【未完】遊戯王GXタッグフォース~2度目の人生は赤帽子の幼馴染~ 作:嘘つき熊さん
今回の対戦カードはクロノス先生とカミューラです。
また、本話から以前登場した汎用カードの説明文は省略するようにしてみました。これで少しは読みやすくなってくれれば幸いです。
<万丈目視点>
クロノス臨時校長が黒服の大男との闇のデュエルを制した直後、湖畔上に敷かれた赤い敷物の上を歩いてくる深紅のドレスを纏った緑髪の美女からオレたちは目が離せないでいた。
「緑髪の女…アレが前に全校集会で告知されていた奴か!」
『クリクリィ~!』
『十代、気を付けなよ。あの女はさっきの大男とは格が違う』
『破滅の光とは関係ないが、あの女性からは強い力を感じる。1年前に出会ったあの仮面の少年よりも強い力だ』
十代の黒い精霊と白い精霊が言う通り、あの女からひしひしと伝わってくるこのプレッシャーは、何処かあのいけ好かない仮面野郎を彷彿とさせるほど強烈だった。
「おっす。数日ぶりだな、カミューラ」
「コナミ…やはり逃げたりはしなかったのね」
「もちろんさ」
コナミの野郎はあの女と面識があるらしく、あの女も普通に返答を返している。
「さて、改めて。ようこそ。赤き闇への道へ。私はセブンスターズの貴婦人、ヴァンパイアのカミューラ」
「ま、またセブンスターズなの!?」
「お、おっかないんだナァ…」
女の不気味な雰囲気に呑まれた十代の取り巻きどもが震えあがっているが、無理もないな。
「大丈夫なのか?震えてるぞ?」
「こ、これは武者震いナノーネ!」
湖の前でカミューラと対峙するクロノスの足元はおぼつかない。
恐らく、先ほどの闇のデュエルのダメージがまだ抜けきっていないのだろう。
「万丈目。先生は強いぜ?戦ったオレが言うんだ。間違いない。それに、クロノス先生が強いのはお前も知っているだろ?」
「シニョール…ドロップアウトボーイ」
クロノスが強いのは白河との制裁デュエルや先ほどのデュエルを見ればわかるが、それはあくまで通常のデュエルの話だ。
闇のデュエルでのダメージは現実となる。それは以前、アメリカでの事件でオレ自身の経験として知っている。あんなデュエルを連戦できるものだろうか。
「私のお相手は、クロノス・デ・メディチ先生。貴方でよろしいのね?」
「な、何故に私の名前を知ってるーノ!?」
「ふふ、先生は私たちの中では有名なのよ?」
「そうなのーネ?…コホン、如何にも!貴方の相手は私、デュエルアカデミア実技最高責任者にして(臨時)校長のクロノス・デ・メディチなノーネ!」
「そう。では始めましょう。闇のデュエルを!今回のお相手は私、カミューラが務めましょう」
「決闘のルールは如何に、ナノーネ?」
「勝者は次なる道へ。敗者はその魂をこの人形に封印される」
カミューラと名乗った女が取り出したのは、何の変哲もない全長15cmほどの布製の人形。あの人形に魂を封印…実質、命を失うということか!?
「人形に魂を封印!?」
「マジかよ…」
「バッカバッカすぃ!そんな御伽噺、信じろって方が無理なノーネ!」
「御伽噺かどうか、クロノス先生なら御存知では無くて?」
「むぅ…」
クロノス臨時校長にはどうやら思い当たる節があるらしい。だが、この世界にはオレたちの常識では測れないことが存在しているのをオレは知っている。恐らく本当のことなのだろう。
~~~
<カミューラ視点>
「さぁ。そろそろ世間話も良いでしょう?準備はよろしくて?」
「もちろんなノーネ!いざ!」
「「デュエル!」」
◆クロノス・デ・メディチ LP:4000、手札:5枚。
vs
◆カミューラ LP:4000、手札:5枚。
クロノス・デ・メディチ、貴方と響みどりはセブンスターズの目的達成にとって最大級の脅威。ここ数年の貴方たちのデュエルは全て目を通させてもらったわ。
それでも2人とも油断できない相手だけれど、負けるつもりは無いわ!
「先攻は私が貰うわ!私のターン。ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行!」
カミューラ 手札:5→6枚。
「私は手札から魔法カード【トレード・イン】を発動するわ!手札の【竜血公ヴァンパイア】を捨ててデッキから2ドロー!」
カミューラ 手札:6→5→4→6枚。
「更に私は手札から魔法カード【ワン・フォー・ワン】を発動!手札の【ヴァンパイアの眷属】を墓地に送ってデッキから【ヴァンパイアの使い魔】を特殊召喚する!」
カミューラ 手札:6→5→4枚。
<カミューラのフィールド>
ヴァンパイアの使い魔 ★1 DEF0
【ヴァンパイアの使い魔】
効果モンスター
星1/闇属性/アンデット族/攻 500/守 0
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚に成功した場合、500LPを払って発動できる。デッキから「ヴァンパイアの使い魔」以外の「ヴァンパイア」モンスター1体を手札に加える。
(2):このカードが墓地に存在する場合、手札及び自分フィールドの表側表示のカードの中から、「ヴァンパイア」カード1枚を墓地へ送って発動できる。このカードを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。
「私は【ヴァンパイアの使い魔】の効果発動!500LPを払い、デッキから【シャドウ・ヴァンパイア】を手札に加える!」
カミューラ LP:4000→3500、手札:4→5枚。
「私は【ヴァンパイアの使い魔】をリリース!【シャドウ・ヴァンパイア】をアドバンス召喚!」
カミューラ 手札:5→4枚。
<カミューラのフィールド>
シャドウ・ヴァンパイア ★5 ATK2000
【シャドウ・ヴァンパイア】
効果モンスター
星5/闇属性/アンデット族/攻2000/守 0
このカードをX召喚の素材とする場合、闇属性モンスターのX召喚にしか使用できない。
(1):このカードが召喚に成功した時に発動できる。
手札・デッキから「シャドウ・ヴァンパイア」以外の闇属性の「ヴァンパイア」モンスター1体を特殊召喚する。
この効果で特殊召喚に成功したターン、そのモンスター以外の自分のモンスターは攻撃できない。
「私は【シャドウ・ヴァンパイア】の効果発動!デッキから【ヴァンパイア・デューク】を特殊召喚する!」
<カミューラのフィールド>
シャドウ・ヴァンパイア ★5 ATK2000
ヴァンパイア・デューク ★5 ATK2000
【ヴァンパイア・デューク】
効果モンスター
星5/闇属性/アンデット族/攻2000/守 0
「ヴァンパイア・デューク」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
このカードをX召喚の素材とする場合、闇属性モンスターのX召喚にしか使用できない。
(1):このカードが召喚に成功した時、自分の墓地の闇属性の「ヴァンパイア」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。
(2):このカードが特殊召喚に成功した時、カードの種類(モンスター・魔法・罠)を宣言して発動できる。相手は宣言された種類のカード1枚をデッキから墓地へ送る。
「私は【ヴァンパイア・デューク】の効果を発動するわ!さぁ先生?デッキから罠カードを墓地に送って貰えるかしら?」
「むむむ、私はデッキから罠カード【マジカルシルクハット】を墓地に送るノーネ」
「私は墓地の【ヴァンパイアの眷属】の効果発動!【ヴァンパイア・デューク】を墓地に送り、自身を特殊召喚する!」
<カミューラのフィールド>
シャドウ・ヴァンパイア ★5 ATK2000
ヴァンパイアの眷属 ★2 DEF0
【ヴァンパイアの眷属】
効果モンスター
星2/闇属性/アンデット族/攻1200/守 0
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚に成功した場合、500LPを払って発動できる。デッキから「ヴァンパイア」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
(2):このカードが墓地に存在する場合、手札及び自分フィールドの表側表示のカードの中から、「ヴァンパイア」カード1枚を墓地へ送って発動できる。このカードを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。
「私は【ヴァンパイアの眷属】の効果発動!500LPを払い、デッキから【ヴァンパイアの領域】を手札に加える!」
カミューラ LP:3500→3000、手札:4→5枚。
「そして私は手札から永続魔法【ヴァンパイアの領域】を発動!」
カミューラ 手札:5→4枚。永続魔法:0→1枚。
【ヴァンパイアの領域】
永続魔法
(1):1ターンに1度、500LPを払って発動できる。このターン自分は通常召喚に加えて1度だけ、自分メインフェイズに「ヴァンパイア」モンスター1体を召喚できる。
(2):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、自分の「ヴァンパイア」モンスターが相手に戦闘ダメージを与えた場合に発動する。その数値分だけ自分のLPを回復する。
「私は【ヴァンパイアの領域】の効果発動!500LPを払い、【ヴァンパイアの眷属】をリリース!【ヴァンパイア・グレイス】をアドバンス召喚!」
カミューラ LP:3000→2500、手札:4→3枚。
<カミューラのフィールド>
シャドウ・ヴァンパイア ★5 ATK2000
ヴァンパイア・グレイス ★6 ATK2000
【ヴァンパイア・グレイス】
効果モンスター
星6/闇属性/アンデット族/攻2000/守1200
このカードが墓地に存在し、アンデット族モンスターの効果によって自分フィールド上にレベル5以上のアンデット族モンスターが特殊召喚された時、2000LPを払って発動できる。このカードを墓地から特殊召喚する。「ヴァンパイア・グレイス」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。
また、1ターンに1度、カードの種類(モンスター・魔法・罠)を宣言して発動できる。相手は宣言された種類のカード1枚をデッキから墓地へ送る。
※【ヴァンパイアの眷属】は自身の効果により除外される。
「私は【ヴァンパイア・グレイス】の効果を発動するわ!さぁ先生?もう一度デッキから罠カードを墓地に送って貰えるかしら?」
「またなノーネ?私はデッキから永続罠【醒めない悪夢】を墓地に送るノーネ」
「私はカードを3枚セットしてターンエンドよ!」
カミューラ 手札:3→0枚。
◆クロノス・デ・メディチ LP:4000、手札:5枚。
vs
◆カミューラ LP:2500、手札:0枚。伏せカード:3枚。永続魔法:1枚。
<カミューラのフィールド>
シャドウ・ヴァンパイア ★5 ATK2000
ヴァンパイア・グレイス ★6 ATK2000
このクロノスと言う男は、この男がこの数年の間に使用したカードを研究していたタイタンを破っている。恐らく、クロトや他の人間とのデュエルで見せていないカードや戦術がまだ残っているはずだ。
残念ながら先ほどのタイタンとのデュエルは見ることが出来なかったけれど、少なくともあの2枚の魔法カードによる大量のアドバンテージを得るコンボだけは必ず阻止しなければならないわよね。
「私のターンデース!ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行!」
クロノス 手札:5→6枚。
「私は手札から魔法カード【強欲で貪欲な壺】を発動するノーネ!デッキトップから10枚裏側除外してデッキから2ドローする―ノ!」
クロノス 手札:6→5→7枚。
「私は手札から魔法カード【テラ・フォーミング】を発動するノーネ!デッキから【歯車街】を手札に加えるーノ!」
クロノス 手札:7→6枚。
「ふふ、そのチェーンしてリバースカードオープン!速攻魔法【相乗り】を発動させてもらうわ!」
カミューラ 伏せカード:3→2枚。
【相乗り】
速攻魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):このターン、相手がドロー以外の方法でデッキ・墓地からカードを手札に加える度に、自分はデッキから1枚ドローする。
チェーン②相乗り
チェーン①テラ・フォーミング
クロノス 手札:6→7枚。
カミューラ 手札:0→1枚。
「私は手札からフィールド魔法【歯車街】を発動するノーネ!」
クロノス 手札:7→6枚。フィールド魔法:0→1枚。
「更に私は手札から魔法カード【古代の機械射出機】を発動するノーネ!【歯車街】を破壊する―ノ!」
クロノス 手札:6→5枚。
「そのコンボは前に見させてもらったわ!チェーンしてリバースカードオープン!カウンター罠【ヴァンパイアの支配】を発動!【古代の機械射出機】の発動は無効よ!」
カミューラ 伏せカード:2→1枚。
「マンマミーヤ!?」
【ヴァンパイアの支配】
カウンター罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドに「ヴァンパイア」モンスターが存在し、モンスターの効果・魔法・罠カードが発動した時に発動できる。その発動を無効にし破壊する。
その後、破壊したカードがモンスターカードだった場合、自分はその元々の攻撃力分だけLPを回復する。
チェーン②ヴァンパイアの支配
チェーン①古代の機械射出機 ※無効化&破壊。
「ならば私は手札から永続魔法【古代の機械城】を発動するノーネ!」
クロノス 手札:5→4枚。
【古代の機械城】
永続魔法
(1):フィールドの「アンティーク・ギア」モンスターの攻撃力は300アップする。
(2):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、モンスターが通常召喚される度に、このカードにカウンターを1つ置く。
(3):自分が「アンティーク・ギア」モンスターを表側表示でアドバンス召喚する場合、必要なリリースの数以上のカウンターが置かれたこのカードを代わりにリリースしてアドバンス召喚できる。
「私は手札から【古代の機械合成獣】を召喚するノーネ!」
クロノス 手札:4→3枚。
古代の機械城カウンター:0→1
<クロノスのフィールド>
古代の機械合成獣 ★6 ATK2300→2600
【古代の機械合成獣】
効果モンスター
星6/地属性/機械族/攻2300/守1300
(1):このカードの召喚のためにリリースしたモンスターによって以下の効果を得る。
●グリーン・ガジェット:このカードの攻撃力は300アップする。
●レッド・ガジェット:このカードが直接攻撃で相手に戦闘ダメージを与えた場合に発動する。相手に500ダメージを与える。
●イエロー・ガジェット:このカードが戦闘で相手モンスターを破壊した場合に発動する。相手に700ダメージを与える。
「【歯車街】の効果でリリース無しで召喚したのね」
「その通りなノーネ!さぁ、バトルなノーネ!【古代の機械合成獣】で【ヴァンパイア・グレイス】に攻撃ナノーネ!!」
「攻撃宣言時!手札から【ヴァンパイア・フロイライン】を特殊召喚させてもらうわ!」
カミューラ 手札:1→0枚。
<カミューラのフィールド>
シャドウ・ヴァンパイア ★5 ATK2000
ヴァンパイア・グレイス ★6 ATK2000
ヴァンパイア・フロイライン ★5 DEF2000
【ヴァンパイア・フロイライン】
効果モンスター
星5/闇属性/アンデット族/攻 600/守2000
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):モンスターの攻撃宣言時に発動できる。このカードを手札から守備表示で特殊召喚する。
(2):自分のアンデット族モンスターが相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算時に1度、100の倍数のLPを払って発動できる(最大3000まで)。その自分のモンスターの攻撃力・守備力はそのダメージ計算時のみ払った数値分アップする。
(3):このカードが戦闘でモンスターを破壊したバトルフェイズ終了時に発動できる。そのモンスターを墓地から可能な限り自分フィールドに特殊召喚する。
「厄介なモンスターなノーネ…。攻撃を中断してメインフェイズ2に移行する―ノ!」
「私はカードを2枚セットしてターンエンドなノーネ!」
クロノス 手札:3→1枚。
◆クロノス・デ・メディチ LP:4000、手札:1枚。伏せカード:2枚。フィールド魔法:1枚。永続魔法:1枚。
<クロノスのフィールド>
古代の機械合成獣 ★6 ATK2600
vs
◆カミューラ LP:2500、手札:0枚。伏せカード:1枚。永続魔法:1枚。
<カミューラのフィールド>
シャドウ・ヴァンパイア ★5 ATK2000
ヴァンパイア・グレイス ★6 ATK2000
ヴァンパイア・フロイライン ★5 DEF2000
【古代の機械】専用のサポートカードに加えて機械族のサポートカード、どちらも強力なカードが多い。
この男のデッキは事前にある程度調査しているとはいえ、あの伏せカードは十分に警戒すべきね。
「私のターン。ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行!」
カミューラ 手札:0→1枚。
「さぁ【ヴァンパイア・グレイス】の効果発動よ、先生?」
「むむむ。私はデッキから罠カード【重力解除】を墓地に送るノーネ」
「私は墓地の【ヴァンパイアの使い魔】の効果発動!【ヴァンパイアの領域】を墓地に送り、自身を特殊召喚!」
カミューラ 永続魔法:1→0枚。
<カミューラのフィールド>
シャドウ・ヴァンパイア ★5 ATK2000
ヴァンパイア・グレイス ★6 ATK2000
ヴァンパイア・フロイライン ★5 DEF2000
ヴァンパイアの使い魔 ★1 DEF0
「更に【ヴァンパイアの使い魔】の効果発動!500LPを払い、デッキから【ヴァンパイア・グリムゾン】を手札に加える!」
カミューラ LP:2500→2000、手札:1→2枚。
「私は手札から魔法カード【闇の誘惑】の効果発動!デッキから2ドローして手札の【ヴァンパイア・グリムゾン】を除外するわ!」
カミューラ 手札:2→1→3→2枚。
「私は手札から魔法カード【ヴァンパイア・デザイア】の効果発動!デッキから【ヴァンパイア・レッドバロン】を墓地に送り、【ヴァンパイアの使い魔】のレベルを6にする!」
カミューラ 手札:2→1枚。
<カミューラのフィールド>
シャドウ・ヴァンパイア ★5 ATK2000
ヴァンパイア・グレイス ★6 ATK2000
ヴァンパイア・フロイライン ★5 DEF2000
ヴァンパイアの使い魔 ★1→6 DEF0
「私はレベル6【ヴァンパイアの使い魔】と【ヴァンパイア・グレイス】でオーバーレイ!エクシーズ召喚!来なさい!ランク6【交血鬼-ヴァンパイア・シェリダン】!」
<カミューラのフィールド>
シャドウ・ヴァンパイア ★5 ATK2000
ヴァンパイア・フロイライン ★5 DEF2000
交血鬼-ヴァンパイア・シェリダン ☆6 ATK2600 ORU:2
【交血鬼-ヴァンパイア・シェリダン】
エクシーズ・効果モンスター
ランク6/闇属性/アンデット族/攻2600/守1000
レベル6モンスター×2体以上
元々の持ち主が相手となるモンスターをこのカードのX召喚の素材とする場合、そのレベルを6として扱う。
(1):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを墓地へ送る。
(2):1ターンに1度、フィールドのモンスターカードが、効果で相手の墓地へ送られた場合、または戦闘で破壊され相手の墓地へ送られた場合、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。そのモンスター1体を自分フィールドに守備表示で特殊召喚する。
「私は【交血鬼-ヴァンパイア・シェリダン】のORUを1つ取り除いて効果発動!【古代の機械合成獣】を墓地に送る!」
交血鬼-ヴァンパイア・シェリダン ORU:2→1
<クロノスのフィールド>
モンスター無し
「私は更に【交血鬼-ヴァンパイア・シェリダン】のORUを1つ取り除いて効果発動!【古代の機械合成獣】を特殊召喚するわ!」
交血鬼-ヴァンパイア・シェリダン ORU:1→0
「見え透いてるーノ!!リバースカードオープン!永続罠【古代の機械蘇生】発動ナノーネ!【古代の機械合成獣】は私のフィールドに特殊召喚されます―ノ!」
クロノス 伏せカード:2→1枚。永続罠:0→1枚。
「蘇生カード…!」
チェーン②古代の機械蘇生
チェーン①交血鬼-ヴァンパイア・シェリダン ※対象を失い、不発。
<クロノスのフィールド>
古代の機械合成獣 ★6 ATK2300→2600→2800
<カミューラのフィールド>
シャドウ・ヴァンパイア ★5 ATK2000
ヴァンパイア・フロイライン ★5 DEF2000
交血鬼-ヴァンパイア・シェリダン ☆6 ATK2600 ORU:0
「リバースカードオープン!永続罠【闇次元の解放】を発動!除外されている【ヴァンパイアの眷属】を特殊召喚するわ!」
カミューラ 伏せカード:1→0枚。
<カミューラのフィールド>
シャドウ・ヴァンパイア ★5 ATK2000
ヴァンパイア・フロイライン ★5 DEF2000
交血鬼-ヴァンパイア・シェリダン ☆6 ATK2600 ORU:0
ヴァンパイアの眷属 ★2 DEF0
【闇次元の解放】
永続罠
(1):除外されている自分の闇属性モンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。
このカードがフィールドから離れた時にそのモンスターは破壊され除外される。そのモンスターが破壊された時にこのカードは破壊される。
「私は【ヴァンパイアの眷属】の効果発動!500LPを払い、デッキから【ヴァンパイアの支配】を手札に加える!」
カミューラ LP:2000→1500、手札:1→2枚。
「先ほどのカウンター罠デスーノ!?」
「そして私は手札から【マジック・プランター】を発動!【闇次元の解放】を墓地に送ってデッキから2ドロー!」
カミューラ 手札:2→1→3枚。
【マジック・プランター】
通常魔法
(1):自分フィールドの表側表示の永続罠カード1枚を墓地へ送って発動できる。自分はデッキから2枚ドローする。
<カミューラのフィールド>
シャドウ・ヴァンパイア ★5 ATK2000
ヴァンパイア・フロイライン ★5 DEF2000
交血鬼-ヴァンパイア・シェリダン ☆6 ATK2600 ORU:0
※【ヴァンパイアの眷属】は【闇次元の解放】の効果により破壊されて除外される。
「私はレベル5【シャドウ・ヴァンパイア】と【ヴァンパイア・フロイライン】でオーバーレイ!エクシーズ召喚!来なさい!ランク5【終焉の守護者アドレウス】!」
<カミューラのフィールド>
交血鬼-ヴァンパイア・シェリダン ☆6 ATK2600 ORU:0
終焉の守護者アドレウス ☆5 ATK2600 ORU:2
【終焉の守護者アドレウス】
エクシーズ・効果モンスター
ランク5/闇属性/悪魔族/攻2600/守1700
レベル5モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、相手フィールド上に表側表示で存在するカード1枚を選択して発動できる。選択したカードを破壊する。
「私は【終焉の守護者アドレウス】のORUを1つ取り除いて効果発動!【古代の機械合成獣】を破壊する!」
終焉の守護者アドレウス ORU:2→1
「ま、不味いノーネ…」
<クロノスのフィールド>
モンスター無し
「バトルよ!【交血鬼-ヴァンパイア・シェリダン】でダイレクトアタック!」
交血鬼-ヴァンパイア・シェリダン ATK2600
「アルデンティーノ!超痛い―ノ!…ですーガ!ここでリバースカードオープン!罠カード【ダメージ・コンデンサー】発動ナノーネ!」
クロノス LP:4000→1400 伏せカード:1→0枚。
【ダメージ・コンデンサー】
通常罠
自分が戦闘ダメージを受けた時、手札を1枚捨てて発動できる。
受けたそのダメージの数値以下の攻撃力を持つモンスター1体を
デッキから表側攻撃表示で特殊召喚する。
「手札の【古代の機械獣】を捨てて、デッキから【古代の機械飛竜】を特殊召喚するノーネ!」
クロノス 手札;1→0枚。
<クロノスのフィールド>
古代の機械飛竜 ★4 ATK1700→2000
「【古代の機械飛竜】の効果発動!デッキから【古代の機械巨人】を手札に加えるノーネ!」
クロノス 手札;0→1枚。
「追撃しなさい!【終焉の守護者アドレウス】!【古代の機械飛竜】へ攻撃!」
終焉の守護者アドレウス ATK2600
vs
古代の機械飛竜 ★4 ATK2000 ※戦闘破壊。
「ギャーノ!…き、効かないノーネ!」
クロノス LP:1400→800
<クロノスのフィールド>
モンスター無し
「メインフェイズ2に移行!私はカードを2枚セットしてターンエンド!」
カミューラ 手札:3→1枚。伏せカード:0→2枚。
◆クロノス・デ・メディチ LP:800、手札:1枚。フィールド魔法:1枚。永続魔法:1枚。
<クロノスのフィールド>
モンスター無し
vs
◆カミューラ LP:1500、手札:1枚。伏せカード:2枚。
<カミューラのフィールド>
交血鬼-ヴァンパイア・シェリダン ☆6 ATK2600 ORU:0
終焉の守護者アドレウス ☆5 ATK2600 ORU:1
「はぁ…、はぁ…」
「先生?足元がふらついているわよ?」
「シニョーラカミューラ…」
「タイタンとのデュエルでのダメージが抜けていないんでしょう?もうサレンダーしたらどうかしら?」
本来、コナミやクロトのような強力な魔力を持たない一般人に、闇のデュエルを行ったものが連戦など出来るはずはないのに…。
「このクロノス・デ・メディチ、断じて闇のデュエルなどに敗れるわけにはいけません―ノ!」
この状況でも闘志が消えていないなんて、惜しい男ね。こんな男が相手じゃ、最初からタイタンに勝ち目なんて無かったわね。
「何故なら、デュエルとは本来、青少年たちに希望と光を与えるものであり、恐怖と闇をもたらすものではないノーネ!」
「知ったことではないわね!私には、命を懸けても叶えたい願いがある!その邪魔は誰にもさせないわ!さぁ、デュエルを続けるのならカードを引きなさい!」
だけど、私は仲間に、家族に、あの子にもう一度会いたいのよ!その邪魔をするものは誰であれ蹴散らしてやるわ!
「わ、私のターンデース!ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行!」
クロノス 手札:1→2枚。
あの男のLPは残りわずか。このターンさえ凌げば私の勝ちは濃厚になるわ。
だけどクロノスのデッキの爆発力は侮れない。一瞬の油断が命取りになるでしょうね。だからこそ、完膚なきまでにあの男の勝利への可能性を潰す!
「【古代の機械蘇生】の効果発動ナノーネ!墓地より【古代の機械飛竜】を特殊召喚します―ノ!」
<クロノスのフィールド>
古代の機械飛竜 ★4 DEF1200
「【古代の機械飛竜】の効果発動!デッキから【古代の機械箱】を手札に加えるノーネ!」
「当然させないわよ!チェーンしてリバースカードオープン!カウンター罠【ヴァンパイアの支配】を発動!【古代の機械飛竜】の効果発動は無効よ!」
カミューラ 伏せカード:2→1枚。
チェーン②ヴァンパイアの支配
チェーン①古代の機械飛竜 ※無効化&破壊。
「更に【ヴァンパイアの支配】の更なる効果!破壊したモンスターの攻撃力分のLPを回復させてもらうわよ!」
カミューラ LP:1500→3200
「【古代の機械飛竜】は囮ナノーネ!私は【古代の機械城】をリリース!来なサーイ!【古代の機械巨人】!」
クロノス 手札:2→1枚。
<クロノスのフィールド>
古代の機械巨人 ★8 ATK3000
「【古代の機械巨人】…!」
あの男のエースモンスターの1体!ただ、あの男の手札はまだ1枚残っている。まだリバースカードは温存ね。
「ここで私は手札から魔法カード【古代の機械融合】を発動するノーネ!」
クロノス 手札:1→0枚。
【古代の機械融合】、確かデッキから融合素材を調達できる凶悪な魔法カード…!
けれど【古代の機械】の融合モンスターである【古代の機械魔神】では、この状況を突破するには難しいはず。一体、何を呼び出そうと…。
「私はフィールドの【古代の機械巨人】、デッキの【古代の機械巨人】、【古代の機械巨人-アルティメット・パウンド】を融合!来なサーイ!【古代の機械超巨人】!」
<クロノスのフィールド>
古代の機械超巨人 ★9 ATK3300
【古代の機械超巨人】
融合・効果モンスター
星9/地属性/機械族/攻3300/守3300
「アンティーク・ギア」モンスター×3
(1):このカードが攻撃する場合、相手はダメージステップ終了時まで魔法・罠カードを発動できない。
(2):「古代の機械巨人」「古代の機械巨人-アルティメット・パウンド」の中から合計2体以上を素材として融合召喚したこのカードは、その数まで1度のバトルフェイズ中に攻撃できる。
(3):融合召喚した表側表示のこのカードが相手の効果でフィールドから離れた場合に発動できる。EXデッキから「古代の機械究極巨人」1体を召喚条件を無視して特殊召喚する。
「馬鹿な!?【古代の機械巨人】の進化体ですって!?そんなモンスター、今まで使用していなかったはず…!?」
「生徒相手にこのカードは使わないノーネ!【古代の機械超巨人】は融合素材とした【古代の機械巨人】、【古代の機械巨人-アルティメット・パウンド】の数だけ攻撃できるノーネ!」
「なっ!?攻撃力3300の三回攻撃!?」
「バトルなノーネ!【古代の機械超巨人】で…」
「私は、負けない!バトルフェイズ開始前にリバースカードオープン!罠カード【因果切断】発動!手札の【ヴァンパイア・ソーサラー】を墓地に送り、【古代の機械超巨人】を除外するわ!」
カミューラ 手札:1→0枚、伏せカード:1→0枚。
【因果切断】
通常罠
手札を1枚捨てて発動できる。
相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択してゲームから除外する。
この効果によって除外したモンスターと同名のカードが相手の墓地に存在する場合、さらにその同名カードを全てゲームから除外する。
<クロノスのフィールド>
モンスター無し
「甘いノーネ!相手の効果でフィールドから離れた【古代の機械超巨人】の効果発動ナノーネ!現れるノーネ!【古代の機械究極巨人】!!」
<クロノスのフィールド>
古代の機械究極巨人 ★10 ATK4400
【古代の機械究極巨人】
融合・効果モンスター
星10/地属性/機械族/攻4400/守3400
「古代の機械巨人」+「アンティーク・ギア」モンスター×2
このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。
(1):このカードが攻撃する場合、相手はダメージステップ終了時まで魔法・罠カードを発動できない。
(2):このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える。
(3):このカードが破壊された場合、自分の墓地の「古代の機械巨人」1体を対象として発動できる。そのモンスターを召喚条件を無視して特殊召喚する。
「攻撃力…4400!?」
「覚悟するノーネ!【古代の機械究極巨人】で【終焉の守護者アドレウス】に攻撃ナノーネ!」
古代の機械究極巨人 ATK4400
vs
終焉の守護者アドレウス ATK2600 ※戦闘破壊。
「ぐあぁぁぁぁ!!」
カミューラ LP:3200→1400
「メインフェイズ2に移行!私はこれでターンエンドなノーネ!」
◆クロノス・デ・メディチ LP:800、手札:0枚。伏せカード:0枚。フィールド魔法:1枚。
<クロノスのフィールド>
古代の機械究極巨人 ★10 ATK4400
vs
◆カミューラ LP:1400、手札:0枚。伏せカード:0枚。
<カミューラのフィールド>
交血鬼-ヴァンパイア・シェリダン ☆6 ATK2600 ORU:0
「クロノス先生!」
「天上院!?」
「天上院君!?」
「遊城君!?万丈目君たちも!?」
デュエルも佳境に迫った頃、デュエルアカデミア本校者の方角から1人の女生徒が現れた。確か、天上院明日香というコナミやクロトの同級生だったはずだ。
「翔、無事か!?」
「お兄さん!?」
女生徒に続いて新たに男子生徒が1人現れる。あのイケメンは丸藤亮。学園でもカイザーと異名を持つ要注意人物の一人だ。
「「クロノス教諭!」」
更に現れた男子生徒2名は強力なカードの精霊を従えている。あのイケメンたちが影丸やアムナエルが言っていた天上院吹雪と藤原優介でしょうね。
クロノスだけでも厄介なのに、また厄介そうな子たちがやって来たわね…。
「私のターン。ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行!」
カミューラ 手札:0→1枚。
この時点でクロノスのフィールドに居るのは【古代の機械究極巨人】のみ。あちらには手札も伏せカードも墓地発動できるカードもない。残るはあの永続罠だけど…この手札なら何とかなるわね。
「私は墓地の【ヴァンパイアの使い魔】の効果発動!【交血鬼-ヴァンパイア・シェリダン】を墓地に送り、自身を特殊召喚!」
<カミューラのフィールド>
ヴァンパイアの使い魔 ★1 DEF0
「更に【ヴァンパイアの使い魔】の効果発動!500LPを払い、デッキから【ヴァンプ・オブ・ヴァンパイア】を手札に加える!」
カミューラ LP:1400→900、手札:1→2枚。
「【ヴァンプ・オブ・ヴァンパイア】!墓地には…【ヴァンパイア・ソーサラー】…!」
「流石はデュエルアカデミアの先生、このカードを知っているなんて博識ね?なら、この後の展開はもう分かっているのでしょう?」
「私は墓地の【ヴァンパイア・ソーサラー】を除外して効果発動!その効果によりリリースなしで【ヴァンプ・オブ・ヴァンパイア】を召喚するわ!」
カミューラ 手札:2→1枚。
【ヴァンパイア・ソーサラー】
効果モンスター
星4/闇属性/アンデット族/攻1500/守1500
(1):このカードが相手によって墓地へ送られた場合に発動できる。デッキから闇属性の「ヴァンパイア」モンスター1体または「ヴァンパイア」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
(2):墓地のこのカードを除外して発動できる。このターンに1度だけ、自分はレベル5以上の闇属性の「ヴァンパイア」モンスターを召喚する場合に必要なリリースをなくす事ができる。
<カミューラのフィールド>
ヴァンパイアの使い魔 ★1 DEF0
ヴァンプ・オブ・ヴァンパイア ★7 ATK2000
【ヴァンプ・オブ・ヴァンパイア】
効果モンスター
星7/闇属性/アンデット族/攻2000/守2000
(1):このカードが召喚に成功した時、または自分フィールドに「ヴァンパイア」モンスターが召喚された時に、このカードより攻撃力が高い相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを装備カード扱いとしてこのカードに装備する。この効果は1ターンに1度しか使用できない。
(2):このカードの攻撃力は、このカードの効果で装備したモンスターの元々の攻撃力分アップする。
(3):このカードの効果で装備カードを装備したこのカードが墓地へ送られた場合に発動する。このカードを墓地から特殊召喚する。
「私は【ヴァンプ・オブ・ヴァンパイア】の効果発動!【古代の機械究極巨人】をこのモンスターの装備カードとする!」
<クロノスのフィールド>
モンスター無し
<カミューラのフィールド>
ヴァンパイアの使い魔 ★1 DEF0
ヴァンプ・オブ・ヴァンパイア ★7 ATK2000→6400 ※【古代の機械究極巨人】装備。
「攻撃力…6400」
「止めよ!【ヴァンプ・オブ・ヴァンパイア】でダイレクトアタック!」
「まだ終わりじゃないノーネ!【古代の機械蘇生】の効果発動ナノーネ!墓地より【古代の機械飛竜】を守備表示で特殊召喚します―ノ!」
「いいえ、これで終わりよ!手札から【D.D.クロウ】を捨てて効果発動!【古代の機械飛竜】を除外するわ!」
カミューラ 手札:1→0枚。
【D.D.クロウ】
効果モンスター
星1/闇属性/鳥獣族/攻 100/守 100
(1):このカードを手札から墓地へ捨て、相手の墓地のカード1枚を対象として発動できる。そのカードを除外する。
この効果は相手ターンでも発動できる。
チェーン②D.D.クロウ
チェーン①古代の機械蘇生 ※対象を失い、不発。
「…」
己の敗北を察したのか、クロノスは背後にいる生徒たちに話しかけ始めた。
「諸君、よく見ておくノーネ。そして約束するノーネ。例え闇のデュエルに敗れたとしても、闇は光を凌駕出来ない。そう信じて、決して心を折らぬこと。私と約束してくだサーイ?」
「「「クロノス先生…」」」
自身の最後を悟り、後に残る者たちに言葉を託す、か。懐かしくも苦い記憶を思い出させてくれるわね。
「…最後の授業は終わったのかしら?」
「いつでも来いなノーネ!」
「これでチェックメイトよ!【ヴァンプ・オブ・ヴァンパイア】でダイレクトアタック!」
ヴァンプ・オブ・ヴァンパイア ATK6400
「ボーイ…!光の…デュエルを…!」
クロノス LP:800→0
クロノスは赤服の少年にそう言い残した後、ついに力尽きて地面に倒れ込んだ。
「くっ、ようやく終わったわね…」
足元がおぼつかない。闇のデュエルでLPを消耗しすぎたわ…。
タイタンとの連戦でこれほどの力を発揮して来るとは…彼が万全の状態であれば危なかったでしょうね…。
~~~
<明日香視点>
【古代の機械巨人】の姿を見た私たちがクロノス先生の元へ駆けつけると、クロノス先生と緑髪の美女が対峙してデュエルをしていた。
以前にクロノス先生から聞いていた特徴と一致することから、あの女性がセブンスターズの1人、ヴァンパイアのカミューラなのだろう。
そして、カミューラが従える銀の髪を持つヴァンパイアの攻撃を受け、クロノス先生がカミューラに敗北して地に伏した。
「クロノス…教諭」
「格好良かったぜ、クロノス先生」
普段はクロノス先生のことを呼び捨てにしていた万丈目君も、最近はクロノス先生と仲が良かった遊城君もクロノス先生のデュエルを最後まで見届けていた。
「これで2つ。他の連中のと合わせて5つか」
カミューラがクロノス先生に向けて手をかざすと、クロノス先生が首にかけていた首飾りが微かな光を放ち、消える。そしてカミューラが人形をクロノス先生に近付けると、クロノス先生の体がゆっくりと消えていき、カミューラが持つ人形がクロノス先生そっくりの形になる。
「約束通り、彼の魂は私が頂くわ」
「クロノス先生が人形に!?」
「あわわわわ…これが、闇のデュエル。怖いんだナァ…」
彼女がクロノス先生を人形に変えたすぐ後に、島の周囲で新たな光の柱が出現するが、この場に居る誰もがカミューラの存在感に気を取られ、そちらを気にする余裕は無かった。
「でもこの人形、私の好みじゃないわね。コナミ、あげるわ。受け取りなさい」
ポイッ。
「うぉっと!…はい、万丈目。持ってて」
「あぁ…って何故オレに渡す!?」
カミューラはクロノス先生の人形を赤羽君に投げ渡すが、その赤羽君は何故か隣にいた万丈目君に人形を渡した。
「やっと見つけたぞ、カミューラ」
「あら?アビドス。遅かったわね」
「首尾は?」
「こちらはもう終わったわ。次に行きましょう?」
「うむ」
赤羽君にクロノス先生の人形を投げ渡してその場を立ち去ろうとしていたカミューラに、何処からか現れた古代エジプト風の衣装を纏う少年が話しかけていた。彼の少し後ろには彼の部下と思われる人々が立っている。恐らく彼もセブンスターズの1人なのだろう。
「アビドス3世だって!?」
「知っているのかい、藤原?」
「あぁ、アビドス3世と言えば、古代エジプトで千年もの間、無敗を誇った『デュエルの神』と呼ばれた少年王だ」
「生涯無敗の王か。本物なのだろうか」
兄さんの友人の藤原さんはカミューラの隣にいる少年に心当たりがあるようで、兄さんと亮はその話に耳を傾けていた。
「それじゃあね。コナミ」
そうこうしているうちにカミューラ達は言葉を離れようとしていた、このままだとカミューラたちは次の鍵の守護者を狙いに行ってしまうだろう。
止めなければ…!
そう心の中で思うのだが、情けないことに体が動いてくれない。目の前で知り合いが人形にされてしまった瞬間を見てしまい、私は二の足を踏みだせないでいた。
「待てカミューラ!クロノス先生を元に戻す方法を教えろ!」
そんな時、誰よりも早くカミューラを止めたのが遊城君だった。最近の彼はクロノス先生と仲が良かった。私達よりもよほど思うところがあったのだろう。
「元気な子供ね。彼を元に戻す方法?そうねぇ…私を闇のデュエルで倒すことかしら?」
「なら、今度はオレとデュエルだ!カミューラ!」
「兄貴!?」
「じゅ、十代!駄目なんだナァ!相手はクロノス先生も勝てなかった相手なんだナァ!」
遊城君が彼の友人2人に止められるのも気にせず、カミューラにデュエルを挑もうとして彼女と対峙している。
そんな危険なことはさせられないと彼と止めようとした矢先、私の行動よりも早く反応した少年が居た。
「なら、オレと十代のタッグで、カミューラとそっちの奴とのタッグデュエルだな!」
赤羽君はいつの間にか遊城君の横に立ち、デュエルディスクを構えていた。彼の表情には恐怖の感情は見えない。むしろデュエル出来ることに歓喜して異様にすら見える。
「嫌よ。私は貴方たちとデュエルする理由が…」
「待てカミューラ。あの少年の胸元を見てみよ」
「えっ?あれって七星門の鍵?何で学生が…まぁいいわ。七星門の鍵を持っているのなら相手をしてあげましょう。アビドス、良いわね?」
「無論だ」
「よし、行くぞ十代!」
「あぁ、もちろんだコナミ!先生の敵!オレ達で取ってやろうぜ!」
私たちがただ見守るしか出来ない中、遊城君たちとセブンスターズの2人とのデュエルが始まろうとしていた…。
タイタンとの連戦でカミューラとも闇のデュエル。サッカーやバスケの試合を休みなしで連戦するようなものです。クロノス先生はタフですね。
クロノス先生のデッキは【古代の機械】です。前回に引き続いての登場なので前回と特に変化はありません。リアクター君を出したかった…。
カミューラのデッキは【ヴァンパイア】です。ランク5、ランク6のエクシーズ召喚を多用できる相手モンスターのコントロール奪取が得意なデッキです。
次回の更新は5/1(土) AM6:00予定です。
Skazka Priskazka様、蟹の見習い様、誤記報告及びデュエル展開ミスのご指摘を頂きましてありがとうございました。修正しました。
斎王琢磨の運命力は?
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原作遵守。強化万丈目に瞬殺される。
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原作微強化。強化万丈目を苦戦させる。
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原作大強化。強化万丈目を瞬殺する。
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原作超強化。ずっと私のターン!