではザルーグ、一応無事を祈っておいてやるぞぉ?」

 

「おう、一応こっちもお前が勝つ方に賭けておいてやるよ!勝率の低い方へ賭けて大当たりを狙う!それが!」

 

「「「「「それが、黒サソリ盗掘団!」」」」」

 

「誰の勝率が低いだとぅ!?貴様らぁ、後で会ったら覚えておけよぉ!?」

 

こうして私たち黒サソリ盗掘団はタイタンと別れ、アムナエルから教えられている女教師が居るらしいポイントへと向かった…。

 

~~~

 

<明日香視点>

 

私たちがミイラやコウモリに襲われている一般生徒たちを助けて寮へ避難するように呼びかけながら自身の寮を目指していると、アカデミア本校校舎の近くにある湖付近で見覚えのあるモンスターが出現しているのが見えた。

 

「アレは、【古代の機械巨人】!?」

 

「クロノス教諭だね!誰かとデュエルしているように見えるけど…」

 

「それに、クロノス教諭の近くに居るのは、翔!?」

 

「赤羽君や、オシリスレッドでよく見かける子達も一緒だね」

 

そこには、暗くてよく見えないが誰かと対峙するクロノス教諭、そしてその後ろには黒い渦に周りを囲まれて動けなくなっているらしい遊城十代、万丈目準、丸藤翔、前田隼人、赤羽コナミの姿も見えた。

 

「行ってみましょう!」

 

「あぁ!」

 

「えっ?ちょっと2人とも!?」

 

「もう行ってしまったよ。吹雪、ボク達も彼らを追いかけよう」

 

「あぁ!」

 

私たちが出来ることは少ないかも知れないが、何かの役に立てるかもしれないと思い、私たちは彼らの元へ急行した…。




倫理委員会のメンバーは対人能力には長けますが、オカルト相手には滅茶苦茶弱いです。ミイラくらいなら何とかなりますが、異世界の虎とか身体能力の高い黒サソリ盗掘団のメンバーには全く歯が立ちません。しょうがないね。

吹雪と藤原は2年間ずっと闇のデュエルで戦っていたことから、一般人に比べてオカルト能力が飛躍的に上昇しています。流石に公式チートのコナミ君や数年修行しているオリ主、人外の吸血鬼カミューラなどには劣りますが、ミイラくらいならどうとでもなります。

首領・ザルーグのデッキは【ジャックポット7】です。相手に送りつけた【黒蠍盗掘団】の効果を逆手に取り、自身のデッキから【ジャックポット7】を墓地に送って除外することで特殊勝利を狙うデッキですね。

沢中国正のデッキは【天使パーミッション】です。カウンター罠を駆使して相手の妨害をしつつ、カウンター罠の発動をトリガーとした最上級モンスターや下級モンスターでビートダウンするデッキです。

次回の更新は4/24(土) AM7:00予定です。

斎王琢磨の運命力は?

  • 原作遵守。強化万丈目に瞬殺される。
  • 原作微強化。強化万丈目を苦戦させる。
  • 原作大強化。強化万丈目を瞬殺する。
  • 原作超強化。ずっと私のターン!
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